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  • 2023/12/11 15:31 <NQN>◇東証大引け 3日ぶり反発、円高進行一服で投資家心理上向く
    <NQN>◇東証大引け 3日ぶり反発、円高進行一服で投資家心理上向く
     11日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、終値は前週末比483円94銭(1.50%)高の3万2791円80銭だった。8日発表された11月の米雇用統計を受け同日の米株式市場で主要株価指数が上昇したほか、円高進行も一服したことから東京市場でも幅広い銘柄に買いが入った。日経平均の上げ幅は一時600円を超えた。

     11月の米雇用統計の堅調な結果を受けて米景気の軟着陸(ソフトランディング)期待が高まった一方、米連邦準備理事会(FRB)が一段と金融引き締めをするほどではないと受け止められた。米株式市場でダウ工業株30種平均が年初来高値を更新したことで投資家心理が上向いた。

     外国為替市場で前週末夕に比べて円安・ドル高が進み1ドル=145円台まで下落したことも支えとなった。機械や半導体関連株などに押し目買いが入り、指数を押し上げた。ただ、買い一巡後は週内に米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中央銀行(ECB)理事会を控えていることなどから伸び悩んだ。

     東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反発した。終値は34.08ポイント(1.47%)高の2358.55だった。JPXプライム150指数は3営業日ぶりに反発し、14.82ポイント(1.44%)高の1041.94で終えた。

     東証プライムの売買代金は概算で3兆4572億円、売買高は15億5571万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1416。値下がりは212銘柄、変わらずは32銘柄だった。

     東電HDが大幅高。東エレク、ダイキン、三井物も買われた。一方、ネクソンやニトリHD、三井金属は売られた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/11 14:16 <NQN>◇東証14時 高値圏で膠着 FOMCなど前に様子見
    <NQN>◇東証14時 高値圏で膠着 FOMCなど前に様子見
     11日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は高値圏で膠着し、前週末比470円ほど高い3万2700円台後半で推移している。後場は新規材料に乏しく、週内の米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中央銀行(ECB)理事会を控え、様子見感が強まっている。

     市場からは「前場は円高進行の一服を好感し幅広い銘柄が買い戻されたが、買い一巡後はFOMC前ということや自民党の政治資金パーティーを巡る問題が広がっていることで積極的に上値を追う雰囲気はなくなった」(運用会社トレーダー)との見方があった。

     14時現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆4727億円、売買高は11億2271万株だった。

     東電HDや中部電など電力株が高い。三井物や伊藤忠、三菱UFJも買われている。一方、ニトリHDや東ソーは安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/11 12:57 <NQN>◇東証後場寄り やや上げ幅縮小 東電が大幅高
    <NQN>◇東証後場寄り やや上げ幅縮小 東電が大幅高
     11日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価はやや上げ幅を縮小し、前週末比450円ほど高い3万2700円台半ばで推移している。外国為替市場で円相場が1ドル=145円台まで下落したことが支えとなっている半面、上値では利益確定売りも出ている。

     前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約329億円成立した。

     12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆47億円、売買高は8億8954万株だった。

     原子力規制委員会が柏崎刈羽原発(新潟県)を現地調査したと伝わった東電HDが大幅高。三菱UFJ、三井住友FGも後場一段高となっている。一方、ルネサスやオリックスは売られている。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/11 11:56 <NQN>◇東証前引け 大幅反発し509円高、米株高など好感
    <NQN>◇東証前引け 大幅反発し509円高、米株高など好感
     11日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発し、午前終値は前週末比509円75銭(1.58%)高の3万2817円61銭だった。8日の米株式市場で主要株価指数が上昇したほか、円高進行が一服したことで東京市場でも幅広い銘柄に買いが入った。日経平均は上げ幅が600円を超える場面があった。

     8日発表された11月の米雇用統計の堅調な結果から米景気の軟着陸(ソフトランディング)期待が高まり、米株式市場でダウ工業株30種平均が年初来高値を更新。東京市場でも投資家心理が上向いた。

     外国為替市場で前週末夕から円安・ドル高が進み1ドル=145円台まで下落したことも支えとなった。電気機器、機械などの輸出株に押し目買いが入り、指数を押し上げた。 原油価格の上昇で商社などエネルギー関連株も高かった。

     マネックス証券の広木隆チーフ・ストラテジストは「米11月雇用統計の結果は米経済の過度な減速懸念を後退させた。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題も、長期化すればともかく現時点では影響は限定的だ」とみていた。 

     東証株価指数(TOPIX)とJPXプライム150指数も反発した。 

     前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆8011億円、売買高は7億8329万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1365。値下がりは255、変わらずは37だった。

     東エレクやアドテストなど半導体関連株が高い。三井物、第一三共、ソフトバンクグループ(SBG)、ENEOSなども買われた。一方、ネクソンやニトリHDが売られた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/11 10:18 <NQN>◇東証10時 上昇一服 上値で利益確定売り
    <NQN>◇東証10時 上昇一服 上値で利益確定売り
     11日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は高値圏で推移し、前週末比540円ほど高い3万2800円台半ばで推移している。前週末の米株式市場で主要株価指数が上昇したことと円高・ドル安進行の一服から投資家心理が上向き買いが先行したが、買い一巡後は利益確定売りも出ている。

     前週末に比べると依然、大幅高の水準だ。みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジストは、「8日発表された11月の米雇用統計が堅調な内容だったことで米経済の軟着陸(ソフトランディング)期待が高まった」と指摘した。

     10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆1073億円、売買高は4億7640万株だった。

      第一三共が大幅高。東エレク、三井物など高い。一方、ネクソンやニトリHD、オリックスは安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/11 09:22 <NQN>◇東証寄り付き 上げ幅600円強、幅広い銘柄に買い
    <NQN>◇東証寄り付き 上げ幅600円強、幅広い銘柄に買い
     11日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は大幅反発で始まった。上げ幅は前週末に比べ600円を超え、3万2900円台前半まで上昇する場面がある。8日の米株式市場で主要株価指数が上昇し、円高進行も一服したのを受け、東京市場でも買いが先行している。日経平均が8日に大幅安となったことから自律反発狙いの買いも入っている。

     8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比130ドル(0.36%)高の3万6247ドルで終えた。11月の米雇用統計は堅調な内容だったが、米連邦準備理事会(FRB)が一段と金融引き締めをするほどではないとの受け止めが広がった。東京市場でも投資家心理が上向き、幅広い銘柄に買いが入っている。

     外国為替市場では1ドル=144円台後半と前週末夕から円安・ドル高に振れたことも投資家に安心感を与えた。電気機器、機械などの輸出株に見直し買いが入り、指数を押し上げている。

     東証株価指数(TOPIX)は反発している。

     東エレクやアドテストが高い。ファストリ、ソフトバンクグループ(SBG)、京セラ、ダイキンなども買われている。一方、ネクソンやニトリHD、JALは安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/8 15:32 <NQN>◇東証大引け 大幅続落 円急伸で1カ月ぶり安値
    <NQN>◇東証大引け 大幅続落 円急伸で1カ月ぶり安値
     8日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、前日比550円45銭(1.68%)安の3万2307円86銭で終えた。11月8日以来1カ月ぶりの安値水準。外国為替市場で円相場が対ドルで急伸し、輸出関連株を中心に売りを促した。株価指数先物に短期筋とみられる売りが断続的に出たほか、日本時間今晩に発表される11月の米雇用統計への警戒も重荷となった。

     東証の業種別株価指数の下落率は「輸送用機器」がトップだった。7日の植田和男・日銀総裁の発言などを受けて金融政策の修正観測が高まり、円相場が急上昇するなかで輸出採算の悪化が意識され、トヨタをはじめ自動車株に売りが出た。鉄鋼や機械などほかの輸出関連株も売りが目立った。

     日経平均の下げ幅は600円を超える場面もあった。直近では米労働市場の需給緩和を示す経済統計が相次いでおり、11月の米雇用統計が労働市場の減速を示す内容となれば、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が強まる可能性が高い。日銀が18~19日に開く金融政策決定会合でマイナス金利解除に動く可能性も意識されるなか、日米金利差の縮小を通じた円相場の上昇持続に警戒感が強まった。

     東証株価指数(TOPIX)は続落し、35.44ポイント(1.50%)安の2324.47で終えた。JPXプライム150指数も続落し、15.32ポイント(1.47%)安の1027.12だった。

     東証プライムの売買代金は概算で4兆8397億円。売買高は20億4933万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1408と、全体の約8割を占めた。値上がりは230銘柄、変わらずは22銘柄だった。

     TOPPANや豊田通商、アマダは下落した。一方、ニチレイやLINEヤフー、りそなHDは上昇した。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/8 14:14 <NQN>◇東証14時 下げ幅600円超える 米雇用統計に警戒
    <NQN>◇東証14時 下げ幅600円超える 米雇用統計に警戒
     8日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅が600円を超え、3万2200円台半ばで推移している。日本時間今晩に発表される11月の米雇用統計への警戒もあり、いったん持ち高を減らす動きが出ているようだ。

     直近では米労働市場の需給緩和を示す経済統計が相次ぐ。米雇用統計も労働市場の減速を示す内容となれば、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が強まる可能性がある。日銀のマイナス金利解除の観測も浮上するなか、市場では「日米金利差の縮小で円高進行に拍車がかかる可能性がある」(いちよしアセットマネジメントの秋野充成取締役)との見方があった。

     14時現在の東証プライムの売買代金は概算で3兆5028億円、売買高は14億5581万株だった。

     TOPPANやアマダ、荏原が安い。一方、花王やニトリHD、スクリンが上昇している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/8 13:02 <NQN>◇東証後場寄り 下げ幅600円に接近 円高進行に懸念
    <NQN>◇東証後場寄り 下げ幅600円に接近 円高進行に懸念
     8日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅をやや拡大し、前日比580円程度安い3万2200円台後半で推移している。外国為替市場の円高・ドル安の進行が引き続き投資家心理を下向かせている。18~19日の日銀金融政策決定会合に向けて一段と円高が進むとの懸念もあり、なかなか押し目買いも入りにくいようだ。

     前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約301億円成立した。12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆9644億円、売買高は12億1711万株だった。

     トヨタやSUBARU、ジェイテクトが引き続き安い。一方、ニチレイやLINEヤフー、りそなHDが高い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/8 12:01 <NQN>◇東証前引け 続落 円急伸で株売り強まる
    <NQN>◇東証前引け 続落 円急伸で株売り強まる
     8日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、前日比552円98銭(1.68%)安の3万2305円33銭で前場を終えた。外国為替市場で円相場が対ドルで急伸し、輸出関連株を中心に下げた。株価指数先物にも短期筋とみられる売りが出て、日経平均を下押しした。

     日銀の植田和男総裁の発言などを受けて金融政策の修正観測が高まり、外国為替市場で円相場は1ドル=141円台と約4カ月ぶりの水準まで急上昇する場面があった。輸出採算の悪化が意識されてトヨタやデンソーなど自動車株に売りが出て日経平均を押し下げた。

     円急伸の背景にあったのは日銀が早期にマイナス金利の解除に動くとの観測だ。市場では「実際にマイナス金利解除まで踏み込めば住宅ローン金利の上昇や消費減速などを通じて実体経済への影響が大きくなるとみられ、いったんリスク回避の売りが膨らんでいる」(東海東京調査センターの長田清英チーフストラテジスト)との見方があった。

     東証株価指数(TOPIX)は続落し、前引け時点で32.82ポイント(1.39%)安の2327.09だった。JPXプライム150指数は続落し、14.18ポイント(1.36%)安の1028.26だった。

     前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆7239億円、売買高は10億9790万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1364と、全体の約8割を占めた。値上がりは268銘柄、変わらずは26銘柄だった。

     豊田通商やリコー、コニカミノルは下落した。一方、ニチレイやLINEヤフー、スクリンは上昇した。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/8 10:13 <NQN>◇東証10時 下げ幅500円超える トヨタやSUBARUが一段安
    <NQN>◇東証10時 下げ幅500円超える トヨタやSUBARUが一段安
     8日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は一段安。前日比の下げ幅は500円を超えて3万2300円台半ばまで下落する場面がある。日銀が金融政策を修正するとの観測で外国為替市場で円高・ドル安が進み、輸出関連株を中心に引き続き売りが出ている。株価指数先物にも短期筋とみられる売りが断続的に出ており、日経平均を下押ししている。

     10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆9220億円、売買高は7億7412万株だった。

     トヨタやSUBARU、ファストリが一段安となっている。三菱UFJやりそなHD、東武は上昇している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/8 09:22 <NQN>◇東証寄り付き 下げ幅300円強 円高進行、自動車株に売り目立つ
    <NQN>◇東証寄り付き 下げ幅300円強 円高進行、自動車株に売り目立つ
     8日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落で始まり、前日に比べ340円ほど安い3万2500円台前半で推移している。外国為替市場で対ドルの円相場が急伸し、輸出関連株を中心に売りが出ている。

     日銀の植田和男総裁の発言などを受けて早期の金融政策の修正観測が高まり、外国為替市場で対ドルの円相場は一時1ドル=141円台と約4カ月ぶりの円高・ドル安水準まで急伸する場面があった。輸出採算の悪化が懸念されてトヨタやSUBARUなど自動車株に売りが目立つ。
     
     日経平均の株価指数先物とオプション12月物の特別清算指数(SQ)算出に絡む現物株売買もあった。QUICK試算のSQ値は3万2639円57銭だった。

     東証株価指数(TOPIX)は続落している。

     川崎汽や住友不、エプソンが安い。一方、ニチレイやLINEヤフー、ニトリHDは高い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/7 15:18 <NQN>◇東証大引け 反落、587円安 米株安でリスク回避の売り
    <NQN>◇東証大引け 反落、587円安 米株安でリスク回避の売り
     7日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、大引けは前日比587円59銭(1.76%)安の3万2858円31銭だった。前日の米株式相場がハイテク株を中心に下落した流れを引き継ぎ、リスク回避目的の売りが終日優勢だった。指数寄与度の高い半導体関連株を中心に売られ、日経平均を押し下げた。日経平均は前日に670円高と急反発していたため利益確定売りも出やすく、下げ幅は一時600円を超えた。

     あす8日の株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出を控えた短期筋による先物売りや、7日のアジア株安も重荷となった。原油安も相まって米景気減速懸念が強まるなか、8日に11月の米雇用統計の発表が予定されており、注目イベントを前にいったん株式の持ち高を減らす動きも出やすかった。

     東証株価指数(TOPIX)は反落し、27.29ポイント(1.14%)安の2359.91で終えた。JPXプライム150指数も反落し、15.63ポイント(1.48%)安の1042.44で終えた。

     東証プライムの売買代金は概算で3兆7010億円。売買高は15億4582万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1382と、全体の8割強を占めた。値上がりは249、変わらずは29銘柄だった。

     東エレクやアドテスト、信越化など半導体関連株が安い。ファストリやダイキン、ソフトバンクグループ(SBG)など値がさ株が下落した。トヨタやホンダ、ファナックが売られた。一方、SOMPOや東電HDが大幅高。小田急や京王、JR東日本など鉄道株の上昇が目立った。ニッスイやANAHDも買われた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/7 14:11 <NQN>◇東証14時 下値模索が続く リスク回避や持ち高調整の売り
    <NQN>◇東証14時 下値模索が続く リスク回避や持ち高調整の売り
     7日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下値模索が続いている。14時過ぎに前日比620円ほど安い3万2800円台前半と、きょうの安値をつけた。引き続き前日の米株安や7日のアジア株安を背景としたリスク回避目的の売りが出ている。あす8日に国内では株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出、米国では雇用統計の発表と注目イベントを控え、いったん株式の持ち高を減らす動きも出ているようだ。

     チャート上の25日移動平均線(3万2918円、6日時点)を下回った水準では押し目買いが入る場面もあったが、現時点では売り圧力が上回っている。

     14時現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆4761億円、売買高は10億4318万株だった。

     東エレクやアドテスト、信越化など半導体関連株が引き続き安い。ファストリやダイキン、トヨタや安川電が下落した。一方、SOMPOや東電HDが高い。小田急や京王、ニッスイも上昇した。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/7 12:56 <NQN>◇東証後場寄り 一段安、下げ幅600円超える アジア株安も重荷
    <NQN>◇東証後場寄り 一段安、下げ幅600円超える アジア株安も重荷
     7日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は一段安となっている。下げ幅は600円を超え、3万2800円台前半で推移している。前日の米株安や米景気減速懸念を背景にした売りが引き続き優勢だ。7日の香港ハンセン指数などアジア各国・地域の株価指数が総じて軟調な値動きとなっていることも、相場全体の地合いを冷え込ませている。

     前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約176億円成立した。12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆125億円、売買高は8億4209万株だった。

