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- 2025/6/20 14:22 <NQN>◇東証14時 日経平均は方向感乏しく 「個人の懐具合は良好」との声も
- <NQN>◇東証14時 日経平均は方向感乏しく 「個人の懐具合は良好」との声も
20日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は方向感が乏しく、3万8500円前後で推移している。中東情勢を見極めようと投資家の様子見姿勢が強いほか、週末とあって持ち高整理の売りが引き続き優勢となっている。ただ、個人投資家の押し目買い意欲は強いとみられ、一方的に下値を売り込む展開とはなっていない。
日経平均は日足チャートで5日と25日移動平均がともに上向きで、上向きの25日移動平均(3万7800円近辺)が200日移動平均(3万7900円近辺)を下から上に抜ける「ゴールデンクロス」を形成するかが焦点だ。市場では「日経平均は悪くないチャート形状で先高期待にはつながりそうだ。4月以降の相場急回復や配当金の受け取りで個人投資家の懐具合は良好」(立花証券の鎌田重俊参与)との見方もあった。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆8240億円、売買高は10億7139万株だった。
ファストリやKDDIが売られ、リクルートやニトリHDも安い。一方、アドテストやディスコが引き続き買われ、NTTデータやテルモも高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/20 12:58 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は一進一退 積極的な売買手控え
- <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は一進一退 積極的な売買手控え
20日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は前日終値(3万8488円34銭)を挟んで一進一退となっている。中東情勢を見極めようと投資家の様子見姿勢が強く、積極的な売買は手控えられている。週末とあって持ち高調整の売りも出やすい。
米国がイランの核施設を攻撃するかどうか警戒されているが、日本株の下値は堅い。市場では「米国とイスラエルに有利な状況とあって、イランは最終的に核放棄に向けた交渉に応じざるを得ない。中東情勢を巡る連日の報道で慣れ始めており、日本株への反応は限られている」(国内運用会社)との見方もあった。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約82億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆2710億円、売買高は8億6707万株だった。
アドテストが一段高となり、レーザーテクも高い。伊藤忠や豊田通商も上げている。一方、ファストリやメルカリが売られ、任天堂やソニーGも下げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/20 11:49 <NQN>◇東証前引け 日経平均は小幅続落 欧州株安で、中東情勢見極め持ち高整理も
- <NQN>◇東証前引け 日経平均は小幅続落 欧州株安で、中東情勢見極め持ち高整理も
20日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落し、午前終値は前日比42円77銭(0.11%)安の3万8445円57銭だった。下げ幅は一時100円を超えた。中東情勢の先行き不透明感を背景にした19日の欧州株安や、日本時間20日午前の時間外取引で米株価指数先物が軟調となり、日本株は売りが優勢だった。一方、アドテストやディスコなど値がさの半導体関連が買われ、日経平均は150円あまり上昇する場面もあった。
19日には英FTSE100種総合株価指数やドイツ株価指数(DAX)など主要株価指数が下げた。中東情勢の緊迫を背景に、投資家から運用リスク回避を目的とした売りが出た。奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日で米市場は休場だった。
トランプ米大統領は19日にイランへの軍事行動の是非を2週間以内に決めると表明。イランとの交渉が近いうちに実現する可能性も伝わっている。市場では「トランプ氏もイラン最高指導者のハメネイ師双方とも有利な条件を引き出すため、期限ぎりぎりまで決断を下すのは難しそうだ。明確な手掛かりが乏しいなか、持ち高整理の売りが出やすい」(野村証券の小高貴久シニア・ストラテジスト)との指摘があった。
東証株価指数(TOPIX)は続落した。前引けは8.23ポイント(0.29%)安の2783.85だった。JPXプライム150指数も続落し、5.34ポイント(0.44%)安の1221.38で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆469億円、売買高は7億5522万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は919。値上がりは624、横ばいは83だった。
任天堂やコナミGなどのゲーム株が売られ、ファストリやKDDIも下げた。一方、TDKや太陽誘電などの電子部品株が買われ、アサヒや味の素も上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/20 10:10 <NQN>◇東証10時 日経平均はやや上げ幅拡大 「需給環境は良好」との指摘
- <NQN>◇東証10時 日経平均はやや上げ幅拡大 「需給環境は良好」との指摘
20日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価はやや上げ幅を拡大している。一時は前日比150円ほど高い3万8600円台半ばを付けた。東エレクやアドテスト、レーザーテクなどの値がさの半導体関連株が軒並み高となり、日経平均を押し上げている。
東京証券取引所が19日に発表した6月第2週(9~13日)の投資部門別株式売買動向(東証と名証の合計)によると、海外投資家(外国人)と事業法人(一般企業)とも11週連続で買い越していた。市場では「足元では海外投資家の資金流入が継続しているほか、今年は20兆円を超える自社株買いが見込めることから日本株の需給環境は良好だ」(いちよしアセットマネジメントの秋野充成社長)との指摘があった。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆2325億円、売買高は4億8086万株だった。
郵船や商船三井などの海運株が上昇しているほか、三菱UFJやみずほFGなどの銀行株も上昇している。一方、三菱重や日製鋼などの防衛関連株が売られ、任天堂やコナミGも下げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/20 09:24 <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は朝安後上昇 半導体株に買い
- <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は朝安後上昇 半導体株に買い
20日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は朝安後に上昇している。前日に比べ100円ほど高い3万8500円台半ばで推移している。中東情勢の緊迫を背景に19日の欧州株が下落した流れを引き継いで売りが先行したが、東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連の上昇が日経平均を支えている。
19日は奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日で米市場が休場だった。同じく19日の欧州では英FTSE100種総合株価指数やドイツ株価指数(DAX)など主要株価指数が下落した。日本株は下げて始まったものの、押し目買いも入り、一方的に下げる展開とはなっていない。
トランプ米大統領は19日にイランへの軍事行動の是非を2週間以内に決めると表明した。イランとの交渉が近いうちに実現する可能性が高いとも伝わっている。市場では「トランプ氏がイランから譲歩を引き出すために強硬な姿勢を示したのか、本気でイランの核施設を攻撃する考えなのか見通せないため、持ち高を大きく傾けづらい」(三菱UFJeスマート証券の河合達憲チーフストラテジスト)との指摘があった。
東証株価指数(TOPIX)は続落して始まった後、一時上昇に転じた。
トレンドや富士フイルムが上昇しているほか、ソフトバンクグループ(SBG)やファナックが買われている。一方、任天堂やコナミGが売られ、KDDIやリクルートも安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/19 15:50 <NQN>◇東証大引け 日経平均4日ぶり反落 半導体関連に利益確定売り 中東情勢も重荷
- <NQN>◇東証大引け 日経平均4日ぶり反落 半導体関連に利益確定売り 中東情勢も重荷
19日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反落し、終値は前日比396円81銭(1.02%)安の3万8488円34銭と、この日の安値で引けた。前日までの上昇の反動による利益確定目的の売りが出たほか、中東情勢への警戒感もあり幅広い銘柄に売りが優勢となった。
日経平均は前日まで3日続伸して1000円程度上昇していたとあって、足元で戻り歩調にあった東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連株を中心に、利益確定目的の売りや戻り待ちの売りが出た。アセットマネジメントOneの浅岡均シニアストラテジストは「19日は米国が休場ということもあり、中東情勢が緊迫化しているなかで手じまい売りも出ているようだ」との見方を示した。
中東情勢を巡るヘッドライン(ニュースの見出し)に振らされる場面も多かった。寄り付き前には、米紙ニューヨーク・タイムズが「イランが米国との会談を受け入れる意向がある」と報じたことで、日経平均先物は下げ幅を縮小した。その後、前場中ごろに米ブルームバーグ通信が複数の関係者の話として「米当局者らは、数日以内にイランに攻撃する可能性に備えている」と報じると、改めて警戒が強まり日経平均は一段安となった。
東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反落した。終値は16.27ポイント(0.58%)安の2792.08だった。JPXプライム150指数も4営業日ぶりに反落し、10.13ポイント(0.82%)安の1226.72で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆6462億円、売買高は14億3226万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は890。値上がりは657、横ばいは79だった。
トヨタやダイキン、スクリンが下げた。一方、セブン&アイや三越伊勢丹、三菱重は上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/19 14:13 <NQN>◇東証14時 日経平均は軟調 東エレクが一段安
- <NQN>◇東証14時 日経平均は軟調 東エレクが一段安
19日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は軟調。前日比300円ほど安い3万8500円台後半で推移している。このところ戻り歩調にあった値がさの東エレクが午後に下げ幅を広げ、日経平均を押し下げている。引き続き、中東情勢への警戒も強く投資家心理を冷やしている。
PGIMジャパンの鴨下健株式運用部長は「きょうのところは戻り待ちの売りや利益確定目的の売りが優勢になっている」との見方を示した。そのうえで、「需給環境は悪くなく、海外投資家が日経平均先物に小口の買いを断続的に入れており、日経平均の底堅さにつながっている」との見解を示した。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆5193億円、売買高は9億7955万株だった。
信越化やディスコが下げ幅を広げている。日立建機も安い。一方、良品計画は一段高。メルカリや豊田通商も高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/19 13:00 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は引き続き安い アジア株の下落や利益確定売りが重荷
- <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は引き続き安い アジア株の下落や利益確定売りが重荷
19日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は引き続き安い。前日比270円ほど安い3万8600円台前半で推移している。前日までの続伸の反動で利益確定目的の売りや戻り待ちの売りが出ているほか、香港ハンセン指数などアジア各国・地域の株価指数が総じて弱含んでいることも投資家心理の重荷となっている。日本時間今晩の米株式市場が奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日で休場となるため市場参加者は限られ、前引け時点からの値動きは乏しくなっている。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約93億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆245億円、売買高は7億9887万株だった。
SMCやソニーGが下げ幅を広げている。東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連株も引き続き安い。一方、フジクラや日製鋼は上げ幅を拡大している。大和ハウスも高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/19 11:50 <NQN>◇東証前引け 日経平均は反落 中東情勢への警戒強く
- <NQN>◇東証前引け 日経平均は反落 中東情勢への警戒強く
19日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、午前終値は前日比287円99銭(0.74%)安の3万8597円16銭だった。前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が下落したことや、中東情勢の緊迫化が改めて意識されたのを受けて、東京市場でも半導体関連株を中心に幅広い銘柄に売りが優勢となった。
米連邦準備理事会(FRB)は18日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置いた。パウエルFRB議長が利下げを急がない姿勢を改めて示し、米株式市場では主力株の一角に売りが優勢となった。日経平均は前日まで3日続伸していたこともあり、戻り待ちの売りや利益確定目的の売りも出て、東エレクなど値がさの半導体関連株を中心に売られた。野村証券の沢田麻希ストラテジストは「材料がないなかで日経平均は前日までに1000円程度上昇したので、反動で利益確定売りが出ている」との見方を示した。
中東情勢がなお流動的で予断を許さない状況が続いているのも重荷だ。米紙ニューヨーク・タイムズが朝方に「イランが米国との会談を受け入れる意向がある」と報じたものの、前場中ごろには米ブルームバーグ通信が複数の関係者の話として「米当局者らは、数日以内にイランに攻撃する可能性に備えている」と報じた。報道を受けて日経平均の下げ幅は400円に迫る場面があった。
東証株価指数(TOPIX)は反落した。前引けは16.41ポイント(0.58%)安の2791.94だった。JPXプライム150指数は反落し、9.84ポイント(0.80%)安の1227.01で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆8112億円、売買高は6億9074万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は968。値上がりは576、横ばいは82だった。
中外薬や第一三共、リクルートが下げた。一方、コナミGやフジクラ、ソシオネクスは上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/19 10:13 <NQN>◇東証10時 日経平均は下げ幅拡大 利益確定売り重荷
- <NQN>◇東証10時 日経平均は下げ幅拡大 利益確定売り重荷
19日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は一段安。前日比の下げ幅を400円近くに拡大し、3万8500円を下回る場面もある。指数寄与度の大きいファストリが下げ幅を拡大したほか、値がさの東エレクやアドテストが売られ、日経平均を押し下げている。最近の相場上昇で、利益確定目的の売りも出ているとみられ、指数の重荷となっている。
三井住友トラスト・アセットマネジメントの上野裕之チーフストラテジストは「日経平均は特に材料がないままに上がってきた。中東情勢や関税交渉について不透明感が強いなかでは、いったん戻り待ちの売りが出ているのだろう」との見方を示した。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆861億円、売買高は4億4513万株だった。
ファナックやトヨタ、信越化が下落している。一方、ソフトバンクグループ(SBG)やイオン、ルネサスは上昇している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/19 09:27 <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は反落 300円安 半導体関連などに売り
- <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は反落 300円安 半導体関連などに売り
19日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落で始まり、前日に比べ310円ほど安い3万8500円台後半で推移している。前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が下落したことや、中東情勢の不透明感を受けて、東京市場でも幅広い銘柄に売りが先行している。
米連邦準備理事会(FRB)は18日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置いた。パウエルFRB議長が利下げを急がない姿勢を改めて示し、米株式市場では主力株の一角に売りが優勢となった。ダウ平均の下落やイスラエルとイランの軍事衝突による中東情勢への警戒から、東京市場でも東エレクやアドテストなど半導体関連株をはじめ広く売りが出て、日経平均を押し下げている。
米紙ニューヨーク・タイムズは18日、イランが米国との会談を受け入れる意向があると報じた。イラン外務省の高官が匿名で話したという。中東情勢はなお予断を許さないものの、大和証券の坪井裕豪日米株チーフストラテジストは「会談受け入れ意向のニュース自体はポジティブで、売り一巡後は日経平均はプラスに転じる可能性もありそうだ」との見方を示した。
