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- 2024/12/5 14:05 国内株式 <NQN>◇東証14時 日経平均はやや上げ幅縮小 利益確定売り
- <NQN>◇東証14時 日経平均はやや上げ幅縮小 利益確定売り
5日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価はやや上げ幅を縮小し、前日比170円ほど高い3万9400円台半ばで推移している。短期的な過熱感を意識した利益確定目的の売りが目立ち、後場は上げ幅を100円未満に縮める場面もあった。市場では「特段の材料がない中で今週の日経平均は1000円あまり上昇していたため、目先の達成感から売りが出ているのだろう」(東洋証券の大塚竜太ストラテジスト)との声が聞かれた。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆8179億円、売買高は12億5383万株だった。
大塚HDやファナック、任天堂が上昇している。一方、エーザイやオリンパス、良品計画は下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/5 12:55 国内株式 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は高い水準で小動き あすの米雇用統計を見極めとの声
- <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は高い水準で小動き あすの米雇用統計を見極めとの声
5日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は、前場終値(3万9488円)近辺の高い水準での小動き。前日比210円ほど高い3万9400円台後半で推移している。香港ハンセン指数や韓国総合指数の下落は重荷となる一方、アドテストなど値がさ株の一角が引き続き高く、日経平均を押し上げている。市場では「目ぼしい材料がない中、6日発表の米雇用統計を見極めたいとの雰囲気から様子見ムードが強い」(国内運用会社のストラテジスト)との声が聞かれた。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約958億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆2959億円、売買高は10億5268万株だった。
NTTデータや日東電、住友電が上昇している。一方、レーザーテクやダイキン、ヤマハは下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/5 11:44 国内株式 <NQN>◇東証前引け 日経平均は続伸 米株高で、朝高後は利益確定売りも
- <NQN>◇東証前引け 日経平均は続伸 米株高で、朝高後は利益確定売りも
5日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前引けは前日比212円12銭(0.54%)高の3万9488円51銭だった。前日の米株式市場で主要3指数が最高値を更新したことで、東京市場でも投資家のリスク選好姿勢が一段と強まり、買いが優勢となった。
4日の米株式市場ではダウ工業株30種平均など主要3指数が上昇した。同日発表の米景況感指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が高まったことなどが相場を押し上げた。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇を受け、東京市場でもアドテストなど半導体関連株の一角が物色された。
日経平均は今週に入り一方的な上昇が続いており、朝高後は短期的な過熱を警戒した利益確定売りが上値を抑えた。市場では「今週前半の上昇ピッチが速かったこともあり、積極的に買うムードは乏しい」(大和証券の坪井裕豪日米株チーフストラテジスト)との声が聞かれた。
10時半に日銀の中村審議委員の広島県金融経済懇談会での発言内容が伝わると、利上げに慎重との受け止めから株買い・円売りが再び勢いを増した。市場では「もともと『ハト派』とされる委員なので、今回の発言も特段のサプライズはなかった。市場も一時的には反応したが、影響は限定的だった」(三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト)との受け止めが聞かれた。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引けは4.84ポイント(0.18%)高の2745.44だった。JPXプライム150指数も反発し、2.29ポイント(0.19%)高の1222.43で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆753億円、売買高は9億3311万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1044。値下がりは544、横ばいは56だった。
HOYAやキヤノン、ファストリが上げた。一方、三越伊勢丹や東エレク、三菱商は下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/5 10:06 国内株式 <NQN>◇東証10時 日経平均はやや伸び悩む 過熱警戒、東エレクは下げに転じる
- <NQN>◇東証10時 日経平均はやや伸び悩む 過熱警戒、東エレクは下げに転じる
5日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価はやや伸び悩み、前日比170円ほど高い3万9400円台半ばで推移している。今週に入り一方的な上昇が続いており、短期的な過熱を警戒した利益確定売りが上値を抑えている。日本時間5日午前の取引で、ハイテク株比率の高い米ナスダック100指数の先物「Eミニ・ナスダック100」をはじめ米株価指数先物が下落していることも一段の上値追いを見送らせている。
朝方に上昇していた東エレクは下落に転じた。市場では「注目度の高い11月の米雇用統計の発表を6日に控えて、ポジション調整の動きも出ているのではないか」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆2935億円、売買高は6億4181万株だった。
TDKやテルモ、フジクラが上昇している。一方、信越化やSMC、三井物は下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/5 09:13 国内株式 <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は続伸で始まる 米ハイテク株高で半導体に買い
- <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は続伸で始まる 米ハイテク株高で半導体に買い
5日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸で始まり、前日に比べ350円ほど高い3万9600円台前半で推移している。前日の米株式市場で主要3指数が最高値を更新したことを受け、東京市場でも幅広い銘柄に買いが先行している。
4日の米株式市場ではダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発し、過去最高値を更新した。機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数やハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は連日で最高値を更新した。主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も1.70%高となった。米ハイテク株高の流れを受け、東京市場でも東エレクなど値がさの半導体関連株に買いが先行し、日経平均を押し上げている。
同日発表の11月の全米雇用リポートでは非農業部門の雇用者数の前月比の伸びが市場予想に届かなかったほか、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した11月の非製造業(サービス業)景況感指数は市場予想を下回った。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げの可能性が意識されるなか、海外投機筋などのリスク許容度が一段と増し、日本株への買いを加速させている。
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
ファストリやソフトバンクグループ(SBG)、アドテストが上昇している。一方、KDDIやニトリHD、第一三共が下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/4 15:59 国内株式 <NQN>◇東証大引け 日経平均は3日続伸 日銀政策据え置きめぐる思惑支えに
- <NQN>◇東証大引け 日経平均は3日続伸 日銀政策据え置きめぐる思惑支えに
4日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、終値は前日比27円53銭(0.07%)高の3万9276円39銭だった。日銀が12月の金融政策決定会合で政策を据え置く可能性について一部通信社が報じたことが材料視されたとみられ、市場が当初想定していたほどのスピードで日銀が利上げに踏み切らず、円高圧力が弱まるとして、輸出関連株の多い日本株に恩恵が及ぶとみた買いが優勢となったようだ。
米国時間4日にADP全米雇用リポートの公表や米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の発言機会を控えていることから、投資家の様子見姿勢も強かった。
朝方は3日の米ハイテク株高を受けた買いが値がさの半導体株などに入ったが、このところ上昇していた半導体関連株には利益確定目的の売りが出やすく、日経平均は下げに転じる場面もあった。午前には外国為替市場で円相場が一時1ドル=149円台半ばまで上昇し、ホンダなど自動車株が下落した。
3日夜には韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が「非常戒厳」を宣言した。すでに非常戒厳は解除され、大きな混乱は避けられているもようだ。朝方には韓国総合株価指数(KOSPI)が前日比で2%ほど下落したものの、その後に下げ幅を縮小したことは日本株の買い安心感につながったようだ。
東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反落した。終値は12.98ポイント(0.47%)安の2740.60だった。JPXプライム150指数も3営業日ぶりに反落し、0.24ポイント(0.02%)安の1220.14で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆2927億円、売買高は18億9737万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は326。値下がりは1280、横ばいは38だった。
ファストリやリクルート、ニトリHDが上げた。一方、ソフトバンクグループ(SBG)やKDDI、日東電は下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/4 14:25 国内株式 <NQN>◇東証14時 日経平均は小高い 日銀利上げ観測後退に思惑
- <NQN>◇東証14時 日経平均は小高い 日銀利上げ観測後退に思惑
4日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は、前日比30円ほど高い3万9200円台後半で小高く推移している。日銀が12月の金融政策決定会合で政策を据え置く可能性について一部通信社が報じたことが材料視されているとの見方があった。市場が当初想定していたほどのスピードで日銀が利上げに踏み切らず、円安圧力につながるとの思惑から、輸出関連株の多い日本株に恩恵が及ぶとみた買いが入ったようだ。
午前には、このところ上昇が続いていた値がさの半導体関連株に利益確定売りが出ていたが、午後に再び買われ、アドテストなどが上昇している。市場では「日銀を巡る報道は買い戻しのきっかけになったが、配当の再投資の動きもあるほか、米株式相場も堅調で、日本株自体の地合いは悪くない」(大和証券の坪井裕豪日米株チーフストラテジスト)との声があった。
もっとも上値は重く、3万9000円台半ばに近づくと売りが出やすい。米国時間4日には、ADP全米雇用リポートの公表を控えるほか、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の発言機会もあり、市場では「統計などの発表を前に積極的に買い持ち高を増やす動きは乏しい」(国内証券)といった声があった。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆9104億円、売買高は13億561万株だった。
ファストリやソニーG、リクルートが上昇している。一方、ソフトバンクグループ(SBG)や信越化、大塚HDは下げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/4 12:58 国内株式 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は下げ幅縮小 過熱感は意識
- <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は下げ幅縮小 過熱感は意識
4日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を縮小し、前日比50円ほど安い3万9200円台前半での推移が続いている。今週に入り2日間で、日経平均は1000円を超えて上昇し、短期的な過熱感を意識した売りが出やすくなっている。このところ買われていたTDKなどに売りがかさんでいる。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約453億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆3476億円、売買高は11億200万株だった。
ソフトバンクグループ(SBG)や信越化、ダイキンが下げ幅を広げている。一方、ファストリやリクルート、ソニーGは高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/4 12:03 国内株式 <NQN>◇東証前引け 日経平均は反落 半導体株に売り
- <NQN>◇東証前引け 日経平均は反落 半導体株に売り
4日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、午前終値は前日比171円82銭(0.44%)安の3万9077円04銭だった。このところ上昇していた値がさの半導体関連株に利益確定売りが出た。円高・ドル安傾向もあり、自動車など輸出関連株の下げも目立った。
前日の米ハイテク株高を受け、朝方は値がさの半導体株中心に買いが先行した。ただ買いの勢いは続かず、直近まで上昇していた半導体関連株に利益確定目的の売りが出て、東エレクは朝高後、下げに転じた。外国為替市場で円相場が一時1ドル=149円台半ばまで上昇したこともあり、トヨタやホンダなど自動車が売られ、日経平均の下げ幅は一時、180円を超えた。
韓国では3日夜に尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が「非常戒厳」を宣言した。すでに非常戒厳は解除され、ソウル市内で大きな混乱もないと伝わっている。「政情不安は残るが、株式市場への影響はそこまで大きくなさそうだ」(国内中堅証券)との見方もあり、過度な警戒感は薄れている。韓国総合株価指数(KOSPI)は前日に比べて2%近く下落している。
東証株価指数(TOPIX)は反落した。前引けは17.61ポイント(0.64%)安の2735.97だった。JPXプライム150指数も反落し、5.46ポイント(0.45%)安の1214.92で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆957億円、売買高は9億4424万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1342。値上がりは271、横ばいは31だった。
ソフトバンクグループ(SBG)や信越化、TDKが下げた。一方、ファストリやリクルート、ニトリHDは上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/4 10:19 国内株式 <NQN>◇東証10時 日経平均は小幅安 自動車などに売り
- <NQN>◇東証10時 日経平均は小幅安 自動車などに売り
4日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は小幅に下落し、前日比90円ほど安い3万9100円台半ばで推移している。朝方は米ハイテク株高を受けて東京市場でも値がさの半導体関連株に買いが入ったが、買いの勢いは続かず、自動車など主力株の売りもかさんで日経平均は下落に転じている。
寄り付き直後は東エレクやアドテストに買いが集まり、相場全体の上昇をけん引した。ただ、その後、半導体関連銘柄はこのところ大きく上昇していたこともあり利益確定の売りに押された。外国為替市場での円高進行もあり、ホンダやマツダなど主力の輸出関連株が売られ、日経平均の下げ幅は一時、100円を超えた。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆2785億円、売買高は6億1285万株だった。
ソフトバンクグループ(SBG)やテルモ、信越化が安い。一方、ファストリやリクルート、NTTデータは上昇している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/4 09:29 国内株式 <NQN>◇東証寄り付き 日経平均続伸で始まる 米ハイテク株高が支え
- <NQN>◇東証寄り付き 日経平均続伸で始まる 米ハイテク株高が支え
4日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸で始まった。前日に比べ120円ほど高い3万9300円台後半で推移している。前日の米ハイテク株高を受けて、東京市場でも値がさの半導体関連株などに買いが先行している。ただ、外国為替市場での円高・ドル安の進行もあり、下落に転じる場面もある。
3日の米株式市場で多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数やハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は上昇し、連日で最高値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)の利下げを見込んだハイテク株への買いが膨らんだ。東京市場でも東エレクやアドテストなど、ハイテク株が上昇している。
もっとも、外国為替市場で円相場は一時1ドル=149円台後半まで上昇し、前日に比べ円高・ドル安水準にあり、主力の輸出関連株を中心に売りが出ている。日銀が12月の金融政策決定会合で追加利上げを決めるとの思惑は強く、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが進んだ。
韓国では3日夜に尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が「非常戒厳」を宣言した。すでに非常戒厳は解除されたものの、市場では「韓国株式市場の反応が気がかりで、大きく下落すれば投資家心理の重荷になりそうだ」(国内証券)との見方があった。韓国総合株価指数(KOSPI)は朝方に前日比で2%近く下げる場面があった。