     ファストリやアドテスト、ダイキンが下げ幅を拡大。東エレクや信越化、ソフトバンクグループ(SBG)が引き続き軟調。トヨタやホンダ、デンソーが下落した。一方、SOMPOや東電HDが高い。京王や小田急が上昇している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/7 11:50 <NQN>◇東証前引け 反落し545円安 米株安で短期筋などが売り
    <NQN>◇東証前引け 反落し545円安 米株安で短期筋などが売り
     7日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比545円96銭(1.63%)安の3万2899円94銭で前場を終えた。前日の米株式市場で主要3指数がそろって下落し、東京市場にリスク回避目的の売りが波及した。米ハイテク株の下落を引き継いで指数寄与度の高い半導体関連株が総じて軟調に推移し、日経平均の押し下げ要因となった。日経平均は前日に670円高と急反発していたため、短期的な相場過熱を警戒した利益確定売りも重荷となった。

     11月の米雇用統計の発表を8日に控え、米景気の先行き懸念を強めた投資家が持ち高調整の売りを出したとの見方があった。米民間雇用サービス会社ADPが6日発表した11月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数が市場予想を下回るなど、このところ米雇用情勢の軟化を示すデータが増えている。

     市場では「米経済がソフトランディング(軟着陸)できるかに疑念を抱いた短期筋が利益確定売りを出していたようだ」(大和証券の林健太郎シニアストラテジスト)との声も聞かれた。8日に先物とオプションの清算日が重なる「メジャーSQ(特別清算指数)」の算出を控え、急伸した前日とは逆に、きょうは短期筋の思惑的な売りが膨らんだとみられる。

     東証株価指数(TOPIX)とJPXプライム150指数はいずれも反落した。

     前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆8034億円、売買高は7億4947万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1414と、全体の8割強を占めた。値上がりは209銘柄、変わらずは36銘柄だった。

     東エレクやアドテスト、信越化など半導体関連株が安い。ファストリやソフトバンクグループ(SBG)、ダイキンなど値がさ株の下げも目立った。トヨタやホンダ、デンソーなど自動車関連株も売られた。一方、SOMPOや東電HDが高い。小田急や京王、JR東日本など鉄道株も買われた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/7 10:07 <NQN>◇東証10時 やや下げ幅拡大、相場過熱への警戒も重荷
    <NQN>◇東証10時 やや下げ幅拡大、相場過熱への警戒も重荷
     7日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価はやや下げ幅を拡大し、前日比370円ほど安い3万3070円近辺ときょうの安値圏で推移している。引き続き前日の米株式相場の下落をきっかけとした利益確定売りが優勢だ。

     日経平均構成銘柄の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割った騰落レシオ(25日移動平均)は6日時点で126.53%と、「買われすぎ」の目安とされる120%を上回っている。日経平均は前日に670円高と急反発していたこともあり、短期的な相場過熱を警戒した売りが出やすくなっている。

     10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆1145億円、売買高は4億5191万株だった。

     東エレクやアドテスト、信越化など半導体関連株が安い。ファストリやダイキン、ファナックなど値がさ株が下落した。トヨタやホンダ、デンソーなど自動車株も売られた。一方、SOMPOや東電HDが高い。テルモやヤマハ発、京王が上昇した。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/7 09:22 <NQN>◇東証寄り付き 反落で始まる、下げ幅一時300円超 米ハイテク株安で
    <NQN>◇東証寄り付き 反落で始まる、下げ幅一時300円超 米ハイテク株安で
     7日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落で始まり、前日に比べ300円ほど安い3万3100円台で推移している。前日の米株式市場で主要3指数がそろって下落した流れを引き継ぎ、東京市場でも売りが先行している。日経平均は前日に670円高と急反発していたため、利益確定売りも出やすい。

     8日に11月の米雇用統計の発表を控え、6日の米市場ではマイクロソフトやアップルといった主力銘柄に持ち高調整の売りが出た。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は0.58%安、主要な半導体株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は0.72%安と、ダウ工業株30種平均の下落率(0.19%安)よりも大きかった。東エレクやアドテストなど日経平均への指数寄与度の高い半導体関連株に売りが波及し、日経平均の押し下げ要因となっている。

     6日のニューヨーク市場で原油先物相場が期近物として6月以来の安値を付けた。米国や中国の原油需要が弱含んでいるとの見方があり、世界経済の先行き不安を背景とした売りも出やすい。

     東証株価指数(TOPIX)は反落して始まった。

     ファストリやソフトバンクグループ(SBG)、ダイキンなど値がさ株が安い。ソニーGやファナック、安川電も売られた。一方、SOMPOが高い。京王や小田急、京成など鉄道株の上昇も目立つ。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/6 15:17 <NQN>◇東証大引け 4日ぶり反発、670円高 日米の長期金利低下が追い風
    <NQN>◇東証大引け 4日ぶり反発、670円高 日米の長期金利低下が追い風
     6日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに大幅反発し、前日比670円08銭(2.04%)高の3万3445円90銭で終えた。日経平均は前日に3週間ぶりに3万3000円を割り込んだが、日米の長期金利低下を手がかりとして株価指数先物が買い戻され、値がさ株を中心に幅広い銘柄に押し目買いが入った。日本時間6日午後の取引で米株価指数先物が堅調に推移したことも投資家心理を支えた。

     前日の米長期金利はおよそ3カ月ぶりの水準に低下した。高PER(株価収益率)銘柄が多い米ハイテク株の買いを誘い、ナスダック総合株価指数が反発した。東京市場でも東エレクなど半導体関連銘柄が買われた。ファストリなど前日に売られた値がさ株に買いが入り、日経平均を押し上げた。米金利低下を受け、日本の長期金利が8月中旬以来の低水準となったのも支援材料だった。

     日経平均は前日までの3営業日で700円余り下げていた。足元の国内企業業績などが好調にもかかわらず、日本株は短期的に下げすぎとの見方が多く、値ごろ感に着目した買いが入りやすかった。5日発表の11月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が好不況の分かれ目となる50を上回り、米景気懸念が和らいだのも追い風だった。株価指数先物には朝方の買い戻し一巡後も断続的な買いが入り、午後もじり高の展開だった。

     東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反発し、44.51ポイント(1.90%)高の2387.20で終えた。JPXプライム150指数も3営業日ぶりに反発し、終値は21.08ポイント(2.03%)高の1058.07だった。

     東証プライムの売買代金は概算で3兆5298億円。売買高は14億3245万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1540と、全体の9割強を占めた。値下がりは95銘柄、横ばいは25銘柄だった。

     アドテストと信越化が上昇した。レーザーテクとソニーGの上げも目立った。一方、資生堂と横河電、京王は下落した。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/6 14:16 <NQN>◇東証14時 600円高の高値圏で推移 レーザーテクが上げ幅拡大
    <NQN>◇東証14時 600円高の高値圏で推移 レーザーテクが上げ幅拡大
     6日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日比600円ほど高い3万3300円台後半と、きょうの高値圏で推移している。午後に入って上げ幅を630円程度まで拡大する場面があった。前日までの下落を受けた買い戻しには一巡感が出ているとの声もあるが、株価指数先物への断続的な買いが入り、指数を押し上げている。

     14時現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆4000億円、売買高は9億6151万株だった。

     レーザーテクやソニーGは上げ幅を拡大。テルモとオリンパスも高い。半面、横河電とカシオは売られている。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/11 17:13 <NQN>◇外為17時 円、3日ぶり反落 日銀会合の報道で売り増える
    <NQN>◇外為17時 円、3日ぶり反落 日銀会合の報道で売り増える
     11日の東京外国為替市場で、円相場は3営業日ぶりに反落した。17時時点では前週末の同時点に比べ2円32銭の円安・ドル高の1ドル=146円40~41銭で推移している。日銀による早期の政策修正観測が後退し、17時過ぎには146円46銭近辺まで円売り・ドル買いが進んだ。米連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げ観測が和らいだのに加え、11日の日経平均株価が上昇したのを受けて「低リスク通貨」とされる円に売りが出た面もある。

     米ブルームバーグ通信は日本時間11日夕、日銀関係者の話としてマイナス金利解除や長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の「撤廃などを今月急ぐ必要はほとんどないとの認識だ」と伝えた。日銀が年内に金融政策の修正に動くとの見方が後退し、円売り・ドル買いが出た。

     8日発表の11月の米雇用統計は労働需給の引き締まりを示したと受け止められた。非農業部門の雇用者数は市場予想を上回り、失業率は前月より低下した。FRBが早期に利下げに動くとの見方が後退して米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いも出た。

     円は対ユーロで6営業日ぶりに反落した。17時時点では同2円14銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=157円45~48銭で推移している。ユーロは対ドルで8日続落した。17時時点は同0.0024ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0755~56ドルで推移している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/11 14:11 <NQN>◇外為14時 円、一段安 一時145円台後半 米金利の上昇継続で
    <NQN>◇外為14時 円、一段安 一時145円台後半 米金利の上昇継続で
     11日午後の東京外国為替市場で、円相場が一段と下落している。14時時点では1ドル=145円61~62銭と前週末17時時点と比べて1円53銭の円安・ドル高だった。11月の米雇用統計を受けて早期の米利下げ観測が後退するなか、日本時間11日の取引で米長期金利の上昇が続いており、円売り・ドル買いが増えた。日経平均株価が高値圏で推移しているのも「低リスク通貨」とされる円の売りにつながった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/11 12:29 <NQN>◇外為12時 円、下落 145円台半ば 米利下げ観測後退や株高で
    <NQN>◇外為12時 円、下落 145円台半ば 米利下げ観測後退や株高で
     11日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落した。12時時点は1ドル=145円42~43銭と前週末17時時点と比べて1円34銭の円安・ドル高だった。11月の米雇用統計が労働市場の引き締まりを映す結果となり、早期の米利下げ観測がやや後退。日経平均株価が大きく上昇したのも「低リスク通貨」とされる円の売りを促した。

     円は145円57銭近辺まで下げ幅を広げる場面があった。8日発表された11月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回り、失業率は前月から低下した。米連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げ観測が後退したとして米長期金利が上昇し、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが出た。

     東京市場では国内輸入企業による円売り・ドル買い観測も相場を下押しした。日銀がマイナス金利政策を早期に解除するとの思惑は円相場を下支えしたものの、「12月に決めるかは疑問」(国内銀行の外為ディーラー)だとの声もあり、相場が急伸した前週に積み上がった円買い・ドル売りの持ち高を縮小する動きも広がった。

     円は対ユーロでも下落した。12時時点は1ユーロ=156円55~58銭と、同1円24銭の円安・ユーロ高だった。11日午前は日経平均が一時600円あまり上昇し、対ユーロでも「低リスク通貨」とされる円には売りが増えた。

     ユーロは対ドルで下落し、12時時点は1ユーロ=1.0765~66ドルと同0.0014ドルのユーロ安・ドル高だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/11 10:22 <NQN>◇外為10時 円、下げ幅拡大 一時145円台半ば 中値「ドル買い強い」
    <NQN>◇外為10時 円、下げ幅拡大 一時145円台半ば 中値「ドル買い強い」
     11日午前の東京外国為替市場で円相場は下げ幅を拡大した。10時時点は1ドル=145円34~35銭と前週末17時時点と比べて1円26銭の円安・ドル高だった。10時すぎには一時145円57銭近辺まで下落した。日経平均株価の前週末と比べた上げ幅が600円を上回り、株高で投資家が運用リスクを取りやすくなって円売り・ドル買いが進行した。

     10時前の中値決済に向けては「ドル買いの勢いが強い」(国内銀行の為替担当者)との声があった。国内輸入企業による円売り・ドル買い観測も円相場を押し下げた。

     円は対ユーロで一段安となっている。10時時点は1ユーロ=156円54~57銭と同1円23銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでは下げ幅を縮小し、10時時点は1ユーロ=1.0770~71ドルと同0.0009ドルのユーロ安・ドル高だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/11 08:51 <NQN>◇外為8時30分 円、下落し145円前後 対ユーロも安い
    <NQN>◇外為8時30分 円、下落し145円前後 対ユーロも安い
     11日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=144円97~99銭と前週末17時時点と比べて89銭の円安・ドル高だった。11月の米雇用統計の結果を受け、早期の米利下げ観測がやや後退。米長期金利が上昇し、日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが優勢となっている。

     円は8時半すぎに一時145円06銭近辺まで売られた。8日発表の11月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想を上回り、失業率は前月から低下した。平均時給も市場予想を上回り、労働市場の引き締まりが意識された。早期の米利下げを織り込む動きがやや後退したとして前週末に米長期金利が上昇し、円売り・ドル買いが出た。

     日銀による早期のマイナス金利政策の解除への思惑が高まり、前週7日に円相場は一時141円60銭と8月上旬以来の高値まで急伸していた。市場では「ひとまずドルは下がりきったとみており、ここからは持ち高整理の円売り・ドル買いで円は下落方向になるだろう」(国内銀行の外為ディーラー)との声も聞かれた。

     円は対ユーロでも下落している。8時30分時点は1ユーロ=156円06~10銭と、同75銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで下落し、8時30分時点は1ユーロ=1.0764~65ドルと同0.0015ドルのユーロ安・ドル高だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕


  • 2023/12/8 17:34 <NQN>◇外為17時 円、続伸し大幅高 144円ちょうど近辺 日銀の政策修正への思惑で
    <NQN>◇外為17時 円、続伸し大幅高 144円ちょうど近辺 日銀の政策修正への思惑で
     8日の東京外国為替市場で、円相場は続伸した。17時時点では前日の同時点に比べ1円66銭円高・ドル安の1ドル=144円01~03銭で推移している。日銀の植田和男総裁の発言などを背景に、日銀が早期にマイナス金利を解除するとの思惑が広がった。金融政策の正常化を意識し、これまで積み上げられていた円売り・ドル買いの持ち高を縮小する動きが出た。

     日銀の植田総裁は7日の参院財政金融委員会で、金融政策運営について「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と発言していた。植田総裁が7日午後に岸田文雄首相と首相官邸で会談したことなども金融市場で政策修正への思惑を強めた。

     円は10時すぎに一時142円50銭近辺まで上昇する場面があったが、7日のニューヨーク市場でつけていた8月上旬以来となる高値(141円60銭)を上回るには至らず、午後にかけては徐々に伸び悩んだ。8日に発表される11月の米雇用統計の結果を見極めたいとして、積極的な売買を見送る雰囲気が広がった。

     円は対ユーロでは5日続伸した。17時時点では同1円78銭円高・ユーロ安の1ユーロ=155円26~29銭で推移している。

     ユーロは対ドルでほぼ横ばい。17時時点は同0.0001ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0781ドル近辺で推移している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/8 14:15 <NQN>◇外為14時 円、伸び悩み 143円台後半 米雇用統計控え売買見送り
    <NQN>◇外為14時 円、伸び悩み 143円台後半 米雇用統計控え売買見送り
     8日午後の東京外国為替市場で、円相場は伸び悩んでいる。14時時点は1ドル=143円73~75銭と前日17時時点と比べて1円94銭の円高・ドル安だった。日銀による早期のマイナス金利解除の思惑を背景にした円買い・ドル売りが一巡している。日本時間8日夜に発表される11月の米雇用統計の結果を見極めたいとして、積極的な売買は見送られている。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/8 12:21 <NQN>◇外為12時 円、大幅高 143円台半ば 日銀のマイナス金利解除の思惑で
    <NQN>◇外為12時 円、大幅高 143円台半ば 日銀のマイナス金利解除の思惑で
     8日午前の東京外国為替市場で、円相場は大幅に上昇した。12時時点は1ドル=143円52~54銭と前日17時時点と比べて2円15銭の円高・ドル安だった。日銀の植田和男総裁の発言などを受けて、日銀が早期にマイナス金利を解除するとの思惑が広がり、これまで積み上げていた円売りの持ち高を解消する動きが出た。

     10時すぎには1ドル=142円50銭近辺まで上昇する場面があった。日本国債の利回り上昇を受け、日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが入った。 8日の国内債券市場で長期金利は前日比0.050%高い0.800%と11月16日以来の高さに上昇する場面があった。

     植田総裁は7日の国会答弁で「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と述べた。植田氏が7日午後、岸田文雄首相と首相官邸で会談したこともあり、市場では早期の政策修正の思惑が強まっている。

     内閣府が8日発表した7~9月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動を除いた実質で前期比年率は2.9%減だった。速報値(2.1%減)から小幅な引き上げを見込んでいた市場予想に反して下方修正された。ただ、「日銀の情報発信に関心が集まっており、現時点でGDPの下振れを材料視する動きは限られている」(国内銀行のディーラー)との声が聞かれた。

