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  • 2025/7/1 14:15 国内株式 <NQN>◇東証14時 日経平均は下げ渋り 金利低下で押し目買い
    <NQN>◇東証14時 日経平均は下げ渋り 金利低下で押し目買い
     1日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ渋り。前日比400円ほど安い4万0070円近辺で推移している。前日までの大幅上昇による短期的な過熱感を警戒した売りが引き続き出ている。半面、米株高を背景に日本株の先高観は強まっており、6月末にかけての上昇局面で買い遅れた投資家からの資金が流入し、指数を下支えしている。

     SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「午後に国内債券市場で長期金利が低下し、金利と比べた株式の割高感が薄れたことに伴う買いが入っている」との見方を示す。財務省が1日午後に実施した10年債入札では最低落札価格が市場予想を上回り、投資家からの旺盛な需要が確認された。特定の大口投資家が買いを入れたとの観測があり、金利が低下基調をたどれば、株式に資金が流入しやすい環境が続くとの見方につながったようだ。

     14時現在の東証プライムの売買代金は概算で3兆833億円、売買高は12億1739万株だった。

     大塚HDやスズキ、バンナムHDが下落している。一方、アサヒやブリヂストン、クレセゾンは高い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/7/1 12:55 国内株式 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は一時4万円割れ、ファストリが一段安
    <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は一時4万円割れ、ファストリが一段安
     1日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は一時、下げ幅を拡大した。下げ幅は500円を超え、心理的節目の4万円を下回る場面があった。その後は再び4万円を上回って推移している。指数寄与度の大きいファストリが午後に下げ幅を広げ、日経平均を押し下げている。前日までの上昇幅が大きく、短期的な過熱感を警戒した売りが午後も続いているようだ。
     
     市場では「国内の機関投資家による四半期の初めに、持ち高の評価益を実現益にする益出しの売りが後場も続いているようだ」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。

     前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約182億円成立した。

     12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆4795億円、売買高は9億7622万株だった。

     リクルートやTDK、中外薬が下げ幅を広げている。一方、ソフトバンクグループ(SBG)とアドテストは上げ幅を広げている。古河電も高い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/7/1 11:48 国内株式 <NQN>◇東証前引け 日経平均は反落 短期的な過熱感嫌気、期初の売りも重荷
    <NQN>◇東証前引け 日経平均は反落 短期的な過熱感嫌気、期初の売りも重荷
     1日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、午前終値は前日比405円78銭(1.00%)安の4万0081円61銭だった。日経平均は前日まで5日続伸し、2000円強上昇していたとあって、短期的な過熱感を警戒した売りが幅広い銘柄に広がった。7月相場入りで期初代わりとなることから、国内の機関投資家が四半期の初めに持ち高の評価益を実現益にする「益出しの売り」が出て、相場の下げにつながったとの見方もあった。

     日経平均は前日までの続伸で、チャート上では過去25営業日の移動平均に比べ「買われすぎ」の目安となる5%を超え、短期的な過熱感が高まっていた。6月に上昇が目立った東エレクやレーザーテクなど半導体関連の一角に売りが膨らみ、日経平均の下げ幅は500円に迫る場面もあった。

     機関投資家による一過性の需給要因が相場の下げにつながった面もあった。大和証券の木野内栄治チーフテクニカルアナリストは「四半期初めの利益確定売りは国内の金融機関のお作法のようなもので、きょうも出ている可能性が高い」との見方を示した。同時に「益出しの動きは長く続くことはない、早ければきょうで売りはピークアウトする可能性もある」と指摘した。

     日経平均は心理的節目の4万円に接近する場面では底堅く推移した。日銀が取引開始前に発表した2025年6月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)で大企業・製造業はプラス13と、前回3月調査のプラス12から改善した。改善は2四半期ぶり。25年度の設備投資計画も予想以上に増え、「先行きの株式市場にとっても安心材料」(第一生命経済研究所の藤代宏一主席エコノミスト)との声があり、相場の下支え要因となった。

     東証株価指数(TOPIX)は反落した。前引けは23.19ポイント(0.81%)安の2829.65だった。JPXプライム150指数は反落し、12.85ポイント(1.02%)安の1246.32で前場を終えた。

     前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆1911億円、売買高は8億3717万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1170、値上がりは407、横ばいは47だった。

     KDDIやファナック、ソニーGが下げた。一方、荏原やオークマ、クレセゾンは上げた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/7/1 10:10 国内株式 <NQN>◇東証10時 日経平均は軟調 400円安、半導体に売り続く
    <NQN>◇東証10時 日経平均は軟調 400円安、半導体に売り続く
     1日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は軟調。前日比400円ほど安い4万0100円近辺で推移している。指数寄与度の大きいファストリやソフトバンクグループ(SBG)、東エレクなど前日まで買われていた銘柄に機関投資家などが利益確定目的の売りを出し、日経平均の下げにつながっている。

     レーザーテクやソシオネクスなど5~6月に大きく上昇した半導体関連銘柄への売りが膨らんでいる。大和証券の坪井裕豪日米株チーフストラテジストは午前の相場展開に対し「7月相場入りし、短期的な過熱感を警戒した海外勢が機械的に売りを出している可能性がある」と話す。関税政策を巡る交渉についても日本の進捗の悪さが目立ち、持ち高調整目的で売りを出している投資家が多いとの見方も示した。
     
     10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆3937億円、売買高は5億6254万株だった。

     リクルートや中外薬、ソニーGが下落している。一方、フジクラや日本取引所、資生堂は上昇している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/7/1 09:21 国内株式 <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は反落 300円安、短期的な過熱感を警戒
    <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は反落 300円安、短期的な過熱感を警戒
     1日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落で始まり、前日に比べ370円ほど安い4万0100円台前半で推移している。日経平均は前日まで5日続伸し、2000円強上昇していたとあって、短期的な過熱感を警戒した売りが幅広い銘柄に先行している。

     日経平均はチャート上では過去25営業日の移動平均に比べ「買われすぎ」の目安となる5%を超え、短期的な過熱感が高まっていた。7月相場入りで期初代わりとなることから、機関投資家などの持ち高調整の売りが膨らんでいる可能性がある。6月に上昇が目立った東エレクやアドテストなどの半導体銘柄が下げて始まった。

     日銀は取引開始前に2025年6月の全国企業短期経済観測調査(短観)を発表した。企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は大企業・製造業がプラス13と、前回3月調査のプラス12から改善した。改善は2四半期ぶり。三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは「意外に強い数字が出てきた印象。短観を受けて為替市場では一時的に円高が進んだこともあり、株式相場の重荷なった」との見方を示した。

     東証株価指数(TOPIX)は反落している。

     ファストリとソフトバンクグループ(SBG)が下落している。TDKとソニーGも安い。一方、ダイキンやイオン、良品計画が上昇している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/30 15:44 国内株式 <NQN>◇東証大引け 日経平均5日続伸 米利下げ期待で11カ月ぶり高値
    <NQN>◇東証大引け 日経平均5日続伸 米利下げ期待で11カ月ぶり高値
     30日の東京株式市場で日経平均株価は5日続伸し、終値は前週末比336円60銭(0.84%)高の4万0487円39銭だった。2024年7月17日以来、約11カ月ぶりの高値となった。米連邦準備理事会(FRB)が年内に追加利下げに踏み切るとの見方を背景に米株式相場が上昇を強めるなか、日本株にも海外勢などの買いが優勢だった。上値では利益確定売りも出やすく、前場に700円超上昇した後は上げ幅を縮小した。

     前週末の米株式市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が最高値を更新したのを受けて、運用リスクを取りやすくなったモメンタム(勢い)重視の海外勢などの買いが日本株にも入った。米ハイテク株高が業績拡大につながるとの見方からソフトバンクグループ(SBG)が大幅上昇して相場をけん引した。アドテスト、東エレクといった半導体関連も買われた。

     米利下げ期待が日米の株式相場を押し上げる一方、外国為替市場では日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りも入りやすくなっている。円相場が午後に1ドル=143円台に上昇したのに歩調を合わせて、利益確定売りの機会と見た短期筋の売りが株価指数先物に出ると日経平均は上げ幅を縮小した。月末とあって持ち高整理の売りも出やすかった。

     7月入りを前にトランプ米政権と各国との通商や安全保障を巡る交渉も焦点になってくるという見方も多い。米国とカナダは交渉再開で合意した一方、日米の自動車貿易を巡ってトランプ米大統領はあらためて不満を示したと伝わった。きょうはトヨタやホンダなど自動車株の下げが目立ち、後場に入ると下げ幅を広げる銘柄も多かった。

     東証株価指数(TOPIX)も5日続伸した。終値は前週末比12.30ポイント(0.43%)高の2852.84と、2024年7月19日以来の高値だった。JPXプライム150指数も5日続伸し、6.09ポイント(0.49%)高の1259.17で終えた。

     東証プライムの売買代金は概算で5兆6107億円、売買高は20億7615万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は893、値下がりは654、横ばいは80だった。

     ダイキン、オリンパス、KDDI、任天堂が上昇した。一方、テルモ、ソニーG、日立、三菱重が下落した。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/30 14:06 国内株式 <NQN>◇東証14時 日経平均は上げ幅縮小 上値で利益確定売り
    <NQN>◇東証14時 日経平均は上げ幅縮小 上値で利益確定売り
     30日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上げ幅を縮小し、前週末比380円ほど高い4万0500円台前半で推移している。4万円台を維持しているが、海外勢を中心とした上値追いには一服感も出ている。日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りで円相場が1ドル=143円台に上昇しているのも利益確定売りを促している。

     14時現在の東証プライムの売買代金は概算で3兆2692億円、売買高は11億7795万株だった。

     ソフトバンクグループ(SBG)、ファストリ、アドテスト、東エレクが高い。一方、テルモ、ソニーG、ホンダ、トヨタが安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/30 12:57 国内株式 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は堅調 ソフトバンクGがけん引
    <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は堅調 ソフトバンクGがけん引
     30日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は前週末比600円ほど高い4万0700円台半ばで推移している。前場に700円超上昇した水準からは利益確定売りで伸び悩んでいるものの、堅調さを維持している。ソフトバンクグループ(SBG)が100円近く日経平均を押し上げるなど、ハイテク株の一角が相場をけん引する展開が続いている。

     カナダ政府は29日、米国との互恵的な包括的貿易協定の締結を見据えてデジタルサービス税(DST)を廃止すると発表した。カナダ政府は米国と7月21日までの合意を目指して経済・安全保障パートナーシップに関する交渉を再開する旨も示した。トランプ米大統領は先週末、DSTに反発してカナダとの通商交渉を終了し、新たな関税を導入することも予告していた。日米交渉では自動車関税を巡る懸念も意識されている。きょうは自動車株の軟調さが目立ち、トヨタは後場に入って弱含んでいる。

     前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約455億円成立した。

     12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆6855億円、売買高は9億8548万株だった。

     東エレク、アドテスト、ファストリ、ダイキンが高い。一方、テルモ、ホンダ、SUBARU、ソニーGが安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/30 11:46 国内株式 <NQN>◇東証前引け 日経平均は大幅続伸 米ハイテク株高で上昇強まる
    <NQN>◇東証前引け 日経平均は大幅続伸 米ハイテク株高で上昇強まる
     30日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸し、午前終値は前週末比659円03銭(1.64%)高の4万0809円82銭だった。2024年7月中旬以来の高値となった。米利下げ期待を背景にした米株式相場の上昇を追い風に、東京市場でも海外勢などの買いが強まった。値がさのソフトバンクグループ(SBG)や半導体関連がけん引して日経平均の上げ幅は700円を超す場面もあった。

     前週末の米株式市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が最高値を更新。米連邦準備理事会(FRB)が年内に利下げするとの見方から株高の勢いが強まった。東京市場でも運用リスクを取りやすくなったモメンタム(勢い)重視の海外勢を中心とした買いが先行した。日経平均は前週末に節目の4万円を達成して短期的な達成感から上値では売りも出たが、それをこなしながら上値を試す展開となった。

     米ハイテク株高が業績拡大につながるという見方からSBGが大幅高となり、日経平均の上昇をけん引した。東エレクやアドテストといった半導体関連も上昇した。機械や証券など幅広いセクターに買いが広がった。

     一方、ホンダやSUBARUといった自動車の一角が下げた。トランプ米大統領が29日放送の米FOXニュースのインタビューで日米の自動車貿易に不満を表明し、自動車への追加関税を簡単には撤回しない姿勢を示したことが売りを促した。海運株も下落した。

     東証株価指数(TOPIX)も続伸した。前引けは前週末比27.28ポイント(0.96%)高の2867.82だった。JPXプライム150指数も続伸で前場を終えた。

     前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆4373億円、売買高は8億5822万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1288と全体の約8割を占めた。値下がりは275、横ばいは63だった。

     ファストリ、ダイキン、TDK、コナミGが上昇した。一方、日立、住友鉱、東海カーボンが下落した。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/30 10:09 国内株式 <NQN>◇東証10時 日経平均は一段と上げ幅拡大 幅広い業種に買い
    <NQN>◇東証10時 日経平均は一段と上げ幅拡大 幅広い業種に買い
     30日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は一段と上げ幅を拡大し、前週末比600円ほど高い4万0750円近辺で推移している。680円近く上昇する場面もあった。米利下げ期待を背景にした日米の株高で投資家心理が強気に傾くなかで、「足元の上昇相場に乗り遅れまいとする買いが強まりつつある」(外資系証券)との声が市場では出ている。引き続きソフトバンクグループ(SBG)や半導体関連をけん引役に、機械や証券セクターにも買いが広がり、東証プライムでは8割近い銘柄が上昇している。

     10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆5399億円、売買高は5億6103万株だった。

     ファストリ、ダイキン、リクルートが高い。一方、ホンダ、ソニーG、エムスリーが安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/30 09:24 国内株式 <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は500円高 米ハイテク株高で上値試す
    <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は500円高 米ハイテク株高で上値試す
     30日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸で始まり、前週末に比べ550円ほど高い4万0700円近辺で推移している。取引時間中として2024年7月中旬以来の高値となっている。前週末の米株式市場では利下げ期待を背景にハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が最高値を更新するなど、株高の勢いが強まった。東京市場でも運用リスクを取りやすくなったモメンタム(勢い)重視の海外勢を中心とした買いが先行している。

     日経平均は前週末に節目の4万円を達成して短期的な達成感から売りも出やすいが、足元ではそれをこなしながら上値を試す展開となっている。米ハイテク株高が業績拡大につながるという見方からソフトバンクグループ(SBG)が大幅高となり、日経平均の上昇をけん引している。東エレクやアドテストといった半導体関連も高い。

     一方、ホンダやSUBARU、マツダなど自動車関連では下げが目立つ。トランプ米大統領が29日放送の米FOXニュースのインタビューで日米の自動車貿易に不満を表明し、自動車への追加関税を簡単には撤回しない姿勢を示したことが売りを促している。

     東証株価指数(TOPIX)も上昇し、前週末に更新した年初来高値を上回り、24年7月中旬以来の高値圏で推移している。

     オリンパス、ダイキン、リクルートが高い。一方、良品計画、サッポロHD、コンコルディが安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/27 15:47 国内株式 <NQN>◇東証大引け 日経平均は4日続伸、年初来高値 東エレクなど値がさ株が押し上げ
    <NQN>◇東証大引け 日経平均は4日続伸、年初来高値 東エレクなど値がさ株が押し上げ
     27日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、終値は前日比566円21銭(1.43%)高の4万0150円79銭だった。1月7日に付けていた4万0083円を上回り、年初来高値を更新した。中東情勢や米関税政策を巡る過度な懸念が後退し、前日の米株式市場では主要3指数が上昇した。この流れを受けて東京市場でも主力株を中心に幅広い銘柄が買われた。一日を通じて株価指数先物への断続的な買いが続き、日経平均はほぼ一方的な上昇となった。
     
     世界的に株価の先高観が広がるなか、海外短期筋が日本株にも上値追いを狙った先物買いなどを膨らませた。ファストリやソフトバンクグループ(SBG)、東エレクなど指数寄与度の大きい値がさ株が全面高となり、日経平均の上げ幅は一時680円を超えた。

     日本時間の今晩には米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視する5月の米個人消費支出(PCE)物価指数が発表される。内容を見極めたいとの雰囲気が上値をやや重くする場面があった。市場では「米景気の先行きに不透明感があるなか、足元の株高は(損失覚悟の買い戻しである)踏み上げ相場の色彩が強い」(国内運用会社の情報担当者)との見方が多い。「失業保険の継続受給者数は増加しており、米労働市場の悪化には警戒が必要。日米ともに足元の株価上昇はややスピード違反」(同)と冷静な声も聞かれた。

     東証株価指数(TOPIX)は4日続伸した。終値は35.85ポイント(1.28%)高の2840.54だった。3月27日以来3カ月ぶりに年初来高値を更新した。JPXプライム150指数は4日続伸し、20.23ポイント(1.64%)高の1253.08で終えた。