東証株価指数(TOPIX)は小幅続伸している。
ファストリやリクルート、NTTデータが上昇している。一方、エーザイ、ダイキン、テルモが下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/3 15:44 国内株式 <NQN>◇東証大引け 日経平均は続伸 3万9000円台回復 米ハイテク株高追い風
- <NQN>◇東証大引け 日経平均は続伸 3万9000円台回復 米ハイテク株高追い風
3日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、終値は前日比735円84銭(1.91%)高の3万9248円86銭だった。3万9000円台を回復するのは11月12日以来、3週間ぶり。米連邦準備理事会(FRB)が12月の会合で利下げに踏み切るとの見方を支えに2日の米株式市場ではハイテク株を中心に上昇した。東京市場でも値がさの半導体関連などに買いが入り、相場を押し上げた。株価指数先物の売り方による損失覚悟の買い戻しも強まり、日経平均は後場に上げ幅を900円以上に広げる場面があった。
前日の米株式市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が3週間ぶりに最高値を更新した。11月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は市場予想を上回り、米年末商戦の出足も好調と伝わるなど足元の米景気の強さがあらためて意識されている。さらにFRBのウォラー理事は2日、17~18日に予定する次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で「追加利下げを支持する立場に傾いている」と述べた。米景気が底堅さを保つなかでFRBが利下げに動くとの期待が広がり、ハイテク株の買いを誘った。東京市場でも東エレクやアドテストなど半導体関連が軒並み上昇。ソフトバンクグループ(SBG)も買われた。
日経平均はチャート上で25日移動平均(3万8720円前後)を一気に上回ってきたため、売り方の買い戻しが活発化したとの見方も多かった。株価指数先物の売り手による損失覚悟の買い戻しが後場の一段高を誘ったとの見方があった。
今週は3月期決算企業の中間配当の実施の集中週に当たる。約680社が計5兆6000億円程度の配当を実施する見通し。投資家が手元に届いた配当金を再投資する機運が高まっているとの声があり、トヨタや三井物など主力株が上昇した。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の資産配分見直しで日本株のウエートを高めるとの思惑が市場の一部で強まっている。ただ、「物価と賃金上昇の好循環などが条件となり、足元の買いは投機筋がけん引しているにすぎない」(国内証券)との冷静な指摘もあった。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は前日比38.86ポイント(1.43%)高の2753.58だった。JPXプライム150指数も続伸し、19.68ポイント(1.64%)高の1220.38で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で5兆748億円、売買高は21億3594万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1338と全体の約8割だった。値下がりは268、横ばいは38だった。
ファストリ、TDK、ディスコ、信越化が上昇した。一方、トレンド、ソシオネクス、ニチレイ、資生堂が下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/3 14:06 国内株式 <NQN>◇東証14時 日経平均、900円高 売り方の買い戻しが強まる
- <NQN>◇東証14時 日経平均、900円高 売り方の買い戻しが強まる
3日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日比900円ほど高い3万9400円台前半で推移している。今週に入り短期間で日経平均は1000円以上上昇しているため、株価指数先物の売り方による損失覚悟の買い戻しが強まっているもようだ。東エレクやファストリが上げ幅を拡大している。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で3兆4532億円、売買高は14億5026万株だった。
アドテスト、ソフトバンクグループ(SBG)、日東電が高い。一方、ソシオネクス、ニチレイ、住友ファーマ、関西電が安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/3 12:53 国内株式 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は800円高 トヨタが一段高
- <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は800円高 トヨタが一段高
3日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は上げ幅をさらに拡大し、前日比800円ほど高い3万9300円台前半で推移している。海外投機筋などの買いが引き続き相場を押し上げている。外国為替市場で円相場が一時1ドル=150円台に上げ幅を縮小したのを受け、午前はやや上値の重さが目立ったトヨタやSUBARUなど自動車株の一角が一段高となっている。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が資産配分見直しで日本株のウエートを高めるとの思惑が市場の一部で強まっている。ただ、「物価と賃金上昇の好循環などが条件となり、足元の買いは投機筋がけん引しているにすぎない」(国内証券)との冷静な指摘もあった。チャート上で25日移動平均(3万8720円前後)を一気に上回ってきたため、売り方の買い戻しが活発化している可能性もある。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約134億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆8045億円、売買高は12億1104万株だった。
ファストリ、東エレク、アドテスト、ソフトバンクグループ(SBG)が高い。一方、トレンド、ZOZO、ニチレイ、ソシオネクスが安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/3 11:44 国内株式 <NQN>◇東証前引け 日経平均は続伸 米ハイテク株高で半導体関連が軒並み上昇
- <NQN>◇東証前引け 日経平均は続伸 米ハイテク株高で半導体関連が軒並み上昇
3日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比667円04銭(1.73%)高の3万9180円06銭だった。米連邦準備理事会(FRB)が12月の会合で利下げするとの見方が広がり、米景気の改善期待から楽観姿勢に傾いた海外投資家などの買いが日本株にも強まった。半導体関連が軒並み上昇して相場を押し上げた。
前日の米株式市場でナスダック総合株価指数が最高値を更新した。11月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は市場予想を上回り、米景気の底堅さが確認された。米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は2日、17~18日に予定する次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で「追加利下げを支持する立場に傾いている」と述べた。米景気が底堅さを保つなか、FRBが利下げを続けるとの見方は株式相場を支えた。米ハイテク株高の流れを受け、東京市場でも短期筋による株価指数先物への買いが強まり、日経平均の上げ幅は700円を超える場面があった。
米政府は2日、人工知能(AI)向けの先端半導体や高性能の半導体製造装置などの中国への提供を制限する新たな措置を発表した。半導体製造装置に関する新たな規制では、米国以外の外国から中国に輸出する場合でも米国の規制対象とするルールが設けられた。ただ日本とオランダはこれら新たな規制の対象から外されたことも半導体関連の買いを誘ったとの見方もあった。ソフトバンクグループ(SBG)が大幅に上昇した。東エレクやアドテスト、ディスコ、レーザーテクなど半導体関連もそろって上昇した。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは前日比35.02ポイント(1.29%)高の2749.74だった。JPXプライム150指数も続伸で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆5110億円、売買高は10億4486万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1378と全体の約8割を占めた。値下がりは224、横ばいは42だった。
ファストリ、信越化、中外薬、TDKが上昇した。一方、トレンド、セコム、ZOZO、日本取引所が下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/3 10:10 国内株式 <NQN>◇東証10時 日経平均は堅調 海外勢が先物買い
- <NQN>◇東証10時 日経平均は堅調 海外勢が先物買い
3日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は堅調。前日比400円ほど高い3万8900円台前半で推移している。前日の米ハイテク株高を追い風に運用リスクを取りやすくなった海外投資家の買いで、上げ幅を540円程度まで拡大する場面もあった。短期筋による株価指数先物への買いが上昇を主導したとみられ、買い一巡後は上値では売りも出ている。
東エレクなど半導体関連が軒並み上昇している。半面、食料品の一角や空運株には売りが出ている。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆5947億円、売買高は7億25万株だった。
ファストリ、信越化、スクリンが高い。一方、トレンド、日産化、日本取引所、JALが安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/3 09:17 国内株式 <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は続伸 一時3万9000円、半導体関連が大幅高
- <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は続伸 一時3万9000円、半導体関連が大幅高
3日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸で始まり、前日に比べ470円ほど高い3万8900円台後半で推移している。一時は3万9002円と、取引時間中としては11月25日以来、約1週間ぶりに3万9000円台に乗せた。前日の米株式市場でナスダック総合株価指数が最高値を更新、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も2.6%高とハイテク株を中心に買われたのが支えになっている。東エレクやアドテスト、ディスコなど半導体関連が大きく上昇して始まった。ソフトバンクグループ(SBG)にも買いが先行して日経平均を押し上げている。
11月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は市場予想を上回り、米景気の底堅さが確認された。米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は2日午後の講演で「現時点では12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを支持する方向に傾いている」との認識を示した。米景気が底堅さを保つなか、FRBが利下げを続けるとの見方が広がり、ハイテク株の買いを誘った。
日銀は12月に追加利上げに踏み切るとの見方が市場で増えている。日米の金融政策の方向性の違いを意識して外国為替市場では円相場が1ドル=149円台後半に再び上昇している。トヨタが小幅に下げる場面があるなど、自動車株ではやや上値の重さが意識される。
東証株価指数(TOPIX)は上昇している。
信越化、日東電、中外薬が高い。一方、トレンド、第一三共、ニチレイ、住友ファーマが安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/2 15:51 国内株式 <NQN>◇東証大引け 日経平均、反発 GPIF報道で株式需要増の思惑
- <NQN>◇東証大引け 日経平均、反発 GPIF報道で株式需要増の思惑
2日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前週末比304円99銭(0.80%)高の3万8513円02銭だった。午前は一進一退の展開で方向感を欠いたが、午後に年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用利回りを引き上げると伝わると、株式の組み入れ比率の上昇に伴って株式の需要が増すとの思惑で買いが優勢となった。
日本経済新聞電子版が2日13時すぎ、厚生労働省が「GPIFを通じて運用する資産の利回り目標を現在よりも0.2%引き上げる方針を明らかにした」と報じた。利回り目標の引き上げにより、現在はGPIFが国内、海外ともに25%ずつとしている株式の運用組み入れ比率が高まり、株を買い入れる需要が増えるとの見方が広がった。
午前の日経平均は下げる場面が目立った。指数寄与度の高いファストリの中国事業の先行きを警戒した売りが響いた。もっとも、日経平均が3万8000円を下回る水準では押し目買いが入り下値は堅かった。日銀が18~19日の金融政策決定会合で追加利上げに動くとの観測が強まるなか、金利上昇が利ざや改善を誘うとの期待で銀行株や保険株が上げた。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は34.01ポイント(1.27%)高の2714.72だった。JPXプライム150指数も反発し、14.98ポイント(1.26%)高の1200.70で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆9896億円、売買高は16億9076万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1066、値下がりは512、横ばいは66だった。
アドテストやリクルート、トヨタが上げた。一方、資生堂、オリンパスは下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/2 14:09 国内株式 <NQN>◇東証14時 日経平均、上げ幅拡大 GPIF「利回り目標引き上げ」に思惑
- <NQN>◇東証14時 日経平均、上げ幅拡大 GPIF「利回り目標引き上げ」に思惑
2日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上げ幅を拡大し、前週末比200円ほど高い3万8400円台前半で推移している。日経電子版が2日13時すぎ、厚生労働省が「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)を通じて運用する資産の利回り目標を現在よりも0.2%引き上げる方針を明らかにした」と報じた。利回り目標の引き上げで株式の組み入れ比率が増えるとみた買いが入った。上げ幅は一時300円を超え、3万8500円台前半ときょうの高値を付けた。
現在、GPIFは国内債券、外国債券、国内株式、外国株式をそれぞれ25%ずつ組み入れて運用をしている。GPIFは5年に一度、運用ポートフォリオを見直しており、25年度の資産組み入れ割合の変更や運用目標に関する関心が高まっていた。市場では運用利回り目標の引き上げにより株式の組み入れ比率が増えるとの思惑が広がっており、「仮に海外株式の比率が増えても、円安・ドル高圧力につながるため、輸出関連株の多い日本株にとってネガティブな影響が少ないとみた買いが入ったのだろう」(国内アセットマネジメント)との声があった。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆7184億円、売買高は11億4072万株だった。
TDKが上げ幅を広げた。アドテストや東エレクが高い。ファストリが下げ幅を縮小。ソフトバンクG、資生堂は安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/2 12:58 国内株式 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均、プラス圏維持 アジア株が堅調
- <NQN>◇東証後場寄り 日経平均、プラス圏維持 アジア株が堅調
2日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価はやや上げ幅を拡大し、前週末比140円ほど高い3万8300円台半ばと引き続きプラス圏で推移している。2日の香港ハンセン指数などアジアの株価指数が総じて堅調に推移しており、日本株相場の支えとなっている。
中国メディアの財新と米S&Pグローバルが2日発表した11月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比1.2ポイント上昇の51.5と、2カ月連続で景気判断の分かれ目である50を上回った。中国国家統計局の11月30日発表のPMIも50を上回っていた。ただ、市場では「中国には不動産や若者の就労など構造的な問題も数多くあり、PMIの結果をみて景気が底入れしたとみるのは時期尚早」(国内ネット証券)との声があった。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約105億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆943億円、売買高は9億952万株だった。
TDKや東エレク、リクルートが上昇している。一方、ファストリやソフトバンクG、資生堂は安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
為替
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- 2024/12/5 12:22 為替 <NQN>◇外為12時 円相場が上昇 150円台前半 実需の買い観測で
- <NQN>◇外為12時 円相場が上昇 150円台前半 実需の買い観測で
5日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇した。12時時点は1ドル=150円29~31銭と前日17時時点と比べて10銭の円高・ドル安だった。前日に米長期金利が低下するなか、輸出企業など国内実需筋の円買い・ドル売り観測も相場を押し上げた。もっとも、日銀の中村豊明審議委員の発言を受けて円売り・ドル買いがやや増える場面もあった。
東京市場では10時前の中値決済に向けて「大口のドル売りの注文があったようだ」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。5日は事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」にあたり、通常であれば輸入企業などの円売り・ドル買いが増えるとみられていた。だが、国内輸出企業などの円買い・ドル売りが優勢だったことが相場上昇を促し、円は10時半ごろには150円19銭近辺まで買われた。