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
中外薬やソニーG、リクルートが下落している。一方、豊田通商や任天堂、良品計画が上昇している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/18 15:50 <NQN>◇東証大引け 日経平均、3日続伸 4カ月ぶり高値 円安で海外短期筋が買い
- <NQN>◇東証大引け 日経平均、3日続伸 4カ月ぶり高値 円安で海外短期筋が買い
18日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸した。終値は前日比348円41銭(0.90%)高の3万8885円15銭と、この日の高値で引けた。2月19日(3万9164円)以来、4カ月ぶりの高値水準。外国為替市場での円安・ドル高基調や日銀が追加利上げに消極的との見方を手がかりにした買いが優勢だった。もっとも朝方は前日の米株安の流れを引き継ぎ、日経平均は下落して始まった。イスラエルとイランの軍事衝突による中東情勢の緊迫化が相場の重荷だった。
外国為替市場で円相場は一時1ドル=145円台と前日夕時点から円安・ドル高方向に振れた。海外短期筋などから円安進行に歩調を合わせた買いが株価指数先物に断続的に入った。市場では「相場のトレンドに追随して先物を機動的に売買するCTA(商品投資顧問)などの海外短期筋が買いの主体で、日経平均は先物主導で騰勢を強めた」(フィリップ証券の増沢丈彦株式部トレーディング・ヘッド)との声が聞かれた。
日銀は17日まで開いた金融政策決定会合で政策金利の据え置きと国債買い入れの減額ペースを緩める方針を決めた。会合後の記者会見で植田和男総裁は「経済・物価情勢の改善に応じて政策金利を引き上げる」と強調しつつも「通商政策を巡る不確実性は極めて高い」と話した。日銀が金融引き締めに慎重な姿勢を示したと受け止められ、買い安心感につながった。日本時間19日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表と米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の記者会見が予定される。結果を見極めたいとの雰囲気があり、伸び悩む場面も目立った。
東証株価指数(TOPIX)は3日続伸した。終値は21.40ポイント(0.77%)高の2808.35だった。JPXプライム150指数も3日続伸し、11.61ポイント(0.95%)高の1236.85で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆541億円、売買高は16億2632万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1092。値下がりは461、横ばいは74だった。
5日発売の新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ・ツー」の販売好調が手がかりとなり、任天堂が株式分割考慮後の上場来高値を付けた。コナミGやバンナムHDなど、その他のゲーム関連株にも買いが波及した。ファストリやアドテストが高い。トヨタやSUBARUが上昇した。一方、中外薬が安い。フジクラやニデックが下落した。三菱重やIHIも売られた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/18 14:05 <NQN>◇東証14時 日経平均、高値圏 一時320円高 上値で利益確定売りも
- <NQN>◇東証14時 日経平均、高値圏 一時320円高 上値で利益確定売りも
18日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日比280円ほど高い3万8800円台前半と、高値圏で推移している。13時15分すぎに上げ幅が320円を超える場面があった。日銀が追加利上げに慎重姿勢を示したことなどを手がかりにした買いが続いている。一方、日経平均は4カ月ぶりの高値圏とあって、上値では利益確定売りが出ており、やや伸び悩んでいる。
日本時間19日未明には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表と米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の記者会見が予定される。米関税政策による影響を見極めるため政策金利を据え置く公算が大きい。同時に公表される政策金利見通し(ドットチャート)などを含め、結果を見定めたいとの雰囲気が強いことも日経平均の上値を抑えている。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆7143億円、売買高は10億5592万株だった。
ファストリが一段高。アドテストや任天堂、コナミGが上昇した。トヨタやSUBARUが買われた。一方、中外薬が安い。フジクラやニデック、三菱重が下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/18 12:49 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均、一段高 日銀の利上げ消極姿勢で買い安心感続く
- <NQN>◇東証後場寄り 日経平均、一段高 日銀の利上げ消極姿勢で買い安心感続く
18日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は一段高となり、前日比270円ほど高い3万8800円台前半まで上げ幅を広げる場面があった。外国為替市場での円安・ドル高基調や日銀が追加利上げに消極的との見方を手がかりにした買いが続いている。日本時間午後の取引で米株価指数先物がプラス圏で推移していることも支えとなっている。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約291億円成立した。12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆2222億円、売買高は8億7736万株だった。
ファストリやアドテストが高い。任天堂やコナミG、バンナムHDなどゲーム関連株の値上がりが目立つ。レーザーテクやトヨタが買われた。一方、中外薬や大塚HDが安い。ニデックやフジクラ、三菱重が下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/18 11:45 <NQN>◇東証前引け 日経平均、続伸 255円高 円安で、任天堂が高値更新
- <NQN>◇東証前引け 日経平均、続伸 255円高 円安で、任天堂が高値更新
18日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比255円06銭(0.66%)高の3万8791円80銭だった。外国為替市場で円相場が1ドル=145円台と前日夕時点から円安・ドル高方向に振れ、主力の輸出関連株の一角に採算改善に期待した買いが入った。日銀が追加利上げを急がないとの見方も買い安心感につながったようだ。朝方は前日の米株安の流れを引き継ぎ、日経平均は下落して始まった。イスラエルとイランの軍事衝突による中東情勢の緊迫化が投資家心理の重荷だった。
日銀は17日まで開いた金融政策決定会合で政策金利の据え置きと国債買い入れの減額ペースを緩める方針を決めた。会合後の記者会見で植田和男総裁は「経済・物価情勢の改善に応じて政策金利を引き上げる」と強調しつつも「通商政策を巡る不確実性は極めて高い」と指摘した。市場では「米関税政策の不透明感が強いなかで日銀が金融引き締めに動くのは難しいとの見方が広がり、株買いを後押しした」(東海東京インテリジェンス・ラボの長田清英チーフストラテジスト)との声が聞かれた。
任天堂が株式分割考慮後の上場来高値を更新し、ゲーム関連株に買いが波及したことも相場全体を押し上げた。5日発売の新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ・ツー」の販売好調が手掛かりとなった。前引け時点の日経平均のプラス寄与度ランキングで2位だった。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは14.74ポイント(0.53%)高の2801.69だった。JPXプライム150指数も続伸した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆9988億円、売買高は7億6088万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1037。値下がりは520、横ばいは70だった。
ファストリやアドテストが高い。コナミGやバンナムHDが上昇した。レーザーテクやSUBARU、トヨタが買われた。一方、中外薬が安い。ファナックやニデックが下落した。フジクラや三菱重が売られた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/18 10:11 <NQN>◇東証10時 日経平均、小幅高 円安が支え 任天堂は上場来高値
- <NQN>◇東証10時 日経平均、小幅高 円安が支え 任天堂は上場来高値
18日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は小幅に上昇し、前日比60円ほど高い3万8600円付近で推移している。外国為替市場で円相場が1ドル=145円台と前日夕時点から円安・ドル高方向に振れており、引き続き主力の輸出関連株の一角に採算改善期待の買いが入っている。
任天堂が株式分割考慮後の上場来高値を更新したことも相場全体を押し上げている。6月5日に発売した新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ・ツー」は発売後4日間の世界累計販売台数が350万台以上だった。初代スイッチのおよそ2倍の水準で、任天堂のゲーム専用機としては過去最高となる。販売の伸びに期待した買いが続き、日経平均のプラス寄与度ランキングでも上位に顔を出している。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆1984億円、売買高は4億8023万株だった。
ファストリが一段高。コナミGやバンナムHDが上昇した。レーザーテクやSUBARUが買われた。一方、東エレクやフジクラが安い。ファナックやニデックが下落した。中外薬や三菱重が売られた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/18 09:17 <NQN>◇東証寄り付き 日経平均、米株安で反落 上昇に転じる場面も
- <NQN>◇東証寄り付き 日経平均、米株安で反落 上昇に転じる場面も
18日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落で始まり、前日に比べ170円ほど安い3万8300円台後半まで下げ幅を広げる場面があった。核開発を巡るイランとイスラエルの軍事衝突で緊張が高まるなか、前日の米株式市場で主要3指数がそろって下落した流れを引き継いだ。一方、外国為替市場で円相場は1ドル=145円台と前日夕時点から円安・ドル高に振れている。主力の輸出関連株の一角に買いが入り、日経平均は上昇に転じる場面もある。
17日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比299ドル(0.70%)安の4万2215ドルで終えた。複数の米主要メディアは17日、トランプ米大統領が米軍によるイランの核施設攻撃を検討していると報じた。トランプ氏は同日、イランに「無条件降伏」を要求。中東の緊迫化が警戒された。きょうの東京市場でもリスク回避目的の売りが出やすい。
東証株価指数(TOPIX)は小動き。
東エレクやソフトバンクグループ(SBG)が安い。中外薬やTDKが下落した。ファナックやニデックが売られた。一方、アドテストが高い。任天堂やリクルートが上昇した。SUBARUやホンダが買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/17 15:56 <NQN>◇東証大引け 日経平均は続伸 4カ月ぶり高値、中東の懸念後退
- <NQN>◇東証大引け 日経平均は続伸 4カ月ぶり高値、中東の懸念後退
17日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、終値は前日比225円41銭(0.59%)高の3万8536円74銭だった。2月21日以来、約4カ月ぶりの高値水準となる。中東情勢を巡る過度な警戒がいったん後退したことによる前日の米株高を受け、値がさのハイテク株を中心に買われた。外国為替市場の円安・ドル高進行も追い風となった。一方、日米関税交渉の先行き不透明感は強く、買い一巡後は利益確定売りが出て上値を抑えた。
イスラエルとイランの軍事衝突を巡り、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが16日に「イランが敵対的行為を止め、核開発計画に関する協議の再開を模索している」と報じた。トランプ米大統領も「イランは合意への署名を望んでいる」と発言し、停戦に向けた動きが進むとの見方が強まった。
ただ、上値は重かった。石破茂首相は日本時間17日午前、カナダで主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせトランプ米大統領と会談した。石破首相は日米関税交渉を巡り「双方の認識が一致していない点が残っている」と述べ、合意への道のりの険しさが意識され相場の重荷になった。
日銀は17日まで開いた金融政策決定会合で政策金利の維持と、国債買い入れの減額ペースを2026年4月以降に緩めることを決めた。いずれも想定通りで市場の反応は限られた。アセットマネジメントOneの浅岡均シニアストラテジストは「量的引き締めペースの緩和は日本株の支えにはなるが、日米関税交渉の行方が見えない段階では上値は追いにくい」とみていた。
東証株価指数(TOPIX)は続伸し、終値は9.82ポイント(0.35%)高の2786.95だった。JPXプライム150指数は続伸し、4.78ポイント(0.39%)高の1225.24で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆412億円、売買高は15億8764万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は955。値下がりは593、横ばいは79だった。
アドテストやディスコなど半導体関連株が高い。ソフトバンクG(SBG)、任天堂、OLCも買われた。一方、ニトリHDや中外薬、三菱商は安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/17 14:15 <NQN>◇東証14時 日経平均は高値圏で膠着 新規の材料乏しく
- <NQN>◇東証14時 日経平均は高値圏で膠着 新規の材料乏しく
17日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は高値圏で膠着し、前日比200円ほど高い3万8500円台前半で推移している。引き続き前日の米半導体株高を背景としたアドテストなど関連株への買いが続いている。イスラエルとイランの戦闘停止に対する期待感も支えだが、後場は目立った材料がなく上値追いとはなっていない。
日銀は17日まで開いた日銀金融政策決定会合で、国債買い入れの減額継続を決めた。四半期ごとの減額幅は現状の4000億円から2026年4月以降は2000億円に圧縮する。市場からは「想定通りの内容で材料にはならない。植田和男総裁の会見で物価の見通しなどについては聞きたい」(運用大手のファンドマネジャー)との声があった。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆8343億円、売買高は10億7413万株だった。
OLCや西武HDが高い。ディスコ、東エレク、ルネサスも買われている。一方、日本製鉄や神戸物産、SGHDは安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/17 12:53 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は小動き 日銀会合結果には反応薄
- <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は小動き 日銀会合結果には反応薄
17日後場寄り付きの東京株式市場で前日比230円ほど高い3万8500円台前半で推移している。前場終値(3万8501円)近辺での小動きだ。日銀は同日まで開いた金融政策決定会合で政策金利を据え置いた。注目された2026年4月以降の国債買い入れの減額ペースについては、四半期ごとの減額幅を4000億円から2000億円に圧縮することを決定した。もっとも政策金利の据え置き、国債買い入れ減額幅の圧縮とも事前の予想通りで株式市場の反応は限定的だ。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約46億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆3035億円、売買高は8億9260万株だった。
任天堂が後場一段高。OLC、NEC、みずほFG、西武HDも買われている。一方、日本製鉄やファストリ、商船三井は安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/20 17:26 <NQN>◇外為17時 円相場、横ばい圏 145円台前半 中東警戒のドル買い一服
- <NQN>◇外為17時 円相場、横ばい圏 145円台前半 中東警戒のドル買い一服
20日の東京外国為替市場で、円相場は横ばい圏だった。17時時点では前日の同時点と同水準の1ドル=145円39~41銭で推移している。イスラエルとイランの衝突を巡り、米軍が即座に軍事介入するとの見方が和らぎ、円やユーロなど主要通貨に対し積み上がっていたドルの買い持ち高を縮小する動きが目立った。他方、輸入企業など国内実需筋による円売り・ドル買いも出た。
円相場は朝方に一時145円13銭近辺まで上げ幅を広げた。米ホワイトハウスのレビット報道官は19日、トランプ大統領がイランへの軍事行動の是非を2週間以内に決めると明らかにした。近くイランと交渉する考えも示し、米軍がイランを即座に攻撃するとの警戒が薄らいだ。中東情勢の緊迫を背景に「有事のドル買い」が続いてきたとあって、持ち高調整の円買い・ドル売りが増えた。
総務省が20日発表した5月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比3.7%上昇した。上昇率は市場予想(3.6%)を上回り、2年4カ月ぶりの高さとなった。インフレ率の上振れで日銀が追加利上げに動きやすくなるとの観測も円相場の支援材料となった。
買い一巡後は円の上値を追う雰囲気は乏しかった。20日は事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」にあたり、市場では輸入企業などの円売り・ドル買いが活発だったとの声があった。
円は対ユーロで3日ぶりに反落した。17時時点では同81銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=167円45~48銭で推移している。15時前には一時1ユーロ=167円69銭近辺と、2024年7月末以来の円安・ユーロ高水準をつけた。
