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  • 2024/4/26 15:20 <NQN>◇東証大引け 日経平均、反発 日銀維持に反応 不動産が上昇
    <NQN>◇東証大引け 日経平均、反発 日銀維持に反応 不動産が上昇
     26日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、終値は前日比306円28銭(0.81%)高の3万7934円76銭だった。日銀が26日まで開いた金融政策決定会合で政策の現状維持を決め、緩和的な金融環境が当面継続するとみた海外勢などからの買いが優勢だった。日経平均は前日に831円安と大きく下げた後の自律反発を狙った買いも入りやすかった。
     
     昼休み時間中に日銀会合の結果が発表され、日経平均は株価指数先物主導で後場寄り直後に上げ幅を470円近くまで拡大した。日銀は追加利上げを見送り、長期国債の買い入れについても現状維持とした。政策金利の据え置きは市場予想通りだが、直前には国債買い入れの減額などを巡る思惑も浮上していただけに、それまで買いを手控えていた海外短期筋が買いを強めるきっかけになった。経済・物価情勢の展望(展望リポート)では「当面、緩和的な金融環境が継続する」との考えを示し、これに反応した買いも入りやすかった。

     短期筋の買いが一巡すると日経平均はいったん230円高程度まで伸び悩む場面もあったが、国内債券市場で長期金利が上昇幅を縮小したことを支えに、再び強含む展開となった。不動産株の上昇が目立った。

     米長期金利の上昇基調が強まるなかで、外国為替市場では日米金利差を見込んだ円安・ドル高が一段と加速した。会合後に1ドル=156円台前半まで円が下落するとホンダやマツダなど自動車株の一角への買いが強まる場面があった。ただ、トヨタは上値の重さが目立つなど円安を好感した買いはまちまちだった。

     円安加速で輸入物価が一段と上昇し、インフレ圧力が強まるという見方も多い。日銀の展望リポートでは、初めてまとめた2026年度の消費者物価指数(CPI)の前年度比上昇率見通しは変動の大きい生鮮食品を除いて1.9%とした。24年度は2.4%から2.8%、25年度も1.8%から1.9%に引き上げた。「6月か7月会合での追加利上げに向けた地ならし」として受け止める向きもあった。

     東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は22.95ポイント(0.86%)高の2686.48だった。JPXプライム150指数も反発し、11.06ポイント(0.96%)高の1165.34で終えた。

     東証プライムの売買代金は概算で4兆9674億円、売買高は18億6122万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1189と全体の約7割だった。値下がりは420、横ばいは42だった。

     東エレク、ソフトバンクグループ(SBG)、ダイキン、第一三共が上昇した。一方、信越化、ディスコ、デンソー、ジェイテクトが下落した。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/26 14:07 <NQN>◇東証14時 日経平均、再び400円高 国内金利の上昇幅縮小が支え
    <NQN>◇東証14時 日経平均、再び400円高 国内金利の上昇幅縮小が支え
     26日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は再び上げ幅を拡大し、前日比410円ほど高い3万8040円近辺で推移している。日銀が金融政策決定会合で現状維持を決めた後、国内の債券市場で長期金利の上昇幅が縮小したのを支えに堅調な動きとなっている。日経平均は13時過ぎには230円高ほどまで伸び悩んだが、足元では再び海外勢などの買いが強まっている。金利上昇が逆風になりやすいとされる三井不など不動産株が一段高となっている。

     外国為替市場で円相場は1ドル=156円台前半まで下落している。ホンダやマツダが強含む一方で、トヨタは後場寄り直後につけたきょうの高値からは伸び悩むなど円安を好感した買いはまちまちだ。

     14時現在の東証プライムの売買代金は概算で3兆1345億円、売買高は11億7352万株だった。
     
     東エレク、ソフトバンクグループ(SBG)、アドテスト、レーザーテクが高い。一方、信越化、ディスコ、ジェイテクト、ネクソンが安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/26 12:57 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均、400円高後に伸び悩む 日銀は現状維持
    <NQN>◇東証後場寄り 日経平均、400円高後に伸び悩む 日銀は現状維持
     26日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は上げ幅を拡大し、前日比270円ほど高い3万7900円近辺で推移している。日銀は26日まで開いた金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決め、追加利上げを見送った。据え置きは市場予想通りだが、直前には国債買い入れの減額などを巡る思惑も浮上していただけに、買いを手控えていた海外短期筋が先物買いを強めたことに歩調を合わせて、現物株の上昇も強まり一時は470円近く上昇した。

     会合結果を受けて外国為替市場で円相場は一時、1ドル=156円台に下落した。トヨタなどは後場寄りにやや上げ幅を拡大した。前場に堅調だった三菱UFJなどメガバンク株は下落に転じる場面があった。

     短期筋の買い一巡後、日経平均は上げ幅を300円未満に縮小して、3万7900円台に押し戻されている。展望リポートでは、初めてまとめた2026年度の消費者物価(CPI)の前年度比上昇率は変動の大きい生鮮食品を除いて1.9%とした。24年度は2.4%から2.8%、25年度も1.8%から1.9%に引き上げ、「6月か7月会合での追加利上げに向けた地ならし」として受け止める向きもある。

     前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約105億円成立した。

     12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆4056億円、売買高は9億17万株だった。

     東エレク、ソフトバンクグループ(SBG)、ダイキン、アドテストが高い。一方、信越化、ディスコ、セコム、富士通が安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/26 11:42 <NQN>◇東証前引け 日経平均、反発 国内長期金利にらみで売買交錯
    <NQN>◇東証前引け 日経平均、反発 国内長期金利にらみで売買交錯
     26日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、午前終値は前日比151円87銭(0.40%)高の3万7780円35銭だった。前日に831円安と、大幅に下げた反動で自律反発を狙った短期筋の買いが相場を押し上げた。もっとも、日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えて、国内長期金利が上昇する局面では株売りに押されて日経平均は下落に転じる場面もあった。

     午前の東京株式市場は国内長期金利にらみの展開となった。日銀の金融政策決定会合を巡って時事通信が25日夜に「国債買い入れ縮小の方法を検討することが明らかになった」と報じた。買い入れ減額への思惑が広がるなかで朝方の国内債券市場では長期金利が0.930%と、2023年11月以来の高水準を付ける場面があった。金利上昇への警戒感から日経平均は80円近く下げる場面もあった。その後は長期金利の上昇が一服すると、目先の上昇を狙った株買いが増えて日経平均も11時過ぎには一時200円超上昇した。

     足元で円安・ドル高が加速するなか、日銀会合でなんらかの政策修正があるとの観測が株式市場で広がっている。海外勢を中心とした短期筋を除けば様子見の投資家も多かったとみられる。

     前日の米半導体関連株が上昇した流れで東エレクや、きょう大引け後に決算発表を控えるアドテストが上昇した。だが、米インテルは決算内容が市場予想に届かなかったことで時間外取引で急落しているとあって、半導体関連を積極的に買う展開にはならなかった。金利上昇の恩恵を受けやすいとされる保険や銀行株の上昇が目立った。

     共同通信などは「自民党は、所得に応じて徴収される医療や介護の保険料の算定に株式配当などの金融所得を反映する仕組みの徹底に向けた議論を始めた」と伝えた。個人投資家による現物株式の買越額は4月第3週に9085億円と週間ベースで過去最高を更新。新NISA(少額投資非課税制度)経由のマネー流入も指摘される。具体的な議論はこれからだが、金融所得によって保険料が増えることになれば個人投資家の心理を萎縮させかねないとして懸念する声も市場では出ていた。
     
     東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引けは9.54ポイント(0.36%)高の2673.07だった。JPXプライム150指数も反発した。

     前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆77億円、売買高は7億4752万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は704、値下がりは879、横ばいは66だった。

     ソフトバンクグループ(SBG)、第一三共、ダイキンが上昇した。一方、信越化、中外薬、テルモ、エムスリーが下落した。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/26 10:18 <NQN>◇東証10時 日経平均、前日終値を挟んだ動き 「金融所得で保険料増」に懸念の声も
    <NQN>◇東証10時 日経平均、前日終値を挟んだ動き 「金融所得で保険料増」に懸念の声も
     26日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日終値(3万7628円48銭)を挟んだ動きとなっている。値がさ株の一角に引き続き買いが入っているが、朝方からは勢いが鈍っており、日経平均の上昇も限られている。80円近く下げる場面もあった。日銀の金融政策決定会合を巡っては時事通信が25日夜に「国債買い入れ縮小の方法を検討することが明らかになった」と報じた。買い入れ減額への思惑が広がるなかで手控えムードが強まっている。