4日発表された11月の米サプライマネジメント協会(ISM)サービス業景況感指数が市場予想よりも悪化し、11月のADP全米雇用リポートでは雇用者数の伸びが市場予想に届かなかった。米経済指標の下振れが米連邦準備理事会(FRB)による12月の利下げを後押しするとして4日に米長期金利が低下したのも円買い・ドル売りにつながった。
円相場は下落する場面もあった。4日の米株式市場ではダウ工業株30種平均など主要な3指数がそろって最高値を更新した。5日午前は日経平均株価も上昇しており、投資家心理が強気に傾くとして「低リスク通貨」とされる円には売りが出やすくなっている。
日銀の中村委員は5日の広島県金融経済懇談会で挨拶し、インフレ率について「2025年度以降は2%に届かない可能性があると考えている」と指摘。賃上げも「私としては、まだ持続性に自信を持てていない」などと述べ日銀が利上げに慎重になるとの思惑が浮上。円売り・ドル買いが膨らむ場面があったものの、中村氏は利上げに慎重な「ハト派」で知られるため、今のところ円相場を方向付ける材料とはなっていない。
円は対ユーロでは横ばい圏で推移している。12時時点は1ユーロ=158円09~14銭と、同4銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで上昇し、12時時点は1ユーロ=1.0519~20ドルと同0.0011ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/5 10:24 為替 <NQN>◇外為10時 円相場が上げに転じる 一時150円19銭近辺 実需の買いで
- <NQN>◇外為10時 円相場が上げに転じる 一時150円19銭近辺 実需の買いで
5日午前の東京外国為替市場で、円相場が上げに転じている。10時時点は1ドル=150円21~23銭と前日17時時点と比べて18銭の円高・ドル安だった。輸出企業など国内実需筋による円買い・ドル売り観測を背景に10時すぎには一時150円19銭近辺まで上昇した。
10時前の中値決済に向け、市場では「大口のドル売りの注文があったようだ」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。5日は事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」にあたる。中値決済に向けて輸入企業など国内実需筋の円売り・ドル買いが膨らむとみられていたものの、国内輸出企業など円買い・ドル売りが活発だったとの観測が広がり円相場を押し上げた。
もっとも、円相場は上値の重さも目立つ。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は4日の討論会で米景気の底堅さを踏まえ、利下げを慎重に進められるとの認識を示していた。日本時間5日午前の取引では米長期金利の低下が一服しており、日米で大きく開いた金利差に改めて着目した円売り・ドル買いも出ている。
円は対ユーロでも上げに転じ、10時時点では1ユーロ=157円92~95銭と、同13銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで小動き。10時時点では1ユーロ=1.0513~14ドルと同0.0005ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/5 08:47 為替 <NQN>◇外為8時30分 円相場、下落 米株最高値で売り優勢
- <NQN>◇外為8時30分 円相場、下落 米株最高値で売り優勢
5日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=150円66~68銭と前日17時時点と比べて27銭の円安・ドル高だった。4日に米株式相場が最高値を更新するなど投資家心理が強気に傾いている。5日は日経平均株価も上昇する公算が大きく、「低リスク通貨」とされる円には売りが先行した。
4日の米株式市場でダウ工業株30種平均が初めて4万5000ドル台で終えるなど主要3指数がそろって最高値を更新した。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物が上昇しており、5日は日本株も堅調さを保つとの見方から円売り・ドル買いが出た。
円相場は8時半前に150円75銭近辺まで下落したが、下値を探る動きは鈍い。4日発表された11月の米サプライマネジメント協会(ISM)サービス業景況感指数が市場予想よりも悪化したほか、11月のADP全米雇用リポートで雇用者数の伸びが市場予想に届かなかった。米経済指標の下振れが米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げを後押しするとして米長期金利も低下しており、円買い・ドル売りも入った。
円は対ユーロでも下落している。8時30分時点は1ユーロ=158円39~46銭と、同34銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでほぼ横ばい圏で推移している。8時30分時点は1ユーロ=1.0514~15ドルと同0.0006ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/4 17:39 為替 <NQN>◇外為17時 円相場、反落 150円台前半 日銀の年内利上げ観測が後退
- <NQN>◇外為17時 円相場、反落 150円台前半 日銀の年内利上げ観測が後退
4日の東京外国為替市場で、円相場は反落した。17時時点では前日の同時点に比べ36銭円安・ドル高の1ドル=150円37~38銭で推移している。17時すぎに一時150円53銭近辺まで下落した。日銀が18~19日の金融政策決定会合で利上げを見送る可能性があるとの一部報道を受け、年内の追加利上げ観測が後退。海外勢を中心に円を売ってドルを買う動きが出た。
一部通信社は4日、円安進行などで物価の上振れリスクが強まらなければ、日銀が12月会合での政策変更を見送る可能性があると伝えた。同様の英文記事が配信されたことなどを受けて海外勢の間で円売り・ドル買いが強まった。日本時間4日の取引で米長期金利が上昇した点も円相場の重荷だった。
円は朝方には149円台半ばと3日17時時点(150円01~02銭)を上回って推移する場面もあった。韓国で「非常戒厳」が宣言されたことを受けてリスク回避目的の円買いが入り、3日のニューヨーク市場で一時148円65銭近辺と10月中旬以来の円高・ドル安水準をつけた流れを引き継いだ。もっとも韓国国会の決議を受けて宣言が解除されたことから、円買いの動きは続かなかった。
円は対ユーロで4営業日ぶりに反落した。17時時点では同57銭円安・ユーロ高の1ユーロ=158円04~08銭で推移している。
ユーロは対ドルで3営業日ぶりに反発。17時時点は同0.0013ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0510~11ドルで推移している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/4 14:19 為替 <NQN>◇外為14時 円相場、一時150円10銭台に下落 日銀利上げ観測後退
- <NQN>◇外為14時 円相場、一時150円10銭台に下落 日銀利上げ観測後退
4日午後の東京外国為替市場で、円相場は再び下げに転じた。13時30分ごろに1ドル=150円16銭近辺と前日17時時点と比べて15銭の円安・ドル高水準をつけた。その後は円売りが一巡し、14時時点では149円99銭~150円01銭と同2銭の円高・ドル安で推移している。日銀による12月の利上げ観測が後退し、海外勢からの円売り・ドル買いにつながった。
一部通信社が4日午前、日銀が12月の金融政策決定会合で政策を維持する可能性を報じた。「昼過ぎに報道が英語で伝わったほか、他の通信社からも似た内容の英文記事が出て、海外投機筋を中心に円売り・ドル買いに傾いたようだ」(国内銀行の為替担当者)との声があった。国内の債券先物の急上昇に連動し、円売り・ドル買いが増えたとの見方も出ていた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/4 12:33 為替 <NQN>◇外為12時 円相場、上昇 韓国の政情不安が尾を引く
- <NQN>◇外為12時 円相場、上昇 韓国の政情不安が尾を引く
4日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇した。12時時点は1ドル=149円71~73銭と前日17時時点と比べて30銭の円高・ドル安だった。3日の欧米市場で円を急伸させた韓国の政情不安が尾を引き、リスクを回避する目的の円買い・ドル売りが続いた。円は持ち高調整の売りで下げに転じる場面があったものの、押し目待ちの買い注文が断続的に入った。
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は現地時間の3日夜、野党多数の国会が行政をまひさせているとして「非常戒厳」を宣言した。戒厳令は4日未明に解除したが、同国の政治情勢に対する懸念が高まったとして「低リスク通貨」とされる円には買いが先行した。
10時すぎには150円08銭近辺と、同7銭の円安・ドル高水準をつけた。3日の海外市場で10月中旬以来の高値をつけていたため、反対売買の動きが広がった。だがその後は再び149円台に乗せ、正午にかけては朝方とほぼ同水準に戻った。
4日午前の国内株式市場で日経平均株価が軟調だったのも円買いを促した。日米金利差は縮小していくとの見方が根強いのも円の支えとなっている。
円は対ユーロでも上げた。12時時点は1ユーロ=157円19~21銭と、同28銭の円高・ユーロ安だった。対ドルでの円買いが対ユーロにも波及した。
ユーロは対ドルで強含んだ。12時時点は1ユーロ=1.0499~0500ドルと同0.0002ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/4 10:27 為替 <NQN>◇外為10時 円相場、一時下げに転じる 中値「売買交錯」
- <NQN>◇外為10時 円相場、一時下げに転じる 中値「売買交錯」
4日午前の東京外国為替市場で、円相場は一時下げに転じた。10時時点は1ドル=149円89~92銭と、前日17時時点と比べて12銭の円高・ドル安だったが、10時すぎには同7銭円安・ドル高の150円08銭近辺まで下落した。3日のニューヨーク市場で10月中旬以来約2カ月ぶりの高値をつける過程で円の買い持ち高が積み上がり、反対売買の動きが出やすくなっている。
10時前の中値決済に向けては、「5・10日(ごとおび)でない平時にしては円売りが少なく、売買が交錯している」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。「月初の時点で円相場は150円を上回る場面も多かったため、12月や1月決済分については既にドルの手当てを終えた輸入企業が多い」という。
円は対ユーロでも上げ幅を縮小した。10時時点では1ユーロ=157円36~38銭と、同11銭の円高・ユーロ安だった。10時すぎには157円49銭近辺とほぼ横ばいの水準まで戻した。
ユーロは対ドルではほぼ横ばい。10時時点では1ユーロ=1.0498~99ドルと同0.0001ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/4 08:44 為替 <NQN>◇外為8時30分 円相場、上昇し149円台後半 対ユーロでも高い
- <NQN>◇外為8時30分 円相場、上昇し149円台後半 対ユーロでも高い
4日早朝の東京外国為替市場で、円相場は上昇している。8時30分時点は1ドル=149円66~68銭と前日17時時点と比べて35銭の円高・ドル安だった。韓国で政情不安が高まり、3日の海外市場でリスク回避目的の円買い・ドル売りが加速した影響が残っている。日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りも引き続き入っている。
3日のニューヨーク市場で円は一時148円65銭と10月中旬以来の高値をつけた。韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は現地時間の3日夜、野党多数の国会が行政をまひさせているとして「非常戒厳」を宣言した。韓国ウォンは対ドルと対円でともに急落し、「低リスク通貨」とされる円の上昇幅が相対的に大きくなったため対ドルでも円高に弾みがついた。
戒厳令は4日未明に解除され、円買いの勢いは落ち着いた。持ち高整理の円売りで円の上値は重くなっている。ただ同国の政治への不透明感は拭いきれておらず、節目の150円を探る動きには今のところなっていない。
日米の金融政策の方向性の違いから、金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りも根強い。3日発表の10月の米雇用動態調査(JOLTS)で非農業部門の求人件数は市場予想を上回ったものの、前月分の下方修正などが注目されて12月の米利下げ観測は崩れなかった。日銀が12月に追加利上げを決めるとの思惑も高まっており、円には追い風が吹いている。
円は対ユーロでも上昇している。8時30分時点は1ユーロ=157円25~27銭と、同22銭の円高・ユーロ安だった。3日のニューヨーク市場では一時156円19銭と約2カ月半ぶりの高値をつけていた。
ユーロは対ドルで上昇している。8時30分時点は1ユーロ=1.0507~09ドルと同0.0010ドルのユーロ高・ドル安だった。フランスの政情不安からユーロ売りが続いた反動で、3日の欧米の取引時間帯と同様に持ち高調整を目的としたユーロ買い・ドル売りが先行した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/3 17:23 為替 <NQN>◇外為17時 円相場、反発 149円台後半 対ユーロは3日続伸
- <NQN>◇外為17時 円相場、反発 149円台後半 対ユーロは3日続伸
3日の東京外国為替市場で、円相場は反発した。17時時点では前日の同時点に比べ32銭の円高・ドル安の1ドル=149円92~94銭で推移している。日銀の早期利上げ観測がくすぶるなか、米連邦準備理事会(FRB)は今月も利下げするとの見方が広がり、金融政策方針の違いを意識した円買い・ドル売りが優勢だった。
FRBのウォラー理事が2日の講演で「追加利下げを支持する立場に傾いている」などと述べた。FRBが17~18日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに動くとの見方が強まった。国内では日銀の植田和男総裁のインタビュー記事を受け、18~19日の金融政策決定会合で利上げするとの思惑が出ている。日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが入り、朝方に一時149円50銭近辺まで上昇した。
買い一巡後は伸び悩み、150円24銭近辺と前日夕と横ばい圏まで戻す場面もあった。国内輸入企業などの実需筋による円売り・ドル買い観測が聞かれた。3日の日経平均株価が大幅に上昇して3万9000円台を回復し、投資家心理が強気に傾くとして「低リスク通貨」とされる円には売りが出た面もあった。
円は対ユーロで3日続伸した。17時時点では同37銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=157円40~43銭で推移している。フランスの政治混乱を警戒したユーロ売りが続いた。
ユーロは対ドルで小幅に続落した。17時時点は同0.0002ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0499ドル近辺で推移している。2日の海外市場で大きくユーロ安・ドル高が進んだため、持ち高調整のユーロ買い・ドル売りも入って1.05ドル台前半に持ち直す場面もあった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/3 14:11 為替 <NQN>◇外為14時 円相場、150円台前半で上げ縮小
- <NQN>◇外為14時 円相場、150円台前半で上げ縮小
3日午後の東京外国為替市場で、円相場が上げ幅を縮めている。14時時点では1ドル=150円12~14銭と前日17時時点と比べて12銭の円高・ドル安だった。14時すぎには150円24銭近辺と横ばい圏まで戻す場面があった。日本時間3日午後の取引で米長期金利が一段と上昇しており、日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りの持ち高を解消する動きが広がった。
日本の株高も円相場の重荷となっている。3日午後の東京株式市場で日経平均株価の上げ幅は一時900円を超えた。投資家がリスク選好姿勢を強めるとの見方から、株高に歩調を合わせるよう「低リスク通貨」とされる円には売りが増えた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/3 12:27 為替 <NQN>◇外為12時 円相場、上昇 149円台後半 対ユーロも高い
- <NQN>◇外為12時 円相場、上昇 149円台後半 対ユーロも高い
3日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇した。12時時点は1ドル=149円87~88銭と前日17時時点と比べて37銭の円高・ドル安だった。日米での金融政策の方向性の違いを意識した円買い・ドル売りが優勢だった。だが、国内実需筋による円売り・ドル買い観測が浮上し、東京市場ではじりじりと上値を切り下げる相場展開となった。
米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が2日の講演で「現時点では12月の会合で政策金利の引き下げを支持することに傾いている」などと語り、市場では17~18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを織り込む動きが広がった。植田和男総裁のインタビューを受けて日銀が18~19日の金融政策決定会合で利上げに踏み切るとの見方も強く、日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りが入った。
もっとも、11時半前に円相場は一時149円99銭近辺まで上げ幅を縮めた。10時前の中値決済に向けて国内輸入企業や新たな少額投資非課税制度(NISA)に絡んだ投資家から円売り・ドル買いが出たとの観測が広がった。日経平均株価が一時700円あまり上昇し、投資家心理が強気に傾きつつあるのも「低リスク通貨」とされる円の売りを促した。
円は対ユーロでも上昇し、12時時点は1ユーロ=157円18~20銭と、同59銭の円高・ユーロ安だった。
ユーロは対ドルで下落した。12時時点は1ユーロ=1.0488~89ドルと同0.0013ドルのユーロ安・ドル高だった。欧州中央銀行(ECB)の大幅利下げ観測がくすぶるなか、フランスの政局混迷も警戒されてユーロ売り・ドル買いが優勢だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/3 10:23 為替 <NQN>◇外為10時 円相場、伸び悩み 一時149円台後半 実需の売り観測で
- <NQN>◇外為10時 円相場、伸び悩み 一時149円台後半 実需の売り観測で
3日午前の東京外国為替市場で、円相場が伸び悩んでいる。10時時点は1ドル=149円85~87銭と前日17時時点と比べて39銭の円高・ドル安だった。10時前には149円94銭近辺まで上げ幅を縮める場面があった。輸入企業など国内実需筋の円売り・ドル買い観測が意識され、相場の重荷となった。
10時前の中値決済に向け、市場では「ドル不足」(国内銀行の為替担当者)だとの声が聞かれた。2日には149円09銭と10月下旬以来の円高・ドル安水準をつける場面があり、ドルが割安とみた企業が多かったようだ。月初とあって新NISA(少額投資非課税制度)に絡んだ円売り・ドル買いが実需筋から出たとの見方もあった。