      円は対ユーロでも大幅に上昇し、12時時点は1ユーロ=154円83~87銭と、同2円21銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで小幅に上昇し、12時時点は1ユーロ=1.0788~89ドルと同0.0008ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/8 10:34 <NQN>◇外為10時 円、上げ幅拡大 一時142円台半ば 国内金利の上昇で
    <NQN>◇外為10時 円、上げ幅拡大 一時142円台半ば 国内金利の上昇で
     8日午前の東京外国為替市場で、円相場は一段高となっている。10時時点は1ドル=143円12~14銭と前日17時時点と比べて2円55銭の円高・ドル安だった。日銀が早期にマイナス金利解除に動くとの思惑から日本国債の利回り上昇が続いており、円買い・ドル売りが入った。

     10時すぎには142円50銭近辺まで上げ幅を拡大する場面があった。8日の国内債券市場で長期金利は前日比0.050%高い0.800%と11月16日以来の高い水準をつけた。このところ米長期金利は米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げの思惑から低下基調にあり、日米の金利差縮小が意識された。

     10時前の中値決済に向けては、「ややドル余剰」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。国内輸出企業によるドル売りが優勢だとの見方も円相場を支えたようだ。

      内閣府が8日発表した7~9月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動を除いた実質で前期比年率は2.9%減だった。速報値(2.1%減)から下方修正された。QUICKがまとめた民間予測の中央値(2.0%減)を下回ったが、今のところ材料視する動きは目立っていない。

     鈴木俊一財務相は8日午前の閣議後記者会見で、外国為替市場で円相場が大幅に上昇したことについて「市場の動向についてしっかりと注視していきたい」と述べた。

     円は対ユーロでも上げ幅を広げ、10時時点は1ユーロ=154円51~55銭と同2円53銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルでやや強含み、10時時点は1ユーロ=1.0796~97ドルと同0.0016ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/8 08:49 <NQN>◇外為8時30分 円が大幅高、144円ちょうど近辺 対ユーロでも上昇
    <NQN>◇外為8時30分 円が大幅高、144円ちょうど近辺 対ユーロでも上昇
     8日早朝の東京外国為替市場で、円相場は上昇している。8時30分時点は1ドル=144円01~03銭と前日17時時点と比べて1円66銭の円高・ドル安だった。日銀の植田和男総裁の発言などを受けて早期の金融政策の修正観測が高まり、円買い・ドル売りが優勢となっている。

     7日のニューヨーク外国為替市場で一時は141円60銭と、8月上旬以来およそ4カ月ぶりの円高・ドル安水準をつけた。植田日銀総裁は7日の国会答弁で「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と述べた。さらに7日午後に植田氏が岸田文雄首相と首相官邸で会談したこともあり、市場では日銀が早期にマイナス金利解除に動くとの思惑が広がった。

     もっとも、8日朝の東京市場で円の上値を試す動きは限られている。米雇用統計の発表を日本時間8日夜に控え、積極的な売買が見送られている。

     厚生労働省が8日発表した10月の毎月勤労統計調査によると、物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月比で2.3%減少した。減少率は9月(2.9%減)からは縮小したが、現時点で外為市場の反応は限られている。

     円は対ユーロでも大幅に上昇している。8時30分時点は1ユーロ=155円39~43銭と、同1円65銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで小幅に上昇し、8時30分時点は1ユーロ=1.0790~91ドルと同0.0010ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕


  • 2023/12/7 17:16 <NQN>◇外為17時 円、大幅反発 145円台後半 日銀正常化の思惑で
    <NQN>◇外為17時 円、大幅反発 145円台後半 日銀正常化の思惑で
     7日の東京外国為替市場で、円相場は大幅に反発した。17時時点では前日の同時点に比べ1円33銭の円高・ドル安の1ドル=145円63~65銭で推移している。一時は145円52銭近辺と9月1日以来、約3カ月ぶりの高値をつけた。日銀が早期にマイナス金利の解除に踏み切るとの観測から円買い・ドル売りが優勢になった。国内金利の大幅上昇を手がかりに日米の金利差が縮小するとの見方も円買いを誘った。

     米国の労働需給の逼迫感が和らぎ、米連邦準備理事会(FRB)が追加利上げに動かないとの観測から前日の米長期金利は約3カ月ぶりの低水準となった。米金利低下を受け、円買い・ドル売りが先行した。財務省が7日実施した30年債入札が「不調」な結果となり、国内債券市場では幅広い年限で国債利回りが上昇した。日米金利差が縮小するとして、円高・ドル安が進行した。

     日銀の植田和男総裁は7日の参院財政金融委員会で「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と語った。日銀の氷見野良三副総裁は6日に大規模な金融緩和の出口を迎えた際に経済への悪影響は比較的少ないとの見方を示していた。日銀の政策正常化への思惑が高まり、円買いが加速した。

     植田日銀総裁は7日午後、岸田文雄首相と首相官邸で会談した。植田総裁は会談後、為替に関する議論は「なかった」と記者団に話したが「首相と日銀総裁の会談が政策修正への思惑を高めた」(国内銀行)といい、一段と円高が進んだ。

      円は対ユーロで大幅に4日続伸した。17時時点では同1円62銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=156円94~97銭で推移している。16時40分すぎに一時156円88銭近辺と、10月10日以来およそ2カ月ぶりの高値をつけた。日銀がマイナス金利を早期に解除するとの観測で、対ユーロでも円高が進んだ。

     ユーロは対ドルで6日続落した。17時時点は同0.0013ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0776~77ドルで推移している。欧州中央銀行(ECB)が利下げに転換するとの観測でユーロ売り・ドル買いが出た。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/7 14:17 <NQN>◇外為14時 円、146円台後半で上げ拡大 ユーロに売り加速
    <NQN>◇外為14時 円、146円台後半で上げ拡大 ユーロに売り加速
     7日午後の東京外国為替市場で、円相場が上げ幅を広げている。14時時点では1ドル=146円71~72銭と前日17時時点と比べて25銭の円高・ドル安だった。7日の30年物国債入札が「不調」な結果となったのをきっかけに日本の長期金利が一段と上昇。米金利の先高観が後退するなかで日米の金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが増え、14時すぎには146円64銭近辺まで上昇する場面があった。

     ユーロに売りが加速している。対円では14時時点で1ユーロ=157円86~89銭と前日17時時点と比べて70銭の円高・ユーロ安だった。欧州中央銀行(ECB)の利上げ打ち止め観測が広がるなか、7日は日経平均株価が下げ幅を600円あまりに拡大。投資家が運用リスクを取りづらくなるとして「低リスク通貨」とされる円には買いが増え、14時すぎには一時157円80銭近辺と10月30日以来の円高・ユーロ安水準をつけた。

     ユーロは対ドルでも下げ幅を広げ、14時時点では1ユーロ=1.0761~62ドルと同0.0028ドルのユーロ安・ドル高だった。一時1.0757ドル近辺と11月中旬以来の安値をつける場面もあった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/7 12:27 <NQN>◇外為12時 円、上げに転じる 146円台後半 対ユーロは1カ月ぶり高値
    <NQN>◇外為12時 円、上げに転じる 146円台後半 対ユーロは1カ月ぶり高値
     7日午前の東京外国為替市場で、円相場は上げに転じている。12時時点は1ドル=146円85~86銭と前日17時時点と比べて11銭の円高・ドル安だった。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ終了が意識されて米金利の先高観が後退するなか、日米の金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢となった。

     円は一時146円70銭近辺まで上げ幅を広げた。6日発表の11月のADP全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想を下回り、企業の賃金負担を示す単位労働コストも7~9月期の改定値が下方修正された。労働市場の逼迫感が和らぎ、FRBも追加利上げに動かなくなるとの見方から6日に米長期金利は4.10%と約3カ月ぶりの水準に低下し、円買い・ドル売りを誘った。

     7日に日本の長期金利が上昇したのも円相場を支えた。日銀の氷見野良三副総裁が6日、金融政策について「状況をよく見極めて出口のタイミングや進め方を適切に判断する」などと説明。政策正常化に踏み切った際の経済への悪影響も比較的少ないとの見方を示し、マイナス金利政策の解除が近いとの思惑が日本の金利上昇を促した。

     朝方は円売り・ドル買いが優勢だった。週初に一時146円台前半と約3カ月ぶりの高値をつけるなど、このところ円高・ドル安のペースが速かったため、円には持ち高調整を目的とした売りが出た。欧州中央銀行(ECB)の利上げ打ち止め観測で対ユーロでドル高が進み、対円にドル買いが及んだのも相場の重荷となった。

     日銀の植田和男総裁は7日午前に出席した参院財政金融委員会で、物価目標の達成の見通しが立つようになれば「マイナス金利解除や長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の見直しが視野に入ってくる」と語った。だが、市場では「目新しい内容ではない」(国内銀行の為替担当者)との受け止めが多く、今のところ円相場の反応は限られている。

     円は対ユーロでも上昇した。12時時点は1ユーロ=158円08~10銭と同48銭の円高・ユーロ安だった。11時30分過ぎには一時158円ちょうど近辺まで買われ、10月30日以来およそ1カ月ぶりの円高・ユーロ安水準をつけた。ECBの利上げ打ち止め観測がユーロ売りを促したほか、7日の日経平均株価が大きく下落したことで「低リスク通貨」とされる円には買いが入った。

     ユーロは対ドルで下落した。12時時点は1ユーロ=1.0764~65ドルと同0.0025ドルのユーロ安・ドル高だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/7 10:18 <NQN>◇外為10時 円、下げ渋り 一時146円台後半 対ユーロは10月末以来の高値
    <NQN>◇外為10時 円、下げ渋り 一時146円台後半 対ユーロは10月末以来の高値
     7日午前の東京外国為替市場で、円相場が下げ渋っている。10時時点は1ドル=147円06~07銭と前日17時時点と比べて10銭の円安・ドル高だった。10時前には146円98銭近辺まで下げ幅を縮める場面があった。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ打ち止め観測から米金利の先高観が後退するなか、国内の長期金利が上昇したのもあって日米の金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが増えた。

     10時前の中値決済に向け、市場では「ドル需給に偏りがない」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。輸出入企業など国内実需筋による売買は今のところ円相場を方向付ける材料とはなっていないようだ。

     円は対ユーロで上げ幅を拡大し、10時時点では1ユーロ=158円37~40銭と同19銭の円高・ユーロ安だった。欧州中央銀行(ECB)の利上げ局面が終了したとの見方が強まり、一時158円32銭近辺と10月末以来の円高・ユーロ安水準をつけた。

     ユーロは対ドルでやや下げ幅を縮めている。10時時点では1ユーロ=1.0769~70ドルと同0.0020ドルのユーロ安・ドル高だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/7 08:48 <NQN>◇外為8時30分 円、下落し147円台前半 ユーロは対ドルで11月以来の安値圏
    <NQN>◇外為8時30分 円、下落し147円台前半 ユーロは対ドルで11月以来の安値圏
     7日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=147円24~26銭と前日17時時点と比べて28銭の円安・ドル高だった。このところ上昇が続いていたため、持ち高調整を目的とした円売り・ドル買いが出た。欧州中央銀行(ECB)の利上げ打ち止め観測で対ユーロでドル高が進み、対円でもドルを買う動きにつながった。

     もっとも、円の下値は限られている。6日発表された11月のADP全米雇用リポートでは、非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想を下回った。企業の賃金負担を示す単位労働コストも7~9月期の改定値が下方修正された。労働需給の緩和を受け、6日に米長期金利は一時4.10%とおよそ3カ月ぶりの低水準をつけており、日米の金利差縮小を意識した円買い・ドル売りも入った。

     円は対ユーロでは小動き。8時30分時点は1ユーロ=158円51~53銭と、同5銭の円高・ユーロ安だった。

     ユーロは対ドルで下落している。8時30分時点は1ユーロ=1.0765~66ドルと同0.0024ドルのユーロ安・ドル高だった。ECB高官から追加利上げを否定する発言が続いて欧州主要国であるドイツの国債利回りが低下。ユーロ売り・ドル買いが活発となり6日には一時1.0760ドル近辺と11月中旬以来の安値をつけていた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕


  • 2023/12/6 17:24 <NQN>◇外為17時 円、3日ぶり反落 持ち高調整の売り
    <NQN>◇外為17時 円、3日ぶり反落 持ち高調整の売り
     6日の東京外国為替市場で、円相場は3営業日ぶりに反落した。17時時点では前日の同時点に比べ10銭の円安・ドル高の1ドル=146円93~94銭で推移している。このところ円は対ドルで堅調に推移していたこともあって、持ち高調整の円売り・ドル買いが出やすかった。6日の日経平均株価が上昇して投資家心理が改善したとして「低リスク通貨」とされる円に売りが出た面もある。

     円は11時30分過ぎに147円39銭近辺まで下落した。日銀の氷見野良三副総裁が6日、大分県の金融経済懇談会に出席。金融政策を巡り「粘り強く緩和を継続していく」などと述べ、円相場の下押し圧力となった。

     もっとも、円相場が一段と下値を探る動きは限られた。日本時間6日夕の取引で米長期金利が低下傾向となっており、日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りも入った。8日に11月の米雇用統計の発表を控え、投資家の間では様子見姿勢も強かった。

     円は対ユーロで3日続伸した。17時時点では同15銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=158円52~55銭で推移している。ユーロは対ドルで5日続落。17時時点は同0.0017ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0789~90ドルで推移している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/6 14:17 <NQN>◇外為14時 円、147円台前半で小動き
    <NQN>◇外為14時 円、147円台前半で小動き
     6日午後の東京外国為替市場で、円相場は安値圏で小幅な動きとなっている。14時時点は1ドル=147円27~28銭と前日17時時点と比べて44銭の円安・ドル高だった。週初に円買い・ドル売りが進んだ後で持ち高調整を目的とした円売り・ドル買いが続いている。日経平均株価が午後に一段高となり、前日比で上げ幅は一時600円を超えた。株高で低リスク通貨とされる円に売りが出やすくなっている面もある。一方、米長期金利は日本時間6日午後の取引でも4.1%台で推移している。日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが相場を下支えしている。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/6 12:25 <NQN>◇外為12時 円、下落 147円台前半 株高が重荷
    <NQN>◇外為12時 円、下落 147円台前半 株高が重荷
     6日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落した。12時時点は1ドル=147円34~36銭と前日17時時点と比べて51銭の円安・ドル高だった。週初に円高・ドル安が進んだことを受けて持ち高調整の円売り・ドル買いが優勢だった。6日午前に日経平均株価が大幅に上昇し、投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から低リスク通貨とされる円が売られた面もある。

     円は一時147円39銭近辺まで下落した。日銀の氷見野良三副総裁が6日午前の大分県金融経済懇談会で、物価目標の達成を見通せるまで「粘り強く緩和を継続していく」との考えを示した。「ハト派的な内容で、円売りを後押しする要因となった」(国内銀行の為替担当者)との指摘もあった。

     円は対ユーロで下落した。12時時点は1ユーロ=159円01~04銭と、同34銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで下落し、12時時点は1ユーロ=1.0792ドル近辺と同0.0014ドルのユーロ安・ドル高だった。欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事が利上げに消極的な姿勢を示したのがユーロ売り・ドル買いにつながった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/6 10:35 <NQN>◇外為10時 円、147円台前半で小動き 中値「偏りなし」の声
    <NQN>◇外為10時 円、147円台前半で小動き 中値「偏りなし」の声
     6日午前の東京外国為替市場で、円相場は朝方から小幅な値動きとなっている。10時時点は1ドル=147円18~20銭と前日17時時点と比べて35銭の円安・ドル高だった。最近の円高・ドル安の進行を受け、持ち高調整の円売りが出やすい。一方、米長期金利が水準を切り下げており、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが相場の下値を支えている。8日発表の11月の米雇用統計を控えて積極的な売買を見送るムードもある。

     10時前の中値決済に向けては「目立った偏りはみられない」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。国内実需筋の動向は円相場に大きく影響を与えていないとみられる。

     円は対ユーロで下げ幅を拡大している。10時時点では1ユーロ=158円90~92銭と、同23銭の円安・ユーロ高だった。

     ユーロは対ドルで安値圏で小動き。10時時点は1ユーロ=1.0795~97ドルと同0.0011ドルのユーロ安・ドル高だった。欧州中央銀行(ECB)高官の発言を受けて早期の利下げ観測が強まり、ユーロは対ドルで売られている。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2023/12/6 08:55 <NQN>◇外為8時30分 円、下落し147円台前半 対ユーロでは小幅安
    <NQN>◇外為8時30分 円、下落し147円台前半 対ユーロでは小幅安
     6日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=147円16~18銭と前日17時時点と比べて33銭の円安・ドル高だった。足元で円はドルに対して買われていたため、持ち高調整の円売り・ドル買いが優勢となっている。もっとも、米長期金利の低下で日米金利差の縮小を見込む円買い・ドル売りも入り、円の下値は堅い。