ユーロは対ドルで4日ぶりに反発した。17時時点は同0.0056ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1517~18ドルで推移している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/20 14:11 <NQN>◇外為14時 円相場、145円台前半で伸び悩み
- <NQN>◇外為14時 円相場、145円台前半で伸び悩み
20日午後の東京外国為替市場で、円相場は伸び悩んでいる。14時時点では1ドル=145円33~35銭と前日17時時点と比べて6銭の円高・ドル安だった。中東情勢の過度な警戒が薄れたとの見方を背景にしたドルの買い持ち高を縮小する動きが一巡。円は対ユーロで下げ幅を広げており、対ドルでも上値を抑えている。
円は対ユーロで下げ幅を広げている。14時時点では1ユーロ=167円54~57銭と同90銭の円安・ユーロ高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/20 12:15 <NQN>◇外為12時 円相場、上昇し145円台前半 ドルの買い持ち縮小で
- <NQN>◇外為12時 円相場、上昇し145円台前半 ドルの買い持ち縮小で
20日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇した。12時時点は1ドル=145円23~25銭と前日17時時点と比べて16銭の円高・ドル安だった。イスラエルとイランの衝突を巡り、米軍がすぐに軍事介入するとの見方が後退。円やユーロなど主要通貨に対し、これまで積み上がったドルの買い持ちを縮小する動きが広がった。
円相場は145円13銭近辺まで上げ幅を広げる場面があった。米ホワイトハウスのレビット報道官は19日、トランプ大統領がイランへの軍事行動の是非を2週間以内に決めると明らかにした。近くイランと交渉する考えも示しており、米軍がイランを即座に攻撃するとの警戒が薄らいだ。中東情勢の緊迫を背景にこれまで「有事のドル買い」が続いてきたため、持ち高調整の円買い・ドル売りが活発となった。
総務省が20日発表した5月の全国消費者物価指数(CPI)では、生鮮食品を除く総合が前年同月比3.7%上昇した。上昇率は市場予想(3.6%)を上回り、2年4カ月ぶりの高さとなった。インフレ率の上振れで日銀が追加利上げに動きやすくなるとの観測も円相場の支えとなった。
買いが一巡すると円の上値を試す動きは鈍くなった。20日は事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」にあたり、輸入企業など国内実需筋による円売り・ドル買いが活発だったとの観測が意識された。祝日明けの米市場の動向を見極めたいとする市場参加者も多く、円相場の上値は限られた。
円は対ユーロで下落した。12時時点は1ユーロ=167円26~30銭と、同62銭の円安・ユーロ高だった。対ドルでユーロ高が進み、対円でもユーロ買いが優勢だった。
ユーロは対ドルで上昇した。12時時点は1ユーロ=1.1516~17ドルと同0.0055ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/20 10:34 <NQN>◇外為10時 円相場、145円台前半で小動き 実需の売り観測が上値抑制
- <NQN>◇外為10時 円相場、145円台前半で小動き 実需の売り観測が上値抑制
20日午前の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=145円台前半で小幅な動きとなっている。10時時点は145円23~24銭と前日17時時点と比べて16銭の円高・ドル安だった。円やユーロなど主要通貨に対するドル売りが広がり、円相場は一時145円13銭近辺まで上昇。だが、輸入企業など国内実需筋による円売り・ドル買い観測が上値を抑えた。
20日は国内で事業会社の決済が集中する「5・10日(ごとおび)」にあたる。10時前の中値決済に向けては「ドル需要が強かった」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれ、国内輸入企業などの円売り・ドル買いが膨らんだとの観測が相場の重荷となっている。
円は対ユーロでは軟調だ。10時時点では1ユーロ=167円31~35銭と、同67銭の円安・ユーロ高だった。
ユーロは対ドルで上げ幅を広げた。10時時点では1ユーロ=1.1521~22ドルと同0.0060ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/20 08:46 <NQN>◇外為8時30分 円相場、小幅高 145円台前半 対ユーロは安い
- <NQN>◇外為8時30分 円相場、小幅高 145円台前半 対ユーロは安い
20日早朝の東京外国為替市場で、円相場は小幅に上昇している。8時30分時点は1ドル=145円28~30銭と前日17時時点と比べて11銭の円高・ドル安だった。米軍が中東情勢にすぐに介入するとの警戒が薄れ、円やユーロなど対主要通貨でこれまで上昇してきたドルには売りが広がり、円相場を押し上げている。
米ホワイトハウスのレビット報道官は19日、トランプ米大統領がイランへの軍事行動の是非を2週間以内に決めると表明。「イランとの交渉が近いうちに実現する可能性が高いことを踏まえた」と説明した。米軍が介入すれば中東情勢が一段と緊迫するとして「有事のドル買い」が続いてきたため、持ち高調整を目的とした円買い・ドル売りが優勢となっている。
8時半すぎに円相場は145円25銭近辺まで上げ幅を広げる場面があった。総務省が20日発表した5月の消費者物価指数(CPI)では生鮮食品を除く総合が前年同月比3.7%上昇した。上昇率は市場予想(3.6%)を超えて2023年1月以来2年4カ月ぶりの高さとなっており、日銀が利上げに動きやすくなるとの見方も円買い・ドル売りを誘った。
円は対ユーロでは下落している。8時30分時点は1ユーロ=167円20~28銭と、同56銭の円安・ユーロ高だった。ユーロが対ドルで水準を戻しており、対円でもユーロ買いが優勢となっている。
ユーロは対ドルで上昇し、8時30分時点は1ユーロ=1.1510~11ドルと同0.0049ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/19 17:25 <NQN>◇外為17時 円相場、4日続落 中東情勢の緊迫化でドル買い
- <NQN>◇外為17時 円相場、4日続落 中東情勢の緊迫化でドル買い
19日の東京外国為替市場で、円相場は4日続落した。17時時点では前日の同時点に比べ40銭の円安・ドル高の1ドル=145円34~36銭で推移している。米連邦準備理事会(FRB)が利下げを急がないとの見方から米金利の先高観が意識され、円売り・ドル買いが出た。さらに、中東地域の緊張の高まりから円やユーロなど主要通貨に対するドル買いが優勢となった。
FRBは18日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置いた。あわせて公表した2025年経済成長見通しでは、実質経済成長率を下方修正した一方、インフレ率は上方修正。パウエルFRB議長は、物価上昇率は「夏にかけてさらに上昇する見込みだ」との見方を示し、米関税政策による物価への影響を慎重に見極める姿勢を示した。
中東地域の地政学リスクの高まりを受け、「有事のドル買い」も強まった。米ブルームバーグ通信は日本時間19日午前、「米当局は近日中にイランを攻撃する可能性に備えている」と報じた。イスラエルとイランの軍事衝突に米国が介入する可能性が意識され、ユーロに対するドル買いが増えると対円のドル買いにも波及した。
スイス国立銀行(中央銀行)は19日、政策金利を0.25%引き下げてゼロ%にすると発表した。ノルウェー中銀も政策金利の引き下げを発表したが、今のところ円相場への影響については限定的との声が聞かれた。
円は対ユーロで続伸した。17時時点では同33銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=166円53~56銭で推移している。ユーロは対ドルで3日続落した。17時時点は同0.0055ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1457~58ドルで推移している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/19 14:06 <NQN>◇外為14時 円相場、下げ渋り 145円前後 ドル買い一服
- <NQN>◇外為14時 円相場、下げ渋り 145円前後 ドル買い一服
19日午後の東京外国為替市場で、円相場は下げ渋っている。14時時点では1ドル=145円04~06銭と前日17時時点と比べて10銭の円安・ドル高だった。中東情勢を巡る追加の報道が少なく、地政学リスクを懸念した主要通貨に対するドル買いには一巡感が出ている。
19日は奴隷解放記念日の祝日で全米市場が休場となる。取引を手掛ける材料に欠ける中、欧米の取引時間帯にかけての市場参加者の急減が意識され、持ち高を一方向に傾ける動きは限られている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/19 12:20 <NQN>◇外為12時 円相場、下落 145円台前半 中東情勢巡り「有事のドル買い」
- <NQN>◇外為12時 円相場、下落 145円台前半 中東情勢巡り「有事のドル買い」
19日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落した。12時時点は1ドル=145円18~20銭と前日17時時点と比べて24銭の円安・ドル高だった。米連邦準備理事会(FRB)はしばらく利下げに動かないとの見方から、円売り・ドル買いが出た。中東情勢の緊張感が高まり、ユーロに対する「有事のドル買い」が進むと対円でもドル買いが増えた。
18日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)は政策金利を据え置いた。あわせて発表した2025年経済成長率見通しでは、実質経済成長率を下方修正した一方で、インフレ率は上方修正された。パウエルFRB議長は、米関税の引き上げを巡り、物価の上昇率は「夏にかけてさらに上昇する見込みだ」と説明した。米金利の先高観は円の重荷だった。
中東情勢の緊迫化も強く意識された。当初は債券先物の買いなどに連動して低リスク通貨の円を買う動きが出たものの、その後は対ユーロを中心に「有事のドル買い」を誘った。トランプ米大統領は18日、イランへの攻撃について「やるかもしれないし、やらないかもしれない。誰も私が何をするかは知らない」と述べた。米ブルームバーグ通信は、日本時間19日午前、「米当局は近日中にイランを攻撃する可能性に備えている」と報じた。
国内輸出企業などの円買い・ドル売り観測は円の支えになった。10時前の中値決済に向けては、「ドル余剰」(国内銀行の為替担当者)との声があった。
円は対ユーロでは上昇した。12時時点は1ユーロ=166円31~34銭と、同55銭の円高・ユーロ安だった。
ユーロは対ドルで下落した。12時時点は1ユーロ=1.1455~56ドルと同0.0057ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/19 10:26 <NQN>◇外為10時 円相場、上げに転じる 144円台後半 中東の緊張高まる
- <NQN>◇外為10時 円相場、上げに転じる 144円台後半 中東の緊張高まる
19日午前の東京外国為替市場で、円相場は上げに転じた。10時時点は1ドル=144円84~85銭と前日17時時点と比べて10銭の円高・ドル安だった。10時過ぎには144円75銭近辺まで買われた。中東情勢が一段と緊迫化しているとの警戒感から円買いが入った。
米ブルームバーグ通信は日本時間19日午前、「米当局は近日中にイランを攻撃する可能性に備えている」と報じ、市場参加者の一部で地政学リスクの高まりへの思惑が広がった。報道直後は米株価指数先物が急落し、日経平均株価が一段と下落。日本国債の先物は急速に買われ、「低リスク通貨」とされる円にも買いが入った。
一方、「有事のドル買い」でユーロ安・ドル高が進むと対円でもドル買いが増えた。円は前日比横ばい圏まで押し戻されている。
国内輸出企業などの円買い・ドル売り観測も円の支えになった。10時前の中値決済に向けては、「ドル余剰」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。
円は対ユーロで堅調。10時時点では1ユーロ=166円27~31銭と、同59銭の円高・ユーロ安だった。
ユーロは対ドルで下げている。10時時点では1ユーロ=1.1480~81ドルと同0.0032ドルのユーロ安・ドル高だった。1.1460ドル台まで下落幅を広げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/19 08:46 <NQN>◇外為8時30分 円相場、145円前後に小幅下落 FRBが利下げに慎重との見方
- <NQN>◇外為8時30分 円相場、145円前後に小幅下落 FRBが利下げに慎重との見方
19日早朝の東京外国為替市場で、円相場は小幅に下落している。8時30分時点は1ドル=145円01~03銭と前日17時時点と比べて7銭の円安・ドル高だった。米連邦準備理事会(FRB)が追加利下げに慎重との見方から、円売り・ドル買いが先行している。
FRBは18日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置いた。あわせて発表した政策金利の見通し(ドットチャート)では、年内の利下げ予想の中央値は前回3月時点と同じ2回だった。2025年の経済見通しでは、実質経済成長率を下方修正した一方で、インフレ率は上方修正された。
パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で、米関税政策による先行きの不透明さを示した。米関税の引き上げを巡り、物価の上昇率は「夏にかけてさらに上昇する見込みだ」と説明した。米連邦準備理事会(FRB)が利下げを急がないという姿勢が意識され、円売り・ドル買いを促している。
トランプ米大統領は18日、イランの核施設への攻撃について「やるかもしれないし、やらないかもしれない」と記者団に話した。イランとイスラエルの衝突に米軍が軍事介入するとの思惑がくすぶっている。市場では「中東情勢の緊迫化をきっかけにこれまで積み上がったドル売りの持ち高を解消する動きが出ている」(国内調査会社のストラテジスト)との指摘があった。
円は対ユーロでは上昇している。8時30分時点は1ユーロ=166円35~40銭と、同51銭の円高・ユーロ安だった。対ドルのユーロ安に連動した。
ユーロは対ドルでも下落している。8時30分時点は1ユーロ=1.1471~73ドルと同0.0041ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/18 17:22 <NQN>◇外為17時 円相場、3日続落 中東情勢の緊張でドル買い
- <NQN>◇外為17時 円相場、3日続落 中東情勢の緊張でドル買い
18日の東京外国為替市場で、円相場は3日続落した。17時時点では前日の同時点に比べ44銭の円安・ドル高の1ドル=144円97~98銭で推移している。中東情勢を巡る緊張が高まり、円やユーロなど主要通貨に対してドルを買う動きが優勢だった。だが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を18日に控えて様子見ムードも強く、円相場は次第に下げ渋った。
イスラエルとイランとの間では軍事的な衝突が続いている。トランプ米大統領は17日、自身のSNSで「我々はしびれを切らしている」などと表明し、イランに無条件降伏を求めた。米軍がイラン攻撃に加わるとの見方から、円やユーロなどに対して「有事のドル買い」が広がった。
日銀の植田和男総裁は17日の記者会見で、日米の関税交渉について「(合意が)後ずれするほど通商政策を巡る状況が不確実という判断が続くことにならざるを得ない」と説明。金融政策を左右する基調的な物価上昇率についても「加速感を持って上がってるという状況ではない」などと語った。早期利上げに慎重だと受け止められたのも円相場を下押しした。
円は対ユーロで9営業日ぶりに反発した。17時時点では同14銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=166円90~93銭で推移している。
ユーロは対ドルで続落した。17時時点は同0.0045ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1512~13ドルで推移している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/18 14:09 <NQN>◇外為14時 円相場、145円ちょうど前後で膠着
- <NQN>◇外為14時 円相場、145円ちょうど前後で膠着
18日午後の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=145円前後で膠着している。14時時点では145円03~04銭と前日17時時点と比べて50銭の円安・ドル高だった。18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表と米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の記者会見を控え、持ち高調整の円買い・ドル売りが入り一時144円94銭近辺まで下げ幅を縮めた。だが、投資家の様子見姿勢も強く、持ち高を一方向に傾ける動きは乏しい。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/18 12:16 <NQN>◇外為12時 円相場、下落し145円台前半 地政学リスクでドル買い
- <NQN>◇外為12時 円相場、下落し145円台前半 地政学リスクでドル買い
18日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落した。12時時点は1ドル=145円09~11銭と前日17時時点と比べて56銭の円安・ドル高だった。中東地域の緊張の高まりから円やユーロなど主要通貨に対するドル買いが強まった。日銀の追加利上げへの思惑が後退したことも円売りを促した。
イスラエルとイランの武力衝突を巡り、トランプ米大統領は17日、自身のSNSでイランに対して無条件降伏を迫り「我々はしびれを切らしている」などと表明した。米国が軍事介入に踏み切る可能性が意識され、「有事のドル買い」が膨らんだ。
日銀が追加利上げに慎重だとの見方も円相場の重荷となっている。17日まで開いた金融政策決定会合で政策金利の現状維持を決定した。植田和男総裁は会合後の記者会見で「通商政策を巡る不確実性は極めて高い」と指摘。日米交渉についても「後ずれすればするほど、通商政策を巡る状況が不確実であるという判断は続くことにならざるを得ない」とも述べ、利上げを急がないとの見方が広がった。
もっとも、下値は限られている。米ブルームバーグ通信は日本時間18日午前に「米金融規制当局が米銀の米国債取引を制約する自己資本規制の緩和を計画している」と伝えた。規制の見直しで米銀行による米国再投資が広がれば米金利の低下圧力になるとして日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りが入り、相場を下支えした。
円は対ユーロで上昇した。12時時点は1ユーロ=166円83~86銭と、同21銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで下落した。12時時点は1ユーロ=1.1498~99ドルと同0.0059ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/18 10:20 <NQN>◇外為10時 円相場、下げ縮小 145円台前半 中値「偏りなし」の声