もっとも、売りが一巡すると円相場は再び強含んでいる。12月は米連邦準備理事会(FRB)が利下げを続ける一方、日銀は追加利上げに踏み切るとの観測が根強く、日米での金融政策の方向性の違いに着目した円買い・ドル売りが相場を支えている。
円は対ユーロでは上げ幅をやや広げている。10時時点では1ユーロ=157円21~23銭と、同56銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで軟調だ。10時時点では1ユーロ=1.0491~92ドルと同0.0010ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/3 08:51 為替 <NQN>◇外為8時30分 円相場、上昇し149円台後半 日米の政策差を意識
- <NQN>◇外為8時30分 円相場、上昇し149円台後半 日米の政策差を意識
3日早朝の東京外国為替市場で、円相場は上昇している。8時30分時点は1ドル=149円79~80銭と前日17時時点と比べて45銭の円高・ドル安だった。米連邦準備理事会(FRB)による12月の利下げ観測が強まるなか、日銀は12月に追加利上げを決めるとの思惑がくすぶる。日米で金融政策の方向性の違いが意識され、円買い・ドル売りが優勢となっている。
FRBのウォラー理事は2日の講演で「現時点では12月の会合で政策金利の引き下げを支持することに傾いている」と語った。米金利先物市場では17~18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げが決まる確率が7割程度に上昇。植田和男総裁のインタビューを受け、日銀は18~19日に開く金融政策決定会合で追加利上げするとの思惑が高まっており、日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りを誘った。
もっとも、今のところ円相場の上値を試す動きは鈍い。2日のニューヨーク市場では一時149円09銭と10月下旬以来の円高・ドル安水準をつけていた。市場では「(ドルの)値ごろ感から実需の買いが入りやすい」として中値決済に向けて輸入企業など国内実需筋の円売り・ドル買いが増えるとの見方がある。2日発表の11月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が市場予想より改善し、米景気の底堅さが改めて意識されているのも円相場の重荷となった。
円は対ユーロでも上昇している。8時30分時点は1ユーロ=157円26~30銭と、同51銭の円高・ユーロ安だった。
ユーロは対ドルで横ばい圏で推移してる。8時30分時点は1ユーロ=1.0499~1.0500ドルと同0.0002ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/2 17:13 為替 <NQN>◇外為17時 円相場、8日ぶり反落 150円台前半 日銀利上げ観測は支えに
- <NQN>◇外為17時 円相場、8日ぶり反落 150円台前半 日銀利上げ観測は支えに
2日の東京外国為替市場で、円相場は8営業日ぶりに反落した。17時時点では前週末の同時点に比べ25銭の円安・ドル高の1ドル=150円23~25銭で推移している。前週に円高・ドル安が急ピッチで進んだ反動で、利益を確定する目的の円売り・ドル買いが出た。半面、日銀が12月18~19日に開く金融政策決定会合で追加利上げへ踏み切るとの思惑が強まっており、日銀の利上げ観測は円相場の下支えとなった。
円相場は11月29日に一時149円47銭と10月下旬以来およそ1カ月ぶりの高値をつけており、週明けは持ち高調整や利益確定を目的とした円売り・ドル買いが優勢だった。輸入企業など実需の円売り・ドル買い観測も相場を押し下げた。
ただ、円相場の下落の勢いは限定的だった。日銀の植田和男総裁は日本経済新聞電子版のインタビュー記事で追加利上げについて「データがオントラックという意味では近づいている」と述べた。さらに「一段の円安はリスクが大きい」との認識を示した。場合によっては政策変更で「対応しないといけなくなる」とも強調した。日銀の早期利上げが意識されたのが、円相場の下値を支えた。
円は対ユーロで続伸した。17時時点では同91銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=157円76~78銭で推移している。日銀の早期利上げ観測により対ユーロで円が買われた。
ユーロは対ドルで5営業日ぶりに反落した。17時時点は同0.0078ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0501~02ドルで推移している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/2 14:15 為替 <NQN>◇外為14時 円相場、軟調 150円50銭台 株高で売り
- <NQN>◇外為14時 円相場、軟調 150円50銭台 株高で売り
2日午後の東京外国為替市場で円相場は軟調となっている。14時時点は1ドル=150円53~55銭と前週末17時時点と比べて55銭の円安・ドル高だった。日経平均株価が一時300円高となり、投資家が運用リスクをとりやすくなるとの見方から「低リスク通貨」とされる円には売りが出た。日本時間同日の取引で米長期金利が上昇していることも相場の重荷となった。
日本経済新聞電子版が2日13時すぎ、厚労省が「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)を通じて運用する資産の利回り目標を現在よりも0.2%引き上げる方針を明らかにした」と報じたことをきっかけに日本株が上昇した。「株高で投資家のリスクオン(選好)の姿勢から円売りが出たようだ」(国内銀行の為替担当者)との見方があった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/2 12:17 為替 <NQN>◇外為12時 円相場、下落 150円60銭台 実需の売り
- <NQN>◇外為12時 円相場、下落 150円60銭台 実需の売り
2日午前の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点は1ドル=150円59~60銭と前週末17時時点と比べて61銭の円安・ドル高だった。輸入企業などの実需の円売り・ドル買い観測が相場を下押しした。前週に急速に進んだ円高・ドル安の反動で利益確定の円売りも優勢になった。
円相場が11月29日に一時149円47銭と10月下旬以来の高値をつけた反動から、週明けは円売り・ドル買いが先行している。10時前の中値決済に向けては国内輸入企業のドル資金調達が活発だったとの見方も出て円相場の重荷となった。
日銀の植田和男総裁は日本経済新聞電子版のインタビュー記事で追加利上げの時期について「データがオントラックという意味では近づいている」などと述べた。市場では「日銀の早期利上げを意識させる内容で円の下値を支えた」(国内銀行の為替担当者)との受け止めが広がった。日銀が12月18~19日の金融政策決定会合で利上げに踏み切るとの思惑は強まり、円相場の一定の支えになった。
円は対ユーロで上昇した。12時時点は1ユーロ=158円50~52銭と同17銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで下落し、12時時点は1ユーロ=1.0525ドル近辺と同0.0054ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/2 10:18 為替 <NQN>◇外為10時 円相場、下げ拡大 150円10銭台 中値「ドル不足」
- <NQN>◇外為10時 円相場、下げ拡大 150円10銭台 中値「ドル不足」
2日午前の東京外国為替市場で、円相場は下げ幅を広げた。10時時点は1ドル=150円16~18銭と前週末17時時点と比べ18銭の円安・ドル高だった。10時すぎには150円33銭近辺まで下落した。国内輸入企業などによる円売り・ドル買いが活発だったとの観測が相場を押し下げた。
10時前の中値決済に向けては「ドル不足」(国内銀行の為替担当者)との声があった。月初に入り輸入企業など国内実需筋のドル資金需要が旺盛だったとの見方が円売り・ドル買いを促した。
円は対ユーロで上げ幅を縮めている。10時時点では1ユーロ=158円25~27銭と、同42銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで小動きとなっている。10時時点では1ユーロ=1.0538~39ドルと同0.0041ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/12/2 08:57 為替 <NQN>◇外為8時30分 円相場、150円前後 前週末から小幅安
- <NQN>◇外為8時30分 円相場、150円前後 前週末から小幅安
2日早朝の東京外国為替市場で円相場は1ドル=150円を挟んだ取引となっている。8時30分時点は150円03~06銭と前週末17時時点と比べて5銭の円安・ドル高だった。急ピッチで進んだ円高・ドル安の反動で、週明けの東京市場では利益を確定する円売りが先行している。日銀が12月18~19日の金融政策決定会合で追加利上げへ踏み切るとの思惑は強まっており、円を下支えしている。
日銀の植田和男総裁は日経電子版のインタビュー記事で追加利上げについて「データがオントラックという意味では近づいている」と述べた。さらに「一段の円安はリスクが大きい」との認識を示した。場合によっては政策変更で「対応しないといけなくなる」とも強調した。
円相場は11月29日には一時149円47銭と10月下旬以来の高値をつけていた。週明けは持ち高調整や利益確定を目的とした円売り・ドル買いが上値を抑えている。
円は対ユーロで上昇している。8時30分時点は1ユーロ=158円08~13銭と、同59銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで下落している。8時30分時点は1ユーロ=1.0537~38ドルと同0.0042ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/11/29 17:21 為替 <NQN>◇外為17時 円相場、7日続伸 150円ちょうど近辺 日銀の12月利上げ観測で
- <NQN>◇外為17時 円相場、7日続伸 150円ちょうど近辺 日銀の12月利上げ観測で
29日の東京外国為替市場で、円相場は7日続伸した。17時時点では前日の同時点に比べ1円75銭の円高・ドル安の1ドル=150円00~02銭で推移している。一時、149円53銭近辺と10月下旬以来1カ月ぶりの円高・ドル安水準をつけた。日銀による早期利上げが意識されたことから、円買い・ドル売りが入った。
総務省が29日発表した11月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比2.2%上昇した。QUICKがまとめた市場予想(2.1%上昇)を上回り、10月(1.8%上昇)から伸びが加速した。日銀が12月の金融政策決定会合で追加利上げに動くとの見方が強まり、円買い・ドル売りが増えた。
29日は実質的に事業会社の決済が集中する「5・10日(ごとおび)」にあたる。中値決済に向けて、国内輸出企業などによる実需の円買い・ドル売りが入ったとの見方も円相場を押し上げた。
28日は米国が感謝祭の祝日で全市場が休みで、29日も株式や債券、商品市場が短縮取引のため、市場参加者が少なく、小口の売買で値幅が上下に振れやすい面があった。通貨オプション取引や損失覚悟(ロスカット)の円買い・ドル売りが入り、円相場は大きく上昇した。
円は対ユーロで反発した。17時時点では同1円22銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=158円68~74銭で推移している。一時、158円26銭近辺と9月末以来2カ月ぶりの円高・ユーロ安水準をつけた。円がドルに対して上昇した場面で、対ユーロでも円買いが増えた。
ユーロは対ドルで4日続伸した。17時時点は同0.0044ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0580ドル近辺で推移している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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- 2024/11/29 14:21 為替 <NQN>◇外為14時 円相場、強含み 一時149円77銭近辺
- <NQN>◇外為14時 円相場、強含み 一時149円77銭近辺
29日午後の東京外国為替市場で、円相場が強含んでいる。14時時点では1ドル=150円06~08銭と前日17時時点と比べて1円69銭の円高・ドル安だった。13時半前には149円77銭近辺と10月下旬以来およそ1カ月ぶりの高値を更新する場面があった。「月末とあって国内輸出企業など実需の円買い・ドル売りが続いている」(国内銀行の為替担当者)ことが相場を押し上げている。
29日は米国で株式や債券、商品市場が短縮取引となる。市場参加者が少ないなか、小口の買いでも円相場の上昇幅が大きくなりやすい傾向がある。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
米国株式
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- 2024/12/5 08:40 米国株式 <IGM>米国株式 最高値更新 好決算のセールスフォースがけん引
- <IGM>米国株式 最高値更新 好決算のセールスフォースがけん引
4日の米国株式市場の主要3指数は揃って最高値を更新。ダウは3日ぶりに反発し、前日比308.51ドル高(+0.69%)の45014.04ドルで終了。全30銘柄中、上昇は16、下落は14。景気の先行きへの楽観的な見方や金利先安観に加え、好決算の顧客管理システムのセールスフォース(+10.99%)の急伸が相場を押し上げた。半導体エヌビディア(+3.48%)やアマゾン(+2.21%)、航空機ボーイング(+2.12%)も買われた。
ナスダックは4日続伸し、同254.20ポイント高(+1.30%)の19735.11。保険、通信を除く全業種が上昇した。
S&P500は4日続伸し、同36.61ポイント高(+0.60%)の6086.49。IT、一般消費財など5業種が上昇、エネルギー、素材など6業種が下落。
(経済指標) (発表値)
11月ADP全米雇用報告(前月比) +14.6万人(前回: +18.4万人)
11月ISM非製造業景気指数 52.1(前回: 56.0)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/12/4 08:37 米国株式 <IGM>米国株式 ナスダック、S&P最高値 ハイテクがけん引 ダウは続落
- <IGM>米国株式 ナスダック、S&P最高値 ハイテクがけん引 ダウは続落
3日の米国株式市場はナスダックとS&P500が最高値を更新。ダウは続落し、前日比76.47ドル安(-0.17%)の44705.53ドルで終了。全30銘柄中、上昇は13、下落は17。トランプ次期米政権の減税や規制緩和、FRBの利下げへの期待感が相場をサポートした一方、高値警戒感や12月の利下げ見送りへの懸念は相場の重しとなった。この日発表された米10月雇用動態調査(JOLTS)求人件数は774.4万件と、市場予想の747万5000人を大きく上回った。日用品P&G(-2.38%)やヘルスケアのジョンソン・エンド・ジョンソン(-1.58%)など、景気変動の影響を受けにくいディフェンシブ銘柄の下げが目立った。アマゾン(+1.30%)やアップル(+1.28%)、エヌビディア(+1.18%)など、ハイテクは買われた。
ナスダックは3日続伸し、同76.96ポイント高(+0.40%)の19480.91。最高値を更新した。指数に占めるウェイトが大きいハイテクが相場をけん引した。
S&P500は小幅に3日続伸し、同2.73ポイント高(+0.04%)の6049.88。最高値を更新した。通信、IT、一般消費財が上昇、公益、金融など8業種が下落。
(経済指標) (発表値)
10月雇用動態調査(JOLTS)求人件数 774.4万件(前回: 737.2万件)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/12/3 08:41 米国株式 <IGM>米国株式 ナスダック、S&P最高値 ハイテクがけん引 ダウは反落
- <IGM>米国株式 ナスダック、S&P最高値 ハイテクがけん引 ダウは反落
2日の米国株式市場のダウは反落し、前日比128.65ドル安(-0.29%)の44782.00ドルで終了。全30銘柄中、上昇は12、下落は18。高値警戒感が重しとなり、製薬アムジェン(-1.69%)や通信ベライゾン(-1.11%)など、景気変動の影響を受けにくいディフェンシブ銘柄や金融JPモルガン(-1.39%)が下げた。マイクロソフト(+1.78%)やアマゾン(+1.36%)、アップル(+0.95)など、ハイテクは買われた。
ナスダックは続伸し、同185.78ポイント高(+0.97%)の19403.94。最高値を更新した。指数に占めるウェイトが大きいハイテクが相場をけん引した。
S&P500も続伸し、同14.77ポイント高(+0.24%)の6047.15。通信、一般消費財、ITが上昇、公益、不動産など8業種が下落。
(経済指標) (発表値)
11月ISM製造業景気指数 48.4(前回: 46.5)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/12/2 08:58 米国株式 <IGM>米国株式 ダウ、S&P最高値更新 長期金利低下が支援
- <IGM>米国株式 ダウ、S&P最高値更新 長期金利低下が支援
29日の米国株式市場は感謝祭翌日のブラック・フライデーで短縮取引の中、主要3指数が揃って反発し、ダウとS&P500が最高値を更新。ダウは前日比188.59ドル高(+0.42%)の44910.65。全30銘柄中、上昇は19、下落は11。長期金利の低下が投資家心理を支援し、半導体エヌビディア(+2.15%)や航空機(+1.99%)、重工業ハネウェル(+1.43%)、アマゾン(+1.05%)が買われた。製薬メルク(-1.44%)やヘルスケアのジョンソン・エンド・ジョンソン(-0.25%)は下げた。
ナスダックは同157.69ポイント高(+0.83%)の19218.16。指数に占めるウェイトが大きいハイテクが0.9%上昇し、指数を押し上げた。
S&P500は同33.64ポイント高(+0.56%)の6032.38。最高値を更新した。一般消費財、ITなど9業種が上昇、不動産、公益が下落。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/11/29 07:56 米国株式 <IGM>米国株式 感謝祭のため休場
- <IGM>米国株式 感謝祭のため休場
28日の米国株式市場は感謝祭のため休場。取引再開は29日。
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/11/28 08:55 米国株式 <IGM>米国株式 反落 高値警戒感や感謝祭前のポジション調整で
- <IGM>米国株式 反落 高値警戒感や感謝祭前のポジション調整で
27日の米国株式市場の主要3指数は揃って下落。ダウは6日ぶりに反落し、前日比138.25ドル安(-0.31%)の44722.06ドルで終了。全30銘柄中、上昇は12、下落は18。米10年物国債利回り(長期金利)の低下にサポートされてダウは取引序盤に初の45000ドル台に到達したものの、高値警戒感や28日の感謝祭による休場を控えたポジション調整が重石となり、引けにかけては失速した。顧客情報管理セールスフォース(-3.84%)やマイクロソフト(-1.17%)が下げた。ディズニー(+1.86%)や製薬メルク(+1.48%)は買われた。
ナスダックは5日ぶりに反落し、同115.10ポイント安(-0.60%)の19060.47。指数に占めるウェイトが大きいハイテクが下げを主導した。