     東証プライムの売買代金は概算で5兆9221億円、売買高22億84万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1183。値下がりは391、横ばいは45だった。

     リクルートや信越化、トヨタが上げた。一方、ネクソンやニデック、オリンパスは下げた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/27 14:08 国内株式 <NQN>◇東証14時 日経平均はやや伸び悩み 米PCEを見極め
    <NQN>◇東証14時 日経平均はやや伸び悩み 米PCEを見極め
     27日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価はやや伸び悩み、前日比550円ほど高い4万0150円近辺で推移している。海外短期筋による株価指数先物への買いなどが引き続き日経平均を押し上げているが、節目の4万円を上回ったことで一方的な上値追いはいったん一服している。日本時間27日夜には米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視する5月の米個人消費支出(PCE)物価指数が発表されるとあって、内容を見極めたいとの雰囲気も出ているようだ。
     
     市場では「日経平均は4万2000円に向かって上昇を続ける可能性もある。ただ、中東情勢や米景気を巡る先行き不透明感が完全に払拭されていないなかで、マーケットはもう少し冷静になるべき」(国内信託銀行の投資調査部長)と、短期的な過熱を警戒する声も増えている。

     14時現在の東証プライムの売買代金は概算で3兆7702億円、売買高は12億8104万株だった。

     デンソーや豊田通商が上げ幅を拡大している。日東電も高い。一方、ニデックや塩野義、協和キリンは安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/27 12:52 国内株式 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は一段高 アドテストも一時上昇に転じる
    <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は一段高 アドテストも一時上昇に転じる
     27日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は一段高。前日比650円ほど高い4万0240円台前半ときょうの高値圏で推移している。日本時間27日午後の取引で「Eミニ・ダウ先物」など米株価指数先物が上昇しており、海外投機筋が先高観をさらに強めているようだ。株価指数先物への買いの勢いが途切れず、日経平均を一方的に押し上げている。ソフトバンクグループ(SBG)が後場に一段高となったほか、朝方に下げていたアドテストも一時上昇に転じた。

     前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約249億円成立した。

     12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で3兆1104億円、売買高は10億6538万株だった。

     ホンダが上げ幅を広げている。日立やKDDIも高い。一方、ネクソンや塩野義、第一三共は安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/27 11:48 国内株式 <NQN>◇東証前引け 日経平均は続伸 年初来高値上回る、海外勢の先物買い加速
    <NQN>◇東証前引け 日経平均は続伸 年初来高値上回る、海外勢の先物買い加速
     27日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸し、前引けは前日比630円78銭(1.59%)高の4万0215円36銭だった。中東情勢や米関税政策を巡る過度な懸念が後退しており、前日の米株式相場では主要3指数が上昇した。投資家心理がさらに強気に傾くなか、東京市場でも値がさ株や主力株を中心に幅広い銘柄が買われた。日経平均は前引け時点で1月7日に付けた年初来高値(4万0083円)を上回った。
     
     世界的に株価が上昇基調を強めるなかで日本株の先高観も高まり、海外短期筋がさらなる上値追いを狙った株価指数先物への買いを断続的に入れ、日経平均を一方的に押し上げる展開となった。前日の米株式市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は年初来高値を更新し、東京市場でも値がさ株の東エレクの上昇が日経平均を押し上げた。

     東海東京インテリジェンス・ラボの安田秀太郎マーケットアナリストは「米連邦準備理事会(FRB)が7月か9月にも利下げに踏み切るとの観測が広がっている。早期の利下げ観測が米株高を招き、日本株高に波及している」との見方を示した。もっとも「足元の日本株の上昇は突然かつ一方的で、今後の動向には不透明感も漂う」と話していた。

     東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは36.39ポイント(1.30%)高の2841.08だった。JPXプライム150指数は続伸し、21.30ポイント(1.73%)高の1254.15で前場を終えた。

     前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆8029億円、売買高は9億3457万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1023。値下がりは524、横ばいは72だった。

     ディスコやトヨタ、ソニーGが上げた。一方、アサヒやエムスリー、INPEXは下げた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/27 10:11 国内株式 <NQN>◇東証10時 日経平均は一段高 上げ幅600円超、年初来高値も上回る
    <NQN>◇東証10時 日経平均は一段高 上げ幅600円超、年初来高値も上回る
     27日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は一段高。上げ幅を600円超まで拡大し、4万0200円近辺で推移している。1月7日の年初来高値(4万0083円)も上回った。前日の米株式相場の上昇、中東情勢や米関税政策を巡る懸念の後退で投資家心理が強気に傾く中、海外短期筋によるさらなる上値追いを狙った株価指数先物への買いが断続的に入っており、日経平均は先物主導で騰勢を強める展開となっている。

     SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「欧州株に頭打ち感があるなかで、海外投資家が日本株に運用資金を振り向けている」との見方を示した。そのうえで、中東情勢や関税を巡る不透明感はまだ残るとして、「マーケットは楽観に傾きすぎ。裏付けのない株高といった印象」とも指摘していた。

     10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆7640億円、売買高は5億9286万株だった。

     東エレクが上げ幅を拡大している。リクルートや信越化も高い。一方、オリンパスやニデック、JTは下落している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/27 09:18 国内株式 <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は続伸、4万円上回る 米株高受け主力株は軒並み高
    <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は続伸、4万円上回る 米株高受け主力株は軒並み高
     27日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸で始まり、前日に比べ400円ほど高い4万円前後で推移している。中東情勢や米関税を巡る過度な懸念が後退したことで、前日の米株式相場では主要3指数が上昇した。投資家心理が一段と強気に傾き、東京市場でも主力株は軒並み高となっている。4万円台を付けるのは取引時間中としては1月27日以来5カ月ぶり。
     
     前日の米株式市場ではダウ工業株30種平均は2月下旬以来の高値を付けた。人工知能(AI)関連の強い需要が業績の追い風になるとの見方から、半導体株などへの買いが続いた。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は年初来高値を更新し、東京市場でも東エレクの上昇が日経平均を押し上げている。

     米ホワイトハウスのレビット報道官は26日の記者会見で、米相互関税の上乗せ分の猶予期限が7月9日に迫っていることについて「期限は重要ではない」と述べた。必要に応じてトランプ米大統領が期限を延長する可能性も示したといい、米関税政策を巡る警戒感を後退させている。トランプ米大統領が26日、米政府は中国と貿易に関する合意に25日に署名したと述べたことも、投資家心理の改善につながっている。

     東証株価指数(TOPIX)は続伸している。

     ファストリやソフトバンクグループ(SBG)、TDKが上昇している。一方、中外薬やニデック、大塚HDが下落している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/26 15:53 国内株式 <NQN>◇東証大引け 日経平均3日続伸 5カ月ぶり高値、米ハイテク株高で
    <NQN>◇東証大引け 日経平均3日続伸 5カ月ぶり高値、米ハイテク株高で
     26日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、終値は前日比642円51銭(1.65%)高の3万9584円58銭だった。1月24日(3万9931円)以来約5カ月ぶりの高値で終えた。前日の米ハイテク株高を受けて、主力の半導体関連株が買われた。心理的な節目の3万9000円を上回ったことで海外短期筋による株価指数先物への買いに弾みがつき、上げ幅を670円ほどに広げる場面もあった。

     25日の米株式市場で半導体大手の米エヌビディア株が大幅高となり、およそ5カ月半ぶりに最高値を更新した。生成型の人工知能(AI)の普及による半導体の需要の拡大に期待した買いが広がり、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇した。この流れを受け、東京市場では製造装置のアドテストが上場来高値を更新し、レーザーテクが年初来高値を付けた。

     今年に入っての東証プライム市場は日経平均が3万7000円~3万9000円の範囲での売買代金が多く、足元の相場は3万8000円台で上値の重い展開が続いていた。きょうの上昇で明確に3万9000円台に乗せ、戻り待ちの売りが出にくくなったことが大幅高につながった面もある。

     半面、トヨタやホンダといった自動車株は軟調だった。日米関税交渉が具体的な合意に至っていないことから、自動車関税を巡る先行き不透明感を嫌気した売りが優勢だった。長期目標の達成時期を5年延期すると26日に発表したルネサスが大幅安となった。

     東証株価指数(TOPIX)は3日続伸した。終値は22.45ポイント(0.81%)高の2804.69だった。JPXプライム150指数も3日続伸し、10.94ポイント(0.90%)高の1232.85で終えた。

     東証プライムの売買代金は概算で4兆9217億円、売買高は18億3014万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1189。値下がりは380、横ばいは59だった。

     ファストリやファナック、リクルートが上げた。一方、第一三共やHOYA、花王は下げた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/26 14:07 国内株式 <NQN>◇東証14時 日経平均は一段高、3万9500円台に 売り手少なく需給良好
    <NQN>◇東証14時 日経平均は一段高、3万9500円台に 売り手少なく需給良好
     26日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は一段高となり、前日比560円ほど高い3万9500円台前半まで上昇する場面があった。海外勢や事業法人といった日本株の買い手に対して売り手が少ない良好な株式需給が意識され、じりじりと上げ幅を広げている。

     東京証券取引所によると、海外投資家は6月第2週(9~13日)まで日本の現物株を11週連続で買い越している。足元で買い越し幅に縮小傾向があるものの、海外勢の買いが株式相場の戻りをけん引してきた。企業による自社株買い意欲も引き続き旺盛だ。株価指数先物に散発的な買いが入ると指数が押し上げられやすくなっている面もある。

     14時現在の東証プライムの売買代金は概算で3兆1044億円、売買高は10億9798万株だった。

     東京海上やレーザーテクが上げ幅を拡大している。一方、ダイキンやクレセゾンは安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/26 12:56 国内株式 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は上げ幅500円 先物買いに弾み
    <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は上げ幅500円 先物買いに弾み
     26日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は前日比520円ほど高い3万9400円台半ばまで上昇する場面があった。日経平均はここ2カ月ほど3万8000円台で上値が重かった。同水準での戻り待ちの売りをこなし、きょうは節目の3万9000円を明確に上抜けてきたことで海外勢の株価指数先物買いに弾みがついている。

     電線株では前場から堅調だったフジクラと古河電に加えて、住友電が後場にきょうこれまでの高値を付けるなど業種内で物色の裾野に広がりがみられる。

     前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約47億円成立した。

     12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆5195億円、売買高は9億84万株だった。

     ファストリや三菱商が上げ幅を広げている。一方、ルネサスが下げ幅を拡大。ベイカレントも安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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為替

  • 2025/7/1 17:19 為替 <NQN>◇外為17時 円相場、続伸 143円台前半 短観の改善で
    <NQN>◇外為17時 円相場、続伸 143円台前半 短観の改善で
     1日の東京外国為替市場で、円相場は大幅に続伸した。17時時点では前日の同時点に比べ1円09銭円高・ドル安の1ドル=143円03~05銭で推移している。米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が意識されるなか、6月の全国企業短期経済観測調査(短観)が改善し、日銀の利上げを後押しするとの見方が広がった。日米の金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢だった。

     日銀が1日発表した6月の短観では、大企業・製造業の業況判断景気動向指数(DI)がプラス13と前回の3月調査のプラス12を上回った。市場予想のプラス10に反して2四半期ぶりに改善した。米関税政策の不透明感が高いなか、企業の景況感は底堅いままで、日銀が利上げに動きやすくなるとの見方で円買い・ドル売りが入った。

     6月30日発表の6月の米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)は市場予想に反して前月から悪化した。FRBが利下げに動きやすくなるとの思惑が高まり、米長期金利は5月上旬以来の水準に低下する場面があり、円やユーロなど主要通貨に対するドル売りが膨らんだ。

     日本時間1日夕の取引で、欧米の金利が一段と低下し日本との金利差縮小が意識され円買い・ドル売りが増えた。17時過ぎには143円2銭近辺と6月中旬以来の円高・ドル安水準をつけた。

     円は対ユーロで続伸。17時時点では同37銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=168円54~58銭で推移している。

     ユーロは対ドルで6日続伸。17時時点は同0.0063ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1783~84ドルで推移している。早期の米利下げ観測からユーロ買い・ドル売りが増え、一時1.1808ドル近辺と2021年9月以来およそ3年9カ月ぶりのユーロ高・ドル安水準をつけた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/7/1 14:16 為替 <NQN>◇外為14時 円相場、143円台後半に伸び悩み 入札後の金利低下で
    <NQN>◇外為14時 円相場、143円台後半に伸び悩み 入札後の金利低下で
     1日午後の東京外国為替市場で、円相場が伸び悩んでいる。14時時点では1ドル=143円72~74銭と前日17時時点と比べて40銭の円高・ドル安だった。財務省が1日実施した10年物国債入札は投資家の需要が旺盛な「順調」な結果となった。入札結果が明らかになると国内債券市場では長期金利が低下に転じ、日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りの勢いが鈍った。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/7/1 12:24 為替 <NQN>◇外為12時 円相場、上昇 143円台後半 短観改善や米金利低下で買い
    <NQN>◇外為12時 円相場、上昇 143円台後半 短観改善や米金利低下で買い
     1日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇した。12時時点は1ドル=143円67~69銭と前日17時時点と比べて45銭の円高・ドル安だった。143円44銭近辺と6月13日以来およそ3週ぶりの高値をつける場面があった。早期の米利下げが意識されるなか、6月の全国企業短期経済観測調査(短観)の改善が日銀の利上げを後押しするとの見方が広がり、日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りが優勢だった。

     日銀が1日発表した6月の短観では、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス13と、前回3月調査(プラス12)を上回った。プラス10を見込んでいた市場予想に反して2四半期ぶりに改善。米関税政策の不透明感が高まるなかでも日本企業の景況感は底堅さを保ち、日銀が早期利上げに動きやすくなるとの見方から円買い・ドル売りが広がった。

     米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測も円やユーロなど主要通貨に対するドル売りにつながった。6月30日発表された6月の米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)は市場予想に反して前月から悪化し、FRBが利下げに動きやすくなるとの思惑が強まった。その日に米長期金利は5月上旬以来の水準に低下する場面があり、対主要通貨でのドル売りを促した。

     円は対ユーロでは下落した。12時時点は1ユーロ=169円35~40銭と、同44銭の円安・ユーロ高だった。

     ユーロは対ドルで上昇した。12時時点は1ユーロ=1.1787~88ドルと同0.0067ドルのユーロ高・ドル安だった。FRBの利下げが前倒しされるとの思惑からユーロ買い・ドル売りが活発で、一時1.1808ドル近辺と2021年9月以来およそ3年9カ月ぶりのユーロ高・ドル安水準をつけた。 

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/7/1 10:32 為替 <NQN>◇外為10時 円相場、上げ幅拡大 143円台半ば 日銀短観改善や株安で
    <NQN>◇外為10時 円相場、上げ幅拡大 143円台半ば 日銀短観改善や株安で
     1日午前の東京外国為替市場で、円相場が上げ幅を広げている。10時時点は1ドル=143円56~57銭と前日17時時点と比べて56銭の円高・ドル安だった。10時半前には一時143円44銭近辺と、6月13日以来およそ3週ぶりの高値をつけた。日銀が発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)で景況感が市場予想に反して改善。早期利上げを後押しする結果だったとして円買い・ドル売りの勢いが増している。

     1日発表された6月の日銀短観では、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス13と、前回3月調査(プラス12)を上回った。プラス10を見込んでいた市場予想に反して2四半期ぶりに改善。米関税政策の不透明感が高まるなかでも企業の景況感は底堅さを保っていると意識され、円相場を押し上げた。1日午前の日経平均株価が一時400円あまり下げたのも、歩調を合わせるように「低リスク通貨」とされる円の買いを誘った。

     10時前の中値決済に向けては「売り買い交錯」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。事業会社など国内実需筋による売買は大きな偏りがなく、今のところ円相場を方向付ける材料とはなっていないもようだ。

     円は対ユーロでは下げ幅を縮め、10時時点では1ユーロ=169円36~40銭と同45銭の円安・ユーロ高だった。

     ユーロは対ドルで上げ幅を拡大。10時時点では1ユーロ=1.1797~98ドルと同0.0077ドルのユーロ高・ドル安だった。10時半前には一時1.1808ドル近辺と2021年9月以来およそ3年9カ月ぶりのユーロ高・ドル安水準をつけた。 

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/7/1 08:48 為替 <NQN>◇外為8時30分 円相場、上昇し143円台後半 ユーロは21年9月以来の高値
    <NQN>◇外為8時30分 円相場、上昇し143円台後半 ユーロは21年9月以来の高値
     1日早朝の東京外国為替市場で、円相場は上昇している。8時30分時点は1ドル=143円85~86銭と前日17時時点と比べて27銭の円高・ドル安だった。米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げが意識されている。前日に米長期金利が低下し、円やユーロなど主要通貨に対するドル売りが優勢となっている。