     共同通信などは「自民党は、所得に応じて徴収される医療や介護の保険料の算定に株式配当などの金融所得を反映する仕組みの徹底に向けた議論を始めた」とも伝えている。個人投資家による現物株式の買越額は4月第3週に9085億円と週間ベースで過去最高を更新していた。新NISA(少額投資非課税制度)経由のマネー流入も指摘されている。具体的な議論はこれからだが、金融所得によって保険料が増えることになれば個人投資家の心理を萎縮させかねないとして懸念する声も市場では出ていた。

     10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆2379億円、売買高は4億6264万株だった。

     東エレク、ダイキン、キーエンス、第一三共が高い。一方、信越化、中外薬、エムスリー、ディスコが安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/26 09:22 <NQN>◇東証寄り付き 日経平均、朝高後に一時下げ 日銀会合にらみでリスク取りづらく
    <NQN>◇東証寄り付き 日経平均、朝高後に一時下げ 日銀会合にらみでリスク取りづらく
     26日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反発で始まり、前日に比べ50円ほど高い3万7600円台後半で推移している。前日に831円安と、大幅に下げた反動で自律反発を狙った短期筋の買いが先行している。ファストリなど値がさ株の一角が上昇している。前日の米株式市場で半導体関連銘柄が上昇したのも支えに東エレクや、きょう大引け後に決算発表を控えているアドテストに買いが先行している。

     日経平均は寄り付き直後に上げ幅を160円近くまで広げる場面があったが、その後は伸び悩んで下げに転じる場面もあった。きょうは日銀の金融政策決定会合の結果発表を控える。国内の債券市場では長期金利が0.930%と、2023年11月以来の高水準を付ける場面があった。日銀が国債買い入れの減額を検討するとの観測が浮上し、金利には上昇圧力がかかっている。積極的な運用リスクは取りづらく、日経平均の上値は限定的となっている。

     東証株価指数(TOPIX)は前日終値を挟んだ動きとなっている。

     ソフトバンクグループ(SBG)、ダイキン、キーエンスが高い。一方、信越化、中外薬、デンソー、エムスリーが安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/25 15:14 <NQN>◇東証大引け 日経平均は4日ぶり反落 831円安、利益確定売りや業績懸念で
    <NQN>◇東証大引け 日経平均は4日ぶり反落 831円安、利益確定売りや業績懸念で
     25日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反落し、終値は前日比831円60銭(2.16%)安の3万7628円48銭だった。前日に907円高と急伸していた反動で、利益確定や戻り待ちの売りが優勢だった。国内外で決算発表シーズンに入ったが、一部の主要企業の決算内容が振るわないことが株売りに拍車をかけた。外国為替市場で急速に円安・ドル高が進行するなか、26日に日銀の金融政策決定会合の結果発表を控え、手じまい売りも出やすかった。

     24日に決算を発表したファナックやキヤノンなどが大幅安となり、主要企業全体の業績懸念に波及した。ファナックは2025年3月期の減収減益見通しを示し、市場予想も下回った。キヤノンは24年1~3月期の連結営業利益が4年ぶりに減益となった。海外では、フェイスブックを運営する米メタが24日発表した業績見通しが市場予想を下回ったことで同日の時間外取引で株価が急落。日本時間25日の取引で米株価指数先物が軟調に推移し、日本株にも売りが波及した。

     市場では「これまで日本株は円安・ドル高基調の継続などを理由に堅調な企業業績が続くとの期待を先行して織り込んで上昇してきただけに、今期業績予想がさえない企業が増えるようなら、当面の株価は軟調に推移する可能性が高い」(T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジスト兼ファンドマネジャー)との声が聞かれた。

     東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反落した。終値は47.20ポイント(1.74%)安の2663.53だった。JPXプライム150指数も4営業日ぶりに反落し、19.16ポイント(1.63%)安の1154.28で終えた。

     東証プライムの売買代金は概算で3兆9669億円、売買高は15億9431万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1389。値上がりは234、横ばいは28だった。

     ファストリやソフトバンクグループ(SBG)など値がさ株が安い。東エレクや信越化など半導体関連株の下げも目立った。中外薬やトヨタ、日立建機が売られた。一方、エーザイや第一三共が高い。アルプスアルやダイキンのほか、ニチレイが上昇した。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/25 14:17 <NQN>◇東証14時 日経平均、下げ幅800円超に拡大 海外短期筋が先物売り
    <NQN>◇東証14時 日経平均、下げ幅800円超に拡大 海外短期筋が先物売り
     25日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を拡大し、前日比820円ほど安い3万7600円台前半ときょうの安値をつけた。特に目新しい売り材料は伝わっていないが、前日の大幅高の反動による戻り待ちの売りや利益確定目的の売りが続いている。主要企業の業績懸念が広がるなかで積極的な押し目買いも入りにくく、外国為替市場での急速な円安・ドル高進行への警戒感も強い。

     市場では「日本時間今晩の米株式相場の下落を見越し、海外短期筋などが株価指数先物に断続的に売りを出している」(国内運用会社)との見方もあった。あす26日に予定される日銀の金融政策決定会合の結果発表を前に、投資家がこれまで積み上げてきた買い持ち高を解消しているとの声も出ていた。

     14時現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆7012億円、売買高は10億7740万株だった。

     ファストリや東エレク、信越化が下げ幅拡大。アドテストやソフトバンクグループ(SBG)が引き続き安い。ファナックやキヤノン、トヨタが売られた。一方、第一三共が堅調。エーザイや明治HDが上昇した。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/25 13:00 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は一段安 米株安を警戒、日銀会合も見極め
    <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は一段安 米株安を警戒、日銀会合も見極め
     25日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は一段安。前日比750円ほど安い3万7700円台前半ときょうの安値圏で推移している。下げ幅は一時800円に迫った。朝方から戻り待ちの売りや利益確定目的の売りが幅広い銘柄に膨らんでいる。日本時間25日午後の取引で米株価指数先物が軟調に推移しており、日本時間今晩の米株式相場の下落を警戒した売りも株安に拍車をかけている。

     25日の東京外国為替市場で円相場は1ドル=155円台半ばまで下落し、34年ぶりの円安・ドル高水準をつけた。一方的な円安に対し、足元では輸出企業の採算改善期待よりも、過度な円安による経済などへのデメリットを懸念する雰囲気も広がっているようだ。あす26日に日銀の金融政策決定会合の結果発表を控え、手じまい売りも出やすくなっている。

     前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約90億円成立した。12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆1966億円、売買高は8億8054万株だった。

     キヤノンが下げ幅を拡大した。ファストリやソフトバンクグループ(SBG)など値がさ株が安い。東エレクやアドテスト、信越化など半導体関連株の下げも目立つ。中外薬やファナックも売られた。一方、エーザイが高い。アルプスアルや東ガス、帝人が上昇した。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/25 11:52 <NQN>◇東証前引け 日経平均は反落、641円安 国内外で企業業績に不透明感
    <NQN>◇東証前引け 日経平均は反落、641円安 国内外で企業業績に不透明感
     25日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落し、前引けは前日比641円97銭(1.67%)安の3万7818円11銭だった。前日の日経平均が907円高と急伸していたため、戻り待ちの売りや利益確定目的の売りが優勢だった。国内外で決算発表シーズンに入ったが、一部の主要企業に低調な決算内容がみられ、企業業績全体への警戒感が株売りを促した。外国為替市場で円相場が1ドル=155円台と約34年ぶりの円安・ドル高水準をつけたが、輸出関連株への買いは特に目立たなかった。日経平均の下げ幅は一時700円を超えた。

     24日に決算を発表したファナックやキヤノンが大幅安となり、国内企業業績の不透明感が強まった。ファナックは2025年3月期(今期)の減収減益見通しを示し、市場予想平均も下回った。キヤノンは24年1~3月期の連結営業利益(米国会計基準)が4年ぶりに減益となった。