S&P500は8日ぶりに反落し、同22.89ポイント安(-0.38%)の5998.74。不動産、ヘルスケアなど4業種が上昇、IT、一般消費財など7業種が下落。
(経済指標) (発表値)
7-9月期GDP改定値(前期比年率) +2.8%(前回: +2.8%)
10月耐久財受注(前月比) +0.2%(前回: -0.4%)
新規失業保険申請件数(先週) 21.3万件(前回: 21.5万件)
11月シカゴ購買部協会景気指数 40.2(前回: 41.6)
10月個人消費支出(PCE、前月比) +0.4%(前回: +0.6%)
10月コアPCE価格指数(前年比) +2.8%(前回: +2.7%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/11/27 09:04 米国株式 <IGM>米国株式 続伸 ダウ、S&P最高値 次期政権への期待感で
- <IGM>米国株式 続伸 ダウ、S&P最高値 次期政権への期待感で
26日の米国株式市場の主要3指数は揃って上昇。ダウは5日続伸し、前日比123.74ドル高(+0.28%)の44860.31ドルで終了。3日連続で最高値を更新した。全30銘柄中、上昇は21、下落は9。トランプ次期米政権の政策への期待感が相場をサポートした一方、トランプ氏が26日、メキシコとカナダからの全ての輸入品に25%の関税、中国からの輸入品には追加で10%の関税を課す方針を示したことは相場の重石となった。アマゾン(+3.18%)やマイクロソフト(+2.20%)、小売ウォルマート(+2.02%)が買われた。製薬アムジェン(-4.76%)は一時12%超急落。開発中の肥満治療薬候補の減量効果が市場予想を下回った。
ナスダックは4日続伸し、同120.74ポイント高(+0.63%)の19175.57。指数に占めるウェイトが大きいハイテクが相場を牽引した。
S&P500が7日続伸し、同34.26ポイント高(+0.57%)の6021.63。最高値を更新した。公益、一般消費財など9業種が上昇、素材、エネルギーが下落。
(経済指標) (発表値)
9月ケース・シラー住宅価格指数(前年比) +4.6%(前回: +5.2%)
11月消費者信頼感指数 111.7(前回: 109.6)
10月新築住宅販売件数(年率換算) 61.0万件(前回: 73.8万件)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/11/26 08:46 米国株式 <IGM>米国株式 続伸 ダウ最高値 米財務長官人事を好感
- <IGM>米国株式 続伸 ダウ最高値 米財務長官人事を好感
25日の米国株式市場の主要3指数は揃って上昇。ダウは4日続伸し、前日比440.06ドル高(+0.99%)の44736.57ドルで終了。連日で最高値を更新した。全30銘柄中、上昇は24、下落は6。トランプ次期米大統領が財務長官に著名投資家のベッセント氏を起用したことを受け、過度な財政悪化が回避されるとの思惑から長期金利が低下し、幅広く買われた。塗料シャーウィン・ウィリアムズ(+2.94%)や航空機ボーイング(+2.55%)、医療保険ユナイテッド・ヘルス(+2.53%)が買われた。半導体エヌビディア(-4.18%)は大幅安。足元の業績は堅調なものの、バリュエーションの割高感が意識された。
ナスダックは3日続伸し、同51.18ポイント高(+0.27%)の19054.83。全業種が上昇した。
S&P500は6日続伸し、同18.03ポイント高(+0.30%)の5987.37。不動産、一般消費財など9業種が上昇、エネルギー、ITが下落。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/11/25 08:39 米国株式 <IGM>米国株式 続伸 ダウ最高値 堅調なPMIを受け エヌビディアは軟調
- <IGM>米国株式 続伸 ダウ最高値 堅調なPMIを受け エヌビディアは軟調
22日の米国株式市場の主要3指数は揃って上昇。ダウは3日続伸し、前日比426.16ドル高(+0.97%)の44296.51ドルで終了。終値としての最高値を更新した。全30銘柄中、上昇は25、下落は5。この日発表された米11月の総合購買担当者景気指数(PMI)が55.3と、2022年4月以来の高水準を記録するなど、堅調な指標を受け、投資家心理が改善した。航空機ボーイング(+4.10%)やスポーツ用品ナイキ(+3.06%)、クレジットカードのアメックス(+2.83%)が買われた。半導体エヌビディア(-3.22%)は軟調。一部のアナリストが投資判断を引き下げた。
ナスダックは続伸し、同31.23ポイント高(+0.16%)の19003.65。指数に占めるウェイトが大きいハイテクを除く全業種が上昇した。
S&P500は5日続伸し、同20.63ポイント高(+0.34%)の5969.34。資本財、一般消費財など8業種が上昇、通信、公益、ITが下落。
(経済指標) (発表値)
11月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値 48.8(前回: 48.5)
11月サービス業PMI速報値 57.0(前回: 55.0)
11月総合PMI速報値 55.3(前回: 54.1)
11月消費者態度指数・確報値 71.8(前回: 73.0)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/11/22 08:47 米国株式 <IGM>米国株式 上昇 次期政権への期待感やエヌビディアの上昇で
- <IGM>米国株式 上昇 次期政権への期待感やエヌビディアの上昇で
21日の米国株式市場の主要3指数は揃って上昇。ダウは続伸し、前日比461.88ドル高(+1.06%)の43870.35ドルで終了。全30銘柄中、上昇は22、下落は8。トランプ次期米政権の減税や規制緩和による景気浮揚への期待感や、20日夕方の決算発表後に利益確定売りに押された半導体エヌビディア(+0.53%)がプラス圏に浮上したことが相場をサポートした。証券会社3社が目標株価を引き上げた顧客情報管理セールスフォース(+3.09%)が堅調。アマゾン(-2.22%)や航空機ボーイング(-1.83%)は下げた。
ナスダックは小反発し、同6.27ポイント高(+0.03%)の18972.42。小幅安のハイテク、ほぼ横ばいの金融を除く全業種が上昇した。
S&P500は4日続伸し、同31.60ポイント高(+0.53%)の5948.71。公益、金融など9業種が上昇、通信、一般消費財が下落。
(経済指標) (発表値)
11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 -5.5(前回: 10.3)
新規失業保険申請件数(先週) 21.3万件(前回: 21.9万件)
10月中古住宅販売件数(年率換算) 396万件(前回: 383万件)
10月景気先行指数(前月比) -0.4%(前回: -0.3%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/11/21 09:03 米国株式 <IGM>米国株式 まちまち 地政学リスクやエヌビディア決算への警戒感が重石
- <IGM>米国株式 まちまち 地政学リスクやエヌビディア決算への警戒感が重石
20日の米国株式市場の主要3指数はまちまち。ダウは5日ぶりに反発し、前日比139.53ドル高(+0.32%)の43408.47ドルで終了。全30銘柄中、上昇は18、下落は12。ウクライナとロシアの戦闘激化への懸念や半導体エヌビディア(-0.76%)の決算発表への警戒感が相場の重石となった。ホームセンターのホーム・デポ(-1.67%)やクレジットカードのビザ(-1.43%)が下げた。医療保険ユナイテッド・ヘルス(+4.07%)や製薬アムジェン(+2.83%)は堅調。
ナスダックは3日ぶりに小反落し、同21.32ポイント安(-0.11%)の18966.14。指数に占めるウェイトが大きいハイテクの下げが重石となった。
S&P500は小幅に3日続伸し、同0.13ポイント高(0%)の5917.11。ヘルスケア、エネルギーなど6業種が上昇、一般消費財、金融など5業種が下落。小売ターゲット(-21.41%)が急落。20日発表した11-1月の既存店売上高及び利益見通しが市場予想を下回った。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/11/20 08:41 米国株式 <IGM>米国株式 ダウ4日続落 ウクライナ情勢緊迫化が重石 エヌビディアは堅調
- <IGM>米国株式 ダウ4日続落 ウクライナ情勢緊迫化が重石 エヌビディアは堅調
19日の米国株式市場のダウは4日続落し、前日比120.66ドル安(-0.28%)の43268.94ドルで終了。全30銘柄中、上昇は12、下落は18。ウクライナとロシアの戦闘激化への懸念が重石となったものの、ロシアのラブロフ外相が核兵器使用に慎重な姿勢を示したことで、懸念が和らいだ。医療保険ユナイテッド・ヘルス(-2.15%)や事務・工業製品3M(-1.52%)が下げた。20日に発表する8-10月期決算への期待感から半導体エヌビディア(+4.89%)が大幅高。小売ウォルマート(+3.00%)は2025年1月期の売上高と利益の見通しを引き上げ、上場来高値を記録した。
ナスダックは続伸し、同195.66ポイント高(+1.04%)の18987.46。エヌビディアが相場を牽引した。
S&P500も続伸し、同23.36ポイント高(+0.39%)の5916.98。IT、通信など6業種が上昇、エネルギー、金融など5業種が下落。
(経済指標) (発表値)
10月住宅着工件数(年率換算) 131.1万件(前回: 135.3万件)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/11/19 08:56 米国株式 <IGM>米国株式 まちまち エヌビディアの決算発表に関心 テスラが急伸
- <IGM>米国株式 まちまち エヌビディアの決算発表に関心 テスラが急伸
18日の米国株式市場の主要3指数はまちまち。ダウは小幅に3日続落し、前日比55.39ドル安(-0.13%)の43389.60ドルで終了。全30銘柄中、上昇は15、下落は15。利下げペース鈍化観測や20日に半導体エヌビディア(-1.29%)が発表する決算への警戒感が相場の重石となった。スポーツ用品ナイキ(-2.31%)やディズニー(-1.34%)が下げた。航空機ボーイング(+2.63%)は買われた。
ナスダックは5日ぶりに反発し、同111.68ポイント高(+0.60%)の18791.80。運輸、銀行、バイオを除く全業種が上昇した。電気自動車(EV)テスラ(+5.61%)が大幅高。トランプ次期米政権が自動運転車に関する規制緩和を目指しているとの報道が材料視された。
S&P500は3日ぶりに反発し、同23.00ポイント高(+0.39%)の5893.62。エネルギー、通信など9業種が上昇、ヘルスケアは横ばい、資本財が下落。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/11/18 08:56 米国株式 <IGM>米国株式 続落 利下げペース鈍化観測や次期政権の政策への懸念で
- <IGM>米国株式 続落 利下げペース鈍化観測や次期政権の政策への懸念で
15日の米国株式市場の主要3指数は揃って下落。ダウは続落し、前日比305.87ドル安(-0.70%)の43444.99ドルで終了。全30銘柄中、上昇は11、下落は19。パウエルFRB議長が14日に利下げを急ぐ必要がないと述べたことや堅調な米指標の発表を受け、利下げペースが鈍化するとの思惑が強まったことや、トランプ次期米政権の関税強化などへの懸念が相場の重石となった。アマゾン(-4.19%)や製薬アムジェン(-4.16%)、半導体エヌビディア(-3.26%)が下げを主導した。ディズニー(+5.46%)や通信ベライゾン(+1.91%)は買われた。
ナスダックは4日続落し、同427.53ポイント安(-2.24%)の18680.12。指数に占めるウェイトが大きいハイテクが2.6%下落し、下げを主導した。
S&P500は続落し、同78.55ポイント安(-1.32%)の5870.62。公益、金融、不動産が上昇、IT、ヘルスケアなど8業種が下落した。
(経済指標) (発表値)
10月小売売上高(前月比) +0.4%(前回: +0.8%)
11月NY連銀製造業景気指数 31.2(前回: -11.9)
10月輸入物価指数(前月比) +0.3%(前回: -0.4%)
10月鉱工業生産(前月比) -0.3%(前回: -0.5%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/11/15 08:40 米国株式 <IGM>米国株式 下落 FRB議長のタカ派発言が重石
- <IGM>米国株式 下落 FRB議長のタカ派発言が重石
14日の米国株式市場の主要3指数は揃って下落。ダウは反落し、前日比207.33ドル安(-0.47%)の43750.86ドルで終了。全30銘柄中、上昇は12、下落は18。高値警戒感やトランプ次期米政権の政策を巡る不透明感に加え、取引終盤にパウエルFRB議長が利下げを急ぐ必要がないとの見解を示したことが相場の重石となった。顧客情報管理セールスフォース(-2.95%)やネットワーク機器シスコ・システムズ(-2.13%)が下げを主導した。ディズニー(+6.23%)は大幅高。この日発表した7-9月期決算で、売上高と1株利益が市場予想を上回った。映画「インサイドヘッド・2」の興行収入や動画配信事業が好調だった。
ナスダックは3日続落し、同123.07ポイント安(-0.64%)の19107.65。全業種が下落した。
S&P500は反落し、同36.21ポイント安(-0.60%)の5949.17。エネルギー、ITが上昇、資本財、ヘルスケアなど9業種が下落。
(経済指標) (発表値)
10月卸売物価指数(PPI、前月比) +0.2%(前回: +0.1%)
10月PPI(前年比) +2.4%(前回: +1.9%)
新規失業保険申請件数(先週) 21.7万件(前回: 22.1万件)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/11/14 08:39 米国株式 <IGM>米国株式 まちまち 予想通りのCPIで利下げ観測強まる
- <IGM>米国株式 まちまち 予想通りのCPIで利下げ観測強まる
13日の米国株式市場の主要3指数はまちまち。ダウは反発し、前日比47.21ドル高(+0.11%)の43958.19ドルで終了。全30銘柄中、上昇は18、下落は12。この日発表された米10月消費者物価指数(CPI)は前年比+2.6%と、9月の+2.4%から伸びが加速したものの、市場予想と一致したことを受け、12月の利下げ観測が強まり、相場をサポートした。一方、高値警戒感やトランプ次期米政権の政策を巡る不透明感は相場の重石となった。アマゾン(+2.48%)や石油シェブロン(+2.21%)、通信ベライゾン(+1.83%)が買われた一方、航空機ボーイング(-3.58%)や建機キャタピラー(-1.51%)は下げた。
ナスダックは続落し、同50.66ポイント安(-0.26%)の19230.73。半導体エヌビディア(-1.36%)など、指数に占めるウェイトが大きいハイテクの下げが重石となった。
S&P500は小反発し、同1.39ポイント高(+0.02%)の5985.38。一般消費財、エネルギーなど7業種が上昇、通信、ITなど4業種が下落。
(経済指標) (発表値)
10月消費者物価指数(CPI、前月比) +0.2%(前回: +0.2%)
10月CPI(前年比) +2.6%(前回: +2.4%)
10月コアCPI(前月比) +0.3%(前回: +0.3%)
10月コアCPI(前年比) +3.3%(前回: +3.3%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/11/13 08:47 米国株式 <IGM>米国株式 反落 重要指標発表を控えて利益確定売り ハネウェルは堅調
- <IGM>米国株式 反落 重要指標発表を控えて利益確定売り ハネウェルは堅調
12日の米国株式市場の主要3指数は揃って下落。ダウは3日ぶりに反落し、前日比382.15ドル安(-0.86%)の43910.98ドルで終了。全30銘柄中、上昇は9、変わらずは1、下落は20。前日に最高値を更新し、高値警戒感が燻るなか、13日の米10月消費者物価指数(CPI)の発表を控えて利益確定売りが活発化した。製薬アムジェン(-7.14%)や航空機ボーイング(-2.54%)が下げを主導した。重工業ハネウェル(+3.85%)は大幅高。物言う株主として知られるエリオット・マネジメントがハネウェルの株式50億ドル以上を取得したことを明らかにし、航空宇宙事業とオートメーション事業の分割を提案したことが材料視された。
ナスダックは6日ぶりに反落し、同17.36ポイント安(-0.09%)の19281.40。トランプ氏が米大統領に再選後、40%近く急騰した電気自動車(EV)テスラ(-6.15%)が6日ぶりに急反落し、指数の下げを主導した。ハイテクを除く全業種が下落した。
S&P500も6日ぶりに反落し、同17.36ポイント安(-0.28%)の5983.99。通信、IT、生活必需品が上昇、素材、ヘルスケアなど8業種が下落。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/11/12 08:49 米国株式 <IGM>米国株式 3指数ともに最高値更新 次期政権への期待感で
- <IGM>米国株式 3指数ともに最高値更新 次期政権への期待感で
11日の米国株式市場の主要3指数は揃って最高値を更新。ダウは続伸し、前日比304.14ドル高(+0.69%)の44293.13ドルで終了。全30銘柄中、上昇は15、下落は15。トランプ次期米政権への期待感が相場をサポートした。顧客情報管理セールスフォース(+6.14%)や重工業ハネウェル(+2.62%)、金融ゴールマン・サックス(+2.22%)が買われた。製薬メルク(-2.13%)や航空機ボーイング(-1.79%)、半導体エヌビディア(-1.61%)は下げた。
ナスダックは5日続伸し、同11.98ポイント高(+0.06%)の19298.76。指数に占めるウェイトが大きいハイテクが下げたものの、電気自動車(EV)テスラ(+8.96%)が急伸し、指数をサポートした。
S&P500も5日続伸し、同5.81ポイント高(+0.09%)の6001.35。一般消費財、金融など6業種が上昇、IT、不動産など5業種が下落。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/11/11 08:43 米国株式 <IGM>米国株式 3指数ともに最高値更新 次期政権への期待感で
- <IGM>米国株式 3指数ともに最高値更新 次期政権への期待感で
8日の米国株式市場の主要3指数は揃って最高値を更新。ダウは反発し、前日比259.65ドル高(+0.59%)の43988.99ドルで終了。全30銘柄中、上昇は21、下落は9。トランプ次期米政権が掲げる減税や規制緩和への期待感が相場をサポートした。顧客情報管理セールスフォース(+3.59%)や日用品P&G(+2.63%)、保険トラベラーズ(+1.83%)が買われた。なお、8日からダウ構成銘柄から半導体インテルと化学ダウが除外され、半導体エヌビディア(-0.84%)と塗料など化学品シャーウィン・ウイリアムズ(+0.70%)が採用された。
ナスダックは4日続伸し、同17.31ポイント高(+0.09%)の19286.77。ハイテクを除く全業種が上昇した。
S&P500も4日続伸し、同22.44ポイント高(+0.37%)の5995.54。公益、不動産、生活必需品など8業種が上昇、素材、通信、ITが下落。
(経済指標) (発表値)
11月消費者態度指数・速報値 73.0(前回: 70.5)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/11/8 08:46 米国株式 <IGM>米国株式 ナスダック、S&P最高値更新 ダウは横ばい
- <IGM>米国株式 ナスダック、S&P最高値更新 ダウは横ばい