     6月30日発表された6月の米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が市場予想に反して前月から悪化した。FRBが利下げに動きやすくなるとして米長期金利は一時4.22%と5月上旬以来の低さをつけ、日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りを誘った。

     ロイター通信によると、ベッセント米財務長官は6月30日にパウエルFRB議長の後任任命を巡って、2026年序盤に欠員となるFRB理事の席を利用することを検討していると明らかにした。このところウォラー氏など一部の理事から7月の利下げを支持する発言が増えており、次期議長人事によってはFRBが金融緩和に前向きな「ハト派」に傾くとの思惑が広がっているのも円相場を押し上げている。

     円は対ユーロでは下落している。8時30分時点は1ユーロ=169円51~55銭と、同60銭の円安・ユーロ高だった。主要な米株価指数が連日で最高値を更新するなど投資家心理が強気に傾きやすく、対ユーロでは「低リスク通貨」とされる円が売られた。

     ユーロは対ドルで上昇している。8時30分時点は1ユーロ=1.1785ドル近辺と同0.0065ドルのユーロ高・ドル安だった。7時半ごろには一時1.1792ドル近辺と2021年9月以来3年9カ月ぶりのユーロ高・ドル安水準をつけた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕


  • 2025/6/30 17:11 為替 <NQN>◇外為17時 円相場、反発 144円台前半 日米金利差の縮小意識
    <NQN>◇外為17時 円相場、反発 144円台前半 日米金利差の縮小意識
     30日の東京外国為替市場で、円相場は反発した。17時時点では前週末の同時点に比べ39銭の円高・ドル安の1ドル=144円08~10銭で推移している。米連邦準備理事会(FRB)が早期に利下げするとの観測が根強く、日米の金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢だった。 

     円は16時すぎに143円79銭近辺まで上げ幅を広げた。日本時間30日夕にかけて、米長期金利が4.25%台前半まで低下したことから欧州の市場参加者が円買い・ドル売りに傾いた。

     7月3日公表の6月の米雇用統計は非農業部門雇用者数の伸びが鈍化し、失業率は小幅に上昇すると予想されている。米労働市場の悪化を示すと内容となればFRBによる年内の継続利下げが現実味を増し、ドルの重荷になるとの見方もあった。

     30日は事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」にあたる。四半期末が重なる月末とあって、国内輸出企業などからの円買い・ドル売りが増えたとの指摘も聞かれた。
      
     円は株高と歩調を合わせるように一時は下げに転じた。30日の東京株式市場で日経平均株価は5日続伸。投資家が運用リスクをとる姿勢を強めているとの受け止めから、「低リスク通貨」とされる円には売りが出た。 

     円は対ユーロで4営業日ぶりに反発した。17時時点では同36銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=168円88~95銭で推移している。対ドルの円買いに歩調をあわせた。

     ユーロは対ドルで小幅ながら5日続伸した。17時時点は同0.0008ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1722~23ドルで推移している。米利下げ観測を背景に1.17ドル台半ばまで上げた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/30 14:08 為替 <NQN>◇外為14時 円相場、一段高 143円台後半 「実需の買い」の声
    <NQN>◇外為14時 円相場、一段高 143円台後半 「実需の買い」の声
     30日午後の東京外国為替市場で、円相場は一段高となっている。14時時点は1ドル=143円89~91銭と前週末17時時点と比べて58銭の円高・ドル安だった。米連邦準備理事会(FRB)が早期に利下げに動くとの観測を背景に、円買い・ドル売りが入りやすい状況が続いている。「月末とあって国内輸出企業など実需筋による円買い・ドル売りも入った」(銀行の為替担当者)との声が聞かれた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/30 12:21 為替 <NQN>◇外為12時 円相場、上昇し144円台前半 米利下げ観測で
    <NQN>◇外為12時 円相場、上昇し144円台前半 米利下げ観測で
     30日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇した。12時時点は1ドル=144円28~29銭と前週末17時時点と比べて19銭の円高・ドル安だった。米連邦準備理事会(FRB)が早期に利下げするとの観測を背景に、日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りが優勢だった。

     円は11時30分ごろに144円10銭近辺まで上げ幅を広げた。7月3日公表の6月の米雇用統計は非農業部門雇用者数の伸びが鈍化し、失業率は小幅に上昇すると見込まれている。米労働市場の軟化を示す内容になればFRBの年内利下げ観測が一段と高まるとの見方が円相場を押し上げた。

     円は下げに転じる場面もあった。30日午前の東京株式市場では日経平均株価が上げ幅を一時700円超に広げるなど株高が進んだ。投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から、「低リスク通貨」とされる円には売りも出た。

     10時前の中値決済に向けては「ややドル買いが優勢」(国内銀行の為替担当者)との声もあった。 30日は事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」にあたり、輸入企業など国内実需筋による円売り・ドル買いが活発だとの観測も円相場を下押ししたようだ。
     
     円は対ユーロでも上昇した。12時時点は1ユーロ=169円05~10銭と、同19銭の円高・ユーロ安だった。朝方は円売り・ユーロ買いが目立ったが、円高・ドル安が進むにつれて対ユーロでの円買いも増えた。

     ユーロは対ドルで小幅に上昇し、12時時点は1ユーロ=1.1717~18ドルと同0.0003ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/30 10:22 為替 <NQN>◇外為10時 円相場、下げに転じる 144円台後半 株高で
    <NQN>◇外為10時 円相場、下げに転じる 144円台後半 株高で
     30日午前の東京外国為替市場で、円相場は下げに転じた。10時時点は1ドル=144円62~63銭と前週末17時時点と比べて15銭の円安・ドル高だった。日経平均株価の上げ幅が一時650円超に広がるなど株高が進み、投資家のリスク許容度が高まるとの見方から「低リスク通貨」とされる円には売りが増えた。

     30日には事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」にあたり、10時前の中値決済に向けては「売り買いが交錯した」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。

     円は対ユーロで下げが一服している。10時時点は1ユーロ=169円45~49銭と、同21銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで上げ幅を縮め、10時時点は1ユーロ=1.1718ドル近辺と同0.0004ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/30 08:58 為替 <NQN>◇外為8時30分 円相場、小幅に上げ144円台半ば 対ユーロでは下落
    <NQN>◇外為8時30分 円相場、小幅に上げ144円台半ば 対ユーロでは下落
     30日早朝の東京外国為替市場で、円相場は小幅ながら上昇している。8時30分時点は1ドル=144円45~47銭と前週末17時時点と比べて2銭の円高・ドル安だった。米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が円高・ドル安圧力となっている。一方、世界的な株高で投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から、「低リスク通貨」とされる円には売りも出た。

     前週までに複数のFRB高官から年内利下げを示唆する発言が相次ぎ、早期の利下げ観測が再燃している。今後の日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが入った。週内は3日に米雇用統計の発表を控える。市場では米労働市場の軟化を示す結果になると予想されており、FRBによる利下げ観測がさらに高まる可能性が意識されている。

     円の上値は重い。米利下げ期待や中東の地政学リスクの後退を背景に、主要な米株価指数のS&P500種株価指数は27日、史上最高値を更新した。日経平均株価は前週末に年初来高値を付けた。株式相場の上昇で投資家のリスク許容度が高まるとの見方から円には売りも出た。

     円は対ユーロでは下落している。8時30分時点は1ユーロ=169円48~52銭と、同24銭の円安・ユーロ高だった。ユーロがドルに対して上昇しており、対円の買いに波及した面もある。

     ユーロの対ドルの相場は、8時30分時点は1ユーロ=1.1732~33ドルと同0.0018ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/27 17:21 為替 <NQN>◇外為17時 円相場、反落 144円台半ば ユーロでも続落
    <NQN>◇外為17時 円相場、反落 144円台半ば ユーロでも続落
     27日の東京外国為替市場で、円相場は反落した。17時時点では前日の同時点に比べ43銭の円安・ドル高の1ドル=144円48~49銭で推移している。27日の日経平均株価が年初来高値を更新するなど日本株相場が強含みに推移したのと歩調を合わせるように、「低リスク通貨」とされる円には売りが増えた。週初から短期間で円高・ドル安が進んでいたため、月末接近で持ち高調整の円売り・ドル買いが出たようだ。

     米国と各国との貿易交渉が進展するとの期待感も強まった。トランプ米大統領は26日、米政府が中国との貿易に関する合意に25日に署名したと述べた。米ブルームバーグ通信は日本時間27日早朝に、米政府に10の主要貿易相手国・地域と合意に達する差し迫った計画があると報じた。米関税政策の不透明感が後退し、投資家の警戒感が後退しつつあることも、主要通貨に対するドル買いにつながったとの見方があった。

     27日発表の6月の都区部消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合の前年同月比の伸び率が5月から縮小し、市場予想を下回った。国内の物価上昇の鈍化が意識され、日銀が利上げを急がないとの見方を後押しし、円相場の重荷となった。

     もっとも、円相場の下値は限られた。トランプ米大統領が米連邦準備理事会(FRB)の次期議長の早期指名を検討していると伝わっている。FRBによる早期の利下げ観測が高まりつつあり、積極的に円売り・ドル買いの持ち高を増やす動きは限られた。四半期末とも重なる6月末が近づき、国内の輸出企業などの間で円資金の調達需要が活発だとの観測は円相場の下値を支えた。 

     円は対ユーロで3日続落した。17時時点では同59銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=169円26~30銭で推移している。

     ユーロは対ドルで4日続伸した。17時時点は同0.0007ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1716~17ドルで推移している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/27 14:17 為替 <NQN>◇外為14時 円相場、安値圏でもみ合い 144円台半ば
    <NQN>◇外為14時 円相場、安値圏でもみ合い 144円台半ば
     27日午後の東京外国為替市場で、円相場は安値圏でもみ合っている。14時時点では1ドル=144円51~53銭と前日17時時点と比べて46銭の円安・ドル高だった。日本株相場の上昇に歩調を合わせた円売り・ドル買いは一服しつつある。米利下げ観測や米経済への警戒を背景としたドル売り圧力は円相場の下値を支えている。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/27 12:29 為替 <NQN>◇外為12時 円相場、下落し144円台前半 株高や持ち高調整で
    <NQN>◇外為12時 円相場、下落し144円台前半 株高や持ち高調整で
     27日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落した。12時時点は1ドル=144円34~35銭と前日17時時点と比べて29銭の円安・ドル高だった。9時30分すぎには144円80銭近辺まで下落する場面があった。27日の日経平均株価が取引時間中として5カ月ぶりに4万円台に乗せ、株高と歩調を合わせるように「低リスク通貨」とされる円には売りが増えた。週初から短期間で円高・ドル安が進んでいたこともあり、持ち高調整の円売り・ドル買いも出た。

     米国が各国と進める貿易交渉が進展するとの思惑も強まった。トランプ米大統領は26日、米政府が中国との貿易に関する合意に25日に署名したと述べた。ラトニック米商務長官も、米中が先月スイスで合意に達した内容について最終的な理解の取りまとめに至ったと話した。米ブルームバーグ通信は、米政府に10の主要貿易相手国・地域と合意に達する差し迫った計画があると報じた。米関税政策で世界経済が混乱するとの警戒が後退しつつある。 

     6月の都区部消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合の前年同月比での伸び率が5月から縮小し、市場予想を下回った。物価上昇の鈍化が意識され、日銀が利上げを急ぐ必要はないとの見方が強まったのも円相場の重荷となった

     円は売り一巡後に下げ渋り、11時すぎには1ドル=144円20銭まで下げ幅を縮めた。トランプ米大統領が米連邦準備理事会(FRB)の次期議長の早期指名を検討していると伝わっている。FRBが早期に利下げに踏み切るとの思惑が広がっており、積極的に円売り・ドル買いの持ち高を増やす動きは限られた。

     10時前の中値決済に向けては「ドル売り優勢」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。四半期末にも重なる月末に差し掛かり、輸出企業など国内実需筋の資金決済需要が高まって円買い・ドル売りを活発にしたとの観測があった。 

     円は対ユーロで下落した。12時時点は1ユーロ=168円85~90銭と、同18銭の円安・ユーロ高だった。

     ユーロは対ドルで下落した。12時時点は1ユーロ=1.1699~1.1700ドルと同0.0010ドルのユーロ安・ドル高だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/27 10:35 為替 <NQN>◇外為10時 円相場、下げ幅拡大 株高で144円台後半 米交渉進展の思惑も
    <NQN>◇外為10時 円相場、下げ幅拡大 株高で144円台後半 米交渉進展の思惑も
     27日午前の東京外国為替市場で、円相場は下げ幅を広げている。10時時点は1ドル=144円68~70銭と前日17時時点と比べて63銭の円安・ドル高だった。27日の日経平均株価の上げ幅が一時500円を超え、取引時間中として5カ月ぶりに4万円台に乗せた。株高と歩調を合わせるように「低リスク通貨」とされる円の売りが増えた。

     米国が各国と進める貿易交渉が進展するとの思惑も強まっている。トランプ米大統領は26日、米政府は中国と貿易に関する合意に25日に署名したと述べた。ラトニック米商務長官も米国と中国が先月スイスのジュネーブで合意に達した関税などに関する貿易合意について、最終的な理解の取りまとめに至ったと話した。

     米ブルームバーグ通信によると、計10に上る主要貿易相手国・地域との合意に達する差し迫った計画もあるという。投資家がリスクをとる姿勢を強めており、円売り・ドル買いが増えた。

     6月の都区部消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比3.1%上昇した。伸び率は5月(3.6%)から縮小したほか、QUICKがまとめた市場予想(3.3%上昇)を下回った。市場では「国内の物価上昇の鈍化を意識させ、日銀が利上げを急ぐ必要はないとの見方が強まったのも円相場の重荷となっている」(SMBC信託銀行の合沢史登シニアマーケットアナリスト)との受け止めがあった。

     10時前の中値決済に向けては、「ドル売り優勢」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。月末というのも重なり、輸出企業など国内実需筋が持ち高調整で円買い・ドル売りに動いたとの観測があった。

     円は対ユーロで下げ幅を拡大している。10時時点では1ユーロ=169円14~18銭と、同47銭の円安・ユーロ高だった。

     ユーロは対ドルで安い。10時時点では1ユーロ=1.1690ドル近辺と同0.0019ドルのユーロ安・ドル高だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/27 08:47 為替 <NQN>◇外為8時30分 円相場、下落し144円台半ば 対ユーロも安い
    <NQN>◇外為8時30分 円相場、下落し144円台半ば 対ユーロも安い
     27日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=144円56~58銭と前日17時時点と比べて51銭の円安・ドル高だった。26日の海外市場の取引時間帯で円相場は一時143円70銭台と、今月16日以来の高値まで上昇した。週初の148円前後から短期間で円高・ドル安が進んだとあって、持ち高調整の円売り・ドル買いが先行している。

     米連邦準備理事会(FRB)が早期に利下げに踏み切るとの観測が広がっており、積極的に円売り・ドル買いの持ち高を積み上げる動きは限られている。先週末以降にFRB高官の「7月利下げ支持」発言が相次いでおり、トランプ米大統領がFRBの次期議長の早期指名を検討しているとも伝わった。金融緩和に積極的な人物が次期FRB議長に指名されるのではないかとの思惑も広がり、円相場を下支えしている。

     26日発表の週間の米新規失業保険申請件数は前の週から減少した半面、受給者総数は増加した。米国の雇用環境が悪化することへの懸念がくすぶり、ドル買いの勢いを鈍らせている。

     円は対ユーロでも下落している。8時30分時点は1ユーロ=168円99~169円05銭と、同32銭の円安・ユーロ高だった。

     ユーロは対ドルで下落している。8時30分時点は1ユーロ=1.1691~92ドルと同0.0018ドルのユーロ安・ドル高だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕


  • 2025/6/26 17:28 為替 <NQN>◇外為17時 円相場、大幅上昇 一時143円台後半、次期FRB議長巡る思惑で
    <NQN>◇外為17時 円相場、大幅上昇 一時143円台後半、次期FRB議長巡る思惑で
     26日の東京外国為替市場で、円相場は大幅に上昇した。17時時点では前日の同時点に比べ1円25銭の円高・ドル安の1ドル=144円05~07銭だった。17時すぎには一時143円78銭近辺まで上昇した。米連邦準備理事会(FRB)による年内利下げの可能性が意識され、円買い・ドル売りが増えた。トランプ米大統領がFRBの次期議長を早期指名することを検討していると伝わり、ユーロや円など主要通貨に対してドル売りが膨らんだ。  

     ドル売りは対ユーロが中心だった。損失覚悟(ストップロス)のドル売り・ユーロ買い注文を巻き込みつつ、対円でもドルの売りが増えた。 

     パウエルFRB議長は25日、米連邦議会上院の議会証言で、米関税が数年にわたって物価上昇をもたらすと言及した。一方で「大多数の米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーは年末までに利下げすると予想している」とも述べた。24日にも同様に年内の利下げ再開に含みを持たせていた。 