     週初に円の対ドル相場は一時146円24銭近辺と3カ月ぶりの円高・ドル安水準をつけていた。急ピッチで円買い・ドル売りが進んだ反動で、利益確定の円売り・ドル買いが出やすい地合いだ。米国で8日発表の11月の雇用統計を前に様子見ムードが強まるなか、円買い・ドル売りに傾いた持ち高を中立方向に戻す目的の円売り・ドル買いも出た。

     円の下値は堅い。米国で5日発表の10月の雇用動態調査(JOLTS)で非農業部門の求人件数が市場予想を下回り、米労働市場の減速が意識された。米長期金利が低下しており、日米金利差の縮小を受けた円買い・ドル売りが相場を下支えしている。

     円は対ユーロで小幅に下落している。8時30分時点は1ユーロ=158円82~85銭と、同15銭の円安・ユーロ高だった。

     ユーロは対ドルで下落している。8時30分時点は1ユーロ=1.0792~93ドルと同0.0014ドルのユーロ安・ドル高だった。欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事が追加利上げに消極的な姿勢を示した。ECBによる早期の利下げ観測が改めて強まりユーロが売られた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕


  • 2023/12/11 08:42 <IGM>米国株式 続伸 年初来高値 堅調な雇用統計を好感
    <IGM>米国株式 続伸 年初来高値 堅調な雇用統計を好感
    8日の米国株式市場の主要3指数は揃って続伸し、年初来高値を更新。ダウは続伸し、前日比130.49ドル高(+0.36%)の36247.87ドルで終了。全30銘柄中、上昇は17、下落は13。この日発表された堅調な11月雇用統計を受けて早期の利下げ観測が後退し、売りが先行したものの、景気軟着陸への期待感が相場を押し上げた。航空機ボーイング(+3.11%)や金融ゴールマン・サックス(+1.80%)が買われた。小売ウォルマート(-1.05%)や通信ベライゾン(-1.03%)、日用品P&G(-0.92%)など内需・ディフェンシブ関連は売りに押された。
    ナスダックは同63.97ポイント高(+0.45%)の14403.97。運輸、バイオを除く全業種が上昇した。
    S&P500は同18.78ポイント高(+0.40%)の4604.37。エネルギー、ITなど7業種が上昇、生活必需品、不動産など4業種が下落。
    (経済指標)                          (発表値)
    11月失業率                       3.7%(前回: 3.9%)
    11月非農業部門雇用者数(前月比)+19万9000人(前回: +15万人)
    11月平均時給(前年比)                +4.0%(前回: +4.0%)
    12月消費者態度指数・速報値          69.4(前回: 61.3)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]           
  • 2023/12/8 08:45 <IGM>米国株式 反発 AI関連が牽引 AMD、アルファベットが急伸
    <IGM>米国株式 反発 AI関連が牽引 AMD、アルファベットが急伸
    7日の米国株式市場の主要3指数は揃って上昇。人工知能(AI)向け新製品を発表した半導体アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD、+9.89%)や、AI向けの次世代技術基盤「ジェミニ」を発表したグーグルの持ち株会社アルファベット(+5.31%)が急伸し、相場を牽引した。
    ダウは4日ぶりに反発し、前日比62.95ドル高(+0.17%)の36117.38ドルで終了。全30銘柄中、上昇は18、下落は11、変わらずは1。ドラッグストアのウォルグリーン(+7.16%)や半導体インテル(+2.13%)が買われた。製薬メルク(-1.66%)やヘルスケアのジョンソン・エンド・ジョンソン(-0.78%)など、景気変動の影響を受けにくいディフェンシブ銘柄は下げが目立った。
    ナスダックは反発し、同193.28ポイント高(+1.37%)の14339.99。終値として7月31日以来の高値を記録した。指数に占めるウェイトが大きいハイテクが2%近く上昇し、指数を押し上げた。
    S&P500は4日ぶりに反発し、同36.25ポイント高(+0.79%)の4585.59。通信、IT、一般消費財など8業種が上昇、エネルギー、公益、ヘルスケアが下落。
    (経済指標)                      (発表値)
    新規失業保険申請件数(先週)   22.0万件(前回: 21.9万件)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]           
  • 2023/12/7 08:44 <IGM>米国株式 下落 翌日の雇用統計発表を控え
    <IGM>米国株式 下落 翌日の雇用統計発表を控え
    6日の米国株式市場の主要3指数は揃って下落。ダウは3日続落し、前日比70.13ドル安(-0.19%)の36054.43ドルで終了。全30銘柄中、上昇は11、下落は19。この日発表された11月ADP全米雇用報告の民間雇用者数の伸びが市場予想を下回り、米10年物国債利回り(長期金利)が低下したことは相場をサポートしたが、8日発表の米11月雇用統計への警戒感が相場の重石となった。クレジットカードのアメックス(-1.86%)や半導体インテル(-1.55%)が下げた一方、ドラッグストアのウォルグリーン(+4.24%)や航空機ボーイング(+1.17%)が買われた。
    ナスダックは反落し、同83.20ポイント安(-0.58%)の14146.71。指数に占めるウェイトが大きいハイテクの下げが重石となった。
    S&P500は3日続落し、同17.84ポイント安(-0.39%)の4549.34。公益、資本財、ヘルスケアが上昇、エネルギーなど8業種が下落。
    (経済指標)                        (発表値)
    11月ADP全米雇用報告(前月比) +10.3万人(前回: +10.6万人)
    10月貿易収支               -643億ドル(前回: -612億ドル)
    7-9月期非農業部門労働生産性・改定値(前期比年率)+5.2%(前回: +4.7%)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]           
  • 2023/12/6 08:48 <IGM>米国株式 まちまち 雇用統計発表を控えて様子見ムード
    <IGM>米国株式 まちまち 雇用統計発表を控えて様子見ムード
    5日の米国株式市場の主要3指数はまちまち。ダウは続落し、前日比79.88ドル安(-0.22%)の36124.56ドルで終了。全30銘柄中、上昇は14、下落は16。景気・金利の先行き不透明感や8日発表の11月雇用統計への警戒感から方向感を欠いた。アップル(+2.11%)や製薬メルク(+1.11%)、通信ベライゾン(+1.00%)が買われた一方、日用品P&G(-3.49%)や金融ゴールマン・サックス(-2.19%)は下げた。
    ナスダックは反発し、同44.41ポイント高(+0.31%)の14229.91。指数に占めるウェイトが大きいハイテクのみが上昇した。
    S&P500は小幅続落し、同2.60ポイント安(-0.05%)の4567.18。IT、一般消費財、通信が上昇、エネルギー、素材など8業種が下落。
    (経済指標)                          (発表値)
    10月雇用動態調査(JOLTS)求人件数 873.3万件(前回: 935.0万件)
    11月ISM非製造業景気指数              52.7(前回: 51.8)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]           
  • 2023/12/5 08:47 <IGM>米国株式 反落 高値警戒感や長期金利上昇で
    <IGM>米国株式 反落 高値警戒感や長期金利上昇で
    4日の米国株式市場の主要3指数は揃って下落。ダウは5日ぶりに反落し、前日比41.06ドル安(-0.11%)の36204.44ドルで終了。全30銘柄中、上昇は15、下落は14、変わらずは1。先週末に年初来高値を記録し、高値警戒感が強まるなか、週明けの取引では米10年物国債利回り(長期金利)の上昇とともに利益確定売りが活発化した。顧客情報管理セールスフォース(-3.59%)や半導体インテル(-3.18%)、マイクロソフト(-1.43%)が下げた。事務用品3M(+3.60%)や製薬メルク(+1.55%)、ナイキ(+1.47%)は買われた。
    ナスダックは反落し、同119.53ポイント安(-0.84%)の14185.49。指数に占めるウェイトが大きいハイテクの下げが重石となった。
    S&P500は3日ぶりに反落し、同24.85ポイント安(-0.54%)の4569.78。不動産、ヘルスケアなど4業種が上昇、通信、ITなど7業種が下落。
    (経済指標)                                   (発表値)
     なし

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]           
  • 2023/12/4 08:52 <IGM>米国株式 ダウ、S&P500年初来高値 FRB議長発言を好感
    <IGM>米国株式 ダウ、S&P500年初来高値 FRB議長発言を好感
    1日の米国株式市場はダウとS&P500が年初来高値を更新。ダウは4日続伸し、前日比294.61ドル高(+0.82%)の36245.50ドルで終了。全30銘柄中、上昇は23、下落は7。パウエル米FRB議長がこの日の講演で「(政策金利は)かなり制約的な領域に入っている」と述べたことで追加利上げへの警戒感が一段と和らぎ、投資家心理をサポートした。ドラッグストアのウォルグリーン(+4.26%)やスポーツ用品ナイキ(+3.26%)、顧客情報管理セールスフォース(+3.22%)が買われた。半導体インテル(-2.15%)やマイクロソフト(-1.16%)は下げた。
    ナスダックは3日ぶりに反発し、同78.81ポイント高(+0.55%)の14305.03。全業種が上昇した。
    S&P500は続伸し、同26.83ポイント高(+0.58%)の4594.63。通信を除く全10業種が上昇した。
    (経済指標)                                   (発表値)
    11月ISM製造業景気指数   46.7(前回: 46.7)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]           
  • 2023/12/1 08:43 <IGM>米国株式 ダウ年初来高値 好決算のセールスフォースが急伸
    <IGM>米国株式 ダウ年初来高値 好決算のセールスフォースが急伸
    30日の米国株式市場の主要3指数はまちまち。ダウは3日続伸し、前日比520.47ドル高(+1.47%)の35950.89ドルで終了。年初来高値を記録した。全30銘柄中、上昇は25、下落は5。金利先安観が相場をサポートしたほか、前日引け後に発表した決算が好感された顧客情報管理セールスフォース(+9.36%)が急伸し、ダウを押し上げた。セールスフォースは第3四半期の決算と通期利益見通しが市場予想を上回った。医療保険ユナイテッド・ヘルス(+3.36%)や航空機ボーイング(+3.21%)も買われた。半導体インテル(-0.53%)や小売ウォルマート(-0.25%)は下げた。
    ナスダックは続落し、同32.27 ポイント安(-0.23%)の14226.21。幅広く買われたものの、指数に占めるウェイトが大きいハイテクの下げが重石となった。
    S&P500は反発し、同17.22ポイント高(+0.37%)の4567.80。8月1日以来ほぼ4ヶ月ぶり高値を記録した。ヘルスケア、資本財など8業種が上昇、通信、一般消費財、ITが下落。
    (経済指標)                                (発表値)
    10月個人所得(前月比)                      +0.2%(前回: +0.4%)
    10月コア個人消費支出(PCE)価格指数(前年比) +3.5%(前回: +3.7%)
    新規失業保険申請件数(先週)             21.8万件(前回: 21.1万件)
    11月シカゴ購買部協会景気指数               55.8(前回: 44.0)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]           
  • 2023/11/30 08:46 <IGM>米国株式 まちまち ダウは3ヶ月半ぶり高値 
    <IGM>米国株式 まちまち ダウは3ヶ月半ぶり高値 
    29日の米国株式市場の主要指数はまちまち。ダウは小幅に続伸し、前日比13.44ドル高(+0.04%)の35430.42ドルで終了。終値として8月7日以来の高値を僅かに更新した。全30銘柄中、上昇は17、変わらずは2、下落は11。金利先安観を背景に米10年物国債利回り(長期金利)が一時9月14日以来の4.25%台に低下し、相場をサポートした一方、高値警戒感や景気減速懸念が相場の重石となった。顧客情報管理セールスフォース(+2.41%)や半導体インテル(+1.61%)が買われた。小売ウォルマート(-1.61%)や石油シェブロン(-1.10%)は下げた。
    ナスダックは小反落し、同23.26ポイント安(-0.16%)の14258.49。指数に占めるウェイトが大きいハイテクの下げが重石となった。
    S&P500も小反落し、同4.31ポイント安(-0.09%)の4550.58。不動産、金融、素材など6業種が上昇、通信、エネルギーなど5業種が下落。
    (経済指標)                                             (発表値)
    7-9月期GDP改定値(年率換算)  +5.2%(前回: +4.9%)
     
    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]           
  • 2023/11/29 08:38 <IGM>米国株式 ダウ 3ヶ月半ぶり高値 ウォラー理事のハト派発言が支え
    <IGM>米国株式 ダウ 3ヶ月半ぶり高値 ウォラー理事のハト派発言が支え
    28日の米国株式市場の主要3指数は小幅高。ダウは反発し、前日比83.51ドル高(+0.24%)の35416.98ドルで終了。終値として8月7日以来の高値を記録した。全30銘柄中、上昇は22、下落は8。米FRBのウォラー理事が28日、現在の金利水準が十分制限的であるとの確信を深めていると述べ、インフレが低下し続ければ利下げが可能との認識を示し、投資家心理をサポートした。事務用品3M(+1.48%)や航空機ボーイング(+1.40%)、小売ウォルマート(+1.19%)が買われた。ディズニー(-2.81%)や製薬メルク(-1.23%)は下げた。
    ナスダックは3日ぶりに反発し、同40.73ポイント高(+0.29%)の14281.75。指数に占めるウェイトが大きいハイテクが相場を押し上げた。
    S&P500は小反発し、同4.46ポイント高(+0.09%)の4554.89。一般消費財、不動産など8業種が上昇、ヘルスケア、資本財、金融が下落。
    (経済指標)                             (発表値)
    9月ケース・シラー住宅価格指数(前年比)  +3.9%(前回: +2.1%)
    11月消費者信頼感指数                   102.0(前回: 99.1)
     
    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]           
  • 2023/11/28 08:40 <IGM>米国株式 小幅安 高値警戒感による利益確定売りで
    <IGM>米国株式 小幅安 高値警戒感による利益確定売りで
    27日の米国株式市場の主要3指数は揃って小幅安。ダウは3日ぶりに小反落し、前日比56.68ドル安(-0.16%)の35333.47ドルで終了。全30銘柄中、上昇は10、下落は20。前日にほぼ3ヶ月ぶり高値を記録したことから、この日は利益確定売りが優勢となった。感謝祭翌日の「ブラックフライデー」のネット通販の販売額が過去最高を記録したことは投資家心理をサポートした。事務用品3M(+1.17%)や保険トラベラーズ(+0.60%)、小売ウォルマート(+0.46%)が買われた。ドラッグストアのウォルグリーン(-3.55%)や化学ダウ(-1.06%)は下げた。
    ナスダックは小幅に続落し、同9.83ポイント安(-0.07%)の14241.02。運輸、バイオ、通信が下げを主導した。
    S&P500は3日ぶりに小反落し、同8.91ポイント安(-0.19%)の4550.43。不動産、一般消費財など4業種が上昇、ヘルスケア、資本財など7業種が下落。
    (経済指標)                              (発表値)
    10月新築住宅販売件数(年率換算)      67.9万件(前回: 71.9万件) 
     
    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]           
  • 2023/11/27 08:32 <IGM>米国株式 ダウ・S&P  8月以来の高値 利上げ打ち止め観測で
    <IGM>米国株式 ダウ・S&P  8月以来の高値 利上げ打ち止め観測で
    24日の米国株式市場の主要3指数はまちまち。ダウは続伸し、前日比117.12ドル高(+0.33%)の35390.15ドルで終了。8月7日以来の高値を記録した。全30銘柄中、上昇は27、下落は3。感謝祭翌日の「ブラックフライデー」のため、短縮取引で薄商いのなか、利上げ打ち止め観測を背景に底堅く推移した。ヘルスケアのジョンソン・エンド・ジョンソン(+1.11%)やディズニー(+1.04%)、小売ウォルマート(+0.90%)が買われた。アップル(-0.70%)やナイキ(-0.26%)は下げた。
    ナスダックは小幅続落し、同15.00ポイント安(-0.11%)の14250.85。指数に占めるウェイトが大きいハイテクのみが下落し、指数を圧迫した。
    S&P500は小幅続伸し、同2.72ポイント高(+0.05%)の4559.34。8月1日以来の高値を記録した。ヘルスケア、エネルギーなど9業種が上昇、通信、ITが下落。
    (経済指標)                               (発表値)
    11月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値 49.4(前回: 50.0)
    11月サービス部門PMI速報値                50.8(前回: 50.6)
    11月総合PMI速報値                        50.7(前回: 50.7)
     
    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]           
  • 2023/11/24 08:28 <IGM>米国株式 感謝祭のため休場
    <IGM>米国株式 感謝祭のため休場
    23日の米国株式市場は感謝祭のため休場。24日は感謝祭翌日のため、短縮取引となる。なお、22日の終値はダウが35,273.03ドル(+184.74ドル)、ナスダックは14265.86(+65.88ポイント)、S&P500は4556.62(+18.43ポイント)だった。

    (22日)
    (経済指標)                                     (発表値)
    新規失業保険申請件数(先週)  20.9万件(前回: 23.3万件)
     