     フェイスブックを運営する米メタが現地時間24日に発表した業績見通しが市場予想を下回り、メタ株は同日の時間外取引で一時約2割下落した。日本時間25日午前の取引で米ナスダック100指数の先物が大きく下げ、25日の米株式相場の下落懸念も重荷となった。

     市場では「前日は米テスラ株の時間外取引における上昇を手がかりに買いが買いを呼び、日経平均は急伸したが、期待先行の面が大きかっただけに、今日はその反動で売りが売りを呼ぶ展開となっている」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との声が聞かれた。

     東証株価指数(TOPIX)は反落した。前引けは34.00ポイント(1.25%)安の2676.73だった。JPXプライム150指数も反落し、14.87ポイント(1.27%)安の1158.57で前場を終えた。

     前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆9818億円、売買高は7億9020万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1268。値上がりは339、横ばいは44だった。

     ファストリやソフトバンクグループ(SBG)など値がさ株が安い。東エレクやアドテスト、信越化など半導体関連株の下げも目立った。トヨタや中外薬、コマツも売られた。一方、エーザイやアルプスアルが高い。ニチレイやヤマトHDも上昇した。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/25 10:11 <NQN>◇東証10時 日経平均、安値圏で一進一退 業績懸念も重荷に
    <NQN>◇東証10時 日経平均、安値圏で一進一退 業績懸念も重荷に
     25日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は安値圏での一進一退。前日比500円ほど安い3万7900円台半ばでの値動きとなっている。引き続き、前日に日経平均が急伸した反動の売りに押されている。決算発表シーズンに入ったが、一部の主要企業に低調な決算内容がみられていることも売りを促している。チャート分析上で中期トレンドを示す75日移動平均(24日時点、3万8065円)を再び割り込んでおり、株価の先行きに改めて弱気な見方が広がっている。

     10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆2283億円、売買高は4億9492万株だった。

     ファストリやソフトバンクグループ(SBG)など値がさ株が安い。ファナックやキヤノン、中外薬など前日に決算を発表した銘柄の一角も下げが目立つ。東エレクや信越化、アドテストなど半導体関連株も売られた。一方、エーザイが高い。セブン&アイや旭化成、東ガスが上昇した。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/25 09:22 <NQN>◇東証寄り付き 日経平均反落、下げ幅500円超 前日急伸の反動で
    <NQN>◇東証寄り付き 日経平均反落、下げ幅500円超 前日急伸の反動で
     25日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落で始まり、前日に比べ470円ほど安い3万7900円台後半で推移している。下げ幅は一時500円を超え、心理的節目の3万8000円を割り込んだ。前日の日経平均が907円高と急伸していたため、戻り待ちの売りや利益確定目的の売りが先行している。前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が小幅ながら5営業日ぶりに反落したことも重荷となった。

     前日24日に決算を発表したファナックやキヤノンが大幅安となっており、日経平均の押し下げ要因となっている。ファナックは2025年3月期(今期)の減収減益見通しを示し、市場予想平均も下回った。キヤノンは24年1~3月期の連結営業利益(米国会計基準)が4年ぶりに減益となった。主要企業の決算発表の本格化を前に、業績懸念の高まりも売りを促している。

     外国為替市場では円相場が1ドル=155円台と34年ぶりの円安・ドル高水準で推移している。この水準では当局による円買い介入の可能性が強く意識されやすい。日銀の金融政策決定会合の結果発表を26日に控えていることもあって、円安を好感する動きは限られている。

     東証株価指数(TOPIX)は反落している。

     ファストリや安川電が安い。東エレクやアドテスト、信越化など半導体関連株の下げも目立つ。一方、エーザイやアステラスが高い。富士電機や東ガス、旭化成が上昇した。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/24 15:28 <NQN>◇東証大引け 日経平均は3日続伸 3万8000円台回復、半導体関連に買い
    <NQN>◇東証大引け 日経平均は3日続伸 3万8000円台回復、半導体関連に買い
     24日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、終値は前日比907円92銭(2.42%)高の3万8460円08銭だった。終値での3万8000円台回復は18日以来。中東情勢への警戒感が和らいだことや米長期金利の上昇一服で前日の米株式相場が上昇し、東京市場でも幅広い銘柄に買いが入った。半導体関連を中心にハイテクのグロース(成長)株の上昇が目立ち、日経平均は取引終了にかけ上げ幅を広げ、この日の高値で終えた。

     中東情勢ではイスラエルとイランの双方が攻撃に抑制的な姿勢をみせている。23日発表の4月の米購買担当者景気指数(PMI)が前月から低下し米国のインフレ再加速への懸念を高める結果ではなかったとの見方から米長期金利が低下し投資家心理が上向いた。半導体関連銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2%高となり、東京市場でも半導体関連に買いが入った。東エレクは7%高となり、1銘柄で日経平均を200円あまり押し上げた。 外国為替市場で円相場が1ドル=154円台後半と円安基調が続いていることも支えとなり、輸出採算の改善に期待した買いもトヨタなど輸出株に入った。

     米テスラが23日に発表した2024年1~3月期決算は売上高や1株利益が市場予想を下回った。一方、低価格な新製品の開発などのてこ入れ策を示したことで、同日の時間外取引でテスラ株は急伸した。東海東京インテリジェンス・ラボの沢田遼太郎シニアアナリストは「日本時間今夜の米株式市場でテスラ株が急伸するとの期待が、日本のハイテク株の上昇につながった」とみていた。

     東証株価指数(TOPIX)は3日続伸し、終値は44.50ポイント(1.67%)高の2710.73だった。JPXプライム150指数も3日続伸し、23.86ポイント(2.08%)高の1173.44で終えた。

     東証プライムの売買代金は概算で4兆5513億円、売買高は17億4055万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1195。値下がりは402、横ばいは55だった。

     ルネサスや信越化、HOYA、三井物、東京海上、ニコンが買われた。一方、IHIやオービック、レゾナックは売られた。 

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/24 14:17 <NQN>◇東証14時 日経平均はじり高、ハイテク決算前に買い戻し続く
    <NQN>◇東証14時 日経平均はじり高、ハイテク決算前に買い戻し続く
     24日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価はじり高の展開。前日比870円ほど高い3万8400円台前半で推移している。24日午後のアジア株が堅調に推移していることなどを受け、これまで相場下落を見込んで株価指数先物などに売りの持ち高を積み上げていた投資家からの買い戻しが続いているとみられる。東エレクが1銘柄で日経平均を200円あまり押し上げ相場をけん引している。

     今週は日米のハイテク企業の決算発表や、26日に日銀の金融政策決定会合の結果公表を控えている。イベント前の持ち高調整の動きがきょうの大幅上昇につながっている面もある。

     14時現在の東証プライムの売買代金は概算で3兆2265億円、売買高は12億3503万株だった。

     トヨタ、ホンダ、三井物、伊藤忠、東京海上、ラインヤフーが上げ幅を拡大している。一方、IHIやオービック、住友鉱は安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/24 12:56 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は一段高 アジア株高支え
    <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は一段高 アジア株高支え
     24日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は一段高となり、前日比850円ほど高い3万8400円近辺で推移している。24日午後のアジアの株式相場が総じて上昇しており、海外短期筋などが日本の株価指数先物に断続的な買いを入れ相場を押し上げている。東京エレクやHOYAが午後に入り上げ幅を広げている。

     前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約62億円成立した。
     
     12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆5908億円、売買高は10億737万株だった。

     日立、信越化、シマノも引き続き高い。一方、IHIが後場急落。オービックやレゾナックも安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/24 11:51 <NQN>◇東証前引け 日経平均は大幅続伸 東エレクなど半導体株が押し上げ
    <NQN>◇東証前引け 日経平均は大幅続伸 東エレクなど半導体株が押し上げ
     24日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比777円23銭(2.07%)高の3万8329円39銭だった。中東情勢への警戒感が和らいだことで前日の米株式相場が上昇し、東京市場でも幅広い銘柄に買いが入った。米ハイテク株高を追い風に電気機器や精密機器、機械などグロース(成長)株の上昇が目立った。

     日経平均が取引時間中に心理的節目の3万8000円を上回るのは18日以来となる。地政学リスクの落ち着きに加え、23日発表の4月の米購買担当者景気指数(PMI)が前月から低下した。米国のインフレ再加速への懸念を高める結果ではなかったとの見方から米長期金利が低下し、株買いにつながった。半導体関連銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2%高となり、東京市場でも東エレク、アドテスト、ルネサスなどが買われ日経平均を押し上げた。 