     米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は日本時間26日早朝、トランプ大統領が「次期FRB議長について早期指名を検討している」などと報じた。次期FRB議長がトランプ氏の意向をくみ、金融緩和に積極的な「ハト派」的人物になるとの思惑もドル売りを促した。 

     欧州勢が参加する取引時間帯に入ると円買い・ドル売りの勢いが増し、対ドルの円相場は1ドル=143円台後半まで上昇している。市場では「欧州勢が前日に織り込んでいなかった次期FRB議長を巡るニュースを確認し、ドル売りが一段と増えた」(あおぞら銀行の諸我晃チーフ・マーケット・ストラテジスト)との見方があった。
     
     ユーロは対ドルで3日続伸した。17時時点は同0.0109ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1707~08ドルで推移している。17時過ぎには1.1724ドル近辺と2021年9月下旬以来のユーロ高・ドル安水準を付ける場面があった。

     円は対ユーロで続落した。17時時点では同11銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=168円65~68銭で推移している。
     
    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/26 14:12 為替 <NQN>◇外為14時 円相場、144円台後半で上値重い 利益確定売り
    <NQN>◇外為14時 円相場、144円台後半で上値重い 利益確定売り
     26日午後の東京外国為替市場で、円相場は上値が重い。14時時点では1ドル=144円79~81銭と前日17時時点と比べて51銭の円高・ドル安だった。トランプ米大統領が次期米連邦準備理事会(FRB)議長に金融緩和に積極的なハト派の人物を選出するのではないかとの思惑を背景にしたドル売りが続いている。一方、26日発表の週間の米新規失業保険申請件数を見極めたいとして、いったん利益を確定させるために円を売ってドルを買い戻す動きもある。

     ドルは対ユーロでも底堅い。14時時点では1ユーロ=1.1677~78ドルと同0.0079ドルのユーロ高・ドル安だった。12時過ぎにつけた2021年9月以来の安値の1.1718ドル近辺からはユーロ安・ドル高方向に押し戻されている。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/26 12:29 為替 <NQN>◇外為12時 円相場が大幅高 一時144円50銭台 次期FRB議長巡る思惑で
    <NQN>◇外為12時 円相場が大幅高 一時144円50銭台 次期FRB議長巡る思惑で
     26日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇した。12時時点は1ドル=144円69~71銭と前日17時時点と比べて61銭の円高・ドル安だった。12時過ぎには144円57銭近辺まで上げ幅を拡大した。米連邦準備理事会(FRB)による年内利下げの可能性が意識され、円買い・ドル売りが優勢だった。トランプ米大統領がFRBの次期議長を早期指名することを検討していると伝わり、ユーロや円など主要通貨に対してドル売りが膨らんだ。 

     ドル売りは対ユーロが中心となっている。心理的節目となる1.17ドルをドル安方向に抜けたことで、損失覚悟(ストップロス)のドル売り・ユーロ買い注文が行使された。それにつれて対円でもドルの売りが増えた。

     パウエルFRB議長は25日、米連邦議会上院の議会証言で、米関税により数年にわたって物価の上昇は続くと述べた。一方、「大多数の米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーは年末までに利下げすると予想している」とも発言した。24日にも同様に、年内の利下げ再開に含みを持たせていた。

     米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は日本時間26日早朝、トランプ米大統領は「次期FRB議長について早期指名を検討している」などと報じた。次期FRB議長がトランプ氏の意向をくんで、金融緩和に積極的な「ハト派」な人物になるとの思惑もドル売りにつながった。

     10時前の中値決済に向けては「ドル余剰のようだ」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。ドル安が長期化するとの見方から、国内の輸出企業が円の手当てに動いたとみられる。

     円は対ユーロでは下落した。12時時点は1ユーロ=169円14~18銭と、同60銭の円安・ユーロ高だった。

     ユーロは対ドルで上昇し、12時時点は1ユーロ=1.1689~90ドルと同0.0091ドルのユーロ高・ドル安だった。12時過ぎには1.1718ドル近辺と2021年9月下旬以来のユーロ高・ドル安水準を付けた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/26 10:18 為替 <NQN>◇外為10時 円相場、一段高 144円台後半 実需の買い観測
    <NQN>◇外為10時 円相場、一段高 144円台後半 実需の買い観測
     26日午前の東京外国為替市場で、円相場は上げ幅を拡大している。10時時点は1ドル=144円69~70銭と前日17時時点と比べて61銭の円高・ドル安だった。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ再開観測からドルの先安観が強まっている。国内輸出企業などによる円買い・ドル売りが入り、円を押し上げたとの見方もある。

     10時前の中値決済に向けては、「ドル余剰のようだ」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。トランプ米大統領が次期FRB議長の早期指名を検討していると伝わっており、市場では早期の米利下げを織り込む動きが出ている。国内の事業会社の間でもドル安が長期化するとの思惑が広がり、円を早めに手当てしたいとの機運が増しているとみられる。

     円は対ユーロで下げ幅を縮小した。10時時点では1ユーロ=168円99銭~169円03銭と、同45銭の円安・ユーロ高だった。

     ユーロは対ドルでは堅調。10時時点では1ユーロ=1.1679~80ドルと同0.0081ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2025/6/26 08:52 為替 <NQN>◇外為8時30分 円相場、上昇 トランプ氏「次期FRB議長の早期指名検討」
    <NQN>◇外為8時30分 円相場、上昇 トランプ氏「次期FRB議長の早期指名検討」
     26日早朝の東京外国為替市場で、円相場は上昇している。8時30分時点は1ドル=145円ちょうど~02銭と前日17時時点と比べて30銭の円高・ドル安だった。8時30分過ぎには144円80銭台まで上げ幅を拡大した。米連邦準備理事会(FRB)による年内の利下げ再開が意識され、円買い・ドル売りが先行。トランプ米大統領がFRB議長の早期指名を検討していると伝わると、ドル売りが膨らんだ。

     パウエルFRB議長は25日の米連邦議会上院の議会証言で、トランプ米政権による関税の影響について「値上げのプロセスが数年にわたる場合もある」と述べた。一方で「大多数の米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーは年末までに利下げすると予想している」とも発言した。24日にも年内の利下げ再開に含みを残す発言をしていた。

     25日発表の5月の米新築住宅販売件数は前月比13.7%減と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(6.5%減)を大きく下回った。米経済指標の下振れも早期の米利下げ観測を後押ししている。

     米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは日本時間26日早朝、「トランプ米大統領は次期FRB議長の早期指名を検討している」「新しい議長を9月か10月までに発表する方向」などと報じた。FRBの独立性が揺らぐとの警戒感が高まったのもドル売りの背中を押した。

     円は対ユーロでは下落している。8時30分時点は1ユーロ=169円26~30銭と、同72銭の円安・ユーロ高だった。

     ユーロは対ドルでも上昇している。8時30分時点は1ユーロ=1.1672~74ドルと同0.0074ドルのユーロ高・ドル安だった。8時30分過ぎには1.1681ドル近辺と21年10月下旬以来、およそ3年8カ月ぶりの高値をつけた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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米国株式

  • 2025/6/30 09:57 米国株式 <IGM>米国株式 続伸 ダウは2月末以来の高値、ナスダックとS&P500は最高値
    <IGM>米国株式 続伸 ダウは2月末以来の高値、ナスダックとS&P500は最高値
    27日の米国株式市場は続伸した。引き続きAI関連株が資金を集めたことに加えて、米中が貿易関連の合意に署名したことやイスラエルとイランの停戦状態が継続したことで投資家心理が改善した。ダウは続伸し、前日比432.43ドル高(+0.99%)の43819.27ドルと2月28日以来の高値で引けた。30銘柄中、24銘柄が上昇、6銘柄が下落した。前日上昇率トップのナイキ(+15.19%)、ボーイング(+5.91%)が急伸し、それぞれ58.40ポイントと73.58ポイントのプラス寄与度となった。IBM(-0.76%)は下げた。ナスダックは5日続伸し、105.54ポイント高(+0.52%)の20273.45と2024年12月16日以来の最高値を更新して引けた。工業、輸送を中心にバイオと金融を除く全業種が上昇した。S&P500は続伸し、32.05ポイント高(+0.52%)の6173.07と2月19日以来の最高値を更新して引けた。一般消費財、通信サービスなど9業種が上昇し、エネルギー、ヘルスケアは下落した。
    (経済指標)                       (発表値)
    5月個人支出・前月比              -0.1%(4月は+0.2%)
    5月個人消費・前月比              -0.4%(4月は+0.7%)
    5月コア個人消費支出物価指数・前年比 +2.7%(4月は+2.6%)
    6月消費者態度指数                 60.7(5月は52.2)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/6/27 09:59 米国株式 <IGM>米国株式 上昇 ナスダックは年初来高値
    <IGM>米国株式 上昇 ナスダックは年初来高値
    26日の米国株式市場は上昇した。AI関連や景気敏感株が買われ、ダウは2月28日以来、ナスダックは昨年12月16日以来、S&P500は2月19日以来の高値を更新した。ダウは反発し、前日比404.41ドル高(+0.94%)の43386.84ドルで引けた。30銘柄中、21銘柄が上昇、9銘柄が下落した。ナイキ(+2.81%)、キャタピラー(+2.77%)、ゴールドマン・サックス(+2.58%)が急伸する一方、ウォルマート(-1.27%)は下げた。ナスダックは4日続伸し、194.36ポイント高(+0.97%)の20167.91で引けた。銀行、工業を中心に全業種が上昇した。S&P500は反発し、48.86ポイント高(+0.97%)の6141.02で引けた。通信サービス、エネルギーなど9業種が上昇し、不動産、生活必需品は下落した。
    (経済指標)                       (発表値)
    1-3月期GDP確定値・前期比年率 -0.5%(10-12月期は+2.4%)
    5月耐久財受注・前月比         +16.4%(4月は-6.6%)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/6/26 09:58 米国株式 <IGM>米国株式 ダウは4日ぶりに反落 ナスダックは3日続伸
    <IGM>米国株式 ダウは4日ぶりに反落 ナスダックは3日続伸
    25日の米国株式市場では、ダウがイスラエルとイランの停戦を受けた前日までの3日続伸分を調整する動きが優勢となったが、ナスダックはハイテク株の買い継続でこの日も上昇した。ダウは4日ぶりに反落し、前日比106.59ドル安(-0.24%)の42982.43ドルで引けた。30銘柄中、11銘柄が上昇、19銘柄が下落した。マクドナルド(-2.03%)、トラベラーズ(-2.00%)が急落し、ビザ(-1.87%)も下げた。一方、エヌビディア(+4.33%)とマイクロソフト(+0.44%)は上場来高値を更新した。ナスダックは3日続伸し、61.01ポイント高(+0.30%)の19973.55と2月19日以来の高値で引けた。保険、工業、輸送を中心にITを除く全業種が下落した。S&P500は小幅ながら3日ぶりに反落し、0.02ポイント安(-0.00%)の6092.16で引けた。不動産、生活必需品、公益など8業種が下落し、IT、通信サービスなど3業種が上昇した。
    (経済指標)                       (発表値)
    5月新築一戸建て住宅販売戸数(年率換算)62.3万戸(4月は72.2万戸)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/6/25 09:53 米国株式 <IGM>米国株式 原油大幅続落で3指数ともに続伸
    <IGM>米国株式 原油大幅続落で3指数ともに続伸
    24日の米国株式市場では、イスラエルとイランの停戦期待で原油先物が4ドル超安の大幅続落となったことが投資家心理を押し上げ、主要3指数はいずれも1%台の上昇率を記録した。ダウは3日続伸し、前日比507.24ドル高(+1.19%)の43089.02ドルと3月3日以来の高値で引けた。30銘柄中、24銘柄が上昇、6銘柄が下落した。セールスフォース(+2.95%)、アメリカン・エクスプレス(+2.92%)エヌビディア(+2.59%)が急伸したが、原油安でシェブロン(-2.25%)は急落した。ナスダックは続伸し、281.55ポイント高(+1.43%)の19912.53と2月20日以来の高値で引けた。金融、バイオ、ITを中心に保険を除く全業種が上昇した。S&P500も続伸し、67.01ポイント高(+1.11%)の6092.18と2月13日以来の高値で引けた。IT、金融、通信サービスを中心に、エネルギーと生活必需品を除く9業種が上昇した。
    (経済指標)                       (発表値)
    6月消費者信頼感指数              93.0(5月は98.4)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/6/24 09:58 米国株式 <IGM>米国株式 原油急落で3指数ともに上昇
    <IGM>米国株式 原油急落で3指数ともに上昇
    23日の米国株式市場では、原油先物が5ドル超安も急落したことが投資家心理を押し上げ、主要3指数はいずれも0.9%前後の上昇率を記録した。ダウは続伸し、前営業日比374.96ドル高(+0.88%)の42581.78ドルで引けた。30銘柄中、26銘柄が上昇、4銘柄が下落した。シャーウィン・ウィリアムズ(+3.08%)、IBM(+2.92%)、スリーエム(+2.48%)が急伸し、肥満症治療薬の治験結果が思わしくなかったアムジェン(-5.84%)は急落した。ナスダックは反発し、183.56ポイント高(+0.94%)の19630.97で引けた。銀行、輸送を中心にバイオを除く全業種が上昇した。S&P500は4日ぶりに反発し、57.33ポイント安(+0.96%)の6025.17で引けた。一般消費財、不動産を中心にエネルギーを除く10業種が上昇した。
    (経済指標)                       (発表値)
    6月製造業景気指数(速報値)       52.0(5月は52.0)
    6月サービス業景気指数(速報値)   53.1(5月は53.7)
    5月中古住宅販売戸数 ・年率換算    403万戸(4月は400万戸)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/6/23 09:59 米国株式 <IGM>米国株式 ダウは反発 ナスダックは反落
    <IGM>米国株式 ダウは反発 ナスダックは反落
    20日の米国株式市場では、トランプ米大統領が最大2週間かけて対イラク攻撃を判断するとの報道や、英独仏とイランの外相が核開発を巡る外交的解決を目指して協議を継続することで合意し、ダウは反発に転じた。ダウは3日ぶりに反発し、前日比35.16ドル高(+0.08%)の42206.82ドルで引けた。30銘柄中、17銘柄が上昇、13銘柄が下落した。アップル(+2.25%)、ウォルマート(+1.08%)、スリーエム(+1.07%)が堅調。ユナイテッド・ヘルス・グループ(-1.69%)は下げた。ナスダックは反落し、98.86ポイント安(-0.50%)の19447.41で引けた。IT、バイオなど4業種が下落し、通信、銀行など4業種は上昇した。S&P500は3日続落し、13.03ポイント安(-0.21%)の5967.84で引けた。通信サービス、素材など6業種が下落し、エネルギー、生活必需品など5業種が上昇した。
    (経済指標)                       (発表値)
    6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 -4.0(5月は-4.0)
    5月景気先行指数・前月比          -0.1%(4月-1.4%)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/6/20 09:49 米国株式 <IGM>米国株式 奴隷解放記念日で休場
    <IGM>米国株式 奴隷解放記念日で休場
    19日の米国株式市場は奴隷解放記念日で休場。取引再開は20日。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/6/19 09:58 米国株式 <IGM>米国株式 ダウとS&P500は続落 ナスダックは反発
    <IGM>米国株式 ダウとS&P500は続落 ナスダックは反発
    18日の米国株式市場では、ダウとS&P500が続落し、ナスダックはハイテク株買いで反発した。米FRBが利下げを急がない姿勢を確認し、中東情勢の緊迫度が一段と上がったことなどが上値を抑えた。ダウは続落し、前日比44.14ドル安(-0.10%)の42171.66ドルで引けた。30銘柄中、15銘柄が上昇、15銘柄が下落した。ビザ(-4.88%)が急落し、ボーイング(-1.29%)、セールスフォース(-1.08%)も安い。ゴールドマン・サックス(+1.70%)は堅調。ナスダックは反発し、25.16ポイント高(+0.12%)の19546.27で引けた。銀行、バイオ、通信を中心に工業を除く全業種が上昇した。S&P500は小幅続落し、1.85ポイント安(-0.03%)の5980.87で引けた。エネルギー、通信サービスなど7業種が下落し、IT、公益など4業種が上昇した。
    (経済指標)                       (発表値)
    5月住宅着工件数・前月比           -9.8%(4月は+2.7%)
    新規失業保険申請件数              24.5万件(前週は25.0万件)