    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]           
  • 2023/11/22 08:38 <IGM>米国株式 反落 感謝祭を控えた利益確定売りで
    <IGM>米国株式 反落 感謝祭を控えた利益確定売りで
    21日の米国株式市場の主要3指数は揃って下落。ダウは3日ぶりに反落し、前日比62.75ドル安(-0.18%)の35088.29ドルで終了。全30銘柄中、上昇は11、下落は19。前日にほぼ3ヶ月ぶり高値を記録し、23日の感謝祭による休場を控えて利益確定売りが優勢となった。半導体インテル(-2.46%)や金融ゴールマン・サックス(-1.32%)が下げた。保険トラベラーズ(+1.72%)や通信ベライゾン(+1.42%)は買われた。
    ナスダックは6日ぶりに反落し、同84.55ポイント安(-0.59%)の14199.98。運輸、保険を除く全業種が下落した。
    S&P500も6日ぶりに反落し、同9.19ポイント安(-0.20%)の4538.19。ヘルスケア、素材など4業種が上昇、IT、不動産など7業種が下落。
    (経済指標)                         (発表値)
    10月中古住宅販売件数(年率換算)  379万件(前回: 395万件)
     
    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]           
  • 2023/11/21 08:45 <IGM>米国株式 続伸 マイクロソフト、ボーイングが牽引
    <IGM>米国株式 続伸 マイクロソフト、ボーイングが牽引
    20日の米国株式市場の主要3指数は揃って上昇。ダウは続伸し、前日比203.76ドル高(+0.58%)の35151.04ドルで終了。8月14日以来ほぼ3ヶ月ぶり高値を記録した。全30銘柄中、上昇は21、下落は9。マイクロソフト(+2.05%)、航空機ボーイング(+4.65%)が相場を牽引した。マイクロソフトは出資先であるオープンAIの最高経営責任者(CEO)を解任されたサム・アルトマン氏を人工知能(AI)研究チームに迎え入れると発表した。ボーイングはドイツ銀行が投資判断を「ホールド」から「バイ」に、目標株価を204ドルから270ドルに引き上げたことが材料視された。建機キャタピラー(-1.04%)やドラッグストアのウォルグリーン(-0.90%)は下げた。
    ナスダックは5日続伸し、同159.05ポイント高(+1.13%)の14284.53。銀行を除く全業種が上昇した。
    S&P500も5日続伸し、同33.36ポイント高(+0.73%)の4547.38。IT、通信など9業種が上昇、公益、生活必需品が下落した。
      (経済指標)                (発表値)
    10月景気先行指数(前月比)    -0.8%(前回: -0.7%)

     
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  • 2023/11/20 08:43 <IGM>米国株式 小幅高 利上げ打ち止め観測が支え
    <IGM>米国株式 小幅高 利上げ打ち止め観測が支え
    17日の米国株式市場の主要3指数は揃って小幅高。ダウは小反発し、前日比1.81ドル高(+0.01%)の34947.28ドルで終了。全30銘柄中、上昇は15、下落は15。利上げ打ち止め観測が相場をサポートした一方、景気の先行き不透明感は相場の重石となった。ドラッグストアのウォルグリーン(+2.27%)やクレジットカードのアメックス(+2.21%)、建機キャタピラー(+1.96%)が買われた。マイクロソフト(-1.68%)やナイキ(-1.53%)は下げた。
    ナスダックは小幅に4日続伸し、同11.80ポイント高(+0.08%)の14125.48。幅広い業種が買われたが、指数に占めるウェイトが大きいハイテクの下げが重石となった。
    S&P500も小幅に4日続伸し、同5.78ポイント高(+0.12%)の4514.02。エネルギー、一般消費財など6業種が上昇、通信、ITなど5業種が下落。
    (経済指標)                                     (発表値)
    10月住宅着工件数(年率換算)  137.2万件(前回: 134.6万件)
    10月建設許可件数(年率換算)  148.7万件(前回: 147.1万件)
     
    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]           
  • 2023/11/17 08:51 <IGM>米国株式 ダウ 5日ぶり反落 シスコとウォルマートの急落が重石
    <IGM>米国株式 ダウ 5日ぶり反落 シスコとウォルマートの急落が重石
    16日の米国株式市場の主要3指数はまちまち。ダウは5日ぶりに反落し、前日比45.74ドル安(-0.13%)の34945.47ドルで終了。全30銘柄中、上昇は17、下落は13。3ヶ月ぶり高値圏で利益確定売りが出やすかったほか、ネットワーク機器シスコ・システムズ(-9.83%)と小売ウォルマート(-8.09%)の急落がダウの重石となった。シスコ・システムズは前日夕方に発表した四半期決算で、通期売上高と利益見通しを引き下げた。ウォルマートは16日に発表した四半期決算で、通期の1株利益が市場予想を下回った。半導体インテル(+6.75%)やマクドナルド(+2.12%)は買われた。
    ナスダックは小幅に3日続伸し、同9.83ポイント高(+0.07%)の14113.67。指数に占めるウェイトが大きいハイテクが買われたものの、通信が3%超急落した。
    S&P500も小幅に3日続伸し、同5.36ポイント高(+0.11%)の4508.24。通信、ITなど7業種が上昇、エネルギー、生活必需品など4業種が下落。
    (経済指標)                              (発表値)
    新規失業保険申請件数(先週)          23.1万件(前回: 21.8万件)
    11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数  -5.9(前回: -9.0)
    10月輸入物価指数(前月比)               -0.8%(前回: +0.4%)
    10月鉱工業生産(前月比)                 -0.6%(前回: +0.1%)
     
    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]           
  • 2023/11/16 08:56 <IGM>米国株式 続伸 利上げ打ち止めへの期待感で
    <IGM>米国株式 続伸 利上げ打ち止めへの期待感で
    15日の米国株式市場の主要3指数は揃って上昇。ダウは4日続伸し、前日比163.51ドル高(+0.47%)の34991.21ドルで終了。全30銘柄中、上昇は23、下落は7。市場予想を下回る10月卸売物価指数を受けて利上げ打ち止め観測が強まり、相場をサポートした。ディズニー(+3.14%)や半導体インテル(+3.04%)、ドラッグストアのウォルグリーン(+2.18%)が買われた。製薬メルク(-0.80%)や顧客情報管理セールスフォース(-0.80%)は下げた。
    ナスダックは小幅続伸し、同9.45ポイント高(+0.07%)の14103.83。指数に占めるウェイトが大きいハイテクがほぼ横ばいとなり、伸び悩んだ。
    S&P500は続伸し、同7.18ポイント高(+0.15%)の4502.88。生活必需品、通信など7業種が上昇、エネルギー、公益など4業種が下落。
    (経済指標)                     (発表値)
    10月小売売上高(前月比)        -0.1%(前回: +0.9%)
    10月卸売物価指数(PPI、前月比) -0.5%(前回: +0.4%)
    10月PPI(前年比)               +1.3%(前回: +2.2%)
    10月コアPPI(前年比)           +2.4%(前回: +2.7%)
    11月NY連銀製造業景気指数       9.1(前回: -4.6)
     
    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]           
  • 2023/11/15 08:50 <IGM>米国株式 上昇 予想下回るCPIで利上げ打ち止め観測強まる
    <IGM>米国株式 上昇 予想下回るCPIで利上げ打ち止め観測強まる
    14日の米国株式市場の主要3指数は揃って上昇。ダウは3日続伸し、前日比489.83ドル高(+1.43%)の34827.70ドルで終了。2ヶ月ぶり高値を記録した。全30銘柄中、上昇は25、下落は5。この日発表された10月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことを受けて利上げ打ち止めへの期待感が強まり、幅広く買われた。ホームセンターのホーム・デポ(+5.40%)やドラッグストアのウォルグリーン(+4.56%)、化学ダウ(+3.68%)が買われた。保険トラベラーズ(-1.35%)や医療保険ユナイテッド・ヘルス(-0.39%)は下げた。
    ナスダックは反発し、同326.63ポイント高(+2.37%)の14094.38。全業種が上昇した。
    S&P500も反発し、同84.15ポイント高(+1.90%)の4495.70。全11業種が上昇した。
    (経済指標)                       (発表値)
    10月消費者物価指数(CPI、前月比)    0.0%(前回: +0.4%)
    10月CPI(前年比)                   +3.2%(前回: +3.7%)
    10月コアCPI(前月比)               +0.2%(前回: +0.3%)
    10月コアCPI(前年比)               +4.0%(前回: +4.1%)
     
    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]           
  • 2023/11/14 08:39 <IGM>米国株式 まちまち CPI発表を控えて様子見ムード ボーイングが大幅高
    <IGM>米国株式 まちまち CPI発表を控えて様子見ムード ボーイングが大幅高
    13日の米国株式市場の主要3指数はまちまち。ダウは続伸し、前日比54.77ドル高(+0.16%)の34337.87ドルで終了。全30銘柄中、上昇は15、下落は15。14日の米10月消費者物価指数(CPI)の発表を控え、様子見ムードが漂った。航空機ボーイング(+4.01%)が大幅高。中国が主力小型機「737MAX」の購入再開を検討しているとの報道やアラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空からの大型受注が材料視された。ディズニー(+1.33%)や製薬メルク(+1.07%)も買われた。スポーツ用品ナイキ(-1.80%)や半導体インテル(-1.62%)は下げた。
    ナスダックは反落し、同30.36ポイント安(-0.22%)の13767.74。指数に占めるウェイトが大きいハイテクの下げが重石となった。
    S&P500は小反落し、同3.69ポイント安(-0.08%)の4411.55。エネルギー、ヘルスケアなど5業種が上昇、公益、不動産など6業種が下落。
    (経済指標)                                     (発表値)
     なし

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  • 2023/11/13 08:31 <IGM>米国株式 反発 長期金利上昇一服で幅広く買われる
    <IGM>米国株式 反発 長期金利上昇一服で幅広く買われる
    10日の米国株式市場の主要3指数は反発。ダウは3日ぶりに反発し、前日比391.16ドル高(+1.15%)の34283.10ドルで終了。9月20日以来の高値を記録した。全30銘柄中、上昇は26、下落は4。9日のパウエル米FRB議長のタカ派発言を受けた米10年物国債利回り(長期金利)の上昇が一服し、幅広く買われた。半導体インテル(+2.80%)やマイクロソフト(+2.49%)、アップル(+2.32%)など、ハイテクが相場を牽引した。ディズニー(-2.29%)や製薬メルク(-0.97%)は下げた。
    ナスダックは反発し、同276.66ポイント高(+2.05%)の13798.10。全業種が上昇した。
    S&P500は反発し、同67.89ポイント高(+1.56%)の4415.24。全11業種が上昇した。
    (経済指標)                  (発表値)
    11月消費者態度指数・速報値  60.4(前回: 63.8)

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  • 2023/12/11 07:42 <IGM>欧州株式 反発 ECB政策発表を翌週に控えた独株は最高値更新
    <IGM>欧州株式 反発 ECB政策発表を翌週に控えた独株は最高値更新
    8日の欧州株式市場は反発した。OPECプラスが減産合意で歩み寄る可能性を意識した原油高で石油株が買われるとともに、銀行株や高級ブランド株にも買いが入った。翌週14日の欧州中央銀行(ECB)の金融政策発表を控えて、早期利下げ観測が投資家心理を押し上げたため、独株は最高値、仏株は4月以来の高値を更新した。
    英FTSE100は反発し、前日比40.75ポイント(0.54%)高の7554.47と10月18日以来の高値で引けた。100銘柄中、上昇は75銘柄、下落は25銘柄であった。鉱業アントファガスタ(+4.23%)は8月11日以来の水準に大幅続伸し、前日上昇率2位のインターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(+3.69%)は6日連続で上場来高値を更新した。建機レンタルのアシュテッド・グループ(+3.01%)も大幅に続伸した。電子製品販売代理店RSグループ(+2.80%)は6月16日以来の高値をつけた。電気通信・モバイルマネーサービスのエアテル・アフリカ(+2.56%)、前日下落率3位の高級ブランドのバーバリー・グループ(+2.53%)も大幅高。一方、鉱業アングロ・アメリカン(-18.97%)は2020年11月以来の水準に暴落した。コスト削減で2026年にかけて設備投資を18億ドル減額する計画を示すとともに、鉄鉱石の在庫が急増している傘下の南アフリカのクンバ・アイアン・オアの生産削減を発表したことが嫌気された。不動産開発バークリー・グループ・ホールディングス(-4.05%)は2020年2月以来の高値から急反落し、タバコのインペリアル・ブランズ(-1.95%)も軟調。
    独DAX40も反発し、同130.23ポイント(0.78%)高の16759.22と2日ぶりに最高値を更新した。40銘柄中、上昇は31銘柄、下落は8銘柄、1銘柄は変わらずであった。医療機器ザルトリウス(+3.63%)、前日下落率2位のオンライン衣料販売ザランド(+2.81%)、航空機エアバス(+2.81%)、防衛機器・自動車部品ラインメタル(+2.41%)、自動車BMW(+2.35%)、S&Pが信用格付を引き上げたドイツ銀行(+2.23%)も大幅高。一方、JPモルガンが投資判断/目標株価を引き下げた発送電技術シーメンス・エナジー(-2.19%)は大幅に続落し、前日上昇率トップの医薬品メルク(-1.70%)、不動産ヴォノヴィア(-1.30%)も軟調。
    仏CAC40も反発し、同98.03ポイント(1.32%)高の7526.55と4月25日以来の高値で引けた。40銘柄中、上昇は36銘柄、下落は4銘柄であった。高級ブランドのLVMH(+3.28%)、同ケリング(+2.58%)、防衛・電子機器タレス(+2.55%)、航空機エアバス(+2.50%)、電気設備ルグラン(+2.04%)、石油トタルエナジーズ(+2.03%)は大幅高となった。下落したのは電子決済ワールドライン(-1.27%)、通信オランジュ(-0.45%)、前日上昇率2位のビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(-0.29%)、小売カルフール(-0.20%)のみ。
    (経済指標)                            (発表値)
    独11月消費者物価指数・前年比            +2.3%(10月は+3.0%)

    [インフォーマ  ファイナンシャル  インテリジェンス]
  • 2023/12/8 17:47 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅反発して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅反発して始まる
    8日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも小幅反発して始まった。前日の相場下落で寄り付きは押し目買い先行となっている。もっとも11月米雇用統計の発表を控えて、上値を積極的に買う動きは見られない。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.22%高の7,530.04。現在は0.10%高の7,521.30近辺。指数構成全100銘柄中、74柄が値上がり、23銘柄が値下がり、3銘柄は変わらず。ゴールドマン・サックスが投資判断、目標株価を引き上げた小売等のJセインズベリー(+2.76%)が買われており、ネット専業スーパーのオカド・グループ(+2.44%)や保険のプルデンシャル(+1.26%)なども上げている。一方、コスト削減のため2026年までに設備投資を18億ドル削減する計画と発表した鉱業のアングロ・アメリカン(-6.11%)は売られており、たばこのインペリアル・ブランズ(-2.13%)や通信のBTグループ(-1.41%)なども安い。
    独DAX40指数は前日比0. 09%高の16,644.62で寄り付き、現在は0.18%高の16,659.38近辺。指数構成全40銘柄中、22銘柄が値上がり、17柄が値下がり、1銘柄は変わらず。医薬品製造機器のザルトリウス(+3.73%)やオンライン衣料販売のザランド(+1.57%)、スポーツ用品のアディダス(+1.48%)などが上げている。一方、JPモルガンが投資判断、目標株価を引き下げた重電・エネルギー関連のシーメンス・エナジー(-2.80%)は下げており、航空用エンジンのMTUエアロ・エンジンズ(-1.34%)や医薬・農薬のバイエル(-0.88%)なども安い。
    仏CAC40指数は前日比0.17%高の7,441.00で寄り付き、現在は0.49%高の7,464.93近辺。指数構成全40銘柄中、26銘柄が値上がり、13銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。ファッション・アパレルのケリング(+1.74%)やLVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(+1.47%)、電気機器のルグラン(+1.24%)などが高い。一方、自動車のルノー(-1.20%)や乳製品等食品のダノン(-1.01%)、航空エンジンのサフラン(-0.77%)などは下げている。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2023/12/8 07:56 <IGM>欧州株式 反落 石油株安や独景況不安が重荷
    <IGM>欧州株式 反落 石油株安や独景況不安が重荷
    7日の欧州株式市場は反落した。引き続き欧州国債利回りの低下が投資家心理を下支えしたが、英国株は原油相場の低迷で時価総額が大きい石油株が下げたことや投資判断/目標株価が引き下げられた銘柄への売りが重荷となり、予想外に5ヶ月連続で減少した独10月鉱工業生産が示唆する景況不安が独仏株を押し下げた。
    英FTSE100は小反落し、前日比1.66ポイント(0.02%)安の7513.72で引けた。前日の米ハイテク株安の流れがアジアを経て英国にも連鎖したが、公益株や鉱業株は買いが優勢となり、取引終盤に8ポイント高とプラスに転じる場面があった。100銘柄中、上昇は49銘柄、下落は47銘柄、4銘柄は変わらずであった。携帯電話ボーダフォン(-3.31%)はエクサンBNPパリバの投資判断引き下げ、前日上昇率2位の航空インターナショナル・エアラインズ・グループ(-2.35%)はJPモルガンの投資判断/目標株価引き下げ、高級ブランドのバーバリー・グループ(-2.18%)はドイツ銀行の目標株価引き下げでいずれも急落した。銀行スタンダード・アンド・チャータード(-2.02%)、JDスポーツファッション(-1.69%)も安く、BP(-1.22%)、シェル(-0.36%)の石油株も下げた。一方、上下水道セバーン・トレント(+2.45%)は大幅に3日続伸し、インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(+2.33%)、ヘッジファンドのパーシング・スクエア・ホールディングス(+2.02%)も大幅高。
    独DAX40は8日ぶりに反落し、同27.45ポイント(0.16%)安の16628.99で引けた。独10月鉱工業生産が前月比-0.4%となり、景況不安で小売関連株が幅広く売られた。40銘柄中、上昇は16銘柄、下落は24銘柄であった。コメルツ銀行(-4.14%)は9ヶ月ぶりの高値圏から急反落し、オンライン衣料販売ザランド(-3.35%)、スポーツ用品アディダス(-2.99%)、自動車ポルシェ(-2.30%)も大幅安。発送電技術シーメンス・エナジー(-1.94%)、医薬品バイエル(-1.73%)も軟調。前日13%超安となった医薬品メルク(+2.63%)は急反発に転じ、セメントのハイデルベルク・マテリアルズ(+1.76%)、化学BASF(+1.47%)もしっかり。
    仏CAC40は3日ぶりに反落し、同7.47ポイント(0.10%)安の7428.52で引けた。40銘柄中、上昇は22銘柄、下落は17銘柄、1銘柄は変わらずであった。ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-2.56%)は連日の下落率トップとなり、騰落率が2%を超える唯一の銘柄となった。商業用不動産ウニベイル・ロダムコ(-1.70%)、半導体STマイクロエレクトロニクス(-1.58%)、医薬品サノフィ(-1.20%)、前日上昇率トップの自動車ルノー(-1.05%)も軟調。一方、バウチャー発行サービスのエデンレッド(+1.23%)、ビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(+0.84%)、保険アクサ(+0.78%)は買われた。
    (経済指標)                            (発表値)
    独10月鉱工業生産・前月比               -0.4%(9月は-1.3%)
    仏10月貿易収支                         -85.97億ユーロ(9月は-88.67億ユーロ)
    ユーロ圏7-9月期GDP確定値・前期比       -0.1%(4-6月期は+0.1%)