     米テスラ株の急伸も投資家心理の改善につながった。テスラの2024年1~3月期決算は売上高や1株利益が市場予想を下回った一方、低価格な新製品の開発などのてこ入れ策を示したこともあり、時間外取引では通常取引終値から10%強上昇した。りそなアセットマネジメントの戸田浩司シニア・ファンド・マネージャーは、「テスラの時間外取引での上昇や米長期金利の落ち着きがハイテク株の見直し買いにつながった。日本株の下落過程で売りを膨らませていた海外短期筋が下げの一巡をみて買い戻している」と指摘した。

     東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは36.45ポイント(1.37%)高の2702.68だった。JPXプライム150指数も続伸し、20.18ポイント(1.76%)高の1169.76で前場を終えた。

     前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆2856億円、売買高は8億8112万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1125。値下がりは467、横ばいは60だった。

     日立やHOYA、トヨタ、ダイキンが買われた。一方、オービックや旭化成は安い。前日の取引終了後に2024年3月期決算を発表したニデックも売られた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/24 10:11 <NQN>◇東証10時 日経平均は上げ幅700円、米テスラ高で買い安心感
    <NQN>◇東証10時 日経平均は上げ幅700円、米テスラ高で買い安心感
     24日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上げ幅を広げ、前日比750円ほど高い3万8300円台前半で推移している。米長期金利の上昇一服などを追い風に東エレクやHOYAなどハイテクグロース(成長)株を中心に買いが入り、相場をけん引している。 日経平均が取引時間中に心理的節目の3万8000円を上回るのは18日以来。

     東証業種別指数では精密機器、電気機器、機械、輸送用機器などの上昇が目立つ。岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長は「米テスラが23日夕の決算発表後の時間外取引で上昇したことも足元のハイテク株に慎重だった投資家心理の改善につながった」と話す。テスラの2024年1~3月期決算は売上高や1株利益が市場予想を下回った一方、低価格な新製品の開発などのてこ入れ策を示したこともあり、時間外取引では通常取引終値から10%強上昇した。

     10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆3909億円、売買高は5億3852万株だった。

     ディスコやルネサスなど半導体関連株が高い。村田製、ダイキン、テルモ、シマノも買われている。一方、オービックやレゾナック、北海電は安い。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/24 09:22 <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は続伸で始まる 650円高、半導体関連に買い
    <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は続伸で始まる 650円高、半導体関連に買い
     24日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸で始まり、前日に比べ650円ほど高い3万8200円台前半で推移している。中東情勢への警戒感が和らぎ、前日の米株式相場が上昇した流れを受け、東京市場でも幅広い銘柄に買いが先行している。米ハイテク株高を追い風に電気機器や精密機器、機械などの上昇が目立つ。

     23日の米株式市場では主要3指数がそろって上昇した。地政学リスクの一服に加え、同日発表の米経済指標が米国のインフレ再加速への懸念を高めなかったことも株買いを促した。半導体関連銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は前日比2%高となり、東京市場でもアドテストや東エレク、ルネサスなどが買われ日経平均を押し上げている。

     東証株価指数(TOPIX)は続伸している。

     ファストリ、ソフトバンクグループ(SBG)が高い。HOYA、ソニーG、NTTデータも買われている。一方、レゾナック、住友鉱は安い。前日の取引終了後に2024年3月期決算を発表したニデックも売られている。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/23 15:26 <NQN>◇東証大引け 日経平均、続伸 米株高支え 売買代金は今年最小
    <NQN>◇東証大引け 日経平均、続伸 米株高支え 売買代金は今年最小
     23日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、終値は前日比113円55銭(0.30%)高の3万7552円16銭だった。中東情勢悪化への警戒感が和らいだことで前日の米株式相場が上昇し、日本株も買いが優勢となった。ただ、主要企業の決算発表や日銀の金融政策決定会合を前にした様子見ムードも広がり、薄商いのなかで上値の重さが目立った。売買代金は今年最小だった。

     ファストリが上昇して日経平均の押し上げ役になった。NTTデータやKDDIなどディフェンシブ株とされる銘柄にも買いが入った。米長期金利が高止まりし、国内の金利にも日銀の金融政策決定会合を控えて上昇圧力がかかっており、保険や銀行も買われた。

     半面、金利上昇が逆風となりやすいハイテク株ではレーザーテクやディスコ、ソシオネクスなど半導体関連で下落する銘柄が多かった。金利動向に加え、今週後半から決算発表が本格化するため業績を見極めたいとの見方も広がっている。今週26日に決算発表を控えるアドテストは小幅安で終えた。投資家は足元で運用リスクを取りづらく、日経平均の上値は重かった。前場は下落する場面もあった。

     東証株価指数(TOPIX)は小幅に続伸した。終値は3.77ポイント(0.14%)高の2666.23だった。JPXプライム150指数も小幅続伸し、1.78ポイント(0.16%)高の1149.58で終えた。

     東証プライムの売買代金は概算で3兆7014億円と、2023年12月29日以来の低水準となった。売買高は14億3044万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は936、値下がりは651、横ばいは65だった。
     
     信越化、ダイキン、テルモ、豊田通商、東京海上が上昇した。一方、デンソー、京セラ、ファナック、ニトリHDが下落した。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/23 14:03 <NQN>◇東証14時 日経平均、160円高 ニデックは決算控え小幅安
    <NQN>◇東証14時 日経平均、160円高 ニデックは決算控え小幅安
     23日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は、前日比160円ほど高い3万7600円近辺で推移している。主要企業の決算発表に対する様子見ムードから持ち高を買いにも売りにも傾けづらくなっており、小幅高での推移が続いている。きょう大引け後に3月期決算を発表するニデックは小安い。

     14時現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆6450億円、売買高は10億2067万株だった。
     
     ファストリ、東エレク、信越化、NTTデータが上昇している。一方、レーザーテク、デンソー、ディスコ、ソシオネクスが下落している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/26 14:28 <NQN>◇外為14時 円相場が下値模索 34年ぶり156円台 日銀が緩和維持で
    <NQN>◇外為14時 円相場が下値模索 34年ぶり156円台 日銀が緩和維持で
     26日午後の東京外国為替市場で、円相場が約34年ぶりとなる1ドル=156円台で下値を模索している。14時時点では156円15~16銭と前日17時時点と比べて53銭の円安・ドル高だった。一時156円21銭近辺と1990年5月以来の安値をつけた。日銀が26日まで開いた金融政策決定会合で緩和姿勢を維持したとの見方から円売り・ドル買いが加速している。

     日銀は決定会合で政策金利を維持したほか、一部報道をきっかけに思惑がくすぶっていた国債買い入れの縮小も見送った。あわせて公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、3月と同様に「当面、緩和的な金融環境が継続する」と説明したのもあって円売り・ドル買いが増えた。

     展望リポートでは24年度や25年度の物価見通しを上方修正する一方、新たに公表した26年度の見通しは生鮮食品を除く消費者物価指数(CPI)で1.9%上昇とした。「日銀の物価安定目標である2%を超えてくるとみていたため想定より低かった」(国内銀行ストラテジスト)といい、追加利上げが差し迫っている状況ではないと受け止められたのも円相場を下押しした。

     円相場が156円台まで下落したのを受けて、鈴木俊一財務相は記者団に対し「しっかり対応していく」などと語った。だが、これまでの発言と大きく違わず、円相場の反応は限られた。

     円は対米ドル以外でも売られている。14時すぎには対ユーロで一時1ユーロ=167円48銭近辺と08年8月以来の安値をつけた。対オーストラリア(豪)ドルでは一時1豪ドル=102円台まで下げ、14年11月以来の円安・豪ドル高水準をつけた。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/26 12:12 <NQN>◇外為12時 円相場が横ばい圏 155円台半ば 日銀会合控え
    <NQN>◇外為12時 円相場が横ばい圏 155円台半ば 日銀会合控え
     26日午前の東京外国為替市場で、円相場は横ばい圏で推移した。12時時点は1ドル=155円55~57銭と前日17時時点と比べて7銭の円高・ドル安だった。米金利の先高観が強まり、日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが出た。だが、日銀が国債買い入れを縮小するとの思惑がくすぶるなか、金融政策決定会合の結果を見極めたいとして持ち高調整の円買い・ドル売りも入った。