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  • 2025/6/18 09:56 米国株式 <IGM>米国株式 反落 米国がイランに無条件降伏を迫る
    <IGM>米国株式 反落 米国がイランに無条件降伏を迫る
    17日の米国株式市場では、主要指数がいずれも反落した。イスラエルが米国の参戦を望むなかで、トランプ大統領がイランのハメネイ最高指導者に無条件降伏を迫り、しびれを切らしているとSNSに投稿したことがリスク回避のフローを加速させた。ダウは反落し、前日比299.29ドル安(-0.70%)の42215.80ドルで引けた。30銘柄中、4銘柄が上昇、26銘柄が下落した。メルク(-3.31%)、ナイキ(-3.07%)の下げが目立った。シェブロン(+1.93%)、ビザ(+0.66%)はしっかり。ナスダックも反落し、180.12ポイント安(-0.91%)の19521.09で引けた。輸送、通信を中心に全業種が下落した。S&P500も反落し、50.39ポイント安(-0.83%)の5982.72で引けた。ヘルスケア、一般消費財を中心に、エネルギーを除く全業種が下落した。
    (経済指標)                       (発表値)
    5月小売売上高・前月比           -0.9%(4月は-0.1%)
    5月鉱工業生産・前月比           -0.2%(4月は+0.1%)
    5月輸入物価・前月比              0.0%(4月は+0.1%)

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  • 2025/6/17 09:56 米国株式 <IGM>米国株式 反発 中東の緊張緩和伝える米紙報道で投資家心理が改善
    <IGM>米国株式 反発 中東の緊張緩和伝える米紙報道で投資家心理が改善
    16日の米国株式市場では、主要指数がいずれも反発した。イランがイスラエルとの紛争の早期幕引きの動きを始めたとの米ウォール・ストリート・ジャーナル紙報道で原油高が一服し、投資家心理が改善した。ダウは反発し、前営業日比317.30ドル高(+0.75%)の42515.09ドルで引けた。30銘柄中、21銘柄が上昇、9銘柄が下落した。ゴールドマン・サックス(+2.33%)、ナイキ(+2.26%)、アメリカン・エクスプレス(+2.23%)の上げが目立ち、マクドナルド(-1.86%)は軟調。ナスダックも反発し、294.38ポイント高(+1.51%)の19701.21で引けた。金融、IT、輸送を中心にバイオを除く全業種が上昇した。S&P500も反発し、56.14ポイント高(+0.93%)の6033.11 で引けた。通信サービス、ITなど7業種が上昇し、公益、ヘルスケアなど4業種が下落した。
    (経済指標)                       (発表値)
    6月NY連銀製造業景気指数          -16.0(5月は-9.2)

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  • 2025/6/16 10:01 米国株式 <IGM>米国株式 反落 中東発の地政学的リスクがいずれも1%超下落
    <IGM>米国株式 反落 中東発の地政学的リスクがいずれも1%超下落
    13日の米国株式市場の主要指数はいずれも1% 台の下落率を記録した。イスラエルとイランの交戦入りで中東発の地政学的リスクが意識された。ダウは反落し、前日比769.83ドル安(-1.79%)の422+7.62ドルで引けた。30銘柄中、2銘柄が上昇、28銘柄が下落した。シャーウィン・ウィリアムズ‘(-5.70%)はシティグループの投資判断引き下げで急落し、ビザ(-4.99%)も大幅安となった。上昇したのは、シェブロン(+0.65%)とジョンソン・エンド・ジョンソン(+0.28%)のみ。ナスダックも反落し、255.65ポイント安(-1.30%)の19406.82で引けた。銀行、輸送を中心に全業種が下落した。S&P500も反落し、68.29ポイント安(-1.12%)の5976.97で引けた。金融、ITなどエネルギーを除く全業種が下落した。
    (経済指標)                       (発表値)
    6月消費者態度指数速報値            60.5(5月は52.2)

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  • 2025/6/13 09:56 米国株式 <IGM>米国株式 上昇 インフレ不在を示す連日の指標発表で
    <IGM>米国株式 上昇 インフレ不在を示す連日の指標発表で
    12日の米国株式市場の主要指数はいずれも上昇した。トランプ関税を巡る不透明さが引き続き上値を抑えたが、インフレ圧力の急激な高まりが進んでいないことを示す指標発表を受けた金利先安観が支援材料になった。ダウは反発し、前日比101.85ドル高(+0.23%)の42967.62ドルで引けた。構成銘柄ではないが、前日夕に発表されたオラクルの決算発表でAI需要の強さが確認され、この日のハイテク株や半導体株の買いにつながった。30銘柄中、19銘柄が上昇、11銘柄が下落した。ユナイテッド・ヘルス(+2.56%)が連日の上昇率トップとなり、アムジェン(+1.88%)、メルク(+1.87%)の医薬品株も高い。インドで中型機が墜落したボーイング(-4.79%)は急落した。ナスダックも反発し、46.60ポイント高(+0.23%)の19662.48で引けた。保険、バイオなど4業種が上昇し、銀行、工業など4業種が下落した。S&P500も反発し、23.02ポイント高(+0.38%)の6045.26で引けた。公益、ITなど8業種が上昇し、通信サービス、一般消費財など3業種が下落した。
    (経済指標)                       (発表値)
    5月卸売物価指数・前年比          +2.6%(4月は+2.5%)
    新規失業保険申請件数             24.8万件(前週は24.8万件)

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  • 2025/6/12 09:50 米国株式 <IGM>米国株式 ハイテク株中心の売りで主要指数はいずれも下落
    <IGM>米国株式 ハイテク株中心の売りで主要指数はいずれも下落
    11日の米国株式市場の主要指数はいずれも下落した。トランプ関税による米5月消費者物価指数の押し上げは限定的にとどまり、米FRBの早期利下げ観測の再燃で買われる場面もあったが、米中間の貿易摩擦への懸念が完全に解消された訳ではなく、ハイテク株を中心とする売りが重荷になった。ダウは前日比1.10ドル高(-0.00%)の42865.77ドルで引けた。1ドル台の下落幅は直近の3日間で2度目。30銘柄中、10銘柄が上昇、20銘柄が下落した。アマゾン・ドット・コム(-2.03%)とホーム・デポ(-2.03%)が大幅安となった。ユナイテッド・ヘルス(+2.23%)は急伸した。ナスダックは4日ぶりに反落し、99.11ポイント安(-0.50%)の19615.87で引けた。輸送、通信などその他金融を除く7業種が下落した。S&P500も4日ぶりに反落し、16.57ポイント安(-0.27%)の6022.24で引けた。一般消費財、素材など7業種が下落し、エネルギー、ヘルスケアなど4業種が上昇した。
    (経済指標)                       (発表値)
    5月消費者物価指数・前年比        +2.4%(4月は+2.3%)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/6/11 10:06 米国株式 <IGM>米国株式 ダウは反発 3日続伸のナスダックとS&P500は2月20日以来の高値
    <IGM>米国株式 ダウは反発 3日続伸のナスダックとS&P500は2月20日以来の高値
    10日の米国株式市場の主要指数は、ハイテク株のセンチメント改善を引き金としてダウが反発に転じ、ナスダックとS&P500はいずれも2月20日以来の高値を更新した。ダウは前日比105.11ドル高(+0.24%)の42866.87ドルと3月5日以来の高値で引けた。30銘柄中、21銘柄が上昇、9銘柄が下落した。ナイキ(+3.17%)、ウォルト・ディズニー(+2.65%)、メルク(+2.55%)が大幅高となった。セールスフォース(-1.48%)は下げた。ナスダックは3日続伸し、123.75ポイント高(+0.63%)の19714.98と2月20日以来の高値で引けた。輸送、銀行を中心に保険を除く7業種が上昇した。S&P500も3日続伸し、32.93ポイント高(+0.63%)の6038.81と2月20日以来の高値で引けた。エネルギー、一般消費財を中心に資本財・サービスを除く10業種が上昇した。
    (経済指標)                       (発表値)
    なし

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/6/10 09:54 米国株式 <IGM>米国株式 ダウは小幅安もナスダックとS&P500は2月来の高値
    <IGM>米国株式 ダウは小幅安もナスダックとS&P500は2月来の高値
    9日の米国株式市場の主要指数は、ダウが米中通商協議進展への期待感で維持したプラス圏から小幅安となったが、ナスダックとS&P500は2月後半以来の高値を更新し、投資家心理の改善を示唆した。ダウは小反落し、前営業日比1.11ドル安(-0.00%)の42761.76ドルで引けた。30銘柄中、13銘柄が上昇、17銘柄が下落した。トラベラーズ(-2.16%)、ナイキ(-1.42%)、人工知能(AI)部門の出遅れた懸念されているアップル(-1.21%)が下げた。ボーイング(+3.18%)は急伸した。ナスダックは続伸し、61.28ポイント高(+0.31%)の19591.23と2月20日以来の高値で引けた。工業、バイオなど5業種が上昇し、保険、通信など3業種が下げた。S&P500も続伸し、5.52ポイント高(+0.09%)の6005.88と2月21日以来の高値で引けた。一般消費財、素材など5業種が上昇し、公益、金融など6業種は下げた。
    (経済指標)                       (発表値)
    なし

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/6/9 09:43 米国株式 <IGM>米国株式 主要株価指数は1%台前半の上昇率
    <IGM>米国株式 主要株価指数は1%台前半の上昇率
    5日の米国株式市場の主要指数は、いずれも1%台前半の上昇となった。米5月雇用統計で労働市場への過度の悲観論が後退した。ダウは3日ぶりに反発し、前日比443.13ドル高(+1.04%)の42762.87ドルで引けた。30銘柄中、25銘柄が上昇、5銘柄が下落した。セールスフォース(+2.76%)、アマゾン・ドット・コム(+2.72%)が急伸した。ホーム・デポ(-0.53%)やマクドナルド(-0.52%)は安い。ナスダックは反発し、231.50ポイント高(+1.19%)の19529.95で引けた。銀行、輸送を中心に全業種が上昇した。S&P500は反発し、61.06ポイント高(+1.02%)の6000.36で引けた。エネルギー、通信サービスを中心に全業種が上昇した。
    (経済指標)                       (発表値)
    5月非農業部門雇用者数・前月比     +13.9万人(4月は+14.7万人)
    5月平均時給・前年比                +3.9%(4月は+3.9%)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/6/6 09:55 米国株式 <IGM>米国株式 下落 労働市場の悪化やテスラ株の急落で
    <IGM>米国株式 下落 労働市場の悪化やテスラ株の急落で
    5日の米国株式市場の主要指数はいずれも下落した。米労働市場の悪化を示す指標や、トランプ米大統領とマスクCEOの関係の急速な悪化でテスラ株が急落したことは投資家心理を冷やした。ダウは前日比108.00ドル安(-0.25%)の42319.74ドルで引けた。30銘柄中、10銘柄が上昇、20銘柄が下落した。プロクター・アンド・ギャンブル(-1.90%)、ユナイテッド・ヘルス(-1.51%)の下げが目立ち、セールスフォース(+1.51%)、ゴールドマン・サックス(+1.11%)は買われた。前日に続いて2%を超える騰落率を記録した銘柄はなかった。ナスダックは4日ぶりに反落し、162.04ポイント安(-0.83%)の19298.44で引けた。工業、輸送など通信を除く全業種が下落した。テスラは14%安と大幅に5日続落し、1520億ドルに達した1日の時価総額の消失額は史上最高を記録した。S&P500は4日ぶりに反落し、31.51ポイント安(-0.52%)の5939.30で引けた一般消費財、生活必需品。素材など通信サービスを除く全業種が下落した。
    (経済指標)                       (発表値)
    4月貿易収支                      -616億ドル(3月は-1383億ドル)
    新規失業保険申請件数              24.7万件(前週は23.9万件)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/6/5 09:48 米国株式 <IGM>米国株式 ダウは5日ぶりに反落 ナスダックは3日続伸
    <IGM>米国株式 ダウは5日ぶりに反落 ナスダックは3日続伸
    4日の米国株式市場は、ダウが5日ぶりに反落する一方、ナスダックは3日続伸し、S&P500はほぼ横ばいで引けた。ダウは前日比91.90ドル安(-0.21%)の42427.74ドルで引けた。この日発表の米経済指標は、トランプ関税の不透明感で企業が雇用や投資に慎重な姿勢を示していることを示唆し、投資家心理が悪化した。30銘柄中、11銘柄が上昇、19銘柄が下落した。シェブロン(-1.56%)、トラベラーズ(-1.53%)、ベライゾン・コミュニケーションズ(-1.36%)が安く、メルク(+1.46%)とシャーウィン・ウィリアムズ(+1.25%)は買われた。2%を超える騰落率を記録した銘柄はなかった。ナスダックは61.53ポイント高(+0.31%)の19460.48で引けた。ITと金融が上昇し、保険、銀行など6業種は下落した。S&P500は小幅ながら3日続伸し0.44ポイント高(+0.00%)の5970.81で引けた。通信サービス、素材など6業種が上昇し、エネルギー、公益など5業種が下落した。
    (経済指標)                       (発表値)
    5月ADP非農業部門民間雇用者数・前月比 +3.7万人(4月は+6.0万人)
    5月ISM非製造業景気指数            49.9(4月は51.6)

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  • 2025/6/4 09:56 米国株式 <IGM>米国株式 主要株価指数はいずれも続伸 エヌビディアが時価総額トップに
    <IGM>米国株式 主要株価指数はいずれも続伸 エヌビディアが時価総額トップに
    3日の米国株式市場は、主要株価指数がいずれも続伸した。3.45兆ドルに時価総額を膨らませたエヌビディアがマイクロソフトを抜いて全米1位となったことが象徴するように、半導体関連株の買いが上昇を牽引した。ダウは4日続伸し、前日比214.16ドル高(+0.50%)の42519.64ドルで引けた。30銘柄中、22銘柄が上昇、8銘柄が下落した。エヌビディア(+2.80%)が大幅に続伸し、ホームデポ(+1.39%)、キャタピラー(+1.37%)も堅調。コカ・コーラ(-1.17%)、ユナイテッド・ヘルス(-1.15%)は下げた。ナスダックは続伸し、156.34ポイント高(+0.81%)の19398.95で引けた。銀行、輸送など保険を除く全業種が上昇した。S&P500も続伸し34.43ポイント高(+0.58%)の5970.37で引けた。IT、エネルギー、素材など8業種が上昇し、通信サービス、不動産など3業種が下落した。
    (経済指標)                       (発表値)
    4月JOLTS求人件数                 739.1万件(3月は720.0万件)
    4月製造業受注・前月比           -3.7%(3月は+3.4%)

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  • 2025/6/3 09:50 米国株式 <IGM>米国株式 主要株価指数はいずれも上昇
    <IGM>米国株式 主要株価指数はいずれも上昇
    2日の米国株式市場は、主要株価指数がいずれも上昇した。トランプ政権の関税政策を巡る不透明さは一向に晴れず、売りが先行したものの、週内の米中首脳会談実現への期待感で買い戻された。ダウは3日続伸し、前日比35.41ドル高(+0.08%)の42305.48ドルで引けた。30銘柄中、19銘柄が上昇、11柄が下落した。ナイキ(+2.29%)、ボーイング(+2.00%)が急伸する一方、セールスフォース(-1.41%)、スリーエム(-1.31%)は下げた。ナスダックは反発し、128.84ポイント安(+0.67%)の19242.61で引けた。バイオ、保険、ITなど、銀行、輸送を除く全業種が上昇した。S&P500も反発し、24.25ポイント高(+0.41%)の5935.94で引けた。エネルギー、IT、通信サービスを中心に、資本財サービスを除く全業種が上昇した。
    (経済指標)                       (発表値)
    5月ISM製造業景気指数             48.5(4月は48.)