- <NQN>◇外為10時 円相場、下げ縮小 145円台前半 中値「偏りなし」の声
18日午前の東京外国為替市場で、円相場は下げ幅を縮めている。10時時点は1ドル=145円29~31銭と前日17時時点と比べて76銭の円安・ドル高だった。米金融規制当局が米銀に対する資本規制を緩和する方針が伝わった。米金利低下への思惑から日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りが入り、一時145円20銭近辺まで下げ幅を縮小した。
米ブルームバーグ通信は日本時間18日午前に「米金融規制当局が米銀の米国債取引を制約する自己資本規制の緩和を計画している」と伝えた。規制の見直しにより米銀による米国債の買いが広がれば米金利の低下を促すとして、円買い・ドル売りが入り相場を下支えした。
10時前の中値決済に向けては「日米交渉を見極めたいとの雰囲気が強く、需給に偏りはない」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。
円は対ユーロで上げ幅を縮めている。10時時点では1ユーロ=166円98銭~167円02銭と、同6銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで下げ幅を縮小しており、10時時点では1ユーロ=1.1493~94ドルと同0.0064ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/18 08:44 <NQN>◇外為8時30分 円相場、下落し145円台前半 対ユーロでは上昇
- <NQN>◇外為8時30分 円相場、下落し145円台前半 対ユーロでは上昇
18日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=145円38~40銭と前日17時時点と比べて85銭の円安・ドル高だった。イスラエルとイランの軍事衝突による中東情勢の緊迫化で、主要通貨に対するドル買いが優勢となった。日銀の追加利上げに対する慎重姿勢が意識されたことも円相場を下押しした。
トランプ米大統領は17日、自身のSNSでイランに対して無条件降伏を求め「我々はしびれを切らしている」などと投稿した。米国が軍事介入に踏み切る可能性が意識されており「有事のドル買い」が広がった。
日銀が追加利上げを急がないとの見方も円売りを促した。日銀は17日まで開いた金融政策決定会合で政策金利を現行の0.5%程度で維持すると決めた。会合後の記者会見で植田和男総裁は「経済・物価情勢の改善に応じて政策金利を引き上げる」と強調しつつも「通商政策を巡る不確実性は極めて高い」と指摘した。米関税政策の影響を見極めるため利上げを急がないとの姿勢が意識されている。
円は対ユーロで上昇している。8時30分時点は1ユーロ=166円86~92銭と、同18銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで下落している。8時30分時点は1ユーロ=1.1478~79ドルと同0.0079ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/17 17:26 <NQN>◇外為17時 円相場、続落 ドル買い優勢で
- <NQN>◇外為17時 円相場、続落 ドル買い優勢で
17日の東京外国為替市場で、円相場は続落した。17時時点では前日の同時点に比べ35銭の円安・ドル高の1ドル=144円52~53銭で推移している。中東情勢を巡る報道が相次ぎ、円やユーロなど主要通貨に対するドル買いが優勢だった。日銀の金融政策決定会合後に国内の長期金利が上昇したのは円相場を支えた。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版は16日、当局者の話として「イランはイスラエルとの紛争終結と自国の核開発プログラムを巡る交渉再開を急ぐ意向を、アラブの仲介役を通じて発信している」と報じた。イスラエルとイランの軍事衝突の激化は避けられるとして投資家心理が改善。米長期金利が上昇したのもあって円売り・ドル買いを促した。
中東情勢を巡る情報の錯綜(さくそう)が「有事のドル買い」につながった面もあった。輸入企業など国内実需筋による円売り・ドル買い観測もあり、円相場は145円11銭近辺まで下げ幅を広げる場面があった。
もっとも、円相場は下げ渋った。日銀は17日まで開いた金融政策決定会合で政策金利を維持し、国債買い入れの減額ペースを2026年4月以降は緩めると決めた。会合結果と同時に公表した国債買い入れオペ(公開市場操作)の運営方針で、今年7月から中長期ゾーンの購入額を減らすと明らかにした。金融機関に一時的に貸し出す「国債補完供給オペ」では返却を例外的に免除する措置も拡充した。国債需給の緩みが意識され、長期金利は一時1.485%まで上昇し、円相場の支援材料となった。
日銀の植田和男総裁は決定会合後に記者会見に臨んだ。現時点での経済・物価の認識について「各国の通商政策の今後の展開や不確実性が極めて高い」とした上で「経済・物価ともに下振れリスクの方が大きい」などと述べたが、動意に乏しい展開だった。
円は対ユーロで8日続落。17時時点では同9銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=167円03~06銭で推移している。
ユーロは対ドルで5営業日ぶりに反落。17時時点は同0.0020ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1558~59ドルで推移している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/17 14:36 <NQN>◇外為14時 円相場、144円台半ばに下げ渋り 国内金利の上昇で
- <NQN>◇外為14時 円相場、144円台半ばに下げ渋り 国内金利の上昇で
17日午後の東京外国為替市場で、円相場は下げ渋っている。14時時点では1ドル=144円55~58銭と前日17時時点と比べて38銭の円安・ドル高だった。日銀は17日まで開いた金融政策決定会合で政策金利を維持し、国債買い入れの減額ペースを2026年4月以降は緩めると決めた。市場予想に沿った結果だったものの、会合結果を受けて日本の長期金利が上昇し、歩調を合わせるよう円買い・ドル売りが増えた。
日銀は会合結果とあわせて公表した国債買い入れオペ(公開市場操作)の運営方針で、今年7月から中長期ゾーンの購入額を減らすと明らかにした。金融機関に一時的に貸し出す「国債補完供給オペ」では返却を例外的に免除する措置も拡充。国債需給が緩むとして長期金利は一時1.480%まで上昇し、円買い・ドル売りにつながった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/17 12:18 <NQN>◇外為12時 円相場、下落 145円近辺 中東情勢巡りドル買いも
- <NQN>◇外為12時 円相場、下落 145円近辺 中東情勢巡りドル買いも
17日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落した。12時時点は1ドル=144円94~96銭と前日17時時点と比べて77銭の円安・ドル高だった。中東情勢を巡る報道が相次ぐなか、円やユーロなど主要通貨に対するドル買いが優勢だった。輸入企業など国内実需筋による円売り・ドル買い観測もあり、円相場は145円11銭近辺まで下げ幅を広げる場面があった。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版は16日、当局者の話として「イランはイスラエルとの紛争終結と自国の核開発プログラムを巡る交渉再開を急ぐ意向を、アラブの仲介役を通じて発信している」と報じた。イスラエルとイランの軍事衝突の激化は避けられるとして米株式相場が反発。米長期金利も上昇しており円売り・ドル買いが先行した。
東京市場では中東情勢を巡る情報が錯綜(さくそう)した。トランプ米大統領は16日、カナダで開催中の主要7カ国首脳会議(G7サミット)の予定を切り上げて帰国。トランプ氏は米国家安全保障会議(NSC)にホワイトハウスのシチュエーションルーム(作戦司令室)での待機を求めたとも伝わり、イランに軍事行動を起こすとの思惑から「有事のドル買いが入った」(国内銀行の為替担当者)という。
もっとも、米報道官は米東部時間16日夜に自身のX(旧ツイッター)で、米国によるイランへの空爆に加わることは「真実ではない」と投稿した。日本時間17日午前には米ニュースサイトのアクシオスが「トランプ政権は今週、イランとの核合意や停戦を巡る協議を提案している」などとも報じ、イスラエルとイランの情勢を見極めたいとして円相場の下値を探る動きも鈍かった。
10時前の中値決済に向けて国内輸入企業の円売り・ドル買い観測も意識された。日銀は17日まで開く金融政策決定会合で、政策金利を据え置くとの見方が市場では支配的だ。円相場を方向付ける材料に欠けるなか、事業会社によるドル資金の調達が活発だったとの見方も円相場を下押しした。
円は対ユーロでも下落した。12時時点は1ユーロ=167円50~57銭と、同56銭の円安・ユーロ高だった。10時前には167円58銭近辺と2024年7月末以来およそ10カ月半ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。
ユーロは対ドルでは下落した。12時時点は1ユーロ=1.1557~58ドルと同0.0021ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/17 10:30 <NQN>◇外為10時 円相場、145円台に下げ拡大 対ユーロは10カ月半ぶり安値
- <NQN>◇外為10時 円相場、145円台に下げ拡大 対ユーロは10カ月半ぶり安値
17日午前の東京外国為替市場で、円相場は下げ幅を広げている。10時時点は1ドル=145円00~02銭と前日17時時点と比べて83銭の円安・ドル高だった。10時前には145円11銭近辺まで下落する場面があった。中東情勢を巡るニュースが相次ぐなか、円やユーロなど主要通貨に対するドル買いが増えた。輸入企業など国内実需筋の円売り・ドル買い観測も相場を下押しした。
トランプ米大統領は中東情勢への対応を優先するため、カナダで開催中の主要7カ国首脳会議(G7サミット)の予定を切り上げて米首都ワシントンに帰国することになった。米FOXニュースはトランプ氏が米国家安全保障会議(NSC)にホワイトハウスのシチュエーション・ルーム(作戦司令室)での待機を求めたと報じた。
イランに対する軍事行動が近いとして「有事のドル買いが入った」(国内銀行)といい、円相場を下押しした。だが、米CBSニュースは米当局者の話として「米国はイスラエルの軍事作戦に加わらない」などと伝えるなど報道が錯綜しており、売りが一巡すると円相場の下値を探る動きは限られている。
10時前の中値決済に向けては「ドル不足」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれ、国内輸入企業の円売り・ドル買いが意識されたのも相場の重荷となった。日銀は17日まで開く金融政策決定会合で政策金利を維持するとみられており、「相場を大きく方向付ける材料は出ないとの見方から事業会社のドル調達が活発だった」という。
円は対ユーロでも下げ幅を拡大し、10時時点では1ユーロ=167円47~52銭と、同53銭の円安・ユーロ高だった。10時前には一時167円58銭近辺まで売られ、2024年7月末以来およそ10カ月半ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。
ユーロは対ドルで下げ幅を広げている。10時時点では1ユーロ=1.1549~50ドルと同0.0029ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/17 08:44 <NQN>◇外為8時30分 円相場、下落し144円台後半 中東情勢の懸念和らぐ
- <NQN>◇外為8時30分 円相場、下落し144円台後半 中東情勢の懸念和らぐ
17日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=144円67~69銭と前日17時時点と比べて50銭の円安・ドル高だった。中東情勢を巡る懸念が和らぐとの期待感が広がったほか、米金利も上昇しており円売り・ドル買いが優勢となっている。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版は16日、中東と欧州の当局者の話として「イランはイスラエルとの紛争終結と自国の核開発プログラムを巡る交渉再開を急ぐ意向を、アラブの仲介役を通じて発信している」と報じた。トランプ米大統領も16日に「イランは合意への署名を望んでいる」と語った。
イスラエルとイランの軍事衝突の激化が避けられるとの見方から16日は米株式相場が反発し、「低リスク通貨」とされる円の売りを促した。米金利上昇を受けて日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが出たのも相場を下押しした。
石破茂首相は16日、カナダでトランプ米大統領と会談した。米政権が日本に課した関税措置を見直すよう求めたが、会談後には記者団に「双方の認識が一致していない点が残っている。パッケージ全体の合意には至っていない」と説明。関税協議が合意に至らず、今のところ円相場の反応は限られている。
円は対ユーロでも下落している。8時30分時点は1ユーロ=167円19~24銭と、同25銭の円安・ユーロ高だった。
ユーロは対ドルでは下落している。8時30分時点は1ユーロ=1.1557ドル近辺と同0.0021ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2025/6/19 09:58 <IGM>米国株式 ダウとS&P500は続落 ナスダックは反発
- <IGM>米国株式 ダウとS&P500は続落 ナスダックは反発
18日の米国株式市場では、ダウとS&P500が続落し、ナスダックはハイテク株買いで反発した。米FRBが利下げを急がない姿勢を確認し、中東情勢の緊迫度が一段と上がったことなどが上値を抑えた。ダウは続落し、前日比44.14ドル安(-0.10%)の42171.66ドルで引けた。30銘柄中、15銘柄が上昇、15銘柄が下落した。ビザ(-4.88%)が急落し、ボーイング(-1.29%)、セールスフォース(-1.08%)も安い。ゴールドマン・サックス(+1.70%)は堅調。ナスダックは反発し、25.16ポイント高(+0.12%)の19546.27で引けた。銀行、バイオ、通信を中心に工業を除く全業種が上昇した。S&P500は小幅続落し、1.85ポイント安(-0.03%)の5980.87で引けた。エネルギー、通信サービスなど7業種が下落し、IT、公益など4業種が上昇した。
(経済指標) (発表値)
5月住宅着工件数・前月比 -9.8%(4月は+2.7%)
新規失業保険申請件数 24.5万件(前週は25.0万件)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/18 09:56 <IGM>米国株式 反落 米国がイランに無条件降伏を迫る
- <IGM>米国株式 反落 米国がイランに無条件降伏を迫る
17日の米国株式市場では、主要指数がいずれも反落した。イスラエルが米国の参戦を望むなかで、トランプ大統領がイランのハメネイ最高指導者に無条件降伏を迫り、しびれを切らしているとSNSに投稿したことがリスク回避のフローを加速させた。ダウは反落し、前日比299.29ドル安(-0.70%)の42215.80ドルで引けた。30銘柄中、4銘柄が上昇、26銘柄が下落した。メルク(-3.31%)、ナイキ(-3.07%)の下げが目立った。シェブロン(+1.93%)、ビザ(+0.66%)はしっかり。ナスダックも反落し、180.12ポイント安(-0.91%)の19521.09で引けた。輸送、通信を中心に全業種が下落した。S&P500も反落し、50.39ポイント安(-0.83%)の5982.72で引けた。ヘルスケア、一般消費財を中心に、エネルギーを除く全業種が下落した。
(経済指標) (発表値)
5月小売売上高・前月比 -0.9%(4月は-0.1%)
5月鉱工業生産・前月比 -0.2%(4月は+0.1%)
5月輸入物価・前月比 0.0%(4月は+0.1%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/17 09:56 <IGM>米国株式 反発 中東の緊張緩和伝える米紙報道で投資家心理が改善
- <IGM>米国株式 反発 中東の緊張緩和伝える米紙報道で投資家心理が改善
16日の米国株式市場では、主要指数がいずれも反発した。イランがイスラエルとの紛争の早期幕引きの動きを始めたとの米ウォール・ストリート・ジャーナル紙報道で原油高が一服し、投資家心理が改善した。ダウは反発し、前営業日比317.30ドル高(+0.75%)の42515.09ドルで引けた。30銘柄中、21銘柄が上昇、9銘柄が下落した。ゴールドマン・サックス(+2.33%)、ナイキ(+2.26%)、アメリカン・エクスプレス(+2.23%)の上げが目立ち、マクドナルド(-1.86%)は軟調。ナスダックも反発し、294.38ポイント高(+1.51%)の19701.21で引けた。金融、IT、輸送を中心にバイオを除く全業種が上昇した。S&P500も反発し、56.14ポイント高(+0.93%)の6033.11 で引けた。通信サービス、ITなど7業種が上昇し、公益、ヘルスケアなど4業種が下落した。
(経済指標) (発表値)
6月NY連銀製造業景気指数 -16.0(5月は-9.2)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/16 10:01 <IGM>米国株式 反落 中東発の地政学的リスクがいずれも1%超下落
- <IGM>米国株式 反落 中東発の地政学的リスクがいずれも1%超下落
13日の米国株式市場の主要指数はいずれも1% 台の下落率を記録した。イスラエルとイランの交戦入りで中東発の地政学的リスクが意識された。ダウは反落し、前日比769.83ドル安(-1.79%)の422+7.62ドルで引けた。30銘柄中、2銘柄が上昇、28銘柄が下落した。シャーウィン・ウィリアムズ‘(-5.70%)はシティグループの投資判断引き下げで急落し、ビザ(-4.99%)も大幅安となった。上昇したのは、シェブロン(+0.65%)とジョンソン・エンド・ジョンソン(+0.28%)のみ。ナスダックも反落し、255.65ポイント安(-1.30%)の19406.82で引けた。銀行、輸送を中心に全業種が下落した。S&P500も反落し、68.29ポイント安(-1.12%)の5976.97で引けた。金融、ITなどエネルギーを除く全業種が下落した。
(経済指標) (発表値)
6月消費者態度指数速報値 60.5(5月は52.2)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/13 09:56 <IGM>米国株式 上昇 インフレ不在を示す連日の指標発表で
- <IGM>米国株式 上昇 インフレ不在を示す連日の指標発表で
12日の米国株式市場の主要指数はいずれも上昇した。トランプ関税を巡る不透明さが引き続き上値を抑えたが、インフレ圧力の急激な高まりが進んでいないことを示す指標発表を受けた金利先安観が支援材料になった。ダウは反発し、前日比101.85ドル高(+0.23%)の42967.62ドルで引けた。構成銘柄ではないが、前日夕に発表されたオラクルの決算発表でAI需要の強さが確認され、この日のハイテク株や半導体株の買いにつながった。30銘柄中、19銘柄が上昇、11銘柄が下落した。ユナイテッド・ヘルス(+2.56%)が連日の上昇率トップとなり、アムジェン(+1.88%)、メルク(+1.87%)の医薬品株も高い。インドで中型機が墜落したボーイング(-4.79%)は急落した。ナスダックも反発し、46.60ポイント高(+0.23%)の19662.48で引けた。保険、バイオなど4業種が上昇し、銀行、工業など4業種が下落した。S&P500も反発し、23.02ポイント高(+0.38%)の6045.26で引けた。公益、ITなど8業種が上昇し、通信サービス、一般消費財など3業種が下落した。