     25日発表された1~3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値では成長率が市場予想を下回ったものの、物価指標の伸びが市場予想を上回った。高インフレを抑制するため、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを先送りするとの見方が強まり米長期金利が上昇。25日の海外市場で円相場は一時155円75銭と1990年6月以来およそ34年ぶりの安値を更新した。

     米金利が高止まりするなか、東京市場では4月の都区部消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回ったのもあって円は一時155円66銭近辺まで売られた。しかし、一部報道をきっかけに日銀は26日まで開く決定会合で国債買い入れを縮小するとの思惑が広がっており、早期の追加利上げも意識されるなかで円相場の下値を探る動きは限られた。

     鈴木俊一財務相は26日午前の閣議後の記者会見で、為替相場について「動向をしっかりと注視し、万全の対応をとりたい」などと語った。日本政府・日銀による円買いの為替介入への警戒が強まったと受け止める市場参加者は少なかったが、市場では「日銀会合後に急速な円安・ドル高が進めば可能性は十分にある」(国内証券のストラテジスト)との声が根強く、円相場を下支えした。

     円は対ユーロで小動きだった。12時時点は1ユーロ=166円77~82銭と、同6銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで膠着し、12時時点は1ユーロ=1.0723ドル近辺と同0.0003ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/26 10:30 <NQN>◇外為10時 円相場、155円台後半で小動き
    <NQN>◇外為10時 円相場、155円台後半で小動き
     26日午前の東京外国為替市場で、円相場は小幅な動きとなっている。10時時点は1ドル=155円63~64銭と前日17時時点と比べて1銭の円安・ドル高だった。日銀が26日まで開く金融政策決定会合の結果を見極めたいとして様子見ムードが強い。10時前の中値決済に向け「売り買い交錯」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれ、事業会社の売買も円相場を方向付ける材料とはなっていないようだ。

     一部報道をきっかけに日銀が決定会合で国債買い入れの規模を縮小させるとの思惑がくすぶっている。26日には日本の長期金利が一時0.930%と2023年11月以来の水準まで上昇した。だが、米利下げ観測の後退で米金利の先高観が強く「日銀が動いても日米の金利差が開いたままである状況は変わらない」(りそなホールディングスの井口慶一シニアストラテジスト)といい、円買い・ドル売りは限られている。

     鈴木俊一財務相は26日午前の閣議後の記者会見で、為替相場について「動向をしっかりと注視し、万全の対応をとりたい」などと語った。だが、円買いの為替介入が近いことを示唆するような発言がなく、今のところ円相場の反応は限られている。

     円は対ユーロでも膠着感を強めている。10時時点では1ユーロ=166円92~95銭と、同9銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで小動きで、10時時点では1ユーロ=1.0726~27ドルと同0.0006ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/26 08:58 <NQN>◇外為8時30分 円相場、横ばい圏 都区部CPIで一時売りも
    <NQN>◇外為8時30分 円相場、横ばい圏 都区部CPIで一時売りも
     26日早朝の東京外国為替市場で、円相場は横ばい圏で推移している。8時30分時点は1ドル=155円62銭近辺と前日17時時点とほぼ同水準だった。日銀が26日まで開く金融政策決定会合の結果を見極めたいとして円相場は方向感に欠けた。だが、4月の東京都区部消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を下回ると円相場を下押しする場面もあった。

     25日のニューヨーク市場で円相場は155円75銭と1990年6月以来およそ34年ぶりの安値を更新した。この日発表された1~3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値では、物価指標である米個人消費支出(PCE)物価指数の伸びが市場予想を上回った。根強いインフレで米連邦準備理事会(FRB)の利下げは先送りされるとの見方から米長期金利が上昇し、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが出た。

     東京市場では8時半すぎに円相場が155円64銭近辺まで下落する場面があった。総務省が26日発表した4月の都区部CPIで生鮮食品を除く総合が前年同月比1.6%上昇し、市場予想(2.2%上昇)を下回った。日銀の追加利上げが遅れるとの思惑から円売り・ドル買いが出たものの、CPIの下振れは東京都が高校の授業料無償化の所得制限を撤廃した影響が大きく、円相場を方向付ける材料とはなっていない。

     時事通信は25日夜、日銀が決定会合で「国債買い入れ縮小の方法を検討することが明らかになった」と報じた。日銀が実際に事実上の量的引き締め(QT)に移行すれば、国内金利は大きく上昇する公算が大きい。結果を見極めたいとして円の売り持ちを積極的に積み増す動きが限られ、円相場の下値は限られている。

     円は対ユーロでは下落している。8時30分時点は1ユーロ=166円95~98銭と、同12銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでも上昇し、8時30分時点は1ユーロ=1.0729~30ドルと同0.0009ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕


  • 2024/4/25 17:25 <NQN>◇外為17時 円相場、5日続落 155円台後半 34年ぶり安値更新
    <NQN>◇外為17時 円相場、5日続落 155円台後半 34年ぶり安値更新
     25日の東京外国為替市場で、円相場は5日続落した。17時時点では前日の同時点に比べ73銭円安・ドル高の1ドル=155円62~63銭で推移している。一時は155円74銭近辺まで下落し、1990年6月以来およそ34年ぶりとなる安値をつけた。24日のニューヨーク市場で米長期金利が上昇し、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが優勢だった。日本の通貨当局が円安へのけん制姿勢を強めていないとの受け止めも円売りを促した。

     円は前日のニューヨーク市場でつけた安値(155円37銭)を下回り、午後にかけて軟調に推移した。鈴木俊一財務相は25日午前の参院財政金融委員会で「市場をしっかりと注目している」と述べたが、市場では心理的節目の155円を超えて円安・ドル高が進む中でも、円安けん制の度合いは強まっていないとの受け止めがあった。

     売り一巡後は安値圏で底堅く推移している。政府・日銀による円買い介入への警戒感自体は根強い。市場の一部で26日まで開かれる日銀の金融政策決定会合後の介入の可能性が意識されている点などが相場を下支えした。日米金利差が焦点となる中で、26日発表の3月の米個人消費支出(PCE)物価指数の結果を見極めたいとの様子見気分もドルの上値追いの勢いをそいだ。

     円は対ユーロで4日続落した。17時時点では同1円30銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=166円84~86銭で推移している。一時は166円96銭近辺まで下落し、2008年8月以来となる安値をつけた。

     ユーロは対ドルで4日続伸。17時時点は同0.0033ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0720~21ドルで推移している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/25 14:07 <NQN>◇外為14時 円相場、155円台後半へ一段安 対ユーロでも軟調
    <NQN>◇外為14時 円相場、155円台後半へ一段安 対ユーロでも軟調
     25日午後の東京外国為替市場で円相場は一段安となった。14時すぎに一時1ドル=155円67銭近辺と1990年6月以来、約34年ぶりの安値を更新した。14時時点は155円62~63銭と前日17時時点と比べて73銭の円安・ドル高だった。日本の通貨当局が円安けん制を特段強めていないとして、幅広い通貨に対して円売りが優勢になっている。

     円はドル以外の通貨に対しても軟調だ。対ユーロでは13時55分すぎに一時1ユーロ=166円64銭近辺と08年8月以来の安値をつけた。対オーストラリア(豪)ドルでは13時45分すぎに一時1豪ドル=101円21銭近辺と14年12月以来の円安・豪ドル高水準となるなど、円は軒並み安値を更新している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/25 12:08 <NQN>◇外為12時 円相場、34年ぶり安値 155円45銭近辺 米金利上昇で
    <NQN>◇外為12時 円相場、34年ぶり安値 155円45銭近辺 米金利上昇で
     25日12時すぎの東京外国為替市場で円相場は一時、1ドル=155円45銭近辺と1990年6月以来、約34年ぶりの安値を更新した。12時時点は1ドル=155円43~44銭と前日17時時点と比べ54銭の円安・ドル高だった。24日のニューヨーク市場で米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を見込む円売り・ドル買いが優勢だった流れを引き継いだ。日本の通貨当局者は円安けん制の姿勢を特段、強めず、円売りの勢いが増した面もあった。

     24日の米長期金利は前日比0.04%高い4.64%で終えた。今週や来週に注目度の高い米経済指標の発表が控えており、米景気の底堅さを映す結果となれば米金利が一段と上昇するとして、円売り・ドル買いが出た。