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欧州株式

  • 2025/7/1 17:19 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅反発して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅反発して始まる
    1日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも小幅反発して始まった。トランプ米政権と主要貿易相手国・地域との貿易協議の進展期待などを背景に買い優勢でとなった。しかし、上値追いには慎重で、寄り付き後は売りに押され伸び悩んでいる。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.14%高の8,773.53。現在は0.15%高の8,773.81近辺。指数構成全100銘柄中、72銘柄が値上がり、26銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。鉱業のアントファガスタ(+2.63%)や貴金属のフレスニーヨ(+1.81%)、送電のナショナル・グリッド(+1.74%)などが上げている。一方、スタンダードチャータード銀行(-1.37%)や銀行のナットウエスト・グループ(-1.25%)、エンジニアリング企業等投資会社のメルローズ・インダストリーズ(-1.32%)などは下げている。
    独DAX40指数は前日比0.24%高の23,966.95で寄り付き、現在は0.16%安の23,871.05近辺。指数構成全40銘柄中、18銘柄が値上がり、22銘柄が値下がり。セメントのハイデルベルク・マテリアルズ(-2.11%)や重電・エネルギー関連のシーメンス・エナジー(-1.88%)、自動車のメルセデス・ベンツグループ(-1.50%)などが安い。一方、スポーツ用品のアディダス(+2.60%)や不動産のヴォノヴィア(+2.17%)、電力のRWE(+1.47%)などは上げている。
    仏CAC40指数は前日比0.11%高の7,674.54で寄り付き、現在は0.13%安の7,655.79近辺。指数構成全40銘柄中、21銘柄が値上がり、19銘柄が値下がり。航空宇宙・防衛関連のタレス(-1.92%)や鉄鋼のアルセロール・ミタル(-1.79%)、半導体のSTマイクロエレクトロニクス(-1.52%)などが下げている。一方、スーパーのカルフール(+1.59%)やファッション・アパレルのLVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(+1.48%)、通信のオランジュ(+1.05%)などはしっかり。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/7/1 07:40 欧州株式 <IGM>欧州株式 反落 関税交渉や米指標発表待ちで買い手控え
    <IGM>欧州株式 反落 関税交渉や米指標発表待ちで買い手控え
    30日の欧州株は反落した。米相互関税の上乗せ分の発動猶予期間が7月9日に終了することを受けて、米国と貿易相手国の関税交渉の内容を見極めたいとのムードが強まった。7月1-3日に集中する米経済指標発表や米大型減税法案と英福祉改革法案の採決を控えており、積極的な買いを見送る動きが優勢となった。
    英FTSE100は3日ぶりに反落し、前営業日比37.95ポイント(0.43%)安の8760.96で引けた。月間では-0.13%と2ヶ月ぶりに下落した。100銘柄中、上昇は28銘柄、下落は69銘柄、3銘柄は変わらずであった。UBSが目標株価/投資判断を引き下げた資産運用インターミディエイト・キャピタル・グループ(-4.18%)が急落し、幅広く売られた住建株はバラット・レッドロウ(-3.80%)、パーシモン(-3.79%)、テイラー・ウィンピー(-2.98%)の下げが目立った。特殊化学クローダ・インターナショナル(-3.12%)、データ・分析ツールのエクスペリアン(-2.72%)も大幅安。一方、ドル安で金相場が持ち直したため、前日下落率トップの金鉱エンデバー・マイニング(+2.39% )は急反発した。タバコのインペリアル・ブランズ(+1.88%)、電気通信・モバイルマネーサービスのエアテル・アフリカ(+1.81%)も堅調。
    独DAX40も3日ぶりに反落し、同123.61ポイント(0.51%)安の23909.61で引けた。月間では-0.37%と2ヶ月ぶりに下落した。40銘柄中、上昇は12銘柄、下落は28銘柄であった。化学シムライズ(-6.68%)、医薬品バイエル(-5.34%)、ドイツ銀行(-3.19%)、化学品卸売ブレンタグ(-3.04%)、医療機器ザルトリウス(-2.48%)、化学BASF(-2.38%)はいずれも急反落した。一方、ジェフリーズが投資判断を引き上げたオンライン衣料販売ザランド(+3.10%)、発送電技術シーメンス・エナジー(+2.68%)は大幅に続伸し、前日下落率トップの防衛機器・自動車部品ラインメタル(+2.63%)は急反発した。
    仏CAC40は反落し、同25.64ポイント(0.33%)安の7665.91で引けた。月間では-1.11%と2ヶ月ぶりに下落した。40銘柄中、上昇は14銘柄、下落は25銘柄、1銘柄は変わらずであった。前日上昇率3位の自動車ステランティス(-3.45%)と同ルノー(-2.39%)が急落し、前日上昇率トップの電機シュナイダー・エレクトリック(-1.83%)、ビジネスサポートのビューロー・ベリタス(-1.70%)、酒造ペルノ・リカール(-1.65%)も下げた。一方、化粧品ロレアル(+2.24%)は大幅高となり、前日下落率トップの防衛・電子機器タレス(+1.55%)、防衛サフラン(+1.36%)も堅調。
    (経済指標)                             (発表値)
    英1-3月期GDP(確定値)・前期比             +0.7%(10-12月期は+0.1%)
    独6月消費者物価指数(速報値)・前年比      +2.0%(5月は+2.1%)

    [インフォーマ  ファイナンシャル  インテリジェンス]
  • 2025/6/30 17:25 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英は横ばい、独仏は小幅続伸して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英は横ばい、独仏は小幅続伸して始まる
    30日の欧州株式市場寄り付きは、英株は横ばい、独仏株は小幅続伸して始まった。引き続き中東情勢の緊張緩和などによるリスク回避的地合いの後退が、相場底堅さをもたらしているが、上値を積極的に買う動きは少なく、寄り付き後は伸び悩んでいる。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.00%高の8,799.00。現在は0.10%安の8,789.79近辺。指数構成全100銘柄中、41銘柄が値上がり、56銘柄が値下がり、3銘柄は変わらず。JPモルガンが投資判断、目標株価を引き下げたガス供給のセントリカ(-2.05%)が売られており、信用調査のエクスペリアン(-1.56%)や小売りのマークス・アンド・スペンサー(-1.46%)なども下げている。一方、航空機エンジンのロールス・ロイス・ホールディングス(+2.47%)やたばこのインペリアル・ブランズ(+1.42%)、自動車売買ウェブサイトのオート・トレーダー・グループ(+1.27%)などは上げている。
    独DAX40指数は前日比0.32%高の24,109.15で寄り付き、現在は0.12%高の24,061.83近辺。指数構成全40銘柄中、21銘柄が値上がり、18銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。ジェフリーズが投資判断を引き上げたオンライン衣料販売のザランド(+4.24%)が買われており、不動産のヴォノヴィア(+2.17%)や半導体のインフィニオンテクノロジーズ(+2.01%)なども高い。一方、ドイツ銀行(-3.04%)や自動車のフォルクスワーゲン(-1.23%)、医薬・農薬のバイエル(-1.17%)などは下げている。
    仏CAC40指数は前日比0.30%高の7,714.56で寄り付き、現在は0.18%高の7,705.59近辺。指数構成全40銘柄中、19銘柄が値上がり、19銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。化粧品のロレアル(+2.67%)や半導体のSTマイクロエレクトロニクス(+2.74%)、ファッション・アパレルのケリング(+2.33%)などが上げている。一方、銀行のソシエテ・ジェネラル(-1.74%)や自動車のルノー(-1.65%)、ステランティス(-1.15%)などは安い。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/6/30 07:28 欧州株式 <IGM>欧州株式 上昇 中東情勢とトランプ関税巡る警戒感が緩和
    <IGM>欧州株式 上昇 中東情勢とトランプ関税巡る警戒感が緩和
    27日の欧州株は上昇した。イスラエルとイランの停戦状態が維持されていることに加えて、米中が貿易に関する合意について25日に署名したことが明らかになり、米政府が相互関税の上乗せ分を猶予する期間を延長する可能性に言及したこともあって、トランプ関税を巡る警戒感が和らいだ。
    英FTSE100は続伸し、前日比63.31ポイント(0.72%)高の8798.91で引けた。100銘柄中、上昇は78銘柄、下落は22銘柄であった。JDスポーツファッション(+7.56%)は米同業ナイキの3-5月期売上高の落ち込みが限定的にとどまるとともに、6-8月期の業績が改善するとの見通しを示したことを好感して大幅に4日続伸した。建機レンタルのアシュテッド・グループ(+5.55%)、航空宇宙メルローズ・インダストリーズ(+3.60%)、銀行スタンダード・チャータード(+2.78%)と同バークレイズ(+2.22%)、エンジニアリングIMI(+2.22%)は急伸した。一方、中東情勢とトランプ関税を巡る悲観論の緩和で金先物が反落したため、金鉱エンデバー・マイニング(-4.23%)とフレスニロ(-4.21%)が急落し、防衛・航空宇宙バブコック・インターナショナル(-1.73%)も軟調。
    独DAX40も続伸し、同383.92ポイント(1.62%)高の24033.22で引けた。40銘柄中、上昇は38銘柄、下落は2銘柄であった。自動車・部品株が上昇率6位までを独占した。一部事業の売却を検討していると報じられたポルシェ(+7.61%)、商用車ダイムラー・トラック・ホールディング(+6.14%)、BMW(+5.32%)、前日下落率3位のメルセデス・ベンツ・グループ(+4.85%)、コンチネンタル(+4.00%)、前日下落率2位のフォルクスワーゲン(+3.89%)が大幅高となった。下落したのは前日まで2日続けて上昇率トップの防衛機器・自動車部品ラインメタル(-6.09%)と前日上昇率2位のバイオテクノロジーのキアゲン(-0.56%)のみ。
    仏CAC40は3日ぶりに反発し、同134.24ポイント(1.78%)高の7691.55で引けた。40銘柄中、上昇は32銘柄、下落は5銘柄、3銘柄は変わらずであった。電機シュナイダー・エレクトリック(+6.46%)、高級ブランドのケリング(+5.57%)、自動車ステランティス(+4.62%)、電気設備ルグラン(+4.39%)、硝子サンゴバン(+3.31%)、銀行ソシエテ・ジェネラル(+3.08%)が急伸した。一方、前日上昇率2位の防衛・電子機器タレス(-1.52%)、ホテルチェーンのアコー(-1.41%)、半導体STマイクロエレクトロニクス(-0.29%)は安い。
    (経済指標)                             (発表値)
    仏6月消費者物価指数(速報値)・前年比     +0.8%(5月は+0.6%)
    ユーロ圏6月総合景況指数                   94.0(5月は94.8)

    [インフォーマ  ファイナンシャル  インテリジェンス]
  • 2025/6/27 17:25 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇して始まる
    27日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも上昇して始まった。米利下げ観測の強まりに加えて、トランプ米政権と主要な貿易相手国・地域との貿易協議の進展期待で、トランプ関税に対する警戒感が後退していることなどが相場を押し上げている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.14%高の8,747.85。現在は0.43%高の8,772.85近辺。指数構成全100銘柄中、67銘柄が値上がり、30銘柄が値下がり、3銘柄は変わらず。26日に米ナイキが6-8月期の業績改善見通しを示した影響で、スポーツウェア等小売りのJDスポーツ・ファッション(+7.12%)が買われており、BNPパリバが投資判断、目標株価を引き上げた教育事業のピアソン(+3.66%)も上げている。建機・産業機器レンタルのアシュテッド・グループ(+2.08%)や銀行のバークレイズ(+1.78%)なども高い。一方、航空宇宙・防衛のバブコック・インターナショナル(-3.80%)や貴金属のフレスニーヨ(-3.01%)、エンデバー・マイニング(-1.8%)などは下げている。
    独DAX40指数は前日比0.91%高の23,864.67で寄り付き、現在は0.88%高の23,857.36近辺。指数構成全40銘柄中、37銘柄が値上がり、2銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。スポーツ用品のアディダス(+3.80%)や自動車のポルシェ(+3.60%)、商用車のダイムラー・トラック・ホールディングス(+2.86%)などが高い。一方、防衛・自動車部品のラインメタル(-3.89%)やコメルツ銀行(-0.52%)などは下げている。
    仏CAC40指数は前日比0.74%高の7,613.35で寄り付き、現在は1.40%高の7,663.20近辺。指数構成全40銘柄中、36銘柄が値上がり、3銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。電気機器のシュナイダーエレクトリック(+4.24%)やファッション・アパレルのケリング(+3.60%)、電気機器のルグラン(+3.47%)などが上げている。一方、航空宇宙・防衛関連のタレス(-1.12%)やホテルのアコー(-0.29%)、鉄鋼のアルセロール・ミタル(-0.19%)などは安い。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/6/27 07:36 欧州株式 <IGM>欧州株式 英独が反発 仏はほぼ横ばい
    <IGM>欧州株式 英独が反発 仏はほぼ横ばい
    26日の欧州株は英独が反発し、仏はほぼ横ばいとなった。イスラエルとイランの停戦状態が維持されており、投資家心理の改善につながった。米金融政策への政治干渉を受けたドルの信認低下で、ユーロとポンドはいずれも2021年以来の高値を更新し、海外の事業比率が高い多国籍銘柄は売られた。NATO諸国が2035年までに国防費をGDPの5%に引き上げることで合意したことは、引き続き防衛関連株の堅調につながった。
    英FTSE100は反発し、前日比16.85ポイント(0.19%)高の8735.60で引けた。100銘柄中、上昇は71銘柄、下落は28銘柄、1銘柄は変わらずであった。銅相場高で買われた鉱業株は、前日下落率3位のアングロ・アメリカン(+6.88%)、アントファガスタ(+6.03%)、グレンコア(+5.45%)が上昇率トップ3を独占した。ゴールドマンサックスが投資判断を引き上げたオンライン賭博エンテイン(+5.24%)最大株主であるオランダのディスカウントストア・アクションの既存店売上高が予想を上回ったベンチャーキャピタルのスリーアイ・グループ(+4.79%)、前日上昇率2位のJDスポーツファッション(+4.18%)も大幅高。一方、日用品ユニリーバ(-2.53%)、配当落ちのブリティッシュ・アメリカン・タバコ(-2.10%)は急落し、医薬品ヒクマ・ファーマシューティカルズ(-1.82%)も下げた。
    独DAX40も反発し、同150.97ポイント(0.64%)高の23649.30で引けた。40銘柄中、上昇は25銘柄、下落は14銘柄、1銘柄は変わらずであった。防衛機器・自動車部品ラインメタル(+7.28%)は連日の上昇率トップとなり、バイオテクノロジーのキアゲン(+2.74%)、航空機エアバス(+2.56%)も急伸した。医療機器ザルトリウス(+1.92%)、化学品卸売ブレンタグ(+1.56%)、ドイツ証券取引所(+1.43%)はしっかり。一方、スポーツ用品アディダス(-2.49%)は急落し、幅広く売られた自動車株はフォルクスワーゲン(-1.50%)、メルセデス・ベンツ・グループ(-1.44%)も軟調。
    仏CAC40は小幅続落し、同0.85ポイント(0.01%)安の7557.31で引けた。40銘柄中、上昇は23銘柄、下落は17銘柄であった。JPモルガンが目標株価を引き下げた小売カルフール(-7.81%)、光学機器エシロールルックスオティカ(-2.94%)、自動車部品ミシュラン(-2.27%)は急落した。前日下落率2位の化粧品ロレアル(-1.78%)、高級ブランドLVMH(-1.63%)と同エルメス・インターナショナル(-1.41%)も軟調。一方、バウチャー発行サービスのエデンレッド(+6.30%)は急伸し、防衛・電子機器タレス(+2.97%)は連日の上昇率2位となった。航空機エアバス(+2.66%)も大幅高。
    (経済指標)                             (発表値)
    独7月消費者信頼感指数                    -20.3(6月は-20.0)

    [インフォーマ  ファイナンシャル  インテリジェンス]
  • 2025/6/26 17:42 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英は小幅続落、独仏は反発して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英は小幅続落、独仏は反発して始まる
    26日の欧州株式市場寄り付きは、英株は小幅続落、独仏株は小幅反発して始まった。寄り付き後は時間外取引で米株価指数先物が堅調に推移していることが下支えになっているが上値は重い。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.15%安の8,705.50。現在は0.01%高の8,719.29近辺。指数構成全100銘柄中、62銘柄が値上がり、36銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。ギャンブル・電子ゲームのエンテイン(+3.11%)や貴金属のフレスニーヨ(+2.50%)、ベンチャーキャピタルの3iグループ(+2.15%)などが上げている。一方、医薬品のヒクマ・ファーマシューティカルズ(-1.97%)やエンジニアリング企業等投資会社のメルローズ・インダストリーズ(-1.77%)、配当落ちのたばこのブリティッシュ・アメリカン・タバコ(-1.71%)などは下げている。
    独DAX40指数は前日比0.47%高の23,609.30で寄り付き、現在は0.54%高の23,626.12近辺。指数構成全40銘柄中、35銘柄が値上がり、5銘柄が値下がり。医薬品製造機器のザルトリウス(+3.93%)や防衛・自動車部品のラインメタル(+3.08%)などが高い。一方、自動車のメルセデス・ベンツグループ(-0.77%)やソフトウェアのSAP(-0.32%)などは下げている。
    仏CAC40指数は前日比0.38%高の7,587.24で寄り付き、現在は0.10%高の7,565.40近辺。指数構成全40銘柄中、27銘柄が値上がり、12銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。バウチャー発行サービスのエデンレッド(+5.17%)や航空宇宙・防衛関連のタレス(+1.86%)などが上げている。一方、スーパーのカルフール(-5.02%)やタイヤのミシュラン(-1.77%)などは下げている。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/6/26 08:02 欧州株式 <IGM>欧州株式 反落 買い先行も中東和平の持続に不透明感 防衛関連株は堅調
    <IGM>欧州株式 反落 買い先行も中東和平の持続に不透明感 防衛関連株は堅調
    25日の欧州株は反落した。イスラエルとイランの停戦を好感する買いが先行したが、合意がこのまま継続されて終戦に至るかは不透明であり、英国は午前中盤、独は取引序盤、仏は午前終盤にマイナスに転じた。NATO首脳会議が2035年までに国防費をGDPの5%に引き上げることで合意したため、防衛関連株は幅広く買われた。
    英FTSE100は反落し、前日比40.24ポイント(0.46%)安の8718.75と5月29日以来の安値で引けた。100銘柄中、上昇は38銘柄、下落は62銘柄であった。広告WPP(-3.26%)はバークレイズの投資判断引き下げで急落し、前日上昇率2位の格安航空イージージェット(-2.56%)、鉱業アングロ・アメリカン(-2.41%)、住建バークリーズ・グループ・ホールディングス(-2.20%)、特殊化学クローダ・インターナショナル(-2.19%)、飲料コカ・コーラHBC(-2.18%)も急落した。一方、防衛・航空宇宙バブコック・インターナショナル(+10.75%)は2015年6月以来の水準に急騰した。2025年の増収増益を発表するとともに、中期の事業見通しを上方修正した。前日上昇率トップのJDスポーツファッション(+2.27%)、鉱業フレスニロ(+2.06%)も大幅高となった。
    独DAX40も反落し、同143.25ポイント(0.61%)安の23498.33で引けた。40銘柄中、上昇は9銘柄、下落は31銘柄であった。コメルツ銀行(-5.68%)、商用車ダイムラー・トラック・ホールディング(-3.00%)、化学シムライズ(-2.87%)、自動車ポルシェ(-2.86%)、化学BASF(-2.33%)、不動産ヴォノヴィア(-2.19%)が急落した。一方、前日下落率トップの防衛機器・自動車部品ラインメタル(+3.08%)は急反発に転じ、同上昇率トップの建材ハイデルベルク・マテリアルズ(+1.78%)と同上昇率3位の発送電技術シーメンス・エナジー(+1.40%)は続伸した。
    仏CAC40も反落し、同57.83ポイント(0.76%)安の7558.16で引けた。40銘柄中、上昇は10銘柄、下落は29銘柄、1銘柄は変わらずであった。前日下落率3位の食品ダノン(-2.32%)化粧品ロレアル(-2.05%)、高級ブランドのケリング(-2.03%)が急落し、酒造ペルノ・リカール(-1.95%)、半導体STマイクロエレクトロニクス(-1.94%)、高級ブランドLVMH(-1.93%)も安い。一方、自動車ステランティス(+3.09%)は急伸し、前日下落率トップの防衛・電子機器タレス(+1.93%)、同上昇率トップのホテルチェーンのアコー(+1.29%)も堅調。
    (経済指標)                             (発表値)
    なし