(経済指標) (発表値)
5月卸売物価指数・前年比 +2.6%(4月は+2.5%)
新規失業保険申請件数 24.8万件(前週は24.8万件)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/12 09:50 <IGM>米国株式 ハイテク株中心の売りで主要指数はいずれも下落
- <IGM>米国株式 ハイテク株中心の売りで主要指数はいずれも下落
11日の米国株式市場の主要指数はいずれも下落した。トランプ関税による米5月消費者物価指数の押し上げは限定的にとどまり、米FRBの早期利下げ観測の再燃で買われる場面もあったが、米中間の貿易摩擦への懸念が完全に解消された訳ではなく、ハイテク株を中心とする売りが重荷になった。ダウは前日比1.10ドル高(-0.00%)の42865.77ドルで引けた。1ドル台の下落幅は直近の3日間で2度目。30銘柄中、10銘柄が上昇、20銘柄が下落した。アマゾン・ドット・コム(-2.03%)とホーム・デポ(-2.03%)が大幅安となった。ユナイテッド・ヘルス(+2.23%)は急伸した。ナスダックは4日ぶりに反落し、99.11ポイント安(-0.50%)の19615.87で引けた。輸送、通信などその他金融を除く7業種が下落した。S&P500も4日ぶりに反落し、16.57ポイント安(-0.27%)の6022.24で引けた。一般消費財、素材など7業種が下落し、エネルギー、ヘルスケアなど4業種が上昇した。
(経済指標) (発表値)
5月消費者物価指数・前年比 +2.4%(4月は+2.3%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/11 10:06 <IGM>米国株式 ダウは反発 3日続伸のナスダックとS&P500は2月20日以来の高値
- <IGM>米国株式 ダウは反発 3日続伸のナスダックとS&P500は2月20日以来の高値
10日の米国株式市場の主要指数は、ハイテク株のセンチメント改善を引き金としてダウが反発に転じ、ナスダックとS&P500はいずれも2月20日以来の高値を更新した。ダウは前日比105.11ドル高(+0.24%)の42866.87ドルと3月5日以来の高値で引けた。30銘柄中、21銘柄が上昇、9銘柄が下落した。ナイキ(+3.17%)、ウォルト・ディズニー(+2.65%)、メルク(+2.55%)が大幅高となった。セールスフォース(-1.48%)は下げた。ナスダックは3日続伸し、123.75ポイント高(+0.63%)の19714.98と2月20日以来の高値で引けた。輸送、銀行を中心に保険を除く7業種が上昇した。S&P500も3日続伸し、32.93ポイント高(+0.63%)の6038.81と2月20日以来の高値で引けた。エネルギー、一般消費財を中心に資本財・サービスを除く10業種が上昇した。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/10 09:54 <IGM>米国株式 ダウは小幅安もナスダックとS&P500は2月来の高値
- <IGM>米国株式 ダウは小幅安もナスダックとS&P500は2月来の高値
9日の米国株式市場の主要指数は、ダウが米中通商協議進展への期待感で維持したプラス圏から小幅安となったが、ナスダックとS&P500は2月後半以来の高値を更新し、投資家心理の改善を示唆した。ダウは小反落し、前営業日比1.11ドル安(-0.00%)の42761.76ドルで引けた。30銘柄中、13銘柄が上昇、17銘柄が下落した。トラベラーズ(-2.16%)、ナイキ(-1.42%)、人工知能(AI)部門の出遅れた懸念されているアップル(-1.21%)が下げた。ボーイング(+3.18%)は急伸した。ナスダックは続伸し、61.28ポイント高(+0.31%)の19591.23と2月20日以来の高値で引けた。工業、バイオなど5業種が上昇し、保険、通信など3業種が下げた。S&P500も続伸し、5.52ポイント高(+0.09%)の6005.88と2月21日以来の高値で引けた。一般消費財、素材など5業種が上昇し、公益、金融など6業種は下げた。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/9 09:43 <IGM>米国株式 主要株価指数は1%台前半の上昇率
- <IGM>米国株式 主要株価指数は1%台前半の上昇率
5日の米国株式市場の主要指数は、いずれも1%台前半の上昇となった。米5月雇用統計で労働市場への過度の悲観論が後退した。ダウは3日ぶりに反発し、前日比443.13ドル高(+1.04%)の42762.87ドルで引けた。30銘柄中、25銘柄が上昇、5銘柄が下落した。セールスフォース(+2.76%)、アマゾン・ドット・コム(+2.72%)が急伸した。ホーム・デポ(-0.53%)やマクドナルド(-0.52%)は安い。ナスダックは反発し、231.50ポイント高(+1.19%)の19529.95で引けた。銀行、輸送を中心に全業種が上昇した。S&P500は反発し、61.06ポイント高(+1.02%)の6000.36で引けた。エネルギー、通信サービスを中心に全業種が上昇した。
(経済指標) (発表値)
5月非農業部門雇用者数・前月比 +13.9万人(4月は+14.7万人)
5月平均時給・前年比 +3.9%(4月は+3.9%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/6 09:55 <IGM>米国株式 下落 労働市場の悪化やテスラ株の急落で
- <IGM>米国株式 下落 労働市場の悪化やテスラ株の急落で
5日の米国株式市場の主要指数はいずれも下落した。米労働市場の悪化を示す指標や、トランプ米大統領とマスクCEOの関係の急速な悪化でテスラ株が急落したことは投資家心理を冷やした。ダウは前日比108.00ドル安(-0.25%)の42319.74ドルで引けた。30銘柄中、10銘柄が上昇、20銘柄が下落した。プロクター・アンド・ギャンブル(-1.90%)、ユナイテッド・ヘルス(-1.51%)の下げが目立ち、セールスフォース(+1.51%)、ゴールドマン・サックス(+1.11%)は買われた。前日に続いて2%を超える騰落率を記録した銘柄はなかった。ナスダックは4日ぶりに反落し、162.04ポイント安(-0.83%)の19298.44で引けた。工業、輸送など通信を除く全業種が下落した。テスラは14%安と大幅に5日続落し、1520億ドルに達した1日の時価総額の消失額は史上最高を記録した。S&P500は4日ぶりに反落し、31.51ポイント安(-0.52%)の5939.30で引けた一般消費財、生活必需品。素材など通信サービスを除く全業種が下落した。
(経済指標) (発表値)
4月貿易収支 -616億ドル(3月は-1383億ドル)
新規失業保険申請件数 24.7万件(前週は23.9万件)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/5 09:48 <IGM>米国株式 ダウは5日ぶりに反落 ナスダックは3日続伸
- <IGM>米国株式 ダウは5日ぶりに反落 ナスダックは3日続伸
4日の米国株式市場は、ダウが5日ぶりに反落する一方、ナスダックは3日続伸し、S&P500はほぼ横ばいで引けた。ダウは前日比91.90ドル安(-0.21%)の42427.74ドルで引けた。この日発表の米経済指標は、トランプ関税の不透明感で企業が雇用や投資に慎重な姿勢を示していることを示唆し、投資家心理が悪化した。30銘柄中、11銘柄が上昇、19銘柄が下落した。シェブロン(-1.56%)、トラベラーズ(-1.53%)、ベライゾン・コミュニケーションズ(-1.36%)が安く、メルク(+1.46%)とシャーウィン・ウィリアムズ(+1.25%)は買われた。2%を超える騰落率を記録した銘柄はなかった。ナスダックは61.53ポイント高(+0.31%)の19460.48で引けた。ITと金融が上昇し、保険、銀行など6業種は下落した。S&P500は小幅ながら3日続伸し0.44ポイント高(+0.00%)の5970.81で引けた。通信サービス、素材など6業種が上昇し、エネルギー、公益など5業種が下落した。
(経済指標) (発表値)
5月ADP非農業部門民間雇用者数・前月比 +3.7万人(4月は+6.0万人)
5月ISM非製造業景気指数 49.9(4月は51.6)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/4 09:56 <IGM>米国株式 主要株価指数はいずれも続伸 エヌビディアが時価総額トップに
- <IGM>米国株式 主要株価指数はいずれも続伸 エヌビディアが時価総額トップに
3日の米国株式市場は、主要株価指数がいずれも続伸した。3.45兆ドルに時価総額を膨らませたエヌビディアがマイクロソフトを抜いて全米1位となったことが象徴するように、半導体関連株の買いが上昇を牽引した。ダウは4日続伸し、前日比214.16ドル高(+0.50%)の42519.64ドルで引けた。30銘柄中、22銘柄が上昇、8銘柄が下落した。エヌビディア(+2.80%)が大幅に続伸し、ホームデポ(+1.39%)、キャタピラー(+1.37%)も堅調。コカ・コーラ(-1.17%)、ユナイテッド・ヘルス(-1.15%)は下げた。ナスダックは続伸し、156.34ポイント高(+0.81%)の19398.95で引けた。銀行、輸送など保険を除く全業種が上昇した。S&P500も続伸し34.43ポイント高(+0.58%)の5970.37で引けた。IT、エネルギー、素材など8業種が上昇し、通信サービス、不動産など3業種が下落した。
(経済指標) (発表値)
4月JOLTS求人件数 739.1万件(3月は720.0万件)
4月製造業受注・前月比 -3.7%(3月は+3.4%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/3 09:50 <IGM>米国株式 主要株価指数はいずれも上昇
- <IGM>米国株式 主要株価指数はいずれも上昇
2日の米国株式市場は、主要株価指数がいずれも上昇した。トランプ政権の関税政策を巡る不透明さは一向に晴れず、売りが先行したものの、週内の米中首脳会談実現への期待感で買い戻された。ダウは3日続伸し、前日比35.41ドル高(+0.08%)の42305.48ドルで引けた。30銘柄中、19銘柄が上昇、11柄が下落した。ナイキ(+2.29%)、ボーイング(+2.00%)が急伸する一方、セールスフォース(-1.41%)、スリーエム(-1.31%)は下げた。ナスダックは反発し、128.84ポイント安(+0.67%)の19242.61で引けた。バイオ、保険、ITなど、銀行、輸送を除く全業種が上昇した。S&P500も反発し、24.25ポイント高(+0.41%)の5935.94で引けた。エネルギー、IT、通信サービスを中心に、資本財サービスを除く全業種が上昇した。
(経済指標) (発表値)
5月ISM製造業景気指数 48.5(4月は48.)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/2 09:55 <IGM>米国株式 まちまち ナスダックとS&P500の月間上昇率は2023年11月来最高
- <IGM>米国株式 まちまち ナスダックとS&P500の月間上昇率は2023年11月来最高
30日の米国株式市場では、ダウが続伸する一方でナスダックは反落し、S&P500はほぼ横ばいで引けた。ダウは前日比54.34ドル高(+0.12%)の42270.07ドルで引けた。30銘柄中、17銘柄が上昇、12銘柄が下落し、1銘柄は変わらずであった。ウォルマート(+1.67%)とアムジェン(+1.64%)の堅調が目立った。前日上昇率2位のエヌビディア(-2.92%)は、この日唯一の騰落率2%超の銘柄となった。ナスダックは62.10ポイント安(-0.32%)の19113.76で引けた。月間9.5%の上昇率は2023年11月以来の最高を記録した。バイオ、銀行など6業種が下落し、保険、通信は上昇した。S&P500は0.48ポイント安(-0.00%)の5911.69で引けた。月間6.1%の上昇率は2023m年11月以来の最高。エネルギー、一般消費財、ITの3業種が下落し、生活必需品、公益など8業種が上昇した。
(経済指標) (発表値)
4月個人消費支出物価指数・前年比 +2.1%(3月は+2.3%)
5月シカゴ購買部協会景気指数 40.5(4月は44.6)
5月消費者態度指数 52.2(4月は52.2)
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- 2025/5/30 09:55 <IGM>米国株式 反発 前日のエヌビディアの決算を好感
- <IGM>米国株式 反発 前日のエヌビディアの決算を好感
29日の米国株式市場では、主要3指数がいずれも反発した。前日の引け後に発表されたエヌビディアの好決算を受けたハイテク株買いが目立った。ダウは前日比117.03ドル高(+0.27%)の42215.73ドルで引けた。30銘柄中、22銘柄が上昇、8銘柄が下落した。ボーイング(+3.32%)とエヌビディア(+3.25%)の堅調が目立った。セールスフォース(-3.30%)は前日夕発表の良好な2-4月期決算を受けた買いが一巡して急落した。ナスダックは74.93ポイント高(+0.39%)の19175.87で引けた。バイオ、銀行、保険などが上昇し、通信、その他金融は下落した。S&P500は23.62ポイント高(+0.40%)の5912.17で引けた。不動産、ヘルスケア、公益を中心に通信サービス以外の全業種が上昇した。
(経済指標) (発表値)
1-3月期GDP改定値・前期比年率 -0.2%(10-12月期は+2.4%)
新規失業保険申請件数 24.0万件(前週は22.6万件)
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- 2025/5/29 09:50 <IGM>米国株式 主要3指数はいずれも0.5%台の下落率
- <IGM>米国株式 主要3指数はいずれも0.5%台の下落率
28日の米国株式市場では、主要3指数がいずれも0.5%台の下落率を記録した。引け後にエヌビディアの2-4月期決算発表を控えていることや、5月6-7日の米FOMC議事要旨が公表され、近い将来の利下げ再開の可能性が低下したことなどが重荷になった。ダウは反落し、前日比244.95ドル安(-0.57%)の42098.70ドルで引けた。30銘柄中、4銘柄が上昇、26銘柄が下落した。メルク(-2.83%)、前日上昇率トップのナイキ(-2.67%)が急反落し、ユナイテッド・ヘルス(+1.05%)とボーイング(+0.23%)は前日の逆行安から持ち直した。ナスダックは反落し、98.22ポイント安(-0.51%)の19100.93で引けた。銀行、保険、輸送を中心に全業種が下落した。S&P500は反落し、32.99ポイント安(-0.55%)の5888.55で引けた。公益、素材、エネルギーを中心に全11業種が下落した。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/5/28 09:51 <IGM>米国株式 主要3指数は1-2%台の上昇率 ダウは2銘柄のみが下落
- <IGM>米国株式 主要3指数は1-2%台の上昇率 ダウは2銘柄のみが下落
27日の米国株式市場では、主要3指数が1%台から2%台の上昇率を記録した。米国の3連休中にトランプ米大統領がEUに対する追加関税の発動を延期したことに買いで反応した。ダウは5日ぶりに反発し、前営業日比740.58ドル高(+1.78%)の42343.65ドルで引けた。30銘柄中、28銘柄が上昇、2銘柄が下落した。ナイキ(+4.68%)、中国向けのAI半導体の発売を計画しているとの報道や、28日の2-4月期決算発表の好業績を見越した先回り買いが追い風となったエヌビディア(+3.21%)が急伸した。ボーイング(-0.66%)とユナイテッド・ヘルス(-0.19%)の2銘柄のみが下落した。ナスダックは急反発し、461.95ポイント高(+2.46%)の19199.16で引けた。工業、IT、輸送を中心に全業種が上昇した。S&P500は5日ぶりに急反発し、118.72ポイント高(+2.04%)の5921.54で引けた。一般消費財、IT、通信サービスを中心に全業種が上昇した。
(経済指標) (発表値)
4月耐久財受注・前月比 -6.3%(3月は+7.6%)
3月ケースシラー住宅価格指数・前年比 +4.1%(2月は+4.5%)
5月消費者信頼感指数 98.0(4月は85.7)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/5/27 09:22 <IGM>米国株式 メモリアル・デーで休場
- <IGM>米国株式 メモリアル・デーで休場
26日の米国株式市場はメモリアル・デーで休場。取引再開は27日。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/5/26 09:59 <IGM>米国株式 主要3指数は揃って1%未満の下落率
- <IGM>米国株式 主要3指数は揃って1%未満の下落率
23日の米国株式市場では、主要3指数がいずれも1%未満の下落となった。トランプ米大統領がアップルに最低25%、EUに6月1日から50%の関税を課す可能性に言及し、関税政策の先行き不透明感で売られたが、実際に高関税が発動されることへの警戒色は薄く、売りの勢いは強まらなかった。ダウは4日続落し、前日比256.02ドル安(-0.61%)の41603.07ドルで引けた。30銘柄中、10銘柄が上昇、20銘柄が下落した。セールスフォース(-3.63%)が急落し、アップル(-3.02%)は大幅に8日続落した。一方、シェブロン(+0.92%)は上げた。ナスダックは反落し、188.52ポイント安(-0.99%)の18737.20で引けた。IT、工業など6業種が下落し、保険、バイオは上昇した。S&P500は4日続落し、39.19ポイント安(-0.67%)の5802.82で引けた。IT、通信サービスなど7業種が下落し、公益、生活必需品など4業種は上昇した。
(経済指標) (発表値)
4月新築一戸建て販売戸数・前月比 +10.9%(3月は+2.6%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/5/23 09:54 <IGM>米国株式 ダウとS&P500は小幅安 ナスダックは反発
- <IGM>米国株式 ダウとS&P500は小幅安 ナスダックは反発
21日の米国株式市場では、ダウとS&P500が小幅安、ナスダックは反発した。ダウは小幅ながら3日続落し、前日比1.35ドル安(-0.00%)の41859.09ドルで引けた。3前日の終値を挟んだもみ合いが暫く続き、強めの米5月製造業/サービス業景気指数(速報値)でプラス圏を維持したが、財政悪化を警戒する終盤の売りで小幅安となった。30銘柄中、15銘柄が上昇、15銘柄が下落した。ユナイテッド・ヘルス(-2.08%)は3日続けて上昇率トップを記録した後は2日連続で下落率トップとなった。ベライゾン・コミュニケーションズ(-1.42%)、ホーム・デポ(1.27%)も続落した。ナイキ(+2.23%)は急反発した。ナスダックは3日ぶりに反発し、53.09ポイント高(+0.28%)の18925.73で引けた。金融、工業など4業種が上昇し、保険、バイオなど4業種は下落した。S&P500は小幅ながら3日続落し、2.60ポイント安(-0.04%)の5842.01で引けた。公益、ヘルスケアなど8業種が下落し、一般消費財、通信サービス、ITは上昇した。