     鈴木俊一財務相は25日、記者団に円安について「コメントは控える」と語り、同日午前の参院財政金融委員会では「市場をしっかりと注目している」と話した。円安進行が継続しているにもかかわらず「円安けん制の度合いは強まっていない」(国内銀行の為替担当者)として円売り・ドル買いを促したとの見方があった。「26日の日銀の金融政策発表まで、日本政府・日銀は円買いの為替介入に踏み切れない」(国内証券のストラテジスト)との観測で円売りが出たとの声もあった。

     外国為替証拠金(FX)取引を手掛ける個人投資家は「新規の円買い・ドル売り注文を入れている」(マネー・パートナーズの武市佳史チーフアナリスト)との声がある。歴史的な安値水準だが下落ペースは緩やかであるため、個人は引き続き円買い介入の実施を期待し円の買い持ち高を保持しているようだ。円が上昇すれば個人から持ち高調整の円売りが出やすく「需給面で円の上昇余地は限られる」(同)との見方も、円相場の重荷となった。

     円は対ユーロで下落した。12時時点は1ユーロ=166円43~45銭と、同89銭の円安・ユーロ高だった。12時すぎに一時166円44銭近辺と08年8月以来、約16年ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。対ドルで円売りが優勢になると、ユーロに対しても円安進行が目立つ展開となった。

     ユーロは対ドルで上昇した。12時時点は1ユーロ=1.0707~08ドルと同0.0020ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/25 10:28 <NQN>◇外為10時 円相場、対ドル34年ぶり安値 対ユーロは16年ぶり安値
    <NQN>◇外為10時 円相場、対ドル34年ぶり安値 対ユーロは16年ぶり安値
     25日午前の東京外国為替市場で円相場は下げ幅を広げた。10時時点は1ドル=155円36~37銭と前日17時時点と比べて47銭の円安・ドル高だった。10時10分すぎに155円42銭近辺と1990年6月以来、約34年ぶりの安値を更新した。日米金利差の拡大が意識され、引き続き円売り・ドル買いが出ている。きょうこれまでのところ日本の通貨当局から円安を強くけん制する発言がないのも、円売りの安心感につながっている。

     鈴木俊一財務相は25日、記者団に円安進行について「コメントは控える」と語った。「ノーコメント」が円売りを促した。26日に日銀の金融政策決定会合の結果発表が控える。市場には「日銀会合の結果次第で円安が加速する可能性を踏まえると、会合結果が明らかになるまでは為替介入には動けないのではないか」(国内証券のストラテジスト)との思惑もある。

     10時前の中値決済に向けて「ドルの需給に偏りはなかった」(国内銀行の為替担当者)との声があった。きょうは事業会社の決済が集中しやすい5・10日(ごとおび)にあたるが、実需筋の売買は交錯していたとの観測がある。もっとも円相場が155円を割り込み、「ドルを買う権利が消滅(ノックアウト)した市場参加者は多く潜在的な円売り・ドル買い需要は高まった」(同)との声もある。

     円は対ユーロで一段安。10時時点では1ユーロ=166円31~34銭と、同77銭の円安・ユーロ高だった。9時50分すぎに166円35銭近辺と2008年8月以来ほぼ16年ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。対ドルでの円売りが波及し、円安・ユーロ高が進行した。

     ユーロは対ドルで上昇している。10時時点では1ユーロ=1.0704~05ドルと同0.0017ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/25 08:46 <NQN>◇外為8時30分 円相場、下落し155円台前半 対ユーロも下落
    <NQN>◇外為8時30分 円相場、下落し155円台前半 対ユーロも下落
     25日早朝の東京外国為替市場で円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=155円25~27銭と前日17時時点と比べて36銭の円安・ドル高だった。24日のニューヨーク市場で米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を見込む円売り・ドル買いが優勢だった流れを引き継いだ。円安進行で日本政府・日銀が円買いの為替介入に動くのではないかとの警戒感から、円は底堅く推移している。

     24日のニューヨーク市場で円は一時155円37銭と1990年6月以来、約34年ぶりの安値をつけた。米景気が底堅いとの見方から、米長期金利は4.6%台半ばに上昇した。米金利の先高観が意識されて円売り・ドル買いが出た。

     もっとも円売りの勢いは限定的だ。外為市場では心理的節目の155円を割り込むと、政府・日銀が円買いの為替介入に踏み切る可能性が高まるとの予想が多かった。介入への警戒感が根強いため、積極的に円を売る投資家は限られている。

     円は対ユーロでも下落している。8時30分時点は1ユーロ=166円09~11銭と、同55銭の円安・ユーロ高だった。対ドルで円売りが優勢になり、ユーロに対しても円売りが先行している。

     ユーロは対ドルで上昇している。8時30分時点は1ユーロ=1.0697ドル近辺と同0.0010ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕


  • 2024/4/24 17:18 <NQN>◇外為17時 円相場、4日続落 一時34年ぶり安値 155円に接近
    <NQN>◇外為17時 円相場、4日続落 一時34年ぶり安値 155円に接近
     24日の東京外国為替市場で、円相場は4日続落した。17時時点では前日の同時点に比べ10銭の円安・ドル高の1ドル=154円91~92銭で推移している。16時ごろに一時154円98銭と1990年6月以来およそ34年ぶりの安値をつけ、心理的節目の155円に接近した。日本時間24日の取引で米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが出た。一方で日本政府・日銀による円買いの為替介入への警戒感は強く、持ち高調整の円買いも入った。

     米長期金利は24日に4.6%台前半まで上昇した。幅広い通貨に対してドル買いが優勢になると、対ドルで円安が進んだ。24日の日経平均株価が大幅高となり、投資家心理が上向いて円売りが優勢となった面もあった。

     一方、円の下落幅は限られた。心理的節目の155円を割り込めば、通貨オプションなどに絡む損失覚悟の円売り・ドル買いが膨らみ、円安・ドル高が加速するとの観測がある。急ピッチな円安を受け、政府・日銀が円買い介入に踏み切る可能性があるとして、積極的に下値を探る動きは限定的だった。

     円は対ユーロで3日続落した。17時時点では同31銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=165円59~62銭で推移している。ユーロ圏景気が底堅く欧州中央銀行(ECB)の早期の利下げ観測が後退し、持ち高調整の円売り・ユーロ買いが入った。一時165円84銭近辺と、08年8月以来の安値をつけた。

     ユーロは対ドルで3日続伸した。17時時点は同0.0014ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0690ドルちょうど近辺で推移している。ECBが利下げを急がないとの見方から、ドルに対してもユーロ買いが優勢だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/24 14:08 <NQN>◇外為14時 円相場、下げに転じる 株高などが重荷
    <NQN>◇外為14時 円相場、下げに転じる 株高などが重荷
     24日午後の東京外国為替市場で、円相場は小幅ながら下落に転じた。14時時点では1ドル=154円83~85銭と前日17時時点と比べて2銭の円安・ドル高だった。一時は154円87銭近辺と、23日のニューヨーク市場でつけた約34年ぶり安値(154円88銭)に肉薄した。日経平均株価が大幅に上昇し、投資家がリスク選好を強めるとの見方から低金利の円を売って高金利通貨を買う動きが出ている。米長期金利の高止まりも円の重荷になった。

     日本政府・日銀による円買い介入への警戒感は続き、円の下値を支えている。日銀が25~26日に開く金融政策決定会合を前に様子見ムードが広がり、相場は一本調子には動きにくくなっている。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/24 12:17 <NQN>◇外為12時 円相場、ほぼ横ばい 154円台後半 介入警戒も株高が重荷
    <NQN>◇外為12時 円相場、ほぼ横ばい 154円台後半 介入警戒も株高が重荷
     24日午前の東京外国為替市場で、円相場はほぼ横ばいだった。12時時点は1ドル=154円80~81銭と前日17時時点と比べて1銭の円高・ドル安だった。日本政府・日銀による為替介入への警戒感から円買いが先行したが、日経平均株価の上昇や米長期金利の高止まりなどが円の重荷になった。日銀の金融政策決定会合を控えて様子見ムードがあり、積極的に持ち高を傾ける取引は見送られている。