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  • 2023/12/7 17:40 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも反落して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも反落して始まる
    7日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも反落して始まった。6日に下落した米株式相場が、その後の時間外取引でも弱含みに推移しており、また、本日発表された中国の11月の貿易統計で、輸入の伸びが市場予想を下回りマイナスになっており、中国経済の減速懸念も引き続き上値を重くしている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.31%安の7,491.86。現在は0.35%安の7,489.02近辺。指数構成全100銘柄中、19柄が値上がり、80銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。JPモルガンが投資判断、目標株価を引き下げた航空のインターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ・グループ(-2.53%)が売られており、ドイツ銀行が目標株価を引き下げたファッションのバーバリー・グループ(-1.95%)も下げている。自動車売買ウェブサイトのオート・トレーダー・グループ(-1.71%)や保険のプルデンシャル(-1.70%)なども安い。一方、食品サービスのコンパス・グループ(+0.83%)や水道のセバーン・トレント(+0.53%)などはしっかり。
    独DAX40指数は前日比0.20%安の16,623.89で寄り付き、現在は0.22%安の16,619.12近辺。指数構成全40銘柄中、14銘柄が値上がり、26柄が値下がり。重電・エネルギー関連のシーメンス・エナジー(-3.08%)やオンライン衣料販売のザランド(-2.41%)、タイヤ・自動車部品のコンチネンタル(-2.18%)などが下げている。一方、JPモルガンが目標株価を引き上げた航空用エンジンのMTUエアロ・エンジンズ(+1.11%)は買われており、医薬品のメルク(+0.89%)やバイオテクノロジーのキアゲン(+0.76%)なども上げている。
    仏CAC40指数は前日比0.15%安の7,424.82で寄り付き、現在は0.19%安の7,422.20近辺。指数構成全40銘柄中、14銘柄が値上がり、26銘柄が値下がり。デジタル決済処理のワールドライン(-4.38%)やコールセンター等カスタマーケアのテレパフォーマンス(-2.23%)、ファッション・アパレルのケリング(-1.57%)などが安い。一方、乳製品等食品のダノン(+0.56%)や産業用ガスのエア・リキード(+0.51%)、通信のオランジュ(+0.45%)などはしっかり。

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  • 2023/12/7 07:50 <IGM>欧州株式 欧米の金利先安観増幅で上昇 独株は連日の最高値更新
    <IGM>欧州株式 欧米の金利先安観増幅で上昇 独株は連日の最高値更新
    6日の欧州株式市場は上昇した。11月ADP全米雇用リポートの雇用者増の鈍化と独10月鉱工業受注の想定外の減少で米欧国債利回りが一段と低下し、投資家心理の改善につながった。
    英FTSE100は3日ぶりに反発し、前日比25.54ポイント(0.34%)高の7515.38で引けた。ハイテク株や金融株を中心に幅広く買われた。連日売られていた鉱業株の買い戻しも支援材料になったが、原油相場の大幅続落を受けた石油株の売りで、独仏株のパフォーマンスには及ばなかった。100銘柄中、上昇は85銘柄、下落は15銘柄であった。通信BTグループ(+4.91%)は6日続伸し、3日連続の上昇率トップ3入りで6月14日以来の高値を更新した。航空インターナショナル・エアラインズ・グループ(+3.92%)、特殊化学クローダ・インターナショナル(+3.76%)、保険プルデンシャル(+3.59%)、保険リーガル・アンド・ゼネラル(+3.38%)、資産管理セント・ジェームズ・プレイス(+3.33%)も急伸した。一方、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(-8.36%)は、タバコ離れで米国の一部ブランドについて250億ポンドの減損費用を計上することが嫌気された。石油シェル(-1.43%)、酒造ディアジオ(-1.35%)も軟調。
    独DAX40は7日続伸し、同123.33ポイント(0.75%)高の16656.44と最高値を連日更新した。ECBの早期利下げ観測で独10年国債利回りが5月中旬以来の水準に低下し、自動車株やエネルギー株など8割強の銘柄が上昇した。7日続伸は2022年10月24日から11月1日以来。40銘柄中、上昇は33銘柄、下落は6銘柄、1銘柄は変わらずであった。自動車フォルクスワーゲン(+5.36%)は新疆ウイグル自治区の合弁工場で強制労働の事実がないと認定されたことが好感された。前日下落率2位の医療機器ザルトリウス(+3.18%)、自動車ポルシェ・オートモービル・ホールディング(+3.10%)、半導体インフィニオン・テクノロジーズ(+2.51%)、前日上昇率トップの商用車ダイムラー・トラック・ホールディング(+2.30%)、素材コベストロ(+2.19%)も急伸した。一方、医薬品メルク(-13.09%)は急反落した。多発性硬化症治療薬の後期試験で主要目標を達成できなかった。ハノーバー再保険(-1.27%)、ミュンヘン再保険(-0.38%)も軟調。
    仏CAC40は続伸し、同49.00ポイント(0.66%)高の7435.99と7月31日以来の高値で引けた。自動車株や不動産株など8割強の銘柄が上昇した。40銘柄中、上昇は33銘柄、下落は7銘柄であった。前日下落率トップ3の鉄道車両アルストム(+3.48%)、自動車ルノー(+5.88%)、航空宇宙サフラン(+2.18%)は揃って急反発した。電子決済ワールドライン(+5.06%)、自動車ステランティス(+2.86%)、電気設備ルグラン(+2.03%)も大幅高となった。一方、ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-1.75%)、石油トタルエナジーズ(-1.17%)、小売カルフール(-0.98%)は売られた。
    (経済指標)                            (発表値)
    英11月建設業景気指数                    45.5(10月は45.6)
    独10月鉱工業受注・前月比               -3.7%(9月は+0.7%)
    ユーロ圏10月小売売上高・前年比         +0.1%(9月は-0.1%)

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  • 2023/12/6 17:52 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小じっかりに始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小じっかりに始まる
    6日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも小じっかりに始まった。本日は11月のADP全米雇用報告が発表予定で、8日には11月の米雇用統計が発表されることから上値を積極的に買う動きは見られないが、時間外取引で米株価指数先物がしっかりで推移していることもあり、寄り付き後も底堅い地合いが保たれている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.27%高の7,510.16。現在は0.40%高の7,520.08近辺。指数構成全100銘柄中、87柄が値上がり、12銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。JPモルガンが投資判断、目標株価を引き上げたネット専業スーパーのオカド・グループ(+5.32%)が買われており、2026年にかけて強気な業績見通しを示したエンジニアリングのウィアー・グループ(+4.40%)も高い。一方、さえない業績見通しを示したたばこのブリティッシュ・アメリカン・タバコ(-7.26%)は下げており、同業のインペリアル・ブランズ(-1.64%)も安い。
    独DAX40指数は前日比0.20%高の16,565.65で寄り付き、現在は0.20%高の16,565.48近辺。指数構成全40銘柄中、29銘柄が値上がり、10銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。中国新疆ウイグル自治区にある上海汽車集団との合弁工場で、外部委託の監査で強制労働の証拠はなかったとの結果が伝えられた自動車のフォルクスワーゲン(+2.30%)が買われており、半導体のインフィニオンテクノロジーズ(+2.40%)や自動車のポルシェ・オートモービル・ホールディング(+1.33%)なども上げている。一方、多発性硬化症治療薬エボブルチニブの後期試験で主要な目標を達成できなかったと伝えられた医薬品のメルク(-13.74%)が大幅安。医療機器のフレゼニウス(-1.74%)や日用品・化粧品のバイヤスドルフ(-0.46%)なども下げている。
    仏CAC40指数は前日比0.18%高の7,400.21で寄り付き、現在は0.24%高の7,404.66近辺。指数構成全40銘柄中、32銘柄が値上がり、8銘柄が値下がり。デジタル決済処理のワールドライン(+1.82%)や自動車のルノー(+1.63%)などが上げている。一方、医薬品のサノフィ(-1.06%)やコールセンター等カスタマーケアのテレパフォーマンス(-0.53%)などは安い。

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  • 2023/12/6 07:56 <IGM>欧州株式 独株は最高値更新 英株は続落し仏株は反発
    <IGM>欧州株式 独株は最高値更新 英株は続落し仏株は反発
    5日の欧州株式市場は、独株が欧州中央銀行(ECB)のタカ派メンバーが追加利上げの必要性を否定したことによる独国債利回りの低下を好感し、7月28日以来の最高値更新を達成した。英国株はムーディーズが格付見通しを引き下げた中国を主要市場とする資源株や金融株の下げが重荷になった。
    英FTSE100は続落し、前日比23.12ポイント(0.31%)安の7489.84で引けた。100銘柄中、上昇は57銘柄、下落は43銘柄であった。1日は上昇率上位4位、4日は下落率上位4位までを独占した鉱業株はこの日も売りが優勢となり、エンデバー・マイニング(-4.44%)を筆頭に、フレスニロ(-3.13%)、前日下落率トップのアングロ・アメリカン(-3.12%)、同4位のアントファガスタ(-2.64%)が大幅安となった。建機レンタルのアシュテッド・グループ(-3.76%)は半期の税引き前利益が前年比5%の増加にとどまったことや純負債額が100億ドルを突破したこと、そして銀行バークレイズ(-2.46%)は同行2番目の大株主カタール政府系ファンド傘下のカタール・ホールディングが保有株の約半分を売却したことが嫌気された。一方、前日上昇率3位の通信BTグループ(+3.29%)は6月21日以来の水準に大きく5日続伸した。合弁事業を行っているTNTスポーツがサッカー・プレミアリーグの4年間の放映権を獲得した。保険ビーズリー(+2.35%)は急反発し、エンジニアリングIMI(+1.92%)も反発した。
    独DAX40は6日続伸し、同128.35ポイント(0.78%)高の16533.11と最高値で引けた。ECBの早期利下げ観測で独10年国債利回りが5月中旬以来の水準に低下し、不動産株/公益株/ハイテク株などの金利敏感株を中心に買われた。40銘柄中、上昇は30銘柄、下落は9銘柄、1銘柄は変わらずであった。商用車ダイムラー・トラック・ホールディング(+3.43%)、発送電技術シーメンス・エナジー(+2.96%)、医薬品バイエル(+2.85%)が大幅高となり、郵便ドイツ・ポスト(+1.64%)、自動車BMW(+1.56%)、保険アリアンツ(+1.55%)も堅調。一方、医療機器フレゼニウス(-1.95%)、同ザルトリウス(-1.81%)、消費財ヘンケル(-0.68%)は軟調。
    仏CAC40は反発し、同54.40ポイント(0.74%)高の7386.99と8月10日以来の高値で引けた。40銘柄中、上昇は27銘柄、下落は13銘柄であった。前日上昇率3位の銀行BNPパリバ(+2.21%)、高級ブランドLVMH(+2.08%)は急伸し、商業用不動産ウニベイル・ロダムコ(+1.79%)は上昇率3位以内が5日連続し、2月2日以来の高値を更新した。硝子サンゴバン(+1.78%)、建設ヴァンシ(+1.69%)、半導体STマイクロエレクトロニクス(+1.58%)も堅調。一方、前日下落率2位の鉄道車両アルストム(-1.93%)は2005年5月以来の安値を更新し、自動車ルノー(-0.79%)も軟調。直近の4週間で上場来高値を10回更新した航空宇宙サフラン(-0.48%)は利益確定売りで続落した。
    (経済指標)                            (発表値)
    英11月サービス業景気指数                50.9(10月は49.5)
    独11月サービス業景気指数                49.6(10月は48.2)
    仏11月サービス業景気指数                45.4(10月は45.2)
    仏10月鉱工業生産・前月比               -0.3%(9月は-0.6%)
    ユーロ圏11月サービス業景気指数          48.7(10月は47.8)
    ユーロ圏10月生産者物価指数・前年比     -9.4%(9月は-12.4%)

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  • 2023/12/5 17:45 <IGM>欧州株式寄り付き 英仏は小幅続落、独は横ばいで始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英仏は小幅続落、独は横ばいで始まる
    5日の欧州株式市場寄り付きは、英仏は小幅続落、独は横ばいで始まった。中国経済の減速懸念は根強く、本日の中国株は続落しており、また、時間外取引で米株価指数先物が軟調に推移していることなどが重荷となっており、また、ベースメタルなど金属相場の下落で資源関連も売られ上値を重くしている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.55%安の7,471.79。現在は0.52%安の7,474.13近辺。指数構成全100銘柄中、19柄が値上がり、78銘柄が値下がり、3銘柄は変わらず。カタールの政府系ファンドが保有するバークレイズ株の半分近くを放出するとの報道で、銀行のバークレイズ(-3.46%)が売られており、建機・産業機器レンタルのアシュテッド・グループ(-3.58%)やギャンブル・電子ゲームのエンテイン(-2.23%)なども下げている。一方、不動産のランド・セキュリティーズ(+1.15%)や工業機械、機器のディプロマ(+1.14%)などは高い。
    独DAX40指数は前日比0.00%高の16,405.14で寄り付き、現在は0.09%高の16,418.90近辺。指数構成全40銘柄中、18銘柄が値上がり、21銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。不動産のヴォノヴィア(+1.38%)や商用車のダイムラー・トラック・ホールディングス(+0.83%)、ドイツ証券取引所(0.82%)などが上げている。一方、医療機器のフレゼニウス(-1.06%)やポリマー等素材のコベストロ(-0.97%)などは下げている。
    仏CAC40指数は前日比0.17%安の7,320.49で寄り付き、現在は0.19%高の7,346.63近辺。指数構成全40銘柄中、18銘柄が値上がり、20銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。タイヤのミシュラン(+1.35%)や建設のバンシ(+1.01%)、半導体のSTマイクロエレクトロニクス(+1.01%)などが上げている。一方、鉄道車両等のアルストム(-1.31%)や航空機製造のエアバス(-0.77%)などは安い。