(経済指標) (発表値)
5月製造業景気指数(速報値) 52.3(4月は50.2)
5月サービス業景気指数(速報値) 52.3(4月は50.8)
4月中古住宅販売戸数・前月比 -0.5%(3月は-5.9%)
新規失業保険申請件数 22.7万件(前週は22.9万件)
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- 2025/6/20 17:25 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも反発して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも反発して始まる
20日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも反発して始まった。イランに対する米国による軍事介入が差し迫った状態にあることを伝えた報道で、前日に売り圧力が強まったが、その後、トランプ米大統領が軍事介入は2週間以内に決断すると発表したことで、ひとまず警戒感が緩和し買い先行となっている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.32%高の8,820.02。現在は0.46%高の8,832.04近辺。指数構成全100銘柄中、82銘柄が値上がり、16銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。エンジニアリング企業等投資会社のメルローズ・インダストリーズ(+4.39%)やスタンダードチャータード銀行(+3.08%)、ギャンブル・電子ゲームのエンテイン(+2.20%)などが上げている。一方、先行販売の大幅減少が嫌気され不動産のバークレー・グループ(-7.86%)が売られ、水道等公益事業のユナイテッド・ユーティリティーズ・グループ(-1.14%)や小売りのマークス・アンド・スペンサー(-0.85%)なども下げている。
独DAX40指数は前日比0.61%高の23,197.12で寄り付き、現在は1.05%高の23,299.06近辺。指数構成全40銘柄中、39銘柄が値上がり、1銘柄が値下がり。半導体のインフィニオンテクノロジーズ(+2.17%)やドイツ銀行(+1.70%)、航空用エンジンのMTUエアロ・エンジンズ(+1.56%)などが高い。一方、日用品・化粧品のバイヤスドルフ(-0.05%)は小安い。
仏CAC40指数は前日比0.58%高の7,597.18で寄り付き、現在は0.78%高の7,612.00近辺。指数構成全40銘柄中、36銘柄が値上がり、4銘柄が値下がり。ファッション・アパレルのケリング(+3.25%)や鉄鋼のアルセロール・ミタル(+2.40%)、銀行のソシエテ・ジェネラル(+2.19%)などが上げている。一方、コールセンター等カスタマーケアのテレパフォーマンス(-1.76%)や石油のトタルエナジーズ(-0.53%)、水処理のヴェオリア・エンバイロンメント(-0.17%)などは下げている。
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/20 07:37 <IGM>欧州株式 下落 米国の軍事介入の可能性を強く意識
- <IGM>欧州株式 下落 米国の軍事介入の可能性を強く意識
19日の欧州株は下落した。米国がイスラエル・イラン紛争に軍事介入する可能性がさらに強く意識され、米国の祝日(奴隷解放記念日)による低調な取引のなかで上値の重さが目立った。
英FTSE100は反落し、前日比51.67ポイント(0.58%)安の8791.80で引けた。英中銀は大方の予想通り4.25%の政策金利据え置きを決定した。9名中3名のメンバーが0.25%利下げを支持した表決内容はハト派寄りであったが、目立った影響はなかった。100銘柄中、上昇は22銘柄、下落は77銘柄、1銘柄は変わらずであった。住建パーシモン(-3.44%)と電気通信・モバイルマネーサービスのエアテル・アフリカ(-2.83%)は配当落ちで急落し、幅広く売られた鉱業株ではアングロ・アメリカン(-3.40%)とアントファガスタ(-3.35%)の下げがきつかった。原油高で燃料コストの負担増が警戒された航空株は、前日上昇率2位のインターナショナル・エアラインズ・グループ(-3.10%)、イージージェット(-2.98%)が大幅安となった。一方、航空宇宙メルローズ・インダストリーズ(+2.69%)は連日の上昇率トップとなり、石油BP(+1.67%)、流通バンズル(+1.35%)も堅調。
独DAX40は3日続落し、同260.43ポイント(1.12%)安の23057.38と4月30日以来の安値で引けた。40銘柄中、上昇は5銘柄、下落は35銘柄であった。オンライン衣料販売ザランド(-4.36%)、建材ハイデルベルク・マテリアルズ(-2.61%)、スポーツ用品アディダス(-2.10%)、ソフトウェアSAP(-2.06%)が急落し、前日上昇率2位のコメルツ銀行(-1.63%)は反落した。一方、医療機器ザルトリウス(+2.72%)は2024年の終値に面合わせし、同シーメンス・ヘルシニアーズ(+0.79%)、通信ドイツ・テレコム(+0.23%)もしっかり。
仏CAC40も3日続落し、同102.67ポイント(1.34%)安の7553.45と4月25日以来の安値で引けた。40銘柄中、上昇は3銘柄、下落は37銘柄であった。ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-4.06%)は連日の下落率トップ、3日連続の騰落率トップと荒い値動きが続いた。鉄鋼アルセロールミタル(-3.80%)、バウチャー発行サービスのエデンレッド(-3.73%)、前日下落率3位の高級ブランドのケリング(-3.19%)、同上昇率3位の建設・メディア・通信ブイグ(-2.95%)、同上昇率トップの銀行ソシエテ・ジェネラル(-2.81%)も急落した。上昇したのは石油トタルエナジーズ(+2.14%)、前日下落率2位の医薬品サノフィ(+0.37%)、ビジネスサポートのビューロー・ベリタス(+0.14%)のみ。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/19 17:22 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも下落して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも下落して始まる
19日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも下落して始まった。イスラエルとイランによる攻撃の応酬が続くなか、米国による軍事介入の可能性の高まりを伝える報道で、中東情勢の一段の緊迫化を背景とする売りが優勢となっている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.37%安の8,811.00。現在は0.53%安の8,796.69近辺。指数構成全100銘柄中、12銘柄が値上がり、87銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。いずれも配当落ちの住宅建設のパーシモン(-3.37%)や水道等公益事業のユナイテッド・ユーティリティーズ・グループ(-3.20%)、電気通信・モバイルマネーサービスのエアテル・アフリカ(-2.83%)、ベンチャーキャピタルの3iグループ(-2.63%)などが下げている。一方、原油高で石油のBP(+1.41%)やシェル(+1.01%)などは買われ、通信のボーダフォングループ(+1.01%)も高い。
独DAX40指数は前日比0.60%安の23,178.60で寄り付き、現在は0.74%安の23,145.35近辺。指数構成全40銘柄中、4銘柄が値上がり、35銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。オンライン衣料販売のザランド(-2.60%)やソフトウェアのSAP(-1.74%)、半導体のインフィニオンテクノロジーズ(-1.64%)などが下げている。一方、通信のドイツテレコム(+0.56%)や航空用エンジンのMTUエアロ・エンジンズ(+0.41%)、防衛・自動車部品のラインメタル(+0.37%)などはしっかり。
仏CAC40指数は前日比0.66%安の7,605.88で寄り付き、現在は0.87%安の7,589.31近辺。指数構成全40銘柄中、3銘柄が値上がり、36銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。ファッション・アパレルのケリング(-2.93%)や高級ファッションブランドのエルメス・インターナショナル(-1.97%)、バウチャー発行サービスのエデンレッド(-2.77%)などが安い。一方、コールセンター等カスタマーケアのテレパフォーマンス(+2.66%)や石油のトタルエナジーズ(+1.93%)、通信のオランジュ(+0.35%)などは上げている。
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- 2025/6/19 07:35 <IGM>欧州株式 英国は国債利回り低下で反発 独仏はともに5月7日以来の安値
- <IGM>欧州株式 英国は国債利回り低下で反発 独仏はともに5月7日以来の安値
18日の欧州株は英国が反発したが、独仏は続落した。米国がイスラエル・イラン紛争に軍事介入する可能性が意識され、米FRBの金融政策発表を引け後に控えるなかで、積極的な買いは入らなかった。英5月消費者物価指数が予想通りに4月から伸びを鈍化させたことで英国債利回りが低下し、英国株の下支え要因になった。
英FTSE100は反発し、前日比9.44ポイント(0.11%)高の8843.47で引けた。100銘柄中、上昇は61銘柄、下落は37銘柄、2銘柄は変わらずであった。航空宇宙メルローズ・インダストリーズ(+2.53%)と前日下落率トップの航空インターナショナル・エアラインズ・グループ(+2.08%)が急伸し、保険アヴィヴァ(+1.85%)とアドミラル・グループ(+1.32%)、タバコのインペリアル・ブランズ(+1.37%)とブリティッシュ・アメリカン・タバコ(+1.33%)も堅調。一方、台所用品・建具ハウデン・ジョイナリー・グループ(-2.57%)はシティグループの目標株価引き上げにもかかわらず急落した。医薬品GSK(-2.06%)はトランプ米大統領が医薬品関税を近く発表すると発言したことで、続落局面を4日目に伸ばした。前日上昇率トップの建機レンタルのアシュテッド・グループ(-1.93%)も軟調。
独DAX40は続落し、同116.84ポイント(0.50%)安の23317.81と5月7日以来の安値で引けた。40銘柄中、上昇は9銘柄、下落は30銘柄、1銘柄は変わらずであった。自動車株はダイムラー・トラック・ホールディング(-2.49%)を筆頭に全面安となった。化学品卸売ブレンタグ(-2.35%)、医療機器フレゼニウス(-2.26%)、日用品バイヤスドルフ(-2.14%)、医薬品メルク(-2.14%)、半導体インフィニオン・テクノロジーズ(-2.10%)も大幅安となった。一方、航空機エンジンMTUエアロエンジンズ(+3.30%)は連日の上昇率トップとなり、前日下落率2位のコメルツ銀行(+2.85%)、前日上昇率2位の不動産ヴォノヴィア(+2.05%)も急伸した。
仏CAC40も続落し、同27.61ポイント(0.36%)安の7656.12と5月7日以来の安値で引けた。40銘柄中、上昇は16銘柄、下落は24銘柄であった。前日上昇率トップのビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-13.61%)は、ネットキャッシュフローの2割をAI投資に振り向けるなどの中期計画発表で2024年12月30日以来の水準に急反落した。医薬品サノフィ(-2.40%)、前日下落率トップの高級ブランドのケリング(-2.35%)、電気設備ルグラン(-2.11%)も大幅安となった。一方、前日下落率2位の銀行ソシエテ・ジェネラル(+1.64%)、配当性向の上限を引き上げた航空機エアバス(+1.39%)、建設・メディア・通信のブイグ(+1.33%)は上げた。
(経済指標) (発表値)
英5月消費者物価指数・前年比 +3.4%(4月は+3.5%)
ユーロ圏5月消費者物価指数確定値・前年比 +1.9%(4月は+2.2%)
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- 2025/6/18 17:25 <IGM>欧州株式寄り付き 英仏は小じっかり、独は小甘く始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英仏は小じっかり、独は小甘く始まる
18日の欧州株式市場寄り付きは、英仏株は小じっかり、独株は小甘く始まった。中東情勢の一段の緊迫化を受けて、17日はいずれも下落したが、時間外取引で米株価指数先物が徐々に持ち直している影響もあり、直近ではいずれも小幅上昇して推移している。もっとも中東情勢への警戒は根強く、また、本日引け後に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見も予定されており、積極的な動きは見られない。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.19%高の8,850.80。現在は0.24%高の8,855.41近辺。指数構成全100銘柄中、70銘柄が値上がり、29銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。エンジニアリング企業等投資会社のメルローズ・インダストリーズ(+2.68%)やギャンブル・電子ゲームのエンテイン(+2.29%)、教育事業のピアソン(+1.61%)などが上げている。一方、台所用品・建具のハウデン・ジョイナリー(-3.20%)や建機・産業機器レンタルのアシュテッド・グループ(-2.54%)、医薬品のGSK(-1.35%)などは下げている。
独DAX40指数は前日比0.03%安の23,426.97で寄り付き、現在は0.15%高の23,469.75近辺。指数構成全40銘柄中、15銘柄が値上がり、24銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。配当性向の上限引き上げを発表した航空機製造のエアバス(+3.53%)が買われており、航空用エンジンのMTUエアロ・エンジンズ(+3.10%)や防衛・自動車部品のラインメタル(+1.62%)なども上げている。一方、商用車のダイムラー・トラック・ホールディングス(-1.50%)や医薬品のメルク(-1.20%)、日用品・化粧品のバイヤスドルフ(-1.19%)などは下げている。
仏CAC40指数は前日比0.05%高の7,687.42で寄り付き、現在は0.25%高の7,702.80近辺。指数構成全40銘柄中、18銘柄が値上がり、21銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。航空機製造のエアバス(+3.67%)や航空エンジンのサフラン(+1.85%)、建設・通信のブイグ(+1.63%)などが高い。一方、電気機器のルグラン(-1.26%)やバウチャー発行サービスのエデンレッド(-1.11%)、自動車のルノー(-1.05%)などは下げている。
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/18 08:03 <IGM>欧州株式 反落 中東発の地政学的リスクが再燃
- <IGM>欧州株式 反落 中東発の地政学的リスクが再燃
17日の欧州株は反落した。イスラエルとイランの交戦が激化するなかで、テヘランからの即時避難を求めたトランプ米大統領がG7首脳会議の日程を切り上げて帰国し、一部で米国の軍事介入を警戒する動きが浮上しており、中東発の地政学的リスクの再燃で売りが優勢となった。
英FTSE100は反落し、前日比41.19ポイント(0.46%)安の8834.03で引けた。100銘柄中、上昇は25銘柄、下落は75銘柄であった。中東発の地政学的リスクの再燃で航空需要減が見込まれ、前日上昇率2位のインターナショナル・エアラインズ・グループ(-4.37%)とイージージェット(-2.72%)が急落した。前日15%超急騰したオンライン賭博エンテイン(-3.28%)は利益確定売りで急反落し、流通バンズル(-2.87%)はRBCの投資判断引き下げで2021年3月以来の安値を更新した。広告WPP(-2.75%)、銀行スタンダード・アンド・チャータード(-2.03%)も急落した。一方、建機レンタルのアシュテッド・グループ(+4.15%)は、通期の税引き前利益が2年連続で減少したにもかかわらず、指数を構成する100銘柄のうち17銘柄のみが継続中の増配10回以上を維持したことが好感された。通信BTグループ(+1.73%)、石油BP(+1.66%)も堅調。
独DAX40も反落し、同264.47ポイント(1.12%)安の23434.65と5月8日以来の安値で引けた。40銘柄中、上昇は5銘柄、下落は35銘柄であった。透析器フレゼニウス・メディカル・ケア(-4.47%)、コメルツ銀行(-4.33%)、オンライン衣料販売ザランド(-2.22%)、医薬品メルク(-2.21%)、医療機器フレゼニウス(-2.15%)、前日上昇率2位の同ザルトリウス(-2.11%)が急落した。一方、航空機エンジンMTUエアロエンジンズ(+1.69%)、不動産ヴォノヴィア(+1.04%)、化学BASF(+0.35%)はしっかり。
仏CAC40も反落し、同58.51ポイント(0.76%)安の7683.73と5月7日以来の安値で引けた。40銘柄中、上昇は4銘柄、下落は36銘柄であった。下落率トップ3は前日の上昇率トップ3と同じ並びとなり、前日11%高と急騰した高級ブランドのケリング(-4.09%)、銀行ソシエテ・ジェネラル(-3.94%)、広告ピュブリシス(-2.23%)、ホテルチェーンのアコー(-2.16%)が急落し、銀行BNPパリバ(-1.97%)、コンサルティングのキャップジェミニ(-1.96%)も安い。上昇したのは、ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(+2.44%)、石油トタルエナジーズ(+1.82%)、防衛サフラン(+1.27%)、自動車部品ミシュラン(+0.03%)のみ。
(経済指標) (発表値)
独6月ZEW景況感指数 47.5(5月は25.2)
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- 2025/6/17 17:18 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも反落して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも反落して始まる
17日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも反落して始まった。一時緩和したものの、中東情勢の先行き不透明感と悪化懸念は根強く、再び売りに押されている。時間外取引で米株価指数先物が下げ基調になっていることも上値を圧迫している。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.59%安の8,823.09。現在は0.53%安の8,827.98近辺。指数構成全100銘柄中、7銘柄が値上がり、93銘柄が値下がり。航空のインターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ・グループ(-2.08%)や流通・食品包装のバンズル(-1.65%)、ヘルス・安全装置関連のハルマ(-1.46%)などが下げている。一方、原油高を受けて石油のBP(+1.74%)やシェル(+0.95%)などは買われている。