     23日のニューヨーク市場では一時154円88銭と1990年6月以来ほぼ34年ぶりの円安水準をつけていたが、介入警戒感などから円は買い戻された。24日午前の東京市場では154円73銭近辺まで持ち直す場面があった。

     円は次第に上値が重くなり、小幅安に転じる場面もあった。日経平均株価は24日午前の取引を前日比777円高で終え、資金余力を高めた投資家が円売り・高金利通貨買いに動いた。10時前の中値決済に向けて「国内輸入企業など実需のドル買いが目立った」との指摘もあった。25日発表の1~3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値は米景気の強さを示すとの見方が出ており、米長期金利が高止まりしているのも円の上値を抑えている。

     日銀が25~26日に開く金融政策決定会合では、足元の円安について議論する見通しだ。26日に公表する物価見通しの結果次第では追加利上げの観測を高める可能性があり、「内容を見極めたい投資家は多く、動きづらい状況だ」(マネーパートナーズの武市佳史氏)との指摘が出ていた。

     円は対ユーロでは下落した。12時時点は1ユーロ=165円78~82銭と、同50銭の円安・ユーロ高だった。一時は165円84銭近辺と2008年8月以来ほぼ16年ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。ユーロ圏の4月の購買担当者景気指数(PMI)が改善し、「欧州中央銀行(ECB)が早期に利下げに動くとの見方がかなり織り込まれていたため、持ち高調整のユーロ買いが入った」(みずほ銀行の南英明氏)という。

     ユーロは対ドルでも上昇し、12時時点は1ユーロ=1.0709~10ドルと同0.0033ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/24 10:24 <NQN>◇外為10時 円相場、上げ幅縮小 154円台後半 中値「ドル買い」
    <NQN>◇外為10時 円相場、上げ幅縮小 154円台後半 中値「ドル買い」
     24日午前の東京外国為替市場で、円相場は上げ幅を縮小している。10時時点は1ドル=154円79~80銭と前日17時時点と比べて2銭の円高・ドル安だった。10時過ぎに一時154円82銭近辺と下げに転じる場面もあった。日本政府・日銀による円買い介入への警戒感から円買いが先行したが、日経平均株価の上昇を受けて資金余力を高めた投資家が円売り・高金利通貨買いに動いた。

     10時前の中値決済に向けては「ドル買いが目立った」(国内銀行の為替担当者)との声があった。国内輸入企業など実需による円売り・ドル買い観測も円の重荷になったようだ。

     25日発表の1~3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値は米景気の強さを示すとの見方が出ており、米長期金利が高止まりしているのも円の上値を抑えている。一方、日銀の金融政策決定会合を25~26日に控えて様子見ムードが広がっており、商いは今のところ活発ではない。

     円は対ユーロで下げ幅を拡大し、10時時点では1ユーロ=165円77~79銭と、同49銭の円安・ユーロ高だった。10時すぎに165円82銭近辺と2008年8月以来ほぼ16年ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。ユーロ圏の購買担当者景気指数の改善で欧州中央銀行(ECB)による早期利下げの観測が後退し、ユーロが買われている。これに株高と歩調をあわせた円売り・ユーロ買いが加わった。

     ユーロは対ドルで上昇し、10時時点では1ユーロ=1.0709~10ドルと同0.0033ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/24 08:49 <NQN>◇外為8時30分 円相場、154円台後半で小幅上昇 介入警戒で 対ユーロは下落
    <NQN>◇外為8時30分 円相場、154円台後半で小幅上昇 介入警戒で 対ユーロは下落
     24日早朝の東京外国為替市場で円相場は小幅ながら上昇している。8時30分時点は1ドル=154円73~74銭と前日17時時点と比べて8銭の円高・ドル安だった。日本政府・日銀による円買い為替介入への警戒感から円買い・ドル売りがやや優勢となっている。

     23日のニューヨーク市場では一時154円88銭と1990年6月以来ほぼ34年ぶりの円安・ドル高水準を更新していた。心理的節目とされる155円に近づくと介入警戒感が強まり、円は買い戻される展開が続いている。

     一方、米長期金利の高止まりで日米金利差を意識した円売りが出やすく、円の上値は重い。日銀の金融政策決定会合の結果発表を26日に控えて様子見ムードも広がり、積極的に持ち高を傾ける取引は手控えられている。

     米国では25日に1~3月期の実質国内総生産(GDP)速報値、26日に3月の個人消費支出(PCE)物価指数など重要指標が発表される。米経済の強さを示すとの見方が出ており、米長期金利は日本時間24日朝時点でも4.6%台と高水準を維持。日米金利差が開いた状況が続くとの見方は根強く、円の重荷になっている。

     日銀が25~26日に開く金融政策決定会合では金融政策の現状維持が予想されている。足元で進む円安や物価見通しについてどのような議論が交わされるのか、結果を見極めたいとのムードが広がっている。「日銀イベントを終えるまで円相場は動きにくい状況だ」(国内FX会社の為替アナリスト)との声があった。
     
     円は対ユーロで下落している。8時30分時点は1ユーロ=165円61~63銭と、同33銭の円安・ユーロ高だった。対ドルのユーロ高に歩調をあわせ、23日のニューヨーク市場で一時165円71銭と2008年8月以来の円安・ユーロ高水準をつけていた。ユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)の改善を受けて欧州中央銀行(ECB)が利下げを急がないとの見方からユーロが買われている。

     ユーロは対ドルでは続伸し、8時30分時点は1ユーロ=1.0702~03ドルと同0.0026ドルのユーロ高・ドル安だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕


  • 2024/4/23 17:16 <NQN>◇外為17時 円相場34年ぶり安値更新 3日続落
    <NQN>◇外為17時 円相場34年ぶり安値更新 3日続落
     23日の東京外国為替市場で、円相場は3日続落した。17時時点では前日の同時点に比べ17銭の円安・ドル高の1ドル=154円82~83銭で推移している。16時30分すぎには、154円87銭近辺と約34年ぶりの安値を更新する場面があった。米長期金利が4.6%を超える高水準で推移する中、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが続いた。

     中東情勢が緊迫化するとの過度な懸念が和らぎ、投資家が運用リスクをとる姿勢を強めたのも円相場の重荷となった。23日の日経平均株価が上昇し、相対的な「低リスク通貨」とされる円には売りが出た。

     円は154円66銭近辺まで下げ渋る場面があった。鈴木俊一財務相は23日午前、参院財政金融委員会に出席。17日に日米韓の財務相会合がまとめた円安・ウォン安進行に関する共同声明を巡り「『適切な対応』につながる環境が整ったととらえられてもいい」などと話した。もっとも、政府・日銀による円買いの為替介入への警戒感は高い状況が続いており、一段と円買い・ドル売りを進める動きにはつながらなかった。

     円は対ユーロで続落した。17時時点では同44銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=165円27~32銭で推移している。一時165円62銭近辺と2008年8月以来の安値をつけた。ユーロは対ドルで続伸した。17時時点は同0.0017ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0675~76ドルで推移している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/23 14:14 <NQN>◇外為14時 円相場、154円台後半で小動き
    <NQN>◇外為14時 円相場、154円台後半で小動き
     23日午後の東京外国為替市場で、円相場は154円台後半で小幅な動きとなっている。14時時点では1ドル=154円74~75銭と前日17時時点と比べて9銭の円安・ドル高だった。日米金利差を意識した円売り・ドル買いが優勢ながら、日本の通貨当局による為替介入への警戒感が円相場を下支えしている。

     日本時間23日夜に発表予定の4月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)など米主要指標や、日銀が25~26日に開く金融政策決定会合の結果を見極めたいとのムードもある。持ち高を積極的に傾ける動きは限られている。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/23 12:28 <NQN>◇外為12時 円相場が下落 154円台後半 リスクオンで売り
    <NQN>◇外為12時 円相場が下落 154円台後半 リスクオンで売り
     23日午前の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点は1ドル=154円76~77銭と前日17時時点と比べて11銭の円安・ドル高だった。中東情勢への過度な懸念が後退し、投資家のリスク選好(リスクオン)姿勢が強まった。23日午前の日経平均株価は上昇し「低リスク通貨」とされる円には売りが優勢となった。日本の通貨当局による為替介入への警戒感はくすぶり、円相場は下げ渋る場面もあった。