7日の米国株式市場はナスダックとS&P500が最高値を更新。ダウはほぼ横ばいで、前日比0.59ドル安(0%)の43729.34ドルで終了。全30銘柄中、上昇は19、下落は11。トランプ氏の米大統領再選を好感して前日に急伸したJPモルガン(-4.32%)やクレジットカードのアメックス(-2.83%)、ゴールマン・サックス(-2.32%)が利益確定売りに押された一方、半導体インテル(+4.71%)やホームセンターのホーム・デポ(+2.85%)は買われた。米FRBはこの日、市場の予想通り政策金利を0.25%引き下げ、4.50-4.75%とし、投資家心理を下支えした。
ナスダックは3日続伸し、同285.99ポイント高(+1.51%)の19269.45。終値として初めて19000台に到達した。半導体エヌビディア(+2.25%)などハイテクやバイオが買われた。
S&P500も3日続伸し、同44.06ポイント高(+0.74%)の5973.10。通信、ITなど8業種が上昇、金融、資本財、エネルギーが下落。
(経済指標) (発表値)
7-9月期非農業部門労働生産性・速報値(前期比年率) +1.9%(前回: +2.4%)
新規失業保険申請件数(先週) 22.1万件(前回: 21.8万件)
政策金利 4.50-4.75%(前回: 4.75-5.00%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
欧州株式
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- 2024/12/5 07:54 欧州株式 <IGM>欧州株式 英国は6日ぶりに反落 独は3日連続で最高値更新
- <IGM>欧州株式 英国は6日ぶりに反落 独は3日連続で最高値更新
4日の欧州株は、英国が時価総額トップの医薬品アストラゼネカと鉱業株の下落で6日ぶりに反落したが、独仏は5日続伸した。(独は3日連続で最高値)仏および韓国の政局不透明を警戒する売りは目立たなかった。
英FTSE100は6日ぶりに反落し、前日比23.60ポイント(0.28%)安の8335.81で引けた。100銘柄中、上昇は66銘柄、下落は34銘柄であった。アストラゼネカ(-2.87%)はHSBCの目標株価引き下げで急落し、鉱業アングロ・アメリカン(-2.47%)は5月24日以来の高値から6日ぶりに急反落した。送電ナショナル・グリッド(-1.52%)、エンジニアリングのスミス・グループ(-1.40%)、製紙・包装DSスミス(-1.37%)、スポーツ用品フレーザーズ・グループ(-1.33%)も安い。一方、保険リーガル・アンド・ゼネラル(+6.01%)は通期の利益見通しを据え置くとともに株主への追加還元計画を発表し、6月11日以来の水準に急反発した。不動産ビストリー・グループ(+4.86%)、JPモルガンが推奨した航空インターナショナル・エアラインズ・グループ(+4.05%)も急伸した。
独DAX40は5日続伸し、同215.39ポイント(1.08%)高の20232.14と3日続けて最高値を更新した。40銘柄中、上昇は28銘柄、下落は12銘柄であった。引き続きハイテク株と防衛関連株の堅調さが目立ち、自動車株も買われた。オンライン衣料販売ザランド(+8.21%)はHSBCの目標株価引き上げで2023年5月以来の水準に大きく5日続伸し、ソフトウェアSAP(+3.76%)、商用車ダイムラー・トラック・ホールディング(+3.33%)、防衛機器・自動車部品ラインメタル(+2.71%)、自動車BMW(+2.28%)と前日下落率トップの同メルセデス・ベンツ・グループ(+2.00%)も大幅高となった。一方、前日上昇率トップのセメントのハイデルベルク・マテリアルズ(-2.46%)は利益確定売りで最高値から急反落し、電力RWE(-2.30%)は大幅に3日続落した。
仏CAC40も5日続伸し、同47.86ポイント(0.66%)高の7303.28で引けた。40銘柄中、上昇は29銘柄、下落は11銘柄であった。自動車ルノー(+4.86%)、ソフトウェアのダッソー・システムズ(+3.71%)は大幅に続伸し、電機シュナイダー・エレクトリック(+2.15%)は11月11日以来の最高値更新となった。高級ブランドのケリング(+1.81%)、電気設備ルグラン(+1.71%)、保険アクサ(+1.67%)も堅調。一方、通信オランジュ(-3.01%)、前日下落率トップのバウチャー発行サービスのエデンレッド(-2.57%)、広告ピュブリシス(-2.19%)は急落した。
(経済指標) (発表値)
英11月サービス業景気指数 50.8(10月は52.0)
独11月サービス業景気指数 49.3(10月は51.6)
仏11月サービス業景気指数 46.9(10月は49.2)
ユーロ圏11月サービス業景気指数 49.5(10月は51.6)
ユーロ圏10月生産者物価指数・前年比 -3.2%(9月は-3.4%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/12/4 17:46 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英は小甘く、独仏は小じっかりに始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英は小甘く、独仏は小じっかりに始まる
4日の欧州株式市場寄り付きは、英株は小甘く、独仏株は小じっかりに始まった。フランスに加えて韓国でも政局不安が高まっていることが重荷となるが、時間外取引で米株価指数先物が堅調に推移していることが下支えとなっている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.10%安の8,351.40。現在は0.12%安の8,349.15近辺。指数構成全100銘柄中、53銘柄が値上がり、44銘柄が値下がり、3銘柄は変わらず。医薬品のアストラゼネカ(-1.69%)や水道のセバーン・トレント(-1.54%)、送電のナショナル・グリッド(-1.46%)などが下げている。一方、自社株買い能力の拡大が伝えられた保険・資産運用のリーガル・アンド・ゼネラル(+2.60%)は買われており、航空のインターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ・グループ(+2.12%)や蒸気システムのスパイラックス・グループ(+2.03%)なども上げている。
独DAX40指数は前日比0.44%高の20,103.89で寄り付き、現在は0.39%高の20,095.22近辺。指数構成全40銘柄中、29銘柄が値上がり、10銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。商用車のダイムラー・トラック・ホールディングス(+2.12%)や防衛・自動車部品のラインメタル(+1.48%)、コメルツ銀行(+1.47%)などが上げている。一方、医療機器のフレゼニウス(-0.80%)や電力のRWE(-0.69%)、医薬・農薬のバイエル(-0.67%)などは安い。
仏CAC40指数は前日比0.09%高の7,261.72で寄り付き、現在は0.26%高の7,274.47近辺。指数構成全40銘柄中、25銘柄が値上がり、14銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。ファッション・アパレルのケリング(+1.74%)や自動車のルノー(+1.61%)、半導体のSTマイクロエレクトロニクス(+1.60%)などが高い。一方、通信のオランジュ(-2.08%)や乳製品等食品のダノン(-0.52%)などは下げている。
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/12/4 07:53 欧州株式 <IGM>欧州株式 続伸 米ハイテク株高の流れが連鎖、独は初の2万超え
- <IGM>欧州株式 続伸 米ハイテク株高の流れが連鎖、独は初の2万超え
3日の欧州株は続伸した。仏内閣不信任案が可決される可能性が高まっているが、2日の米ナスダックの最高値更新の流れが日経平均とアジア株の上昇を通して欧州株にも連鎖した。英国は原油高を受けたエネルギー株、独仏はハイテク株や航空・防衛株が上昇を牽引した。
英FTSE100は5日続伸し、前日比46.52ポイント(0.56%)高の8359.41と10月17日以来の高値で引けた。100銘柄中、上昇は59銘柄、下落は35銘柄、6銘柄は変わらずであった。時価総額の大きい石油株のシェル(+1.67%)とBP(+1.84%)が指数を押し上げた。小売マークス・アンド・スペンサー(+3.55%)は2016年5月以来の高値を更新し、格安航空イージージェット(+3.29%)はモルガンスタンレーやバークレイズの目標株価引き上げで4月10日以来の水準に急反発した。前日上昇率2位の航空機エンジンのロールス・ロイス(+3.21%)、ガス・電力セントリカ(+3.01%)、鉱業フレスニロ(+2.86%)、不動産ウェブサイトのライトムーブ(+2.37%)も急伸した。一方、通信BTグループ(-2.61%)は2022年8月以来の高値圏で利益確定売りが入り、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(-1.80%)はインド政府の増税を巡る報道が嫌気された。投資運用シュローダーズ(-1.78%)も安い。
独DAX40は4日続伸し、同83.13ポイント(0.42%)高の20016.75と連日の最高値更新で初の2万乗せを達成した。40銘柄中、上昇は17銘柄、下落は22銘柄、1銘柄は変わらずであった。セメントのハイデルベルク・マテリアルズ(+3.21%)は11月11日以来の最高値更新となり、ドイツ銀行(+2.78%)、半導体インフィニオン・テクノロジーズ(+2.17%)、オンライン衣料販売ザランド(+2.13%)も急伸した。前日上昇率トップのスポーツ用品アディダス(+1.95%)も堅調。一方、自動車株はメルセデス・ベンツ・グループ(-2.53%)を筆頭に幅広く売られ、JPモルガンが目標株価を引き下げた医療機器ザルトリウス(-2.33%)、化学シムライズ(-2.25%)も急落した。
仏CAC40も4日続伸し、同18.53ポイント(0.26%)高の7255.42で引けた。40銘柄中、上昇は20銘柄、下落は19銘柄、1銘柄は変わらずであった。航空宇宙サフラン(+2.48%)は11月11日以来の最高値更新となり、硝子サンゴバン(+1.89%)、前日下落率トップの自動車ステランティス(+1.82%)、防衛・電子機器タレス(+1.42%)、ソフトウェアのダッソー・システムズ(+1.35%)、前日上昇率トップの高級ブランドのエルメス・インターナショナル(+1.29%)も堅調。一方、バウチャー発行サービスのエデンレッド(-2.50%)、ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-2.01%)は急落し、ビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(-1.41%)も軟調。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
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- 2024/12/3 17:47 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅続伸して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅続伸して始まる
3日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも小幅続伸して始まった。2日の米株式相場がハイテク株への買いなどでナスダックが過去最高値を更新するなど堅調に推移した影響で、本日の日経平均株価も続伸しており、中国株も政府による景気対策への期待などを背景に続伸した流れを受けて、欧州株も買い先行となっている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.20%高の8,329.42。現在は0.38%高の8,344.53近辺。指数構成全100銘柄中、59銘柄が値上がり、32銘柄が値下がり、9銘柄は変わらず。ガス供給のセントリカ(+1.94%)や住宅建設のパーシモン(+1.79%)、資源商社のグレンコア(+1.78%)などが上げている。一方、たばこのブリティッシュ・アメリカン・タバコ(-0.80%)や投資信託のF&Cインベストメント・トラスト(-0.53%)などは安い。
独DAX40指数は前日比0.07%高の19,947.18で寄り付き、現在は0.21%高の19,975.78近辺。指数構成全40銘柄中、17銘柄が値上がり、21銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。ドイツ銀行(+2.58%)や自動車のBMW(+2.09%)、化学のBASF(+1.79%)などが高い。一方、JPモルガンが目標株価を引き下げた医薬品製造機器のザルトリウス(-2.01%)は売られており、重電・エネルギー関連のシーメンス・エナジー(-1.24%)や自動車のメルセデス・ベンツグループ(-1.59%)なども下げている。
仏CAC40指数は前日比0.11%高の7,244.74で寄り付き、現在は0.84%高の7,297.36近辺。指数構成全40銘柄中、38銘柄が値上がり、2銘柄が値下がり。バウチャー発行サービスのエデンレッド(+2.60%)やソフトウェアのダッソー・システムズ(+2.16%)などが上げている。一方、アイウェアメーカーのエシロールルックスオティカ(-0.61%)は安い。
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- 2024/12/3 07:57 欧州株式 <IGM>欧州株式 続伸 通貨安で輸出関連株に買い、政局不安の仏も小幅高
- <IGM>欧州株式 続伸 通貨安で輸出関連株に買い、政局不安の仏も小幅高
2日の欧州株は続伸した。仏政府は2025年度予算案の一部について採決なしで強行採択する方針を示し、内閣不信任案が決議される可能性が高まった。仏政局の不透明感を警戒するユーロ安/ポンド安が進み、通貨安で収益が伸びる輸出関連株に加えて、消費関連株や金融株が買われた。仏株も終盤の買いでプラス圏を回復した。
英FTSE100は4日続伸し、前営業日比25.59ポイント(0.31%)高の8312.89と10月21日以来の高値で引けた。100銘柄中、上昇は65銘柄、下落は34銘柄、1銘柄は変わらずであった。台所用品・建具ハウデン・ジョイナリー・グループ(+2.76%)、航空機エンジンのロールス・ロイス(+2.58%)、蒸気システムのスパイラックス・サーコ・エンジニアリング(+2.37%)、前日下落率トップの航空宇宙・防衛BAEシステムズ(+2.28%)、保険ビーズリー(+2.13%)、害虫駆除レントキル・イニシャル(+2.11%)が急伸した。一方、住建ビストリー・グループ(-3.89%)はRBCの目標株価引き下げで急反落し、雑貨小売B&Mヨーロピアン・バリュー・リテール(-2.61%)も急反落した。両銘柄ともに4日の引け後にFTSE250への降格が確実視されている。学生専用宿泊施設ユナイト・グループ(-2.27%)も大幅安。
独DAX40は3日続伸し、同307.17ポイント(1.57%)高の19933.62と10月18日以来の最高値更新となった。40銘柄中、上昇は35銘柄、下落は5銘柄であった。スポーツ用品アディダス(+3.18%)、ミュンヘン再保険(+2.93%)、ソフトウェアSAP(+2.73%)、総合テクノロジーのシーメンス(+2.71%)、自動車BMW(+2.66%)、ハノーバー再保険(+2.39%)はいずれも大幅に続伸した。一方、医薬品バイエル(-0.53%)、前日上昇率2位の航空機エンジンMTUエアロエンジンズ(-0.47%)、自動車ポルシェ・オートモービル・ホールディング(-0.23%)はいずれも反落した。
仏CAC40は小幅ながら3日続伸し、同1.78ポイント(0.02%)高の7236.89で引けた。40銘柄中、上昇は13銘柄、下落は27銘柄であった。政局不安で一時89ポイント安まで下げ、下落銘柄は7割に迫ったが、時価総額が大きい高級ブランド株の買いで上昇した。高級ブランドのエルメス・インターナショナル(+4.75%)と同LVMH(+3.25%)、航空機エアバス(+2.01%)が急伸した。化粧品ロレアル(+1.48%)、半導体STマイクロエレクトロニクス(+1.46%)、工業用ガスのエア・リキード(+1.44%)も堅調。一方、自動車ステランティス(-6.37%)はCEOの退任発表で経営の混乱が浮き彫りになり、2022年7月以来の水準に急反落した。小売カルフール(-4.79%)は連日の下落率2位で8月6日以来の安値を更新した。商業用不動産ウニベイル・ロダムコ(-2.91%)も大幅安。
(経済指標) (発表値)
英11月製造業景気指数 48.0(10月は49.9)
独11月製造業景気指数 43.0(10月は43.2)
仏11月製造業景気指数 43.1(10月は44.5)
ユーロ圏11月製造業景気指数 45.2(10月は46.0)
ユーロ圏10月失業率 6.3%(9月は6.3%)
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- 2024/12/2 17:44 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅反落して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅反落して始まる
2日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも小幅反落して始まった。2025年度予算案を巡る政局不安を背景に仏株の下げが目立つ。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.03%安の8,285.00。現在は0.07%安の8,281.52近辺。指数構成全100銘柄中、45銘柄が値上がり、50銘柄が値下がり、5銘柄は変わらず。ともにRBCが目標株価を引き下げた住宅建設のパーシモン(-3.54%)やビストリー・グループ(-3.20%)が売られており、貴金属のフレスニーヨ(-2.09%)も安い。一方、DIYチェーン小売りのキングフィッシャー(+1.05%)や衣料小売・食品のアソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズ(+0.77%)などはしっかり。
独DAX40指数は前日比0.21%安の19,586.17で寄り付き、現在は0.12%安の19,603.47近辺。指数構成全40銘柄中、22銘柄が値上がり、18銘柄が値下がり。医薬・農薬のバイエル(-1.62%)や自動車のフォルクスワーゲン(-1.59%)、ポルシェ・オートモービル・ホールディング(-1.30%)などが下げている。一方、防衛・自動車部品のラインメタル(+0.71%)や化学のシムライズ(+0.77%)などは上げている。
仏CAC40指数は前日比1.21%安の7,147.37で寄り付き、現在は1.02%安の7,161.60近辺。指数構成全40銘柄中、6銘柄が値上がり、34銘柄が値下がり。1日にCEOの退任が伝えられた自動車のステランティス(-7.85%)が売られており、同業のルノー(-4.59%)も安い。一方、高級ファッションブランドのエルメス・インターナショナル(+0.77%)や鉄鋼のアルセロール・ミタル(+0.46%)などは上げている。
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- 2024/12/2 07:54 欧州株式 <IGM>欧州株式 続伸 英国は小幅高も独仏株はハイテク株の買いで堅調
- <IGM>欧州株式 続伸 英国は小幅高も独仏株はハイテク株の買いで堅調
28日の欧州株は続伸上昇した。米国が感謝祭の翌日で短縮取引となるなかで、英国は鉱業株の上げを防衛株が相殺したが、独仏株はハイテク株の買いで堅調に推移した。