独DAX40指数は前日比0.86%安の23,495.06で寄り付き、現在は1.20%安の23,415.22近辺。指数構成全40銘柄中、4銘柄が値上がり、35銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。防衛・自動車部品のラインメタル(-2.81%)や医薬・農薬のバイエル(-2.34%)、通信のドイツテレコム(-1.86%)などが安い。一方、化学品卸売のブレンタグ(+0.20%)やタイヤ・自動車部品のコンチネンタル(+0.18%)、自動車のポルシェ(+0.15%)などは小じっかり。
仏CAC40指数は前日比0.71%安の7,687.17で寄り付き、現在は0.77%安の7,682.53近辺。指数構成全40銘柄中、4銘柄が値上がり、35銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。電力・ガスのエンジー(-1.72%)や航空宇宙・防衛関連のタレス(-1.68%)、銀行のBNPパリバ(-1.65%)などが下げている。一方、石油のトタルエナジーズ(+1.47%)や自動車のステランティス(+1.99%)、ルノー(+0.33%)などは上げている。
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- 2025/6/17 08:21 <IGM>欧州株式 反発 中東情勢の緊張緩和への期待感が浮上
- <IGM>欧州株式 反発 中東情勢の緊張緩和への期待感が浮上
16日の欧州株は反発した。イスラエルと交戦中のイランが事態の収拾に動き始めたと報じられ、中東情勢の緊張緩和への期待感を受けた原油先物相場の下落とともに投資家心理が改善した。
英FTSE100は反発し、前営業日比24.59ポイント(0.27%)高の8875.22で引けた。100銘柄中、上昇は63銘柄、下落は36銘柄、1銘柄は変わらずであった。オンライン賭博エンテイン(+15.25%)が2024年3月以来の水準に急騰した。共同所有するベットMGMが通期の収益見通しを引き上げたことを好感した。前日下落率トップの航空インターナショナル・エアラインズ・グループ(+3.35%)、情報・出版インフォーマ(+3.04%)、主要市場である中国の良好な経済指標を好感した銀行スタンダード・アンド・チャータード(+3.01%)、建機レンタルのアシュテッド・グループ(+2.63%)、通信ボーダフォン(+2.44%)も大幅高となった。一方、中東発の地政学的リスクが緩和するとの期待感で金先物が反落したため、前日上昇率トップの金鉱エンデバー・マイニング(-3.25%)が急反落し、同3位の鉱業フレスニロ(-1.94%)も安い。酒造ディアジオ(-2.26%)は2016年6月以来の水準に大幅続落となった。
独DAX40は7日ぶりに反発し、同182.89ポイント(0.78%)高の23699.12で引けた。今年最長の6日続落で値ごろ感が浮上した銘柄が物色された。40銘柄中、上昇は27銘柄、下落は13銘柄であった。発送電技術シーメンス・エナジー(+4.57%)、医療機器ザルトリウス(+4.09%)が急伸し、前日上昇率3位の商用車ダイムラー・トラック・ホールディング(+2.49%)、ドイツ銀行(+2.39%)、建材ハイデルベルク・マテリアルズ(+2.24%)、不動産ヴォノヴィア(+2.22%)も大幅高となった。一方、日用品バイヤスドルフ(-4.24%)、ジェフリーズが投資判断/目標株価を引き下げた化学シムライズ(-2.97%)は急落し、前日上昇率トップの防衛機器・自動車部品ラインメタル(-1.98%)も軟調。
仏CAC40は4日ぶりに反発し、同57.56ポイント(0.75%)高の7742.24で引けた。40銘柄中、上昇は30銘柄、下落は9銘柄、1銘柄は変わらずであった。高級ブランドのケリング(+11.76%)は急騰した。自動車ルノー(-8.69%)のCEOデメオ氏を新CEOとして迎え入れると発表した。銀行ソシエテ・ジェネラル(+3.22%)と同BNPパリバ(+2.95%)、広告ピュブリシス(+3.01%)、鉄鋼アルセロールミタル(+2.76%)、前日下落率3位の硝子サンゴバン(+2.44%)も大幅高。一方、ルノーは2024年11月以来の水準へ大幅に4日続落し、酒造ペルノ・リカール(-1.09%)、医薬品サノフィ(-1.06%)も下げた。
(経済指標) (発表値)
なし
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- 2025/6/16 17:28 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅反発して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅反発して始まる
16日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも小幅反発して始まった。中東情勢の緊迫化を背景とする売りが一服しており、時間外取引で米株価指数先物が反発している影響もあり、欧州株は買い先行となっている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.04%高の8,854.00。現在は0.21%高の8,869.13近辺。指数構成全100銘柄中、46銘柄が値上がり、52銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。米MGMとの合弁会社ベットMGMが通期業績見通しを上方修正した影響でギャンブル・電子ゲームのエンテイン(+8.36%)が買われており、スタンダードチャータード銀行(+2.49%)や鉱業のアングロ・アメリカン(+1.89%)なども上げている。一方、金鉱のエンデバー・マイニング(-1.92%)や投資会社のパーシング・スクエア・ホールディングス(-1.80%)、消費者向けヘルスケアのハレオン(-1.69%)などは下げている。
独DAX40指数は前日比0.31%高の23,589.47で寄り付き、現在は0.23%高の23,569.21近辺。指数構成全40銘柄中、22銘柄が値上がり、17銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。コメルツ銀行(+2.06%)やドイツ銀行(+1.84%)、商用車のダイムラー・トラック・ホールディングス(+1.63%)などが高い。一方、ジェフリーズが投資判断、目標株価を引き下げた化学のシムライズ(-2.62%)は売られており、日用品・化粧品のバイヤスドルフ(-1.95%)や医薬品のメルク(-1.35%)なども下げている。
仏CAC40指数は前日比0.29%高の7,706.84で寄り付き、現在は0.51%高の7,724.01近辺。指数構成全40銘柄中、34銘柄が値上がり、6銘柄が値下がり。新CEOにルノーの現CEOが就任すると伝えられたファッション・アパレルのケリング(+8.76%)が買われており、鉄鋼のアルセロール・ミタル(+2.80%)やガラス・建材のサンゴバン(+2.07%)なども上げている。一方、現CEOのルカ・デ・メオ氏が7月に辞任すると伝えられた自動車のルノー(-7.57%)は売られており、医薬品のサノフィ(-0.44%)や酒造のペルノ・リカール(-0.51%)なども安い。
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- 2025/6/16 07:16 <IGM>欧州株式 下落 地政学的リスクで航空株やホテル株が売られる
- <IGM>欧州株式 下落 地政学的リスクで航空株やホテル株が売られる
13日の欧州株は下落した。トランプ関税の世界経済への影響が不透明であることに加えて、中東発の地政学的リスクが増幅したことで投資家心理が悪化した。需要減が見込まれる航空株やホテル株が売られる一方、防衛株や金/原油相場の急騰を受けて金鉱/石油株の堅調が目立った。
英FTSE100は4日ぶりに反落し、前日比34.29ポイント(0.39%)安の8850.63で引けた。前日最高値を更新しており、利益確定売りが入りやすかった。100銘柄中、上昇は22銘柄、下落は75銘柄、3銘柄は変わらずであった。航空株はインターナショナル・エアラインズ・グループ(-3.68%)と前日下落率トップのイージージェット(-2.72%)が急落し、資産運用関連はシュローダー(-3.42%)と前日下落率3位のインターミディエイト・キャピタル・グループ(-2.54%)の下げが目立った。医薬品GSK(-2.45%)も大幅安。一方、金鉱株はエンデバー・マイニング(+2.92%)とフレスニロ(+2.19%)が大幅に続伸し、後者は直近の19日間のうち16日目の上昇となり、2017年9月以来の高値を更新した。防衛BAEシステムズ(+2.87%)も急伸した。
独DAX40は6日続落し、同255.22ポイント(1.07%)安の23516.23と5月8日以来の安値で引けた。6日続落は2024年12月13-23日の7日間に次ぐ最長。40銘柄中、上昇は5銘柄、下落は35銘柄であった。スポーツ用品アディダス(-2.77%)が急落し、自動車株はポルシェ(-2.54%)とフォルクスワーゲン(-2.23%)の下げが大きかった。ソフトウェアSAP(-2.45%)、ドイツ銀行(-2.11%)も大幅安となった。一方、前日上昇率2位の防衛機器・自動車部品ラインメタル(+2.72%)、同3位の電力RWE(+1.02%)は続伸し、商用車ダイムラー・トラック・ホールディング(+0.74%)も上げた。
仏CAC40は3日続落し、同80.43ポイント(1.04%)安の7684.68と5月7日以来の安値で引けた。40銘柄中、上昇は5銘柄、下落は35銘柄であった。前日下落率2位の自動車ステランティス(-3.44%)、ホテルチェーンのアコー(-3.35%)、硝子サンゴバン(-2.76%)、バウチャー発行サービスのエデンレッド(-2.46%)、ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-2.28%)、前日下落率3位の広告ピュブリシス(-2.20%)が急落した。一方、前日上昇率3位の電力・ガスのエンジー(+1.27%)、小売カルフール(+0.47%)、通信オランジュ(+0.47%)はしっかり。
(経済指標) (発表値)
独5月消費者物価指数・前年比 +2.1%(4月は+2.2%)
仏5月消費者物価指数・前年比 +0.6%(4月は+0.9%)
ユーロ圏4月鉱工業生産・前月比 -2.4%(3月は+2.1%)
ユーロ圏4月貿易収支 +140億ユーロ(3月は+288億ユーロ)
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- 2025/6/13 17:17 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも下落して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも下落して始まる
13日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも下落して始まった。イスラエルがイランの核施設などに対して大規模な攻撃を行ったことで、中東情勢の緊迫化によるリスク回避的地合いが強まり、売り先行となっている。地政学的リスクの高まりで、旅行、レジャー関連などが売られている一方、防衛関連や石油関連などは買われている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.51%安の8,839.63。現在は0.55%安の8,836.49近辺。指数構成全100銘柄中、11銘柄が値上がり、89銘柄が値下がり。航空のインターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ・グループ(-4.29%)や格安航空のイージージェット(-3.83%)、インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(-2.74%)などの下落が目立つ。一方、原油高で石油のBP(+2.06%)は上げており、航空宇宙・防衛関連のBAEシステムズ(+2.39%)や金鉱のエンデバー・マイニング(+1.97%)なども高い。
独DAX40指数は前日比1.36%安の23,448.19で寄り付き、現在は1.11%安の23,507.02近辺。指数構成全40銘柄中、3銘柄が値上がり、36銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。自動車のポルシェ(-2.35%)やスポーツ用品のアディダス(-2.09%)、ドイツ銀行(-1.95%)などが下げている。一方、防衛・自動車部品のラインメタル(+1.40%)や電力のRWE(+1.22%)、商用車のダイムラー・トラック・ホールディングス(+0.69%)などは上げている。
仏CAC40指数は前日比1.22%安の7,670.04で寄り付き、現在は0.83%安の7,700.43近辺。指数構成全40銘柄中、3銘柄が値上がり、35銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。コールセンター等カスタマーケアのテレパフォーマンス(-3.42%)やホテルのアコー(-3.02%)、自動車のステランティス(-2.31%)などが安い。一方、石油のトタルエナジーズ(+1.48%)や電力・ガスのエンジー(+0.38%)、航空宇宙・防衛関連のタレス(+0.36%)などは上げている。
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- 2025/6/13 07:28 <IGM>欧州株式 英国は最高値 独仏は続落
- <IGM>欧州株式 英国は最高値 独仏は続落
12日の欧州株は英国が弱いGDPを受けた英中銀の利下げ観測で最高値を更新したが、独仏は欧米の通商協議を巡る不透明感や中東発の地政学的リスクへの警戒感で続落した。
英FTSE100は3日続伸し、前日比20.57ポイント(0.23%)高の8884.92で引けた。時価総額が大きい石油株や医薬品株の買いで、3月3日の8871.31を上回って最高値を更新した。100銘柄中、上昇は52銘柄、下落は46銘柄、2銘柄は変わらずであった。金鉱エンデバー・マイニング(+4.29%)、通期の売上と利益がともに2桁%の増加となったヘルス・安全装置ハルマ(+3.31%)、医薬品ヒクマ・ファーマシューティカルズ(+2.68%)、前日上昇率2位の通信BTグループ(+2.57%)が急伸し、石油BP(+1.90%)も高い。前日上昇率トップの鉱業フレスニロ(+1.87%)は直近の18日間で15度目の上昇となり、2017年10月以来の高値を更新した。一方、格安航空イージージェット(-3.82%)、前日下落率3位のJDスポーツファッション(-3.76%)、配当落ちの資産運用インターミディエイト・キャピタル・グループ(-3.48%)は急落した。
独DAX40は5日続落し、同177.45ポイント(0.74%)安の23771.45で引けた。40銘柄中、上昇は13銘柄、下落は27銘柄であった。通信ドイツ・テレコム(-3.75%)は連日の下落率トップとなり、オンライン衣料販売ザランド(-3.18%)、不動産ヴォノヴィア(-3.17%)、前日下落率3位の半導体インフィニオン・テクノロジーズ(-2.39%)が急落した。スポーツ用品アディダス(-1.95%)も安い。一方、電力エーオン(+1.67%)と同RWE(+1.59%)、前日下落率3位の防衛機器・自動車部品ラインメタル(+1.63%)は堅調。
仏CAC40は続落し、同10.79ポイント(0.14%)安の7765.11で引けた。40銘柄中、上昇は18銘柄、下落は21銘柄、1銘柄は変わらずであった。高級ブランドのケリング(-3.13%)、前日下落率3位の自動車ステランティス(-2.74%)、前日上昇率トップの広告ピュブリシス(-2.64%)、ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-2.38%)、ホテルチェーンのアコー(-2.09%)が急落した。一方、石油トタルエナジーズ(+2.22%)は急反発し、銀行ソシエテ・ジェネラル(+1.69%)、前日上昇率3位の電力・ガスのエンジー(+1.50%)も堅調。
(経済指標) (発表値)
英4月GDP・前月比 -0.3%(3月は+0.2%)
英4月鉱工業生産・前月比 -0.6%(3月は-0.7%)
英4月貿易収支 -232.06億ポンド(3月は-198.69億ポンド)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/12 17:24 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも下落して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも下落して始まる
12日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも下落して始まった。中東情勢の緊迫化に加えて、中国政府は米国向けのレアアース輸出許可に6か月の制限を設ける方針との報道や、トランプ米大統領が一方的に関税率を設定し、今後1週間半か2週間以内に各国・地域に書簡を送ると述べたことが伝えられるなどして、リスク回避的な動きが優勢となっている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.29%安の8,838.75。現在は0.10%安の8,855.70近辺。指数構成全100銘柄中、30銘柄が値上がり、69銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。共に配当落ちの資産運用のインターミディエイト・キャピタル・グループ(-3.53%)や不動産のランド・セキュリティーズ(-2.38%)などが下げており、航空宇宙・防衛のバブコック・インターナショナル(-2.96%)やインターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(-2.30%)なども安い。一方、通期業績が予想を上回ったヘルス・安全装置関連のハルマ(+7.62%)は買われており、通信のBTグループ(+2.13%)やスーパーのテスコ(+1.90%)なども上げている。
独DAX40指数は前日比0.76%安の23,768.05で寄り付き、現在は1.26%安の23,646.94近辺。指数構成全40銘柄中、5銘柄が値上がり、35銘柄が値下がり。商用車のダイムラー・トラック・ホールディングス(-2.15%)や医薬品製造機器のザルトリウス(-1.97%)、半導体のインフィニオンテクノロジーズ(-1.95%)などが安い。一方、電力のエーオン(+0.43%)や透析器のフレゼニウス・メディカル・ケア(+0.30%)、タイヤ・自動車部品のコンチネンタル(+0.26%)などはしっかり。
仏CAC40指数は前日比0.45%安の7,741.04で寄り付き、現在は0.84%安の7,710.58近辺。指数構成全40銘柄中、5銘柄が値上がり、35銘柄が値下がり。ホテルのアコー(-3.52%)や半導体のSTマイクロエレクトロニクス(-3.27%)、自動車のステランティス(-2.99%)などが下げている。一方、原油高の影響で石油のトタルエナジーズ(+1.85%)は買われており、通信のオランジュ(+0.87%)や乳製品等食品のダノン(+0.30%)なども上げている。
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- 2025/6/12 07:41 <IGM>欧州株式 英国はザラ場ベースで連日最高値、独は4日続落