    [インフォーマ  ファイナンシャル  インテリジェンス]
  • 2025/6/25 17:21 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅続伸して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅続伸して始まる
    25日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも小幅続伸して始まった。引き続きイランとイスラエルの停戦合意でリスク回避的地合いが後退したことが相場底堅さをもたらしている。もっとも前日も同じ要因で上昇しており、上値を積極的に買う動きは見られず、寄り付き後は伸び悩み気味となっている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.04%高の8,762.49。現在は0.29%高の8,784.80近辺。指数構成全100銘柄中、59銘柄が値上がり、36銘柄が値下がり、5銘柄は変わらず。2025年度の堅調な業績と中期業績見通しを上方修正した航空宇宙・防衛のバブコック・インターナショナル(+11.62%)が大幅高。資源商社のグレンコア(+2.04%)や航空のインターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ・グループ(+1.74%)なども上げている。一方、広告のWPP(-1.03%)や教育事業のピアソン(-0.90%)、飲料のコカ・コーラHBC(-0.94%)などは下げている。
    独DAX40指数は前日比0.30%高の23,713.24で寄り付き、現在は0.03%高の23,647.82近辺。指数構成全40銘柄中、19銘柄が値上がり、19銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。防衛・自動車部品のラインメタル(+2.34%)や医薬品製造機器のザルトリウス(+1.73%)、医療機器のシーメンス・ヘルシニアーズ(+0.79%)などが上げている。一方、郵便のドイツポスト(-1.64%)や商用車のダイムラー・トラック・ホールディングス(-1.13%)、化学のBASF(-0.82%)などは安い。
    仏CAC40指数は前日比0.19%高の7,630.34で寄り付き、現在は0.24%高の7,634.40近辺。指数構成全40銘柄中、28銘柄が値上がり、11銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。自動車のステランティス(+3.83%)やホテルのアコー(+2.03%)、ソフトウェアのダッソー・システムズ(+1.42%)などが高い。一方、ファッション・アパレルのケリング(-0.81%)や化粧品のロレアル(-0.55%)、銀行のソシエテ・ジェネラル(-0.52%)などは下げている。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/6/25 07:53 欧州株式 <IGM>欧州株式 上昇 イスラエル/イランの完全停戦への期待感で
    <IGM>欧州株式 上昇 イスラエル/イランの完全停戦への期待感で
    24日の欧州株は上昇した。トランプ米大統領がイスラエルとイランが完全な停戦で合意したと発表し、中東発の地政学的リスクへの警戒感が和らいだ。NZのみが下落したアジア・オセアニアの堅調な流れを引き継ぎ、欧州株は北欧3ヶ国とデンマーク、ロシア以外が上昇したが、英国は比重が大きい石油株と鉱業株が下げたため、ほぼ横ばいの低パフォーマンスにとどまった。
    英FTSE100は小幅ながら4日ぶりに反発し、前日比0.95ポイント(0.01%)高の8758.99で引けた。100銘柄中、上昇は70銘柄、下落は29銘柄、1銘柄は変わらずであった。JDスポーツファッション(+6.77%)は直近の10日間のうちの9日間で下げた後の値ごろ感で急速に買い戻された。原油安を受けた燃料コスト低下への思惑が追い風となった航空株は、前日下落率3位のイージージェット(+6.40%)とインターナショナル・エアラインズ・グループ(+6.09%)が急伸した。銀行株はバークレイズ(+4.66%)と前日下落率トップのナットウエスト・グループ(+3.14%)の好調が目立ち、資産運用インターミディエイト・キャピタル・グループ(+3.98%)も大幅高。一方、前日上昇率トップの金鉱エンデバー・マイニング(-6.11%)が急反落し、石油BP(-4.78%)、航空宇宙・防衛BAEシステムズ(-4.20%)も大幅安となった。
    独DAX40は反発し、同372.57ポイント(1.60%)高の23641.58で引けた。40銘柄中、上昇は32銘柄、下落は8銘柄であった。建材ハイデルベルク・マテリアルズ(+6.07%)はバンカメ・グローバル・リサーチの目標株価引き上げで急伸し、ドイツ銀行(+5.34%)、発送電技術シーメンス・エナジー(+4.35%)、自動車フォルクスワーゲン(+3.56%)、商用車ダイムラー・トラック・ホールディング(+3.52%)、化学BASF(+3.05%)も大幅高。一方、防衛機器・自動車部品ラインメタル(-3.10%)、中核のタイヤ事業の2025年12月期の利益率見通しを下方修正した自動車部品コンチネンタル(-2.94%)、郵便ドイツ・ポスト(-2.16%)は大幅安。
    仏CAC40も反発し、同78.42ポイント(1.04%)高の7615.99で引けた。40銘柄中、上昇は35銘柄、下落は5銘柄であった。中東発の地政学的リスクの低下による需要回復の思惑で、ホテルチェーンのアコー(+6.26%)、硝子サンゴバン(+4.42%)、前日上昇率2位のビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(+4.13%)、銀行BNPパリバ(+3.15%)、前日下落率2位の自動車ステランティス(+3.15%)、半導体STマイクロエレクトロニクス(+3.02%)が急伸した。一方、防衛・電子機器タレス(-3.57%)、石油トタルエナジーズ(-3.28%)は急落し、食品ダノン(-0.20%)も下げた。
    (経済指標)                             (発表値)
    独6月IFO企業景況感指数                    88.4(5月は87.5)

    [インフォーマ  ファイナンシャル  インテリジェンス]
  • 2025/6/24 17:22 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇して始まる
    24日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも上昇して始まった。イランによる米国への報復攻撃は限定的なものとなり、その後、トランプ米大統領がイランとイスラエルの停戦合意を発表したことから、中東情勢の悪化懸念が緩和し、リスク回避的地合いが後退し、買い先行となっている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.68%高の8,818.01。現在は0.46%高の8,798.58近辺。指数構成全100銘柄中、81銘柄が値上がり、17銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。中東情勢の緊張緩和期待や原油安を受けて、航空のインターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ・グループ(+6.93%)や格安航空のイージージェット(+6.40%)が買われており、イベント・情報サービスのインフォーマ(+3.34%)や銀行のバークレイズ(+2.89%)なども上げている。一方、原油安で石油のBP(-4.71%)やシェル(-3.54%)は売られ、金鉱のエンデバー・マイニング(-2.63%)や航空宇宙・防衛関連のBAEシステムズ(-2.37%)なども安い。
    独DAX40指数は前日比1.81%高の23,689.19で寄り付き、現在は1.52%高の23,621.79近辺。指数構成全40銘柄中、36銘柄が値上がり、4銘柄が値下がり。セメントのハイデルベルク・マテリアルズ(+7.12%)や重電・エネルギー関連のシーメンス・エナジー(+3.78%)、半導体のインフィニオンテクノロジーズ(+3.01%)などが高い。一方、防衛・自動車部品のラインメタル(-3.16%)や電力のRWE(-1.26%)、エーオン(-1.14%)などは下げている。
    仏CAC40指数は前日比1.58%高の7,656.54で寄り付き、現在は1.44%高の7,646.46近辺。指数構成全40銘柄中、37銘柄が値上がり、3銘柄が値下がり。ホテルのアコー(+4.68%)やガラス・建材のサンゴバン(+4.38%)、自動車のステランティス(+3.27%)などが上げている。一方、石油のトタルエナジーズ(-3.41%)や航空宇宙・防衛関連のタレス(-2.60%)などは下げている。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2025/6/24 07:52 欧州株式 <IGM>欧州株式 下落 イランの報復行動待ちで新規の持ち高形成敬遠される
    <IGM>欧州株式 下落 イランの報復行動待ちで新規の持ち高形成敬遠される
    23日の欧州株は下落した。米国が核施設を攻撃したイランのホルムズ海峡封鎖を含めた報復行動の内容を確かめたいとのムードが強く、新規の持ち高形成が敬遠された。
    英FTSE100は3日続落し、前営業日比16.61ポイント(0.19%)安の8758.04と5月29日以来の安値で引けた。100銘柄中、上昇は36銘柄、下落は61銘柄、3銘柄は変わらずであった。銀行ナットウエスト・グループ(-2.43%)、製紙モンディ(-2.42%)が急落し、中東情勢の緊迫化を受けた原油の先高観による燃料コスト増加への警戒感で、航空イージージェット(-2.39%)も大幅安となった。小売マークス・アンド・スペンサー(-2.18%)、衣料品・食品アソシエイテッド・ブリティッシュ・フーズ(-2.12%)も急落した。一方、金鉱エンデバー・マイニング(+3.06%)と同フレスニロ(+2.56%)は急伸し、地政学的リスクが浮上する際に資金逃避先として選好されるケースが多い公益株は送電ナショナル・グリッド(+2.67%)の堅調が目立った。
    独DAX40は反落し、同81.54ポイント(0.35%)安の23269.01で引けた。40銘柄中、上昇は12銘柄、下落は28銘柄であった。ミュンヘン再保険(-3.05%)はモルガンスタンレーの投資判断引き下げで急落し、前日下落率3位の医療機器ザルトリウス(-2.48%)、化学品卸売ブレンタグ(-2.29%)も大きく下げた。郵便ドイツ・ポスト(-1.80%)、前日下落率トップの医薬品バイエル(-1.69%)も安い。一方、電力RWE(+1.70%)と前日上昇率2位の同エーオン(+1.12%)が高く、通信ドイツ・テレコム(+1.61%)も堅調。
    仏CAC40も反落し、同52.09ポイント(0.69%)安の7537.57で引けた。40銘柄中、上昇は10銘柄、下落は28銘柄、2銘柄は変わらずであった。工業用ガスのエア・リキード(-2.33%)、自動車ステランティス(-2.25%)、前日上昇率2位の保険アクサ(-2.04%)は大幅安となり、前日上昇率3位の高級ブランドのケリング(-1.97%)、銀行BNPパリバ(-1.64%)、化粧品ロレアル(-1.63%)も安い。一方、バウチャー発行サービスのエデンレッド(+1.16%)、下落率トップを3日間継続中のビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(+1.01%)、電力・ガスのエンジー(+0.95%)は堅調。
    (経済指標)                             (発表値)
    英6月製造業景気指数(速報値)            47.7(5月は46.4)
    英6月サービス業景気指数(速報値)        51.3(5月は50.9)
    独6月製造業景気指数(速報値)            49.0(5月は48.3)
    独6月サービス業景気指数(速報値)        49.4(5月は47.1)
    仏6月製造業景気指数(速報値)            47.8(5月は49.8)
    仏6月サービス業景気指数(速報値)        48.7(5月は48.9)
    ユーロ圏6月製造業景気指数(速報値)      49.4(5月は49.4)
    ユーロ圏6月サービス業景気指数(速報値)  50.0(5月は49.7)

    [インフォーマ  ファイナンシャル  インテリジェンス]
  • 2025/6/23 17:15 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも下落して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも下落して始まる
    23日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも下落して始まった。米国がイランの核施設を攻撃し、イランが米国に対して報復する姿勢を示すなど、中東情勢の一段の緊迫化でリスク回避的な動きが優勢となった。もっとも寄り付き後に売りは目立たず、時間外取引で米株価指数先物が持ち直している影響もあり、下げ渋る動きとなっている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.42%安の8,737.80。現在は0.16%安の8,760.33近辺。指数構成全100銘柄中、22銘柄が値上がり、77銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。格安航空のイージージェット(-1.85%)や通信のボーダフォングループ(-1.70%)、トイレタリー用品等のレキット・ベンキーザー(-1.68%)などが下げている。一方、石油のBP(+1.30%)や医療製品・テクノロジーのコンバテック・グループ(+1.27%)、食品サービスのコンパス・グループ(+1.13%)などは上げている。
    独DAX40指数は前日比0.46%安の23,242.90で寄り付き、現在は0.12%安の23,323.01近辺。指数構成全40銘柄中、17銘柄が値上がり、22銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。ミュンヘン再保険(-2.02%)や防衛・自動車部品のラインメタル(-1.99%)、医薬品製造機器のザルトリウス(-1.59%)などが安い。一方、セメントのハイデルベルク・マテリアルズ(+1.66%)や透析器のフレゼニウス・メディカル・ケア(+0.99%)、電力のRWE(+0.91%)などは上げている。
    仏CAC40指数は前日比0.52%安の7,549.92で寄り付き、現在は0.28%安の7,568.30近辺。指数構成全40銘柄中、12銘柄が値上がり、27銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。産業用ガスのエア・リキード(-2.19%)や自動車のステランティス(-1.66%)、ファッション・アパレルのケリング(-0.93%)などが下げている。一方、バウチャー発行サービスのエデンレッド(+0.91%)や石油のトタルエナジーズ(+0.62%)、半導体のSTマイクロエレクトロニクス(+0.60%)などはしっかり。

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  • 2025/6/23 07:23 欧州株式 <IGM>欧州株式 英国は小売売上高の急減で続落 独仏は反発
    <IGM>欧州株式 英国は小売売上高の急減で続落 独仏は反発
    20日の欧州株は英国が続落する一方、独仏は反発した。米国が週末にイランを攻撃する可能性が低下したことが下支え要因となったが、英国は5月小売売上高が市場予測の4倍強のマイナス幅を記録したことや、時価総額が大きい医薬品株と石油株の下落が重荷になった。
    英FTSE100は続落し、前日比17.15ポイント(0.20%)安の8774.65で引けた。中東情勢を巡る緊張が緩和したため、午後中盤までプラス圏で推移するとともに、下落した銘柄よりも上昇した銘柄の数が上回った。100銘柄中、上昇は52銘柄、下落は48銘柄であった。通期の税引き前利益が5%減となった住建バークリー・グループ・ホールディングス(-8.19%)が急落し、医薬品GSK(-2.27%)、前日上昇率2位の石油BP(-2.10%)も急落した。品質保証インターテック・グループ(-1.86%)、RBCが投資判断を引き下げた上下水道ユナイテッド・ユーティリティーズ(-1.71%)、医薬品アストラゼネカ(-1.52%)も軟調。一方、航空宇宙メルローズ・インダストリーズ(+3.59%)は3日続けて上昇率トップとなり、銀行スタンダード・チャータード(+2.26%)、資産運用シュローダーズ(+1.50%)も上げた。
    独DAX40は4日ぶりに反発し、同293.17ポイント(1.27%)高の23350.55で引けた。40銘柄中、上昇は36銘柄、下落は4銘柄であった。航空機エアバス(+3.56%)、電力エーオン(+2.60%)、前日下落率2位の建材ハイデルベルク・マテリアルズ(+2.36%)、防衛機器・自動車部品ラインメタル(+2.12%)、保険アリアンツ(+2.04%)、コメルツ銀行(+2.02%)が大幅高となった。下落したのは、医薬品バイエル(-0.91%)、化学シムライズ(-0.60%)、前日上昇率トップの医療機器ザルトリウス(-0.56%)、化学品卸売ブレンタグ(-0.07%)のみ。
    仏CAC40も4日ぶりに反発し、同36.21ポイント(0.48%)高の7589.66で引けた。40銘柄中、上昇は30銘柄、下落は10銘柄であった。航空機エアバス(+3.55%)、保険アクサ(+2.45%)、高級ブランドのケリング(+2.36%)、ホテルチェーンのアコー(+2.21%)、防衛・電子機器タレス(+1.42%)はいずれも反発した。一方、ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-4.05%)は3日連続の下落率トップ、4日連続の騰落率トップと荒い値動きが続いた。コンサルティングのキャップジェミニ(-2.41%)も大幅に続落し、前日上昇率3位のビジネスサポートのビューロー・ベリタス(-0.63%)も安い。
    (経済指標)                             (発表値)
    英5月小売売上高・前月比                  -2.7%(4月は+1.3%)
    ユーロ圏6月消費者信頼感指数(速報値)    -15.3(4月は-15.2)