英FTSE100は小幅ながら3日続伸し、前日比6.08ポイント(0.07%)高の8287.30で引けた。100銘柄中、上昇は48銘柄、下落は49銘柄、3銘柄は変わらずであった。鉱業株はジェフリーズが投資判断/目標株価を引き上げたアングロ・アメリカン(+5.42%)を筆頭に、アントファガスタ(+1.82%)、グレンコア(+1.66%)の堅調さが目立った。バンカメ・メリルリンチが投資判断を引き上げたエンジニアリングIMI(+3.29%)、航空機エンジンのロールス・ロイス(+2.38%)、小売ネクスト(+2.21%)は急伸した。一方、バンカメ・メリルリンチが投資判断を引き下げた防衛BAEシステムズ(-4.88%)は急落し、JDスポーツファッション(-1.55%)、不動産バークリー・グループ・ホールディングス(-1.47%)も安い。
独DAX40は続伸し、同200.72ポイント(1.03%)高の19626.45と最高値を更新した10月18日以来の高値で引けた。40銘柄中、上昇は36銘柄、下落は4銘柄であった。半導体インフィニオン・テクノロジーズ(+2.97%)、航空機エンジンMTUエアロエンジンズ(+2.94%)、ドイツ銀行(+2.03%)が大幅高となり、ソフトウェアSAP(+1.70%)、前日上昇率トップの航空機エアバス(+1.65%)、自動車BMW(+1.60%)も堅調。下落したのは、医療機器ザルトリウス(-1.58%)、化学品卸売ブレンタグ(-1.17%)、日用品バイヤスドルフ(-0.53%)、自動車部品コンチネンタル(-0.10%)のみ。
仏CAC40も続伸し、同55.86ポイント(0.78%)高の7235.11で引けた。40銘柄中、上昇は30銘柄、下落は10銘柄であった。自動車ルノー(+2.25%)と同ステランティス(+1.51%)、半導体STマイクロエレクトロニクス(+2.17%)、前日上昇率2位のバウチャー発行サービスのエデンレッド(+1.99%)、電機シュナイダー・エレクトリック(+1.73%)、前日上昇率トップの航空機エアバス(+1.67%)が堅調。一方、防衛・電子機器タレス(-1.08%)、小売カルフール(-1.06%)、酒造ペルノ・リカール(-0.42%)は下げた。
(経済指標) (発表値)
英10月住宅ローン承認件数 68303件(9月は66115件)
独11月失業率 6.1%(10月は6.1%)
仏11月消費者物価指数(速報値)・前年比 +1.7%(10月は+1.6%)
仏10月消費支出・前月比 -0.4%(9月は+0.1%)
仏7-9月期GDP(確定値)・前期比 +0.4%(4-6月期は+0.2%)
ユーロ圏11月消費者物価指数(速報値)・前年比 +2.3%(10月は+2.0%)
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- 2024/11/29 17:36 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅反落して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも小幅反落して始まる
29日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも小幅反落して始まった。寄り付き後は目立った売りはなく、押し目買いも入るなどして下げ渋りもみ合いとなっている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.17%安の8,266.92。現在は0.11%高の8,290.51近辺。指数構成全100銘柄中、55銘柄が値上がり、38銘柄が値下がり、7銘柄は変わらず。ジェフリーズが投資判断、目標株価を引き上げた鉱業のアングロ・アメリカン(+2.80%)が買われており、エンジニアリングのIMI(+2.44%)や金鉱のエンデバー・マイニング(+1.61%)なども上げている。一方、航空宇宙・防衛関連のBAEシステムズ(-1.82%)や不動産のバークレー・グループ(-0.76%)、品質試験サービスのインターテック・グループ(-0.46%)などは下げている。
独DAX40指数は前日比0.13%安の19,400.38で寄り付き、現在は0.04%安の19,417.71近辺。指数構成全40銘柄中、11銘柄が値上がり、27銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。自動車のBMW(-0.70%)や重電・エネルギー関連のシーメンス・エナジー(-0.60%)、商用車のダイムラー・トラック・ホールディングス(-0.51%)などが下げている。一方、航空機製造のエアバス(+0.92%)やコメルツ銀行(+0.55%)、スポーツ用品のアディダス(+0.59%)などはしっかり。
仏CAC40指数は前日比0.39%安の7,151.30で寄り付き、現在は0.01%安の7,178.40近辺。指数構成全40銘柄中、15銘柄が値上がり、25銘柄が値下がり。電力・ガスのエンジー(-1.29%)や通信のオランジュ(-0.69%)、タイヤのミシュラン(-0.65%)などが安い。一方、航空機製造のエアバス(+1.45%)やバウチャー発行サービスのエデンレッド(+1.30%)、ホテルのアコー(+0.69%)などは上げている。
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- 2024/11/29 07:49 欧州株式 <IGM>欧州株式 上昇 英国は保険株、独仏は銀行/ハイテク株が堅調
- <IGM>欧州株式 上昇 英国は保険株、独仏は銀行/ハイテク株が堅調
27日の欧州株は上昇した。英国は大型の買収案件が報じられた保険株の堅調で続伸し、独仏株は銀行株や米国の中国に対する半導体規制が緩めになる可能性を好感するハイテク株の買いで反発した。
英FTSE100は小幅続伸し、前日比6.47ポイント(0.08%)高の8281.22で引けた。100銘柄中、上昇は56銘柄、下落は41銘柄、3銘柄は変わらずであった。蒸気システムのスパイラックス・サーコ・エンジニアリング(+3.77%)はシティグループとBNPパリバの目標株価引き上げ、小売Jセインズベリー(+3.08%)はJPモルガンの投資判断/目標株価引き上げでいずれも大幅に続伸した。保険アドミラル・グループ(+3.04%)は、同業アヴィヴァ(-2.00%)が同ダイレクト・ラインに41.6億ドルで買収を提案した(過小評価との理由で拒否)ことで急伸した。RBCキャピタルが目標株価を引き上げた格安航空イージージェット(+2.64%)、前日下落率トップのオンライン賭博エンテイン(+2.45%)、銀行バークレイズ(+2.38%)も大幅高となった。一方。前日上昇率2位の住建ビストリー・グループ(-3.85%)は急反落し、不動産ランド・セキュリティーズ(-2.57%)、タバコのインペリアル・ブランズ(-2.35%)は配当落ちで急落した。
独DAX40は3日ぶりに反発し、同163.98ポイント(0.85%)高の19425.73で引けた。40銘柄中、上昇は29銘柄、下落は11銘柄であった。航空機エアバス(+4.15%)はジェットエンジンメーカーCFMから不足している部品提供を受けるとの報道で大幅に続伸した。発送電技術シーメンス・エナジー(+3.64%)、商用車ダイムラー・トラック・ホールディング(+2.60%)、電力RWE(+2.28%)は急伸し、ドイツ銀行(+1.94%)も高い。一方、バイオテクノロジーのキアゲン(-0.91%)、医薬品メルク(-0.70%)は安く、前日上昇率トップの消費財ヘンケル(-0.52%)は6日ぶりに反落した。
仏CAC40も3日ぶりに反発し、同36.22ポイント(0.51%)高の7179.25で引けた。40銘柄中、上昇は28銘柄、下落は10銘柄、2銘柄は変わらずであった。航空機エアバス(+4.13%)は連日の上昇率トップとなり、バウチャー発行サービスのエデンレッド(+2.95%)、ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(+2.64%)、ホテルチェーンのアコー(+2.63%)、防衛・電子機器タレス(+2.18%)、鉄鋼アルセロールミタル(+2.03%)も急伸した。一方、メディアのヴィヴェンディ(-1.65%)、化粧品ロレアル(-1.19%)、高級ブランドのケリング(-0.88%)は安い。
(経済指標) (発表値)
独11月消費者物価指数速報値・前年比 +2.4%(10月は+2.4%)
ユーロ圏11月総合景況指数 95.8(10月は95.7)
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- 2024/11/28 17:44 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇して始まる
28日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも上昇して始まった。本日の米国市場が感謝祭で休場となるため、やや様子見姿勢も目立つが、続落して始まった日経平均株価が反発に転じるなどリスク回避的な動きが一服しており、欧州株も買い先行となっている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.17%高の8,289.05。現在は0.18%高の8,289.91近辺。指数構成全100銘柄中、74銘柄が値上がり、24銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。シティグループが買い推奨とした蒸気システムのスパイラックス・グループ(+3.04%)や、共にJPモルガンが投資判断、目標株価を引き上げた小売等のJセインズベリー(+2.61%)、スーパーのテスコ(+2.18%)などが上昇している。一方、英保険のダイレクトラインに対する買収提案が拒否されたと伝えられた保険のアビバ(-1.88%)は売られており、いずれも配当落ちのたばこのインペリアル・ブランズ(-2.32%)や水道のセバーン・トレント(-1.45%)、不動産のランド・セキュリティーズ(-1.37%)なども下げている。
独DAX40指数は前日比0.54%高の19,366.72で寄り付き、現在は0.54%高の19,365.25近辺。指数構成全40銘柄中、34銘柄が値上がり、6銘柄が値下がり。ジェットエンジンメーカーのCFMが、不足しているエンジンの一部を供給することで合意と伝えられた航空機製造のエアバス(+2.34%)が買われており、商用車のダイムラー・トラック・ホールディングス(+2.11%)や半導体のインフィニオンテクノロジーズ(+1.33%)なども上げている。一方、医療機器のフレゼニウス(-0.30%)や防衛・自動車部品のラインメタル(-0.16%)などは下げている。
仏CAC40指数は前日比0.39%高の7,170.91で寄り付き、現在は0.60%高の7,186.05近辺。指数構成全40銘柄中、38銘柄が値上がり、2銘柄が値下がり。コールセンター等カスタマーケアのテレパフォーマンス(+2.68%)や航空機製造のエアバス(+2.50%)、バウチャー発行サービスのエデンレッド(+2.18%)などが上げている。一方、建設・通信のブイグ(-0.28%)は安い。
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- 2024/11/28 07:52 欧州株式 <IGM>欧州株式 英国は反発 独仏は続落
- <IGM>欧州株式 英国は反発 独仏は続落
27日の欧州株は、英国が反発する一方で独仏は続落した。トランプ関税への警戒感や28日の米祝日前で買いの勢いはなかったものの、英国株は国債利回りの低下を好感する不動産/住建株の好調が目立った。仏株は来週審議される2025年度予算案が成立しないリスクが意識され、独仏10年国債利回りの格差が2012年来最大に広がったことが嫌気された。
英FTSE100は反発し、前日比16.14ポイント(0.20%)高の8274.75で引けた。100銘柄中、上昇は62銘柄、下落は38銘柄であった。電気通信・モバイルマネーサービスのエアテル・アフリカ(+5.16%)は大幅に5日続伸し、FTSE250への降格候補に挙がっている住建ビストリー・グループ(+2.66%)は株価下落による割安感を背景とする買収観測が好感された。不動産ロンドンメトリック・プロパティー(+2.26%)、小売マークス・アンド・スペンサー(+2.24%)、同テスコ(+2.14%)も急伸した。一方、オンライン賭博エンテイン(-2.61%)、製紙・包装DSスミス(-2.02%)は大幅安となり、小売キングフィッシャー(-1.23%)も安い。
独DAX40は続落し、同34.23ポイント(0.18%)安の19261.75で引けた。40銘柄中、上昇は20銘柄、下落は20銘柄であった。ハイテク株や金融株の売りが目立った。オンライン衣料販売ザランド(-2.05%)は大幅に続落し、航空機エンジンMTUエアロエンジンズ(-1.58%)は直近3日間に下落率2位、上昇率トップ、下落率2位と激しい上下動を繰り返している。半導体インフィニオン・テクノロジーズ(-1.41%)、ソフトウェアSAP(-1.37%)、コメルツ銀行(-1.14%)、電力エーオン(-1.00%)も軟調。一方、不動産ヴォノヴィア(+2.93%)は金利先安観で急反発し、消費財ヘンケル(+2.45%)はJPモルガンの投資判断/目標株価引き上げで大幅に5日続伸した。化学品卸売ブレンタグ(+2.14%)も大幅高。
仏CAC40も続落し、同51.48ポイント(0.72%)安の7143.03と8月6日以来の安値で引けた。40銘柄中、上昇は10銘柄、下落は30銘柄であった。保険アクサ(-4.31%)、銀行ソシエテ・ジェネラル(-3.48%)は大幅に続落し、半導体STマイクロエレクトロニクス(-2.37%)は急反落した。ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-2.06%)、ホテルチェーンのアコー(-1.93%)は続落した。一方、航空機エアバス(+1.96%)、前日下落率3位のビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(+1.81%)、小売カルフール(+1.14%)はいずれも反発した。
(経済指標) (発表値)
独12月消費者信頼感指数 -23.3(11月は-18.4)
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- 2024/11/27 17:44 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英は小じっかり、独仏は小甘く始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英は小じっかり、独仏は小甘く始まる
27日の欧州株式市場寄り付きは、英株は小じっかり、独仏株は小甘く始まった。寄り付き後はいずれも動意薄でもみ合いとなっている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.06%高の8,263.80。現在は0.11%高の8,268.01近辺。指数構成全100銘柄中、59銘柄が値上がり、35銘柄が値下がり、6銘柄は変わらず。堅調な通期業績の格安航空のイージージェット(+2.70%)が買われ、鉱業のアングロ・アメリカン(+2.21%)や通信のBTグループ(+1.60%)なども上げている。一方、銀行のバークレイズ(-1.15%)やナットウエスト・グループ(-0.97%)などは下げている。
独DAX40指数は前日比0.20%安の19,257.77で寄り付き、現在は0.37%安の19,224.09近辺。指数構成全40銘柄中、14銘柄が値上がり、24銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。コメルツ銀行(-1.28%)やドイツ銀行(-1.25%)などが売られており、航空用エンジンのMTUエアロ・エンジンズ(-1.14%)も安い。一方、JPモルガンが投資判断、目標株価を引き上げた家庭用品のヘンケル(+2.68%)は買われており、日用品・化粧品のバイヤスドルフ(+1.28%)や不動産のヴォノヴィア(+0.82%)なども上げている。
仏CAC40指数は前日比0.62%安の7,150.02で寄り付き、現在は1.19%安の7,109.25近辺。指数構成全40銘柄中、2銘柄が値上がり、38銘柄が値下がり。コールセンター等カスタマーケアのテレパフォーマンス(-2.83%)や保険のアクサ(-2.35%)、半導体のSTマイクロエレクトロニクス(-2.33%)などが下げている。一方、ビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(+0.63%)や乳製品等食品のダノン(+0.50%)はしっかり。
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- 2024/11/27 07:57 欧州株式 <IGM>欧州株式 4日ぶりに反落 トランプ関税で投資家心理が悪化
- <IGM>欧州株式 4日ぶりに反落 トランプ関税で投資家心理が悪化
26日の欧州株は4日ぶりに反落した。トランプ米次期政権が中国、カナダ、メキシコに追加/高関税を賦課すると表明し、投資家心理が悪化した。欧州諸国への言及はなかったが、自動車株や酒造株などに関税引き上げを警戒する売りが見られる一方、イスラエルのレバノン空爆で防衛関連株は買われた。
英FTSE100は4日ぶりに反落し、前日比33.07ポイント(0.40%)安の8258.61で引けた。100銘柄中、上昇は29銘柄、下落は69銘柄、2銘柄は変わらずであった。保険ビーズリー(-3.57%)はジェフリーズの目標株価引き下げで急落し、資産運用インターミディエート・キャピタル・グループ(-3.48%)、資源商社グレンコア(-2.84%)、鉱業リオ・ティント(-2.47%)、銀行ロイズ・バンキング・グループ(-2.27%)、保険プルデンシャル(-2.10%)も急落した。一方、航空宇宙メルローズ・インダストリーズ(+7.66%)はJPモルガンの目標株価引き上げで大幅に4日続伸し、品質試験インターテック・グループ(+3.32%)は通期業績見通しの上方修正で急伸した。タバコのインペリアル・ブランズ(+1.60%)も堅調。
独DAX40も4日ぶりに反落し、同109.22ポイント(0.56%)安の19295.98で引けた。40銘柄中、上昇は9銘柄、下落は31銘柄であった。自動車株はダイムラー・トラック・ホールディング(-6.01%)、フォルクスワーゲン(-2.38%)、ポルシェ・オートモービル・ホールディング(-2.00%)を筆頭に全面安となった。医薬品バイエル(-5.19%)は2004年8月以来の安値を更新した。郵便ドイツ・ポスト(-1.87%)、オンライン衣料販売ザランド(-1.81%)も安い。一方、前日下落率2位の航空機エンジンMTUエアロエンジンズ(+1.93%)、前日下落率3位の防衛機器・自動車部品ラインメタル(+1.44%)は反発し、通信ドイツ・テレコム(+0.68%)もしっかり。
仏CAC40も4日ぶりに反落し、同62.96ポイント(0.87%)安の7194.51で引けた。40銘柄中、上昇は4銘柄、下落は35銘柄、1銘柄は変わらずであった。自動車ステランティス(-4.78%)、鉄鋼アルセロールミタル(-3.77%)、ビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(-2.30%)が急落した。銀行クレディ・アグリコル(-1.82%)、前日下落率2位の石油トタルエナジーズ(-1.70%)、水・廃棄物処理ヴェオリア・エンバイロンメント(-1.58%)も安い。一方、前日上昇率トップの高級ブランドのケリング(+0.77%)と同LVMH(+0.59%)、前日下落率トップの防衛・電子機器タレス(+0.25%)、前日上昇率2位の半導体STマイクロエレクトロニクス(+0.02%)の4銘柄は上昇した。
(経済指標) (発表値)
なし