- <IGM>欧州株式 英国はザラ場ベースで連日最高値、独は4日続落
11日の欧州株は英国が歳出見直し計画で強化対象となったインフラ関連、ヘルスケア、住宅株などへの買いで続伸し、独仏は下落した。9-10日の米中通商協議が5月のジュネーブ合意を実施するための枠組みについて見解を一致させたことで、中国の事業比率が高い銘柄が買われた。
英FTSE100は続伸し、前日比11.27ポイント(0.13%)高の8864.35で引けた。ザラ場ベースで3月3日の最高値8871.31を連日上回った。100銘柄中、上昇は55銘柄、下落は45銘柄であった。鉱業フレスニロ(+3.58%)は年初来の上昇率が130%を突破し、2018年1月以来の高値を更新した。中国の事業比率が高い保険プルデンシャル(+2.63%)、通信BTグループ(+2.55%)、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(+2.03%)は急伸し、ゲーム制作・小売ゲーム・ワークショップ・グループ(+1.67%)も堅調。一方、鉱業アントファガスタ(-2.55%)、同アングロ・アメリカン(-2.39%)は急落し、JDスポーツファッション(-1.98%)も下げた。
独DAX40は4日続落し、同38.66ポイント(0.16%)安の23948.90で引けた。40銘柄中、上昇は12銘柄、下落は27銘柄、1銘柄は変わらずであった。通信ドイツ・テレコム(-1.71%)、化学品卸売ブレンタグ(-1.65%)、前日上昇率3位の半導体インフィニオン・テクノロジーズ(-1.49%)、スポーツ用品アディダス(-1.46%)、消費財ヘンケル(-1.29%)が下げた。一方、医薬品バイエル(+3.78%)はHSBCの目標株価引き上げで大幅に6日続伸し、前日下落率2位の発送電技術シーメンス・エナジー(-3.06%)、同トップの防衛機器・自動車部品ラインメタル(+2.90%)はともに急反発した。
仏CAC40は反落し、同28.43ポイント(0.36%)安の7775.90で引けた。40銘柄中、上昇は13銘柄、下落は27銘柄であった。小売カルフール(-2.16%)、電機シュナイダー・エレクトリック(-2.06%)が急落し、前日下落率トップの自動車ステランティス(-1.57%)、ソフトウェアのダッソー・システムズ(-1.30%)、酒造ペルノ・リカール(-1.25%)も安い。一方、前日上昇率3位の広告ピュブリシス(+2.46%)は大幅に続伸し、ビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(+1.36%)、電力・ガスのエンジー(+1.15%)も上げた。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/11 17:23 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小じっかりに始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小じっかりに始まる
11日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも小じっかりに始まった。閣僚級の米中貿易協議が終了し、5月にスイスで結んだ合意内容を着実に履行することで一致し、米中貿易摩擦や関係悪化への懸念が緩和し、本日の中国株は反発、日本株も続伸した流れを受けて買い先行となっている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.06%高の8,858.35。現在は0.15%高の8,866.74近辺。指数構成全100銘柄中、53銘柄が値上がり、39銘柄が値下がり、8銘柄は変わらず。保険のプルデンシャル(+2.70%)や資源商社のグレンコア(+2.19%)、住宅建設のバラット・レッドロウ(+2.00%)などが上げている。一方、エンジニアリング企業等投資会社のメルローズ・インダストリーズ(-2.10%)やスポーツウェア等小売りのJDスポーツ・ファッション(-1.83%)、ベンチャーキャピタルの3iグループ(-1.58%)などは下げている。
独DAX40指数は前日比0.04%高の23,996.66で寄り付き、現在は0.19%高の24,033.15近辺。指数構成全40銘柄中、21銘柄が値上がり、15銘柄が値下がり、4銘柄は変わらず。HSBCが目標株価を引き上げた医薬・農薬のバイエル(+2.24%)が買われており、防衛・自動車部品のラインメタル(+2.09%)や航空用エンジンのMTUエアロ・エンジンズ(+1.26%)なども上げている。一方、医薬品製造機器のザルトリウス(-0.96%)や化学品卸売のブレンタグ(-0.77%)、コメルツ銀行(-0.76%)などは安い。
仏CAC40指数は前日比0.08%高の7,810.84で寄り付き、現在は0.33%高の7,830.23近辺。指数構成全40銘柄中、30銘柄が値上がり、10銘柄が値下がり。ファッション・アパレルのケリング(+2.23%)や鉄鋼のアルセロール・ミタル(+2.15%)、広告のピュブリシス・グループ(+1.48%)などが高い。一方、医薬品のサノフィ(-0.88%)やコンサルティングのキャップジェミニ(-0.81%)、自動車のステランティス(-0.85%)などは下げている。
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/11 08:11 <IGM>欧州株式 英国は利下げ観測で一時最高値を更新、独は3日続落
- <IGM>欧州株式 英国は利下げ観測で一時最高値を更新、独は3日続落
10日の欧州株は、2日目に入った米中閣僚級通商協議の行方待ちのムードが強まるなかで、英国が弱い雇用統計を受けた英中銀の利下げ観測で一時最高値をつけた。仏も反発したが、独は利益確定売りで3日続落した。
英FTSE100は反発し、前日比20.80ポイント(0.24%)高の8853.08で引けた。住建株や石油株の買いで、3月3日の最高値8871.31を上回る場面があった。100銘柄中、上昇は63銘柄、下落は35銘柄、2銘柄は変わらずであった。FTSE100の構成銘柄ではないものの、住建ベルウェイが今年の着工件数と平均販売価格の見通しを上方修正したことを好感し、同業のパーシモン(+5.95%)、バラット・レッドロウ(+5.62%)、テイラー・ウィンピー(+4.60%)が上昇率トップ3を独占した。小売マークス・アンド・スペンサー(+3.78%)はサイバー攻撃で6週間停止していたオンライン注文の一部を再開した。ロンドン原油先物市場の北海ブレントが一時1ヶ月ぶりの高値を更新し、石油シェル(+3.61%)とBP(+3.20%)も急伸した。一方、幅広く売られた銀行株はスタンダード・アンド・チャータード(-2.88%)とバークレイズ(-2.74%)の下げが目立った。小売ネクスト(-2.69%)も安い。
独DAX40は3日続落し、同186.76ポイント(0.77%)安の23987.56で引けた。40銘柄中、上昇は24銘柄、下落は16銘柄であった。防衛機器・自動車部品ラインメタル(-5.80%)、前日下落率トップの発送電技術シーメンス・エナジー(-3.62%)が大幅に続落し、ミュンヘン再保険(-2.19%)、通信ドイツ・テレコム(-2.09%)、オンライン衣料販売ザランド(-2.06%)、ハノーバー再保険(-2.06%)も大幅安となった。一方、幅広く買われた自動車株はポルシェ(+3.37%)が4日ぶりに急反発し、前日上昇率2位の化学BASF(+2.81%)と同トップの半導体インフィニオン・テクノロジーズ(+1.57%)は続伸した。
仏CAC40は反発し、同12.86ポイント(0.17%)高の7804.33で引けた。40銘柄中、上昇は25銘柄、下落は15銘柄であった。自動車ステランティス(+5.11%)、コンサルティングのキャップジェミニ(+2.46%)、広告ピュブリシス(+2.46%)、バウチャー発行サービスのエデンレッド(+2.45%)、石油トタルエナジーズ(+2.41%)、高級ブランドのケリング(+2.35%)が大幅高となった。一方、前日下落率3位の防衛・電子機器タレス(-3.63%)は3日続けて騰落率トップ3入りし、全面安となった銀行株はクレディ・アグリコル(-3.09%)、ソシエテ・ジェネラル(-2.88%)の下げが目立った。
(経済指標) (発表値)
英2-4月期週間平均賃金上昇率・前年比 +5.3%(1-3月期は+5.6%)
英2-4月期ILOベース失業率 4.6%(1-3月期は4.5%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/10 17:28 <IGM>欧州株式寄り付き 英は小幅反発、独仏は小幅続落して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英は小幅反発、独仏は小幅続落して始まる
10日の欧州株式市場寄り付きは、英株は小幅反発、独仏株は小幅続落して始まった。米中の閣僚級貿易協議の進展を見極める様子見ムードで、積極的な動きは見られない。そうしたなか、英株は先ほど発表された2-4月の賃金上昇率が市場予想を下回り、利下げ期待の高まりが相場下支えになっている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.22%高の8,851.77。現在は0.46%高の8,872.92近辺。指数構成全100銘柄中、69銘柄が値上がり、30銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。パーシモン(+4.11%)やバラット・レッドロウ(+3.36%)、テイラー・ウィンペイ(+2.84%)など住宅建設関連が買われている。一方、貴金属のフレスニーヨ(-2.84%)やエンデバー・マイニング(-1.49%)、衣料小売りのネクスト(-1.25%)などは下げている。
独DAX40指数は前日比0.07%安の24,156.53で寄り付き、現在は0.23%安の24,119.31近辺。指数構成全40銘柄中、24銘柄が値上がり、14銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。防衛・自動車部品のラインメタル(-2.34%)や通信のドイツテレコム(-1.52%)、コメルツ銀行(-1.18%)などが下げている。一方、自動車のポルシェ(+1.07%)やメルセデス・ベンツグループ(+0.83%)、化学品卸売のブレンタグ(+0.85%)などは上げている。
仏CAC40指数は前日比0.09%安の7,784.58で寄り付き、現在は0.25%高の7,810.63近辺。指数構成全40銘柄中、27銘柄が値上がり、12銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。自動車のステランティス(+2.36%)や酒造のペルノ・リカール(+1.72%)、石油のトタルエナジーズ(+1.26%)などが高い。一方、銀行のソシエテ・ジェネラル(-1.31%)やクレディ・アグリコル(-1.18%)、航空宇宙・防衛関連のタレス(-1.27%)などは下げている。
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/10 08:23 <IGM>欧州株式 下落 米中通商協議の結果待ちで買い手控え
- <IGM>欧州株式 下落 米中通商協議の結果待ちで買い手控え
9日の欧州株は下落した。この日の第2回米中閣僚級通商協議の結果を見極めたいとのムードが強く、投資家の買い手控えで上値の重さが目立った。
英FTSE100は7日ぶりに小反落し、前営業日比5.63ポイント(0.06%)安の8832.28で引けた。100銘柄中、上昇は55銘柄、下落は44銘柄、1銘柄は変わらずであった。広告WPP(-2.76%)はCEOが年末に交代すると発表し、前日上昇率3位の保険ヒスコックス(-2.44%)は2020年1月以来の高値から8日ぶりに反落した。保険アヴィヴァ(-1.88%)はKBWの投資判断引き下げで反落し、小売マークス・アンド・スペンサー(-1.88%)、消費者向けヘルスケアのハレオン(-1.83%)、前日下落率3位の金鉱エンデバー・マイニング(-1.56%)も安い。一方、航空宇宙メルローズ・インダストリーズ(+3.59%)、蒸気システムのスパイラックス・グループ(+3.30%)、UBSが投資判断を引き上げた資産管理M&G(+3.04%)は急伸した。
独DAX40は続落し、同130.14ポイント(0.54%)安の24174.32で引けた。40銘柄中、上昇は19銘柄、下落は21銘柄であった。発送電技術シーメンス・エナジー(-2.86%)は唯一の騰落率2%超えとなり、ソフトウェアSAP(-1.74%)、日用品バイヤスドルフ(-1.34%)、保険アリアンツ(-1.32%)、前日上昇率3位のドイツ証券取引所(-1.30%)も安い。一方、半導体インフィニオン・テクノロジーズ(+1.43%)、化学BASF(+1.08%)はしっかり。
仏CAC40は反落し、同13.40ポイント(0.17%)安の7791.47で引けた。40銘柄中、上昇は22銘柄、下落は17銘柄、1銘柄は変わらずであった。医薬品サノフィ(-1.06%)、電機シュナイダー・エレクトリック(-1.03%)、前日下落率トップの防衛・電子機器タレス(-0.92%)、保険アクサ(-0.75%)、銀行ソシエテ・ジェネラル(-0.65%)が下げた。一方、酒造ペルノ・リカール(-3.16%)、半導体STマイクロエレクトロニクス(-2.85%)、ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-2.72%)は急落した。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/9 17:10 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小甘く始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小甘く始まる
9日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも小甘く始まった。寄り付き後は手掛かり材料不足のなか、本日、ロンドンで予定されている閣僚級の米中貿易協議を控えて、様子見ムードで、方向感に乏しくもみ合いとなっている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.04%安の8,834.00。現在は0.01%安の8,837.09近辺。指数構成全100銘柄中、53銘柄が値上がり、41銘柄が値下がり、6銘柄は変わらず。現CEOが今年末に退任する予定と伝えられた広告のWPP(-2.00%)が売られており、エンジニアリング企業等投資会社のメルローズ・インダストリーズ(-1.61%)や金鉱のエンデバー・マイニング(-1.47%)なども下げている。一方、シティグループが目標株価を引き上げたベンチャーキャピタルの3iグループ(+1.43%)は買われており、投資顧問のM&G(+1.27%)や建機・産業機器レンタルのアシュテッド・グループ(+1.19%)なども上げている。
独DAX40指数は前日比0.21%安の24,252.26で寄り付き、現在は0.43%安の24,200.53近辺。指数構成全40銘柄中、18銘柄が値上がり、22銘柄が値下がり。航空用エンジンのMTUエアロ・エンジンズ(-1.66%)やソフトウェアのSAP(-1.54%)、重電・エネルギー関連のシーメンス・エナジー(-0.99%)などが安い。一方、透析器のフレゼニウス・メディカル・ケア(+1.11%)やスポーツ用品のアディダス(+0.80%)、不動産のヴォノヴィア(+0.72%)などは上げている。
仏CAC40指数は前日比0.11%安の7,796.26で寄り付き、現在は0.13%安の7,795.01近辺。指数構成全40銘柄中、22銘柄が値上がり、16銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。航空宇宙・防衛関連のタレス(-1.26%)や銀行のソシエテ・ジェネラル(-1.14%)、電気機器のシュナイダーエレクトリック(-0.66%)などが下げている。一方、コールセンター等カスタマーケアのテレパフォーマンス(+2.11%)や自動車のルノー(+1.02%)、酒造のペルノ・リカール(+0.98%)などは上げている。
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2025/6/9 07:21 <IGM>欧州株式 英は続伸 独は反落し仏は反発
- <IGM>欧州株式 英は続伸 独は反落し仏は反発
6日の欧州株は英国が続伸、独が反落、仏が反発とまちまちの動きになった。米5月雇用統計が労働市場を巡る過度の悲観論を後退させる内容となり、米国株が反発したことが下支え要因になった。一方、欧州中央銀行(ECB)関係者からは利下げ局面がほぼ終了したとの発言が相次いでおり、上値抑制要因として働いた。
英FTSE100は6日続伸し、前日比26.87ポイント(0.30%)高の8837.91と3月3日以来の高値で引けた。銀行株と保険株の堅調が目立った。100銘柄中、上昇は57銘柄、下落は42銘柄、1銘柄は変わらずであった。銀行株はスタンダード・アンド・チャータード(+2.91%)とバークレイズ(+1.88%)が買われ、ベンチャーキャピタルのスリーアイ・グループ(+2.77%)は急伸した。保険株はヒスコックス(+1.89%)、アヴィヴァ(+1.82%)が堅調。一方、前日までの15日間のうち14日間で上昇した防衛・航空宇宙バブコック・インターナショナル(-4.34%)は利益確定売りで急反落し、鉱業アングロ・アメリカン(-3.34%)と金鉱エンデバー・マイニング(-3.10%)も大幅安となった。
独DAX40は4日ぶりに反落し、同19.12ポイント(0.08%)安の24304.46で引けた。連日最高値を更新中であり、利益確定売りが優勢となった。40銘柄中、上昇は21銘柄、下落は19銘柄であった。防衛機器・自動車部品ラインメタル(-4.99%)が急反落した。米関税を巡る不透明さが晴れずに幅広く売られた自動車株は、フォルクスワーゲン(-1.72%)、ポルシェ(-1.46%)、ポルシェ・オートモービル・ホールディング(-1.22%)の下げが目立ち、オンライン衣料販売ザランド(-1.11%)も軟調。一方、ハノーバー再保険(+1.72%)、郵便ドイツ・ポスト(+1.24%)、ドイツ証券取引所(+1.06%)はしっかり。
仏CAC40は反発し、同14.60ポイント(0.19%)高の7804.87で引けた。40銘柄中、上昇は21銘柄、下落は18銘柄、1銘柄は変わらずであった。ビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(+2.41%)とコンサルティングのキャップジェミニ(+2.07%)が大幅高となり、電気設備ルグラン(+1.15%)、光学機器エシロールルックスオティカ(+1.14%)、医薬品サノフィ(+1.05%)、自動車ステランティス(+1.00%)も堅調。一方、前日上場来の高値を更新した防衛・電子機器タレス(-4.07%)は急反落し、ソフトウェアのダッソー・システムズ(-1.25%)、高級ブランドのケリング(-1.05%)も安い。
(経済指標) (発表値)
独4月鉱工業生産・前月比 -1.4%(3月は+2.3%)
仏4月鉱工業生産・前月比 -1.4%(3月は+0.1%)
仏4月貿易収支 -79.68億ユーロ(3月は-62.72億ユーロ)
ユーロ圏1-3月期GDP確定値・前期比 +0.6%(10-12月期は+0.3%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
・NQN=日経QUICKニュース
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