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  • 2023/12/5 07:52 <IGM>欧州株式 英仏株は反落、独株は7月末以来の高値
    <IGM>欧州株式 英仏株は反落、独株は7月末以来の高値
    4日の欧州株式市場は、英仏株が資源株、エネルギー株、工業株の売りで反落する一方で、独株は金利先安観を好感する不動産株や消費財関連株の買いで7月末以来の高値を更新した。
    英FTSE100は3日ぶりに反落し、前営業日比16.39ポイント(0.22%)安の7512.96で引けた。前週の10月18日以来の高値更新を牽引した鉱業株や石油株に利益確定売りが入った。100銘柄中、上昇は44銘柄、下落は52銘柄、4銘柄は変わらずであった。1日に上昇率4位までを独占した鉱業株4銘柄が一転して下落率上位に並んだ。前日上昇率トップのアングロ・アメリカン(-3.74%)、同4位のグレンコア(-3.07%)、同3位のリオ・ティント(-2.70%)、同2位のアントファガスタ(-2.64%)はいずれも急反落した。高級ブランドのバーバリー・グループ(-2.00%)、電気通信・モバイルマネーサービスのエアテル・アフリカ(-1.79%)も軟調。一方、航空機エンジンのロールス・ロイス(+3.14%)はJPモルガンやゴールドマンサックスの投資判断/目標株価引き上げで8日続伸し、2019年8月以来の高値を更新した。JDスポーツファッション(+2.84%)は5月18日以来の水準に大幅続伸し、通信BTグループ(+1.98%)はJPモルガンの目標株価引き上げで7月26日以来の高値を更新した。
    独DAX40は小幅ながら5日続伸し、同7.24ポイント(0.04%)高の16404.76と7月31日以来の高値で引けた。欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測の増幅で概ねプラス圏を維持して推移したが、利益確定売りで上値の重さも意識された。40銘柄中、上昇は21銘柄、下落は18銘柄、1銘柄は変わらずであった。前日下落率3位の医薬品メルク(+1.92%)、バイオテクノロジーのキアゲン(+0.87%)、ハノーバー再保険(+0.78%)、前日上昇率3位の不動産ヴォノヴィア(+0.75%)、自動車フォルクスワーゲン(+0.73%)、医療機器フレゼニウス(+0.69%)が買われた。一方、航空機エンジンMTUエアロエンジンズ(-2.42%)は騰落率が唯一2%超となり、医療機器シーメンス・ヘルシニアーズ(-1.43%)、前日上昇率トップの素材コベストロ(-1.33%)も売られた。
    仏CAC40は4日ぶりに反落し、同13.56ポイント(0.18%)安の7332.59で引けた。エネルギー株と工業株の軟調が目立った。40銘柄中、上昇は20銘柄、下落は19銘柄、1銘柄は変わらずであった。ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-3.36%)は大幅に3日続落し、前日上昇率2位の鉄道車両アルストム(-3.26%)は急反落に転じた。防衛・電子機器タレス(-1.83%)、石油トタルエナジーズ(-1.56%)も売られ、直近の4週間で上場来高値を10回更新した航空宇宙サフラン(-1.15%)は利益確定売りで反落した。一方、商業用不動産ウニベイル・ロダムコ(+2.20%)は4日連続で上昇率3位以内を記録し、2月9日以来の高値を更新した。高級ブランドのケリング(+1.82%)、銀行BNPパリバ(+1.16%)もしっかり。
    (経済指標)                            (発表値)
    独10月貿易収支                          +178億ユーロ(9月は+167億ユーロ)

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  • 2023/12/4 17:45 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅反落して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅反落して始まる
    4日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも小幅反落して始まった。米欧中銀による利上げ終了と利下げへの観測の強まりは引き続き相場を下支えているが、前営業日の相場続伸後で、利食い売り等が先行している。時間外取引で米株価指数先物が軟調に推移していることも重荷となっている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.43%安の7,497.15。現在は0.29%安の7,507.31近辺。指数構成全100銘柄中、59柄が値上がり、40銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。銅など金属市況や原油の相場下落で鉱業のリオ・ティント(-2.45%)や資源商社のグレンコア(-2.11%)、石油のBP(-2.10%)などが売られている。一方、ゴールドマン・サックスやJPモルガンが投資判断、目標株価を引き上げた航空機エンジンのロールス・ロイス・ホールディングス(+3.98%)は買われており、ネット専業スーパーのオカド・グループ(+3.30%)やスポーツウェア等小売りのJDスポーツ・ファッション(+2.50%)なども上げている。
    独DAX40指数は前日比0.04%安の16,390.17で寄り付き、現在は0.06%高の16,407.85近辺。指数構成全40銘柄中、18銘柄が値上がり、21銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。防衛・自動車部品のラインメタル(+2.80%)やオンライン衣料販売のザランド(+1.97%)、不動産のヴォノヴィア(+0.68%)などが上げている。一方、医薬品製造機器のザルトリウス(-2.60%)や化学品卸売のブレンタグ(-0.84%)、自動車のBMW(-0.85%)などは安い。
    仏CAC40指数は前日比0.20%安の7,331.80で寄り付き、現在は0.17%安の7,334.01近辺。指数構成全40銘柄中、23銘柄が値上がり、16銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。石油のトタルエナジーズ(-1.51%)や通信のオランジュ(-0.90%)、鉄道車両等のアルストム(-0.85%)などが安い。一方、デジタル決済処理のワールドライン(+3.22%)やファッション・アパレルのケリング(+2.35%)などは上げている。

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  • 2023/12/4 07:44 <IGM>欧州株式 続伸 米欧の早期利下げ観測や中国の良好な指標で
    <IGM>欧州株式 続伸 米欧の早期利下げ観測や中国の良好な指標で
    1日の欧州株式市場は続伸した。米欧の早期利下げ観測が引き続き燻っていることに加えて、中国財新11月製造業景気指数が景気判断の分かれ目の50を上回ったことを受けた需要回復の思惑による資源株の買いが追い風になった。
    英FTSE100は続伸し、前日比75.60ポイント(1.01%)高の7529.35と10月18日以来の高値で引けた。時価総額が大きい鉱業株の買いがけん引役となった。100銘柄中、上昇は86銘柄、下落は14銘柄であった。UBSが投資判断を引き上げたアングロ・アメリカン(+7.89%)とアントファガスタ(+6.18%)が急伸し、リオ・ティント(+3.70%)とグレンコア(+3.60%)も大幅高となるなど、鉱業株が上昇率4位までを独占した。インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(+3.07%)は9月20日以来の上場来高値更新となり、ホテル・レストランのウィットブレッド(+2.94%)は4月20日以来の安値から急反発した。一方、JPモルガンが投資判断/目標株価を引き下げた小売テスコ(-2.17%)は昨年5月以来の高値から急反落し、教育ピアソン(-1.88%)はドイツ銀行の投資判断引き下げで反落した。ネット専業スーパーのオカド・グループ(-0.97%)安い。
    独DAX40は4日続伸し、同182.09ポイント(1.12%)高の16397.52と7月31日以来の高値で引けた。短期金融市場は引き続き欧州中央銀行(ECB)が来年4月に0.25%利下げを実施する可能性を完全に織り込んだ相場を形成し、ゴールドマンサックスはECBの利下げ開始時期を来年4-6月期に1四半期前倒しした。40銘柄中、上昇は33銘柄、下落は5銘柄、2銘柄は変わらずであった。素材コベストロ(+5.81%)は年初来の上昇率が40%に迫り、発送電技術シーメンス・エナジー(+4.18%)は大幅に3日続伸した。前日下落率トップの不動産ヴォノヴィア(+4.04%)、航空機エンジンMTUエアロエンジンズ(+2.53%)、郵便ドイツ・ポスト(+2.22%)、前日下落率2位のオンライン衣料販売ザランド(+2.15%)も大幅高となった。一方、医療機器ザルトリウス(-2.50%)は急反落し、前日上昇率2位の医薬品バイエル(-0.80%)は28日に18年ぶりの安値を更新した後の水準回復が2日間で止まった。医薬品メルク(-0.78%)も軟調。
    仏CAC40は3日続伸し、同35.38ポイント(0.48%)高の7346.15と9月15日以来の高値で引けた。不動産株と工業株の堅調が目立った。40銘柄中、上昇は31銘柄、下落は9銘柄であった。電子決済ワールドライン(+5.87%)は3日続けて上昇率2位以内に入り、鉄道車両アルストム(+3.87%)、前日上昇率2位の商業用不動産ウニベイル・ロダムコ(+2.74%)も大幅高となった。バウチャー発行サービスのエデンレッド(+1.80%)、前日下落率3位の光学機器エシロールルックスオティカ(+1.71%)、鉄鋼アルセロールミタル(+1.67%)もしっかり。一方、ゴールドマンサックスが投資判断/目標株価を引き下げた銀行ソシエテ・ジェネラル(-0.76%)、食品ダノン(-0.64%)、小売カルフール(-0.57%)は売られた。
    (経済指標)                            (発表値)
    英11月製造業景気指数                    47.2(10月は44.8)
    独11月製造業景気指数                    42.6(10月は40.8)
    仏11月製造業景気指数                    42.9(10月は42.8)
    ユーロ圏11月製造業景気指数              44.2(10月は43.1)

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  • 2023/12/1 17:43 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも続伸して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも続伸して始まる
    1日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも続伸して始まった。米欧中銀の利上げ終了と利下げへの観測が引き続き相場底堅さをもたらしている。前日のニューヨーク市場で上昇した米長期金利が、その後の時間外取引で低下しており、米株価指数先物がしっかりで推移していることも下支えになっている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.43%高の7,485.91。現在は0.55%高の7,495.11近辺。指数構成全100銘柄中、80柄が値上がり、17銘柄が値下がり、3銘柄は変わらず。鉱業のアングロ・アメリカン(+2.73%)やリオ・ティント(+2.15%)、アントファガスタ(+1.85%)などが上げている。一方、JPモルガンが目標株価を引き下げたスーパーのテスコ(-1.89%)は売られており、ネット専業スーパーのオカド・グループ(-1.73%)や小売等のJセインズベリー(-0.98%)なども下げている。
    独DAX40指数は前日比0.50%高の16,296.92で寄り付き、現在は0.51%高の16,298.52近辺。指数構成全40銘柄中、32銘柄が値上がり、8銘柄が値下がり。重電・エネルギー関連のシーメンス・エナジー(+1.52%)や半導体のインフィニオンテクノロジーズ(+1.46%)、防衛・自動車部品のラインメタル(+1.34%)などが上げている。一方、医薬品製造機器のザルトリウス(-1.62%)や医薬品のメルク(-0.97%)、医薬・農薬のバイエル(-0.57%)などは安い。
    仏CAC40指数は前日比0.35%高の7,336.55で寄り付き、現在は0.41%高の7,340.98近辺。指数構成全40銘柄中、32銘柄が値上がり、8銘柄が値下がり。保険のアクサ(+1.61%)や航空宇宙・防衛関連のタレス(+1.46%)、デジタル決済処理のワールドライン(+1.02%)などが高い。一方、ゴールドマン・サックスが投資判断、目標株価を引き下げた銀行のソシエテ・ジェネラル(-1.99%)は売られており、広告のピュブリシス・グループ(-1.16%)やビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(-0.97%)なども安い。

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  • 2023/12/1 07:56 <IGM>欧州株式 上昇 欧米のインフレ緩和やエネルギー株/金融株高で
    <IGM>欧州株式 上昇 欧米のインフレ緩和やエネルギー株/金融株高で
    30日の欧州株式市場は上昇した。米国とユーロ圏でインフレ圧力がさらに緩和していることを示す経済指標が発表され、いずれも利下げ開始時期が早まるとの見方が投資家心理を押し上げた。OPECプラスが2024年の追加減産で合意との報道で原油高が進む場面があり、石油株を中心とするエネルギー株を押し上げた。
    英FTSE100は4日ぶりに反発し、前日比30.29ポイント(0.41%)高の7453.75で引けた。配当落ち銘柄の売りで軟調にスタートした後はエネルギー株や金融株を中心に買われ、値幅は11月10日以来の100ポイント超えとなった。100銘柄中、上昇は57銘柄、下落は40銘柄、3銘柄は変わらずであった。スマーフィット・カッパ・グループ(+4.74%)とDSスミス(+2.25%)の製紙株が急伸し、航空機エンジンのロールス・ロイス(+2.05%)は6日続伸し、2019年9月以来の高値を更新した。食品包装ブンズル(+2.01%)、前日下落率3位の銀行スタンダード・アンド・チャータード(+2.00%)も大幅高となり、石油BP(+1.52%)は原油高に加えて太陽光発電ライトソースの出資比率を100%に引き上げるとの報道が好感された。一方、上下水道セバーン・トレント(-4.23%)は配当落ちで急落し、同業ユナイテッド・ユーティリティーズ(-3.02%)は昨年8月以来の高値圏で利益確定売りが優勢となった。保険ビーズリー(-2.63%)も大幅安。
    独DAX40は3日続伸し、同48.98ポイント(0.30%)高の16215.43と8月1日以来の高値で引けた。短期金融市場でECBの来年4月の利下げが織り込まれたことを好感した。40銘柄中、上昇は22銘柄、下落は17銘柄、1銘柄は変わらずであった。化学品卸売ブレンタグ(+2.61%)はドイツ銀行の目標株価引き上げで昨年1月以来の水準に大幅続伸した。医薬品バイエル(+2.25%)は28日に18年ぶりの安値をつけた後に続伸した。医療機器フレゼニウス(+1.82%)、化学シムライズ(+1.78%)、JPモルガンが投資判断/目標株価を引き上げたドイツ銀行(+1.37%)、消費財ヘンケル(+1.15%)も堅調。一方、不動産ヴォノヴィア(-1.66%)、前日上昇率3位のオンライン衣料販売ザランド(-1.00%)、自動車ポルシェ(-0.97%)は売られた。
    仏CAC40は続伸し、同43.13ポイント(0.59%)高の7310.77と9月20日以来の高値で引けた。不動産株と金融株の堅調が目立った。40銘柄中、上昇は29銘柄、下落は11銘柄であった。前日上昇率2位の電子決済ワールドライン(+2.04%)は唯一の騰落率2%超となり、前日上昇率3位の商業用不動産ウニベイル・ロダムコ(+1.96%)も続伸した。銀行株はクレディ・アグリコル(+1.88%)とBNPパリバ(+1.49%)の堅調が目立ち、前日下落率3位の酒造ペルノ・リカール(+1.80%)は2021年1月以来の安値から反発した。高級ブランドLVMH(+1.77%)もしっかり。一方、ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-1.32%)、防衛・電子機器タレス(-1.23%)、光学機器エシロールルックスオティカ(-1.20%)は売られた。
    (経済指標)                            (発表値)
    独11月失業率                              5.9%(10月は5.8%)
    仏11月消費者物価指数速報値・前年比       +3.8%(10月は+4.5%)
    仏7-9月期GDP確定値・前期比               -0.1%(4-6月期は+0.6%)
    ユーロ圏11月消費者物価指数速報値・前年比 +3.8%(10月は+4.5%)
    ユーロ圏10月失業率                        6.5%(9月は6.5%)

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  • 2023/11/30 17:50 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅上昇して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅上昇して始まる
    30日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも小幅上昇して始まった。前日に発表された11月の独消費者物価が市場予想を下回り、さきほど発表された11月の仏消費者物価も市場予想を下回るなど、インフレ圧力の鈍化が示されたことが独仏を中心に相場下支えになっている。一方、相対的に強いポンドは英株の重荷となっている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.12%高の7,432.20。現在は0.13%安の7,413.79近辺。指数構成全100銘柄中、38柄が値上がり、58銘柄が値下がり、4銘柄は変わらず。共に配当落ちのベンチャーキャピタルの3iグループ(-1.12%)、水道のセバーン・トレント(-2.84%)は下げており、送電のナショナル・グリッド(-1.12%)や医薬品のアストラゼネカ(-1.11%)なども安い。一方、JPモルガンが投資判断、目標株価を引き上げた銀行のナットウエスト・グループ(+1.45%)は買われており、段ボールのDSスミス(+1.58%)や石油のBP(+1.62%)なども上げている。
    独DAX40指数は前日比0.24%高の16,204.74で寄り付き、現在は0.16%高の16,197.38近辺。指数構成全40銘柄中、23銘柄が値上がり、15銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。JPモルガンが投資判断、目標株価を引き上げたドイツ銀行(+2.63%)が上げており、半導体のインフィニオンテクノロジーズ(+0.91%)や重電・エネルギー関連のシーメンス・エナジー(+0.88%)などもしっかり。一方、医薬品製造機器のザルトリウス(-1.53%)やタイヤ・自動車部品のコンチネンタル(-1.17%)などは下げている。
    仏CAC40指数は前日比0.13%高の7,276.87で寄り付き、現在は0.11%高の7,275.51近辺。指数構成全40銘柄中、22銘柄が値上がり、17銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。半導体のSTマイクロエレクトロニクス(+2.27%)や不動産のウニベイル・ロダムコ・ウエストフィールド(+1.36%)、石油のトタルエナジーズ(+1.11%)などが高い。一方、鉄道車両等のアルストム(-2.57%)や航空宇宙・防衛関連のタレス(-2.16%)などは下げている。