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- 2024/11/26 17:40 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも反落して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも反落して始まる
26日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも反落して始まった。前日までの3日続伸後で利食い売りも入りやすい環境下、トランプ次期米大統領が中国からの輸入品に10%の追加関税を、メキシコとカナダからの全ての輸入品に25%の関税を課すと発表したことを受けて、トランプ次期米政権による保護主義的政策への警戒感が強まり売り優勢となっている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.26%安の8,270.11。現在は0.33%安の8,264.48近辺。指数構成全100銘柄中、33銘柄が値上がり、63銘柄が値下がり、4銘柄は変わらず。2025年度の利益の伸びが予想より弱いとの見通しを示した食品サービスのコンパス・グループ(-2.98%)が売られており、酒造のディアジオ(-2.48%)や鉱業のアングロ・アメリカン(-1.64%)なども下げている。一方、JPモルガンが目標株価を引き上げたエンジニアリング企業等投資会社のメルローズ・インダストリーズ(+8.31%)は大幅高。
独DAX40指数は前日比0.49%安の19,309.16で寄り付き、現在は0.60%安の19,288.36近辺。指数構成全40銘柄中、4銘柄が値上がり、36銘柄が値下がり。トランプ次期米政権による関税引き上げへの警戒で商用車のダイムラー・トラック・ホールディングス(-4.27%)や自動車のフォルクスワーゲン(-2.77%)、ポルシェ・オートモービル・ホールディング(-2.23%)などが売られている。一方、防衛・自動車部品のラインメタル(+1.44%)や航空用エンジンのMTUエアロ・エンジンズ(+1.29%)などはしっかり。
仏CAC40指数は前日比0.77%安の7,201.65で寄り付き、現在は0.71%安の7,205.72近辺。指数構成全40銘柄中、2銘柄が値上がり、37銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。自動車のステランティス(-5.78%)やルノー(-1.85%)、鉄鋼のアルセロール・ミタル(-3.52%)、銀行のクレディ・アグリコル(-1.86%)などが下げている。一方、航空宇宙・防衛関連のタレス(+0.28%)や通信のオランジュ(+0.25%)などは上げている。
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- 2024/11/26 07:52 欧州株式 <IGM>欧州株式 3日続伸 米財務長官人事や中東のリスク緩和期待で
- <IGM>欧州株式 3日続伸 米財務長官人事や中東のリスク緩和期待で
25日の欧州株は3日続伸した。米次期政権の財務長官にベッセント氏が指名され、高関税政策への警戒感が和らいだことや、イスラエルとヒズボラが停戦合意に近づいているとの報道が好感された。地政学的リスクの緩和で防衛関連株は売られた。
英FTSE100は3日続伸し、前日比29.60ポイント(0.36%)高の8291.68と10月22日以来の高値で引けた。100銘柄中、上昇は73銘柄、下落は26銘柄、1銘柄は変わらずであった。22日にかけた3日間で20%近く暴落したJDスポーツファッション(+9.99%)はその半分近くを取り戻した。オンライン賭博エンテイン(+5.56%)、格安航空イージージェット(+4.22%)、住建バラット・レッドロウ(+3.70%)、保険プルデンシャル(+3.43%)、航空インターナショナル・エアラインズ・グループ(+3.09%)も大幅高となった。一方、小売キングフィッシャー(-13.26%)は第3四半期売上高が予想に届かず、通期利益予想の上限を下方修正したことが嫌気され、7月4日以来の水準に急反落した。鉱業フレスニロ(-2.99%)急落し、防衛・航空宇宙BAEシステムズ(-2.70%)はドイツ銀行の目標株価引き上げにもかかわらず大幅安となった。
独DAX40も3日続伸し、同82.61ポイント(0.43%)高の19405.20で引けた。40銘柄中、上昇は33銘柄、下落は7銘柄であった。スポーツ用品アディダス(+3.17%)、自動車ポルシェ(+2.77%)と同BMW(+2.21%)、医療機器ザルトリウス(+2.65%)はいずれも大幅に続伸した。発送電技術シーメンス・エナジー(+1.86%)、総合テクノロジーのシーメンス(+1.84%)も続伸した。一方、前日下落率2位のコメルツ銀行(-5.02%)は、株式取得を働きかけられている伊ウニクレディト銀行が伊バンコBMPに対する買収提案を行ったことを嫌気した。航空機エンジンMTUエアロエンジンズ(-2.39%)は急反落し、防衛機器・自動車部品ラインメタル(-1.62%)も安い。
仏CAC40も3日続伸し、同2.46ポイント(0.03%)高の7257.47で引けた。40銘柄中、上昇は18銘柄、下落は22銘柄であった。高級ブランドのケリング(+5.52%)と同エルメス・インターナショナル(+2.52%)、半導体STマイクロエレクトロニクス(+4.44%)、酒造ペルノ・リカール(+2.83%)、ホテルチェーンのアコー(+2.52%)、前日上昇率2位の自動車ステランティス(+2.27%)は大幅高となった。一方、防衛・電子機器タレス(-4.25%)は連日の下落率トップとなり、3月11日以来の水準に大幅続落した。石油トタルエナジーズ(-2.12%)、電気・ガスのエンジー(-1.40%)も軟調。
(経済指標) (発表値)
独11月IFO企業景況感指数 85.7(10月は86.5)
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- 2024/11/25 18:05 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも続伸して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも続伸して始まる
25日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも続伸して始まった。22日の米株高の流れに追随し、買いが先行。時間外取引で米株価指数先物が上昇し、米長期金利が低下していることも、追い風となっている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.72%高の8,300.75。現在は0.32%高の8,288.50近辺。指数構成全100銘柄中、77銘柄が値上がり、21銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。個別では、スポーツウェア等小売りのJDスポーツ・ファッション(+3.47%)や害虫駆除のレントキル・イニシャル(+2.39%)、鉱業のアングロ・アメリカン(+1.86%)などが上昇。一方、DIYチェーン小売りのキングフィッシャー(-13.12%)は急落。貴金属のフレスニーヨ(-2.50%)や工業機械、機器のディプロマ(-1.03%)も下落している。
独DAX40指数は前日比0.72%高の19,462.24で寄り付き、現在は0.55%高の19,412.05近辺。指数構成全40銘柄中、35銘柄が値上がり、5銘柄が値下がり。個別では、自動車のポルシェ(+2.44%)や同BMW(+1.78%)、スポーツ用品のアディダス(+2.17%)などが堅調。一方、コメルツ銀行(-5.79%)や商用車のダイムラー・トラック・ホールディングス(-0.49%)、化学のシムライズ(-0.33%)は軟調に推移している。
仏CAC40指数は前日比1.03%高の7,329.48で寄り付き、現在は0.63%高の7,300.37近辺。指数構成全40銘柄中、28銘柄が値上がり、12銘柄が値下がり。個別では、ファッション・アパレルのケリング(+4.16%)や酒造のペルノ・リカール(+2.68%)、半導体のSTマイクロエレクトロニクス(+2.84%)などが上昇。一方、航空宇宙・防衛関連のタレス(-2.16%)や銀行のソシエテ・ジェネラル(-1.14%)、保険のアクサ(-1.06%)などは下落している。
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- 2024/11/25 07:37 欧州株式 <IGM>欧州株式 続伸 通貨安や金利先安観が追い風
- <IGM>欧州株式 続伸 通貨安や金利先安観が追い風
22日の欧州株は続伸した。英欧の11月製造業/サービス業景気指数(速報値)が悲観的な景気見通しを後押しする弱い内容となり、英国株は英10月小売売上高も市場予測を下回ったことによるポンド安が業績の追い風になる輸出関連株の買い、独仏株は金利先安観を好感する不動産株などの買いが目立った。米国株の続伸も投資家心理を押し上げた。
英FTSE100は続伸し、前日比112.81ポイント(1.38%)高の8262.08で引けた。100銘柄中、上昇は88銘柄、下落は11銘柄、1銘柄は変わらずであった。専門的技術製品・サービスのディプロマ(+5.78%)、蒸気システムのスパイラックス・サーコ・エンジニアリング(+4.30%)、医薬品ヒクマ・ファーマシューティカルズ(+4.17%)、同アストラゼネカ(+4.10%)、航空宇宙メルローズ・インダストリーズ(+3.66%)、不動産ブリティッシュ・ランド(+3.36%)が大幅高となった。一方、銀行ナットウエスト・グループ(-2.45%)と同バークレイズ(-2.08%)は弱い指標発表で高まった金利先安観が嫌気され、前日下落率トップのJDスポーツファッション(-2.08%)は3日間で19.9%安と暴落した。
独DAX40も続伸し、同176.42ポイント(0.92%)高の19322.59で引けた。40銘柄中、上昇は36銘柄、下落は4銘柄であった。オンライン衣料販売ザランド(+6.36%)、不動産ヴォノヴィア(+4.76%)は急伸し、前日下落率トップの化学品卸売ブレンタグ(+4.41%)はベレンベルグの投資判断/目標株価引き上げで急反発した。電力エーオン(+3.57%)、医療機器ザルトリウス(+3.48%)、半導体インフィニオン・テクノロジーズ(+3.23%)も大幅高となった。ドイツ銀行(-2.86%)、コメルツ銀行(-1.54%)、航空機エアバス(-1.13%)、自動車BMW(-0.21%)の4銘柄が下げた。
仏CAC40も続伸し、同41.69ポイント(0.58%)高の7255.01で引けた。40銘柄中、上昇は27銘柄、下落は12銘柄、1銘柄は変わらずであった。商業用不動産ウニベイル・ロダムコ(+3.14%)、自動車ステランティス(+2.89%)、医薬品サノフィ(+2.53%)、前日下落率3位のメディアのヴィヴェンディ(+2.24%)、広告ピュブリシス(+2.14%)は急伸した。一方、防衛・電子機器タレス(-2.85%)は英仏当局が贈収賄疑惑で調査との報道が嫌気された。銀行ソシエテ・ジェネラル(-2.59%)と同BNPパリバ(-2.23%)も大幅安。
(経済指標) (発表値)
英10月小売売上高・前月比 -0.7%(9月は+0.1%)
英11月製造業景気指数(速報値) 48.6(10月は49.9)
英11月サービス業景気指数(速報値) 50.0(10月は52.0)
独11月製造業景気指数(速報値) 43.2(10月は43.0)
独11月サービス業景気指数(速報値) 49.4(10月は51.6)
仏11月製造業景気指数(速報値) 43.2(10月は44.5)
仏11月サービス業景気指数(速報値) 45.7(10月は49.2)
ユーロ圏11月製造業景気指数(速報値) 45.2(10月は46.0)
ユーロ圏11月サービス業景気指数(速報値) 49.2(10月は51.6)
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- 2024/11/22 17:38 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも続伸して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも続伸して始まる
22日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも続伸して始まった。21日に上昇した米株式相場は、直近の時間外取引でも小じっかりに推移しており、欧州株にも底堅さをもたらしている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.72%高の8,208.34。現在は0.65%高の8,202.55近辺。指数構成全100銘柄中、92銘柄が値上がり、7銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。金鉱のエンデバー・マイニング(+1.86%)や蒸気システムのスパイラックス・グループ(+1.84%)、小売等のJセインズベリー(+1.70%)などが上げている。一方、銀行のバークレイズ(-1.08%)やスポーツウェア等小売りのJDスポーツ・ファッション(-0.76%)などは下げている。
独DAX40指数は前日比0.49%高の19,240.23で寄り付き、現在は0.51%高の19,243.31近辺。指数構成全40銘柄中、38銘柄が値上がり、1銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。ベレンベルクが投資判断、目標株価を引き上げた化学品卸売のブレンタグ(+3.13%)が買われており、医薬品製造機器のザルトリウス(+2.30%)やオンライン衣料販売のザランド(+1.55%)なども高い。一方、自動車のポルシェ(-0.35%)やハノーバー再保険(-0.12%)などは下げている。
仏CAC40指数は前日比0.52%高の7,250.64で寄り付き、現在は0.53%高の7,251.53近辺。指数構成全40銘柄中、37銘柄が値上がり、3銘柄が値下がり。半導体のSTマイクロエレクトロニクス(+1.80%)やファッション・アパレルのケリング(+1.30%)、コールセンター等カスタマーケアのテレパフォーマンス(+1.22%)などが上げている。一方、英仏当局が贈収賄容疑で調査中と伝えられた航空宇宙・防衛関連のタレス(-3.90%)は売られている。
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- 2024/11/22 07:54 欧州株式 <IGM>欧州株式 反発 保険株やウクライナ情勢緊迫化で防衛株が堅調
- <IGM>欧州株式 反発 保険株やウクライナ情勢緊迫化で防衛株が堅調
21日の欧州株は反発した。前日のエヌビディアの決算発表を無事に通過したことや、保険株さらにはウクライナ情勢の一段の緊迫を受けた防衛関連株の買いが、地政学的リスクの増幅による投資家心理の押し下げ分を上回った。
英FTSE100は3日ぶりに反発し、前日比64.20ポイント(0.79%)高の8149.27で引けた。100銘柄中、上昇は78銘柄、下落は20銘柄、2銘柄は変わらずであった。ヘルス・安全装置ハルマ(+5.72%)は上半期売上高が10億ポンドとなり、中間配当を7%増やした。保険ビーズリー(+3.61%)、航空機エンジンのロールス・ロイス(+2.78%)、4日間で17.2%安となっていた雑貨小売B&Mヨーロピアン・バリュー・リテール(+2.70%)、小売マークス・アンド・スペンサー(+2.45%)も急伸した。一方、JDスポーツファッション(-15.50%)は通期利益が予想レンジの下限にとどまるとしたことが嫌気され、2022年10月以来の水準に急落した。携帯電話ボーダフォン(-3.31%)と電気・ガスのナショナル・グリッド(-1.89%)は配当落ちで下げた。
独DAX40は5日ぶりに反発し、同141.39ポイント(0.74%)高の19146.17で引けた。40銘柄中、上昇は21銘柄、下落は19銘柄であった。発送電技術シーメンス・エナジー(+3.62%)、前日上昇率3位のバイオテクノロジーのキアゲン(+3.55%)、ハノーバー再保険(+2.55%)、保険アリアンツ(+2.03%)が大幅高となり、ミュンヘン再保険(+1.92%)、ソフトウェアSAP(+1.88%)も堅調。一方、前日上昇率トップの化学品卸売ブレンタグ(-2.26%)は急反落し、自動車ポルシェ(-1.92%)、自動車部品コンチネンタル(-1.51%)も軟調。
仏CAC40は3日ぶりに反発し、同14.87ポイント(0.21%)高の7213.32で引けた。40銘柄中、上昇は23銘柄、下落は16銘柄、1銘柄は変わらずであった。電機シュナイダー・エレクトリック(+1.39%)、航空機エアバス(+1.20%)、前日上昇率3位のビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(+1.09%)、広告ピュブリシス(+0.97%)、化粧品ロレアル(+0.84%)、前日上昇率トップのバウチャー発行サービスのエデンレッド(+0.82%)が上昇した。一方、高級ブランドのケリング(-3.02%)は2017年2月以来の安値を更新し、建設・メディア・通信ブイグ(-1.17%)、メディアのヴィヴェンディ(-1.05%)も軟調。
(経済指標) (発表値)
なし
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- 2024/11/21 17:44 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独は小幅高、仏は小幅下落して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独は小幅高、仏は小幅下落して始まる
21日の欧州株式市場寄り付きは、英独株は小幅高、仏株は小幅下落して始まった。いずれも前日の相場続落後で押し目買いが入っているが、ウクライナを巡る地政学的リスクの高まりへの警戒は根強く上値は重い。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.11%高の8,093.70。現在は0.22%高の8,103.23近辺。指数構成全100銘柄中、73銘柄が値上がり、27銘柄が値下がり。上半期の良好な業績と増配を発表したヘルス・安全装置関連のハルマ(+9.91%)が大幅高。格安航空のイージージェット(+1.51%)や工業機械、機器のディプロマ(+1.16%)なども上げている。一方、第3四半期の売上が低迷し、通期業績見通しを引き下げたスポーツウェア等小売りのJDスポーツ・ファッション(-12.44%)は大幅安。通信のボーダフォングループ(-1.99%)や送電のナショナル・グリッド(-1.51%)なども下げている。
独DAX40指数は前日比0.30%高の19,060.92で寄り付き、現在は0.16%高の19,035.06近辺。指数構成全40銘柄中、21銘柄が値上がり、18銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。バイオテクノロジーのキアゲン(+2.52%)や防衛・自動車部品のラインメタル(+1.95%)などが高い。一方、自動車のポルシェ(-2.06%)やBMW(-0.99%)などは下げている。
仏CAC40指数は前日比0.18%安の7,185.20で寄り付き、現在は0.21%安の7,183.32近辺。指数構成全40銘柄中、15銘柄が値上がり、23銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。ファッション・アパレルのケリング(-1.72%)や自動車のステランティス(-1.33%)、コールセンター等カスタマーケアのテレパフォーマンス(-1.14%)などが安い。一方、航空宇宙・防衛関連のタレス(+0.56%)やビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(+0.31%)などはしっかり。
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