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  • 2025/6/20 17:25 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも反発して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも反発して始まる
    20日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも反発して始まった。イランに対する米国による軍事介入が差し迫った状態にあることを伝えた報道で、前日に売り圧力が強まったが、その後、トランプ米大統領が軍事介入は2週間以内に決断すると発表したことで、ひとまず警戒感が緩和し買い先行となっている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.32%高の8,820.02。現在は0.46%高の8,832.04近辺。指数構成全100銘柄中、82銘柄が値上がり、16銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。エンジニアリング企業等投資会社のメルローズ・インダストリーズ(+4.39%)やスタンダードチャータード銀行(+3.08%)、ギャンブル・電子ゲームのエンテイン(+2.20%)などが上げている。一方、先行販売の大幅減少が嫌気され不動産のバークレー・グループ(-7.86%)が売られ、水道等公益事業のユナイテッド・ユーティリティーズ・グループ(-1.14%)や小売りのマークス・アンド・スペンサー(-0.85%)なども下げている。
    独DAX40指数は前日比0.61%高の23,197.12で寄り付き、現在は1.05%高の23,299.06近辺。指数構成全40銘柄中、39銘柄が値上がり、1銘柄が値下がり。半導体のインフィニオンテクノロジーズ(+2.17%)やドイツ銀行(+1.70%)、航空用エンジンのMTUエアロ・エンジンズ(+1.56%)などが高い。一方、日用品・化粧品のバイヤスドルフ(-0.05%)は小安い。
    仏CAC40指数は前日比0.58%高の7,597.18で寄り付き、現在は0.78%高の7,612.00近辺。指数構成全40銘柄中、36銘柄が値上がり、4銘柄が値下がり。ファッション・アパレルのケリング(+3.25%)や鉄鋼のアルセロール・ミタル(+2.40%)、銀行のソシエテ・ジェネラル(+2.19%)などが上げている。一方、コールセンター等カスタマーケアのテレパフォーマンス(-1.76%)や石油のトタルエナジーズ(-0.53%)、水処理のヴェオリア・エンバイロンメント(-0.17%)などは下げている。

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  • 2025/6/20 07:37 欧州株式 <IGM>欧州株式 下落 米国の軍事介入の可能性を強く意識
    <IGM>欧州株式 下落 米国の軍事介入の可能性を強く意識
    19日の欧州株は下落した。米国がイスラエル・イラン紛争に軍事介入する可能性がさらに強く意識され、米国の祝日(奴隷解放記念日)による低調な取引のなかで上値の重さが目立った。
    英FTSE100は反落し、前日比51.67ポイント(0.58%)安の8791.80で引けた。英中銀は大方の予想通り4.25%の政策金利据え置きを決定した。9名中3名のメンバーが0.25%利下げを支持した表決内容はハト派寄りであったが、目立った影響はなかった。100銘柄中、上昇は22銘柄、下落は77銘柄、1銘柄は変わらずであった。住建パーシモン(-3.44%)と電気通信・モバイルマネーサービスのエアテル・アフリカ(-2.83%)は配当落ちで急落し、幅広く売られた鉱業株ではアングロ・アメリカン(-3.40%)とアントファガスタ(-3.35%)の下げがきつかった。原油高で燃料コストの負担増が警戒された航空株は、前日上昇率2位のインターナショナル・エアラインズ・グループ(-3.10%)、イージージェット(-2.98%)が大幅安となった。一方、航空宇宙メルローズ・インダストリーズ(+2.69%)は連日の上昇率トップとなり、石油BP(+1.67%)、流通バンズル(+1.35%)も堅調。
    独DAX40は3日続落し、同260.43ポイント(1.12%)安の23057.38と4月30日以来の安値で引けた。40銘柄中、上昇は5銘柄、下落は35銘柄であった。オンライン衣料販売ザランド(-4.36%)、建材ハイデルベルク・マテリアルズ(-2.61%)、スポーツ用品アディダス(-2.10%)、ソフトウェアSAP(-2.06%)が急落し、前日上昇率2位のコメルツ銀行(-1.63%)は反落した。一方、医療機器ザルトリウス(+2.72%)は2024年の終値に面合わせし、同シーメンス・ヘルシニアーズ(+0.79%)、通信ドイツ・テレコム(+0.23%)もしっかり。
    仏CAC40も3日続落し、同102.67ポイント(1.34%)安の7553.45と4月25日以来の安値で引けた。40銘柄中、上昇は3銘柄、下落は37銘柄であった。ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-4.06%)は連日の下落率トップ、3日連続の騰落率トップと荒い値動きが続いた。鉄鋼アルセロールミタル(-3.80%)、バウチャー発行サービスのエデンレッド(-3.73%)、前日下落率3位の高級ブランドのケリング(-3.19%)、同上昇率3位の建設・メディア・通信ブイグ(-2.95%)、同上昇率トップの銀行ソシエテ・ジェネラル(-2.81%)も急落した。上昇したのは石油トタルエナジーズ(+2.14%)、前日下落率2位の医薬品サノフィ(+0.37%)、ビジネスサポートのビューロー・ベリタス(+0.14%)のみ。
    (経済指標)                             (発表値)
    なし

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  • 2025/6/19 17:22 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも下落して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも下落して始まる
    19日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも下落して始まった。イスラエルとイランによる攻撃の応酬が続くなか、米国による軍事介入の可能性の高まりを伝える報道で、中東情勢の一段の緊迫化を背景とする売りが優勢となっている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.37%安の8,811.00。現在は0.53%安の8,796.69近辺。指数構成全100銘柄中、12銘柄が値上がり、87銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。いずれも配当落ちの住宅建設のパーシモン(-3.37%)や水道等公益事業のユナイテッド・ユーティリティーズ・グループ(-3.20%)、電気通信・モバイルマネーサービスのエアテル・アフリカ(-2.83%)、ベンチャーキャピタルの3iグループ(-2.63%)などが下げている。一方、原油高で石油のBP(+1.41%)やシェル(+1.01%)などは買われ、通信のボーダフォングループ(+1.01%)も高い。
    独DAX40指数は前日比0.60%安の23,178.60で寄り付き、現在は0.74%安の23,145.35近辺。指数構成全40銘柄中、4銘柄が値上がり、35銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。オンライン衣料販売のザランド(-2.60%)やソフトウェアのSAP(-1.74%)、半導体のインフィニオンテクノロジーズ(-1.64%)などが下げている。一方、通信のドイツテレコム(+0.56%)や航空用エンジンのMTUエアロ・エンジンズ(+0.41%)、防衛・自動車部品のラインメタル(+0.37%)などはしっかり。
    仏CAC40指数は前日比0.66%安の7,605.88で寄り付き、現在は0.87%安の7,589.31近辺。指数構成全40銘柄中、3銘柄が値上がり、36銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。ファッション・アパレルのケリング(-2.93%)や高級ファッションブランドのエルメス・インターナショナル(-1.97%)、バウチャー発行サービスのエデンレッド(-2.77%)などが安い。一方、コールセンター等カスタマーケアのテレパフォーマンス(+2.66%)や石油のトタルエナジーズ(+1.93%)、通信のオランジュ(+0.35%)などは上げている。

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  • 2025/6/19 07:35 欧州株式 <IGM>欧州株式 英国は国債利回り低下で反発 独仏はともに5月7日以来の安値
    <IGM>欧州株式 英国は国債利回り低下で反発 独仏はともに5月7日以来の安値
    18日の欧州株は英国が反発したが、独仏は続落した。米国がイスラエル・イラン紛争に軍事介入する可能性が意識され、米FRBの金融政策発表を引け後に控えるなかで、積極的な買いは入らなかった。英5月消費者物価指数が予想通りに4月から伸びを鈍化させたことで英国債利回りが低下し、英国株の下支え要因になった。
    英FTSE100は反発し、前日比9.44ポイント(0.11%)高の8843.47で引けた。100銘柄中、上昇は61銘柄、下落は37銘柄、2銘柄は変わらずであった。航空宇宙メルローズ・インダストリーズ(+2.53%)と前日下落率トップの航空インターナショナル・エアラインズ・グループ(+2.08%)が急伸し、保険アヴィヴァ(+1.85%)とアドミラル・グループ(+1.32%)、タバコのインペリアル・ブランズ(+1.37%)とブリティッシュ・アメリカン・タバコ(+1.33%)も堅調。一方、台所用品・建具ハウデン・ジョイナリー・グループ(-2.57%)はシティグループの目標株価引き上げにもかかわらず急落した。医薬品GSK(-2.06%)はトランプ米大統領が医薬品関税を近く発表すると発言したことで、続落局面を4日目に伸ばした。前日上昇率トップの建機レンタルのアシュテッド・グループ(-1.93%)も軟調。
    独DAX40は続落し、同116.84ポイント(0.50%)安の23317.81と5月7日以来の安値で引けた。40銘柄中、上昇は9銘柄、下落は30銘柄、1銘柄は変わらずであった。自動車株はダイムラー・トラック・ホールディング(-2.49%)を筆頭に全面安となった。化学品卸売ブレンタグ(-2.35%)、医療機器フレゼニウス(-2.26%)、日用品バイヤスドルフ(-2.14%)、医薬品メルク(-2.14%)、半導体インフィニオン・テクノロジーズ(-2.10%)も大幅安となった。一方、航空機エンジンMTUエアロエンジンズ(+3.30%)は連日の上昇率トップとなり、前日下落率2位のコメルツ銀行(+2.85%)、前日上昇率2位の不動産ヴォノヴィア(+2.05%)も急伸した。
    仏CAC40も続落し、同27.61ポイント(0.36%)安の7656.12と5月7日以来の安値で引けた。40銘柄中、上昇は16銘柄、下落は24銘柄であった。前日上昇率トップのビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-13.61%)は、ネットキャッシュフローの2割をAI投資に振り向けるなどの中期計画発表で2024年12月30日以来の水準に急反落した。医薬品サノフィ(-2.40%)、前日下落率トップの高級ブランドのケリング(-2.35%)、電気設備ルグラン(-2.11%)も大幅安となった。一方、前日下落率2位の銀行ソシエテ・ジェネラル(+1.64%)、配当性向の上限を引き上げた航空機エアバス(+1.39%)、建設・メディア・通信のブイグ(+1.33%)は上げた。
    (経済指標)                             (発表値)
    英5月消費者物価指数・前年比              +3.4%(4月は+3.5%)
    ユーロ圏5月消費者物価指数確定値・前年比  +1.9%(4月は+2.2%)

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  • 2025/6/18 17:25 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英仏は小じっかり、独は小甘く始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英仏は小じっかり、独は小甘く始まる
    18日の欧州株式市場寄り付きは、英仏株は小じっかり、独株は小甘く始まった。中東情勢の一段の緊迫化を受けて、17日はいずれも下落したが、時間外取引で米株価指数先物が徐々に持ち直している影響もあり、直近ではいずれも小幅上昇して推移している。もっとも中東情勢への警戒は根強く、また、本日引け後に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見も予定されており、積極的な動きは見られない。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.19%高の8,850.80。現在は0.24%高の8,855.41近辺。指数構成全100銘柄中、70銘柄が値上がり、29銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。エンジニアリング企業等投資会社のメルローズ・インダストリーズ(+2.68%)やギャンブル・電子ゲームのエンテイン(+2.29%)、教育事業のピアソン(+1.61%)などが上げている。一方、台所用品・建具のハウデン・ジョイナリー(-3.20%)や建機・産業機器レンタルのアシュテッド・グループ(-2.54%)、医薬品のGSK(-1.35%)などは下げている。
    独DAX40指数は前日比0.03%安の23,426.97で寄り付き、現在は0.15%高の23,469.75近辺。指数構成全40銘柄中、15銘柄が値上がり、24銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。配当性向の上限引き上げを発表した航空機製造のエアバス(+3.53%)が買われており、航空用エンジンのMTUエアロ・エンジンズ(+3.10%)や防衛・自動車部品のラインメタル(+1.62%)なども上げている。一方、商用車のダイムラー・トラック・ホールディングス(-1.50%)や医薬品のメルク(-1.20%)、日用品・化粧品のバイヤスドルフ(-1.19%)などは下げている。
    仏CAC40指数は前日比0.05%高の7,687.42で寄り付き、現在は0.25%高の7,702.80近辺。指数構成全40銘柄中、18銘柄が値上がり、21銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。航空機製造のエアバス(+3.67%)や航空エンジンのサフラン(+1.85%)、建設・通信のブイグ(+1.63%)などが高い。一方、電気機器のルグラン(-1.26%)やバウチャー発行サービスのエデンレッド(-1.11%)、自動車のルノー(-1.05%)などは下げている。

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  • 2025/6/18 08:03 欧州株式 <IGM>欧州株式 反落 中東発の地政学的リスクが再燃
    <IGM>欧州株式 反落 中東発の地政学的リスクが再燃
    17日の欧州株は反落した。イスラエルとイランの交戦が激化するなかで、テヘランからの即時避難を求めたトランプ米大統領がG7首脳会議の日程を切り上げて帰国し、一部で米国の軍事介入を警戒する動きが浮上しており、中東発の地政学的リスクの再燃で売りが優勢となった。
    英FTSE100は反落し、前日比41.19ポイント(0.46%)安の8834.03で引けた。100銘柄中、上昇は25銘柄、下落は75銘柄であった。中東発の地政学的リスクの再燃で航空需要減が見込まれ、前日上昇率2位のインターナショナル・エアラインズ・グループ(-4.37%)とイージージェット(-2.72%)が急落した。前日15%超急騰したオンライン賭博エンテイン(-3.28%)は利益確定売りで急反落し、流通バンズル(-2.87%)はRBCの投資判断引き下げで2021年3月以来の安値を更新した。広告WPP(-2.75%)、銀行スタンダード・アンド・チャータード(-2.03%)も急落した。一方、建機レンタルのアシュテッド・グループ(+4.15%)は、通期の税引き前利益が2年連続で減少したにもかかわらず、指数を構成する100銘柄のうち17銘柄のみが継続中の増配10回以上を維持したことが好感された。通信BTグループ(+1.73%)、石油BP(+1.66%)も堅調。
    独DAX40も反落し、同264.47ポイント(1.12%)安の23434.65と5月8日以来の安値で引けた。40銘柄中、上昇は5銘柄、下落は35銘柄であった。透析器フレゼニウス・メディカル・ケア(-4.47%)、コメルツ銀行(-4.33%)、オンライン衣料販売ザランド(-2.22%)、医薬品メルク(-2.21%)、医療機器フレゼニウス(-2.15%)、前日上昇率2位の同ザルトリウス(-2.11%)が急落した。一方、航空機エンジンMTUエアロエンジンズ(+1.69%)、不動産ヴォノヴィア(+1.04%)、化学BASF(+0.35%)はしっかり。
    仏CAC40も反落し、同58.51ポイント(0.76%)安の7683.73と5月7日以来の安値で引けた。40銘柄中、上昇は4銘柄、下落は36銘柄であった。下落率トップ3は前日の上昇率トップ3と同じ並びとなり、前日11%高と急騰した高級ブランドのケリング(-4.09%)、銀行ソシエテ・ジェネラル(-3.94%)、広告ピュブリシス(-2.23%)、ホテルチェーンのアコー(-2.16%)が急落し、銀行BNPパリバ(-1.97%)、コンサルティングのキャップジェミニ(-1.96%)も安い。上昇したのは、ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(+2.44%)、石油トタルエナジーズ(+1.82%)、防衛サフラン(+1.27%)、自動車部品ミシュラン(+0.03%)のみ。
    (経済指標)                             (発表値)
    独6月ZEW景況感指数                        47.5(5月は25.2)

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