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  • 2023/11/30 07:57 <IGM>欧州株式 まちまち 金利先安観で独株は8月初以来の高値
    <IGM>欧州株式 まちまち 金利先安観で独株は8月初以来の高値
    29日の欧州株式市場は、エネルギー株と金融株が売られた英株が3日続落する一方で、独とスペインのインフレ鈍化で欧州中央銀行(ECB)の早期利下げ観測が浮上したため、独株は続伸し、仏株は3日ぶりに反発した。
    英FTSE100は3日続落し、前日比31.78ポイント(0.43%)安の7423.46で引けた。ベイリー英中銀総裁が2%へのインフレ率引き下げに強い決意を表明したことを受けた金利先高観が嫌気されたこともあり、引けベースで7日間続いていた7450-7500のレンジを下放れた。100銘柄中、上昇は49銘柄、下落は48銘柄、3銘柄は変わらずであった。オンライン賭博エンテイン(-4.10%)は2020年9月以来の水準に大きく5日続落し、前日下落率3位の保険プルデンシャル(-3.52%)はドイツ銀行の投資判断/目標株価引き下げで大幅に3日続落した。銀行スタンダード・アンド・チャータード(-3.29%)、鉱業アングロ・アメリカン(-2.97%)、食品サービスのコンパス・グループ(-2.61%)、ドイツ銀行が投資判断/目標株価を引き下げた保険アヴィヴァ(-2.12%)も大幅安となった。一方、JDスポーツファッション(+5.71%)は7月末以来の水準に大きく4日続伸した。米同業フット・ロッカーが10-12月期の強気の事業見通しを示したことを好感した。金相場高で鉱業フレスニロ(+5.62%)は大幅に3日続伸し、ネット専業スーパーのオカド・グループ(+4.69%)は急反発に転じた。
    独DAX40は続伸し、同173.78ポイント(1.09%)高の16166.45と8月1日以来の高値で引けた。金利先安観を好感し、ハイテク株や不動産株を中心に8割強の銘柄が買われた。40銘柄中、上昇は33銘柄、下落は7銘柄であった。前日上昇率2位の半導体インフィニオン・テクノロジーズ(+4.16%)は8月2日以来の高値を更新し、医療機器ザルトリウス(+3.48%)、前日下落率トップのオンライン衣料販売ザランド(+3.42%)、スポーツ用品アディダス(+3.25%)、自動車BMW(+3.12%)、不動産ヴォノヴィア(+2.41%)も急伸した。一方、前日上昇率トップの電力RWE(-0.76%)は利益確定売りで5日ぶりに反落し、ミュンヘン再保険(-0.67%)、素材コベストロ(-0.61%)も軟調。
    仏CAC40は3日ぶりに反発し、同17.51ポイント(0.24%)高の7267.64で引けた。不動産株、ハイテク株、自動車株を中心に買われた。40銘柄中、上昇は27銘柄、下落は13銘柄であった。自動車ステランティス(+5.20%)は2007年11月以来の水準に急反発した。JPモルガンの目標株価引き上げで年初来上昇率は48%に達した。電子決済ワールドライン(+3.83%)、商業用不動産ウニベイル・ロダムコ(+3.62%)、コンサルティングのキャップジェミニ(+3.26%)、半導体STマイクロエレクトロニクス(+2.86%)、前日上昇率2位の自動車部品ミシュラン(+2.42%)も大幅高となった。一方、前日下落率3位の鉄道車両アルストム(-3.57%)は年初来の下落率が49%台に乗せ、石油トタルエナジーズ(-2.39%)も大幅安となった。前日下落率トップの酒造ペルノ・リカール(-1.46%)はJPモルガンの目標株価引き下げで2021年1月以来の水準に5日続落した。
    (経済指標)                            (発表値)
    独11月消費者物価指数(速報値)・前年比   +2.3%(10月は+3.0%)
    ユーロ圏11月総合景況指数                 93.8(10月は93.5)

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  • 2023/11/29 17:45 <IGM>欧州株式寄り付き 英仏は小幅安、独は小幅高で始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英仏は小幅安、独は小幅高で始まる
    29日の欧州株式市場寄り付きは、英仏は小幅安、独は小幅高で始まった。寄り付き後は仏株も持ち直しており、独仏はプラス圏で推移している。一方、ポンド高の影響で英株の上値は重い。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.30%安の7,433.03。現在は0.34%安の7,429.78近辺。指数構成全100銘柄中、35柄が値上がり、65銘柄が値下がり。共にドイツ銀行が投資判断、目標株価を引き下げた保険のアビバ(-1.79%)、プルデンシャル(-1.49%)が下げており、銀行のHSBCホールディングス(-1.40%)やスタンダードチャータード銀行(-1.18%)なども安い。一方、貴金属のフレスニーヨ(+2.50%)やネット専業スーパーのオカド・グループ(+1.87%)、投資顧問のM&G(+1.17%)などは上げている。
    独DAX40指数は前日比0.13%高の16,013.16で寄り付き、現在は0.26%高の16,033.94近辺。指数構成全40銘柄中、27銘柄が値上がり、13銘柄が値下がり。オンライン衣料販売のザランド(+2.67%)や半導体のインフィニオンテクノロジーズ(+2.04%)、スポーツ用品のアディダス(+1.83%)などが上げている。一方、ミュンヘン再保険(-1.31%)やハノーバー再保険(-1.05%)などは下げている。
    仏CAC40指数は前日比0.12%安の7,241.41で寄り付き、現在は0.18%高の7,263.18近辺。指数構成全40銘柄中、29銘柄が値上がり、10銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。デジタル決済処理のワールドライン(+3.13%)や不動産のウニベイル・ロダムコ・ウエストフィールド(+2.06%)、自動車のステランティス(+1.66%)などが高い。一方、石油のトタルエナジーズ(-1.99%)や鉄道車両等のアルストム(-1.13%)などは下げている。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2023/11/29 07:51 <IGM>欧州株式 まちまち 国債利回り低下を好感も高級ブランド株は下落
    <IGM>欧州株式 まちまち 国債利回り低下を好感も高級ブランド株は下落
    28日の欧州株式市場は、英仏が続落したが、独は反発に転じた。大手金融機関の投資判断や目標株価の引き上げ/引き下げが混在するなかで、高級ブランド株が売られる一方、米欧英の国債利回りの低下でハイテク株などは買われた。
    英FTSE100は小幅続落し、前日比5.46ポイント(0.07%)安の7455.24で引けた。14日以来の水準に売りが先行したが、引けベースでは7450-7500に収まる状態が7日間連続した。100銘柄中、上昇は41銘柄、下落は58銘柄、1銘柄は変わらずであった。教育ピアソン(-3.69%)はエクサンBNPパリバの投資判断引き下げで3日ぶりに急反落し、高級ブランドのバーバリー・グループ(-3.32%)はHSBCの目標株価引き下げで大幅に続落した。ジェフリーズが目標株価を引き下げた保険プルデンシャル(-2.58%)、オンライン賭博エンテイン(-2.09%)も大幅安となった。保険フェニックス・グループ・ホールディングス(-1.86%)、不動産ランド・セキュリティーズ(-1.46%)も軟調。一方、航空機エンジンのロールス・ロイス(+6.21%)は強気の中期利益計画を公表し、2019年11月以来4年ぶりの高値を更新した。製紙スマーフィット・カッパ・グループ(+3.10%)、雑貨小売B&Mヨーロピアン・バリュー・リテール(+2.51%)も大幅高。
    独DAX40は反発し、同26.30ポイント(0.16%)高の15992.67で引けた。公益株やハイテク株が買われる一方、ECBの早期利下げ観測の後退で取引終盤まではほぼ一貫してマイナス圏で推移した。40銘柄中、上昇は19銘柄、下落は19銘柄、2銘柄は変わらずであった。2030年まで毎年5-10%の配当増を計画している電力RWE(+3.05%)が大幅に4日続伸し、ハイテク株はジェフリーズが投資判断/目標株価を引き上げた半導体インフィニオン・テクノロジーズ(+2.01%)の堅調さが目立った。コメルツ銀行(+1.40%)、セメントのハイデルベルク・マテリアルズ(+1.08%)、医療機器フレゼニウス(+1.06%)、郵便ドイツポスト(+0.99%)も買われた。一方、オンライン衣料販売ザランド(-5.41%)は大幅に続落し、医薬品バイエル(-3.49%)は3日連続して下落率3位以内となり、2005年11月以来の安値を更新した。発送電技術シーメンス・エナジー(-2.59%)も大幅安。
    仏CAC40は続落し、同15.36ポイント(0.21%)安の7250.13で引けた。時価総額が大きい高級ブランド株の下げが重荷になった。40銘柄中、上昇は24銘柄、下落は16銘柄であった。酒造ペルノ・リカール(-2.65%)が大幅に4日続落し、高級ブランド株はケリング(-2.58%)、エルメス・インターナショナル(-2.01%)、HSBCとシティグループが目標株価を引き下げた前日下落率2位のLVMH(-1.84%)の下げが目立った。鉄道車両アルストム(-2.42%)も急落した。一方、広告ピュブリシス(+1.07%)、自動車部品ミシュラン(+1.01%)、航空宇宙サフラン(+0.89%)はしっかり。
    (経済指標)                            (発表値)
    独12月消費者信頼感指数                  -27.8(11月は-28.3)
    仏11月消費者信頼感指数                   87(10月は84)

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  • 2023/11/28 17:47 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも続落して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも続落して始まる
    28日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも続落して始まった。新規材料不足のなか、前日の軟調地合いを継続する形となっている。時間外取引で米株価指数先物が弱含みに推移していることも上値を重くしている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.40%安の7,430.82。現在は0.32%安の7,436.52近辺。指数構成全100銘柄中、12柄が値上がり、84銘柄が値下がり、4銘柄は変わらず。ファッションのバーバリー・グループ(-1.93%)や教育事業のピアソン(-1.98%)、ネット専業スーパーのオカド・グループ(-1.78%)などが下げている。一方、強気な中期利益計画を示した航空機エンジンのロールス・ロイス・ホールディングス(+3.74%)は買われており、紙製品・梱包材のスマーフィット・カッパ・グループ(+2.22%)やスポーツ用品小売のフレーザーズ・グループ(+1.14%)なども上げている。
    独DAX40指数は前日比0.17%安の15,939.19で寄り付き、現在は0.13%安の15,945.11近辺。指数構成全40銘柄中、13銘柄が値上がり、25銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。自動車のメルセデス・ベンツグループ(-1.10%)やフォルクスワーゲン(-1.13%)、ポリマー等素材のコベストロ(-0.99%)などが下げている。一方、ジェフリーズが投資判断、目標株価を引き上げた半導体のインフィニオンテクノロジーズ(+1.31%)やベレンベルクが投資判断、目標株価を引き上げたタイヤ・自動車部品のコンチネンタル(+1.26%)などは買われている。
    仏CAC40指数は前日比0.48%安の7,230.74で寄り付き、現在は0.39%安の7,236.87近辺。指数構成全40銘柄中、17銘柄が値上がり、23銘柄が値下がり。HSBCやシティグループが目標株価を引き下げたファッション・アパレルのLVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(-2.07%)は売られており、同業のケリング(-1.84%)や酒造のペルノ・リカール(-1.94%)なども下げている。一方、保険のアクサ(+0.74%)や航空エンジンのサフラン(+0.63%)などはしっかり。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2023/11/28 07:50 <IGM>欧州株式 アジア株安の流れ引き継ぎ反落 医薬品株や石油株が売られる
    <IGM>欧州株式 アジア株安の流れ引き継ぎ反落 医薬品株や石油株が売られる
    27日の欧州株式市場は反落した。中国10月工業部門企業利益が前年比+2.7%に大きく伸びを鈍化させたことを嫌気するアジア株安の流れを引き継ぐとともに、医薬品株や原油安を受けた石油株の下げも重荷になった。
    英FTSE100は3日ぶりに反落し、前営業日比27.50ポイント(0.37%)安の7460.70で引けた。7450-7500にほぼ完全に収まる状態が6日間連続した。100銘柄中、上昇は44銘柄、下落は49銘柄、7銘柄は変わらずであった。資産管理セント・ジェームズ・プレイス(-2.42%)は年初来の下落率が40%を突破し、医薬品アストラゼネカ(-2.00%)はジェフリーズの目標株価引き下げで2022年10月以降初めて10000の大台を割り込んだ。防衛・航空宇宙BAEシステムズ(-1.73%)、航空インターナショナル・エアラインズ・グループ(-1.60%)、前日下落率3位のオンライン賭博フラッター・エンターテインメント(-1.59%)、ドイツ銀行が目標株価を引き下げた高級ブランドのバーバリー・グループ(-1.57%)も軟調。一方、不動産ウェブサイトのライトムーブ(+4.79%)は年間利益見通しの上方修正で大幅に4日続伸した。ドル安と米利上げ停止観測を受けた金相場続伸で鉱業フレスニロ(+4.31%)は急反発し、台所用品・建具ハウデン・ジョイナリー・グループ(+1.99%)もしっかり。
    独DAX40は4日ぶりに反落し、同63.12ポイント(0.39%)安の15966.37で引けた。8月1日以来の高値圏で素材株やヘルスケア株を中心に利益確定売りが入った。40銘柄中、上昇は15銘柄、下落は25銘柄であった。防衛機器・自動車部品ラインメタル(-3.32%)は大幅に4日続落し、モルガンスタンレーが投資判断/目標株価を引き下げた化学BASF(-3.11%)、前日下落率2位の医薬品バイエル(-3.02%)も急落した。前日上昇率3位の自動車ポルシェ(-1.93%)、航空機エンジンMTUエアロエンジンズ(-1.44%)、化学品卸売ブレンタグ(-1.10%)も軟調。一方、不動産ヴォノヴィア(+1.04%)、ハノーバー再保険(+1.01%)、医療機器フレゼニウス(+0.93%)は買われた。
    仏CAC40も4日ぶりに反落し、同27.31ポイント(0.37%)安の7265.49で引けた。40銘柄中、上昇は12銘柄、下落は28銘柄であった。防衛・電子機器タレス(-2.21%)は急反落し、前日下落率トップの高級ブランドLVMH(-1.36%)、銀行BNPパリバ(-1.07%)と同ソシエテ・ジェネラル(-0.86%)、酒造ペルノ・リカール(-0.98%)、鉄道車両アルストム(-0.85%)も軟調。一方、前日下落率2位の商業用不動産ウニベイル・ロダムコ(+2.44%)は急反発に転じ、鉄鋼アルセロールミタル(+0.67%)、通信オランジュ(+0.63%)も買われた。
    (経済指標)                            (発表値)
    なし

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  • 2023/11/27 17:47 <IGM>欧州株式寄り付き 英独は小幅反落、仏は横ばいで始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独は小幅反落、仏は横ばいで始まる
    27日の欧州株式市場寄り付きは、英独は小幅反落、仏は横ばいで始まった。手掛かり材料不足のなか、時間外取引で米株価指数先物が軟調に推移していることや、本日の中国株続落などでやや上値が重い。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.22%安の7,471.61。現在は0.25%安の7,469.46近辺。指数構成全100銘柄中、46柄が値上がり、51銘柄が値下がり、3銘柄は変わらず。ゴールドマン・サックスが投資判断、目標株価を引き下げたギャンブル・電子ゲームのエンテイン(-2.31%)が売られており、製紙のモンディ(-1.03%)や石油のシェル(-0.96%)なども下げている。一方、年間利益見通しを引き上げた不動産ウェブサイトのライトムーブ(+4.95%)は買われており、貴金属のフレスニーヨ(+1.29%)や小売りのB&Mヨーロピアン・バリュー・リテール(+1.14%)なども上げている。
    独DAX40指数は前日比0.14%安の16,007.26で寄り付き、現在は0.15%安の16,004.97近辺。指数構成全40銘柄中、16銘柄が値上がり、22銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。モルガン・スタンレーが投資判断、目標株価を引き下げた化学のBASF(-2.51%)やベレンベルクが目標株価を引き下げた医薬・農薬のバイエル(-1.46%)などが下げている。一方、医薬品製造機器のザルトリウス(+1.23%)や郵便のドイツポスト(+0.78%)などはしっかり。
    仏CAC40指数は前日比0.00%高の7,292.91で寄り付き、現在は0.17%高の7,305.40近辺。指数構成全40銘柄中、22銘柄が値上がり、16銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。医薬品のサノフィ(+1.51%)や鉄道車両等のアルストム(+0.89%)などが上げている。一方、自動車のステランティス(-0.87%)や石油のトタルエナジーズ(-0.82%)などは安い。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]

・NQN=日経QUICKニュース
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