     9時前には一時154円84銭近辺と、22日のニューヨーク市場でつけた1990年6月以来およそ34年ぶりの安値(154円85銭近辺)に迫った。米長期金利が高止まりするなか、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが先行した。国内輸入企業など実需筋による円売り・ドル買い観測も円相場の重荷だった。

     鈴木俊一財務相は23日午前の参院財政金融委員会で、日米韓合意について「『適切な対応』につながる環境が整ったととらえられてもいい」などと述べた。「為替介入に向けたトーンは強まっている」(国内銀行のディーラー)との受け止めから、円相場は一時154円66銭近辺まで下げ幅を縮めた。

     その後は再び下げ幅が拡大した。市場では「為替介入がいつ実施されてもおかしくない状況が続いていることは織り込み済みで、いまのところ円相場を大きく動かす材料にはなっていない」(同)との声があった。

     円は対ユーロで下落した。12時時点は1ユーロ=164円94~97銭と、同11銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで横ばいで、12時時点は1ユーロ=1.0658ドル近辺と前日17時時点とほぼ同水準だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/23 10:35 <NQN>◇外為10時 円相場、底堅く 財務相「適切な対応への環境整った」
    <NQN>◇外為10時 円相場、底堅く 財務相「適切な対応への環境整った」
     23日午前の東京外国為替市場で円相場は底堅さを増しつつある。10時時点は1ドル=154円77~78銭と前日17時時点と比べて12銭の円安・ドル高だった。株式相場の上昇が「低リスク通貨」とされる円への売りを促しているが、日本の通貨当局による円買い為替介入への警戒感が円相場を下支えしている。

     鈴木俊一財務相は23日午前、日米韓合意について「『適切な対応』につながる環境が整ったととらえられてもいい」などと述べた。参院の委員会で述べた。「発言が円買い・ドル売りを誘った可能性もある」(国内銀行の為替担当者)との声があった。10時半前には154円66銭近辺まで下げ幅が縮小した。

     10時前の中値決済に向けては、「ドル不足」(同)だとの声があった。国内輸入企業からは円売り・ドル買いが出た模様だ。

     円は対ユーロで下落している。10時時点では1ユーロ=164円96~98銭と、同13銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで横ばいで、10時時点では1ユーロ=1.0658~59ドルと前日17時時点とほぼ同水準だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/23 08:55 <NQN>◇外為8時30分 円相場、下落 154円台後半
    <NQN>◇外為8時30分 円相場、下落 154円台後半
     23日早朝の東京外国為替市場で円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=154円79~80銭と前日17時時点と比べて14銭の円安・ドル高だった。日米金利差を意識した円売り・ドル買いが優勢となっている。中東情勢への過度な懸念も後退し、円買いの勢いは鈍っている。日本の通貨当局による円買い介入への警戒感は強く、円を売り込む動きも限られている。

     22日のニューヨーク市場で円相場は一時154円85銭まで下落し1990年6月以来、約34年ぶりの安値を更新した。米長期金利が4.6%台と高止まりし、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが出た。もっとも、節目の155円を前に日本政府・日銀による円買いの為替介入への警戒感は引き続き強い。

     円は対ユーロでも下落している。8時30分時点は1ユーロ=164円91~93銭と同8銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでは下落しており、8時30分時点は1ユーロ=1.0653~54ドル近辺と同0.0005ドルのユーロ安・ドル高だった。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕


  • 2024/4/22 17:17 <NQN>◇外為17時 円相場、続落 154円台後半 対ユーロも安い
    <NQN>◇外為17時 円相場、続落 154円台後半 対ユーロも安い
     22日の東京外国為替市場で、円相場は続落した。17時時点では前週末の同時点に比べ18銭の円安・ドル高の1ドル=154円65~66銭で推移している。米連邦準備理事会(FRB)による利下げ先送り観測がくすぶるなか、日本時間22日の取引で米長期金利が高い水準で推移し、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢だった。

     15時すぎには一時154円76銭近辺まで下落し、16日につけたおよそ34年ぶりの安値(154円79銭)に迫った。前週末のイスラエルによるとみられるイランへの攻撃について、21日にイラン最高指導者のハメネイ師が報復などに言及しなかったと伝わった。中東情勢の緊張が高まるとの警戒感が和らぎ、22日の東京市場では前週末に急落した日本株相場が反発。投資家のリスク回避姿勢がいったん後退したとして、「低リスク通貨」とされる円に売りが出た面もあった。

     もっとも、円相場の下値は限定的だった。心理的な節目である155円を前に、日本政府・日銀による円買いの為替介入への警戒感は根強い。円安が物価上昇につながって日銀による早期の追加利上げを後押しするとの思惑も円相場を下支えした。

     円は対ユーロで反落した。17時時点では同24銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=164円83~84銭で推移している。中東情勢を巡り、前週末にリスク回避の動きが強まった局面でユーロ売りが膨らんでいたため、過度な警戒感の後退からユーロには買い戻しが続いた。ユーロは対ドルで小幅に反発した。17時時点は同0.0003ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0658ドル近辺で推移している。

    〔日経QUICKニュース(NQN)〕
  • 2024/4/26 08:45 <IGM>米国株式 下落 予想下回るGDPを受け IBM、キャタピラーが急落
    <IGM>米国株式 下落 予想下回るGDPを受け IBM、キャタピラーが急落
    25日の米国株式市場の主要3指数は揃って下落。ダウは続落し、前日比375.12ドル安(-0.98%)の38085.80ドルで終了。全30銘柄中、上昇は11、下落は19。この日発表された米1-3月期GDP速報値が急減速し、市場予想を下回った一方、インフレ指標であるコア個人消費支出(PCE)価格指数は急加速し、相場の重石となった。第1四半期の売上高が市場予想を下回ったIBM(-8.25%)、主力の建機と鉱山機械の販売減の予想を示した建機キャタピラー(-7.02%)が大幅安。製薬メルク(+2.93%)や半導体インテル(+1.77%)は買われた。
    ナスダックは4日ぶりに反落し、同100.98ポイント安(-0.64%)の15611.76。運輸を除く全業種が下落した。
    S&P500も4日ぶりに反落し、同23.21ポイント安(-0.45%)の5048.42。素材、エネルギーなど5業種が上昇、通信、ヘルスケアなど6業種が下落。
    (経済指標)                                     (発表値)
    1-3月期GDP速報値(年率換算)                    +1.6%(前回: +3.4%)
    1-3月期コア個人消費支出(PCE)価格指数(年率換算)+3.7%(前回: +2.0%)
    新規失業保険申請件数(先週)                 20.7万件(前回: 21.2万件)


    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]              
  • 2024/4/25 08:53 <IGM>米国株式 まちまち イベント控え様子見ムード テスラが急伸
    <IGM>米国株式 まちまち イベント控え様子見ムード テスラが急伸
    24日の米国株式市場の主要3指数はまちまち。ダウは5日ぶりに反落し、前日比42.77ドル安(-0.11%)の38460.92ドルで終了。全30銘柄中、上昇は18、下落は12。25日の米1-3月期GDPや主要企業の決算発表を控えた様子見ムードや米10年物国債利回り(長期金利)の上昇が相場の重石となった。ダウの値下がり率首位は航空機ボーイング(-2.87%)。第1四半期決算が7四半期ぶりに減益となった。ホームセンターのホーム・デポ(-1.77%)やアマゾン(-1.64%)も下げた。コカ・コーラ(+1.50%)や小売ウォルマート(+1.32%)、アップル(+1.27%)は買われた。
    ナスダックは3日続伸し、同16.10ポイント高(+0.10%)の15712.74。工業の上昇が指数をサポートした。電気自動車テスラ(+12.06%)は急伸。23日に発表した1-3月期決算は減収減益だったものの、新モデルの投入を前倒しすると発表したことが好感された。
    S&P500も3日続伸し、同1.08ポイント高(+0.02%)の5071.63。生活必需品、公益など7業種が上昇、資本財、ヘルスケアなど4業種が下落。
    (経済指標)                 (発表値)
    3月耐久財受注(前月比)  +2.6%(前回: +0.7%)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]              
  • 2024/4/24 08:54 <IGM>米国株式 続伸 中東情勢への懸念一服や決算への期待感で
    <IGM>米国株式 続伸 中東情勢への懸念一服や決算への期待感で
    23日の米国株式市場の主要3指数は揃って上昇。ダウは4日続伸し、前日比263.71ドル高(+0.69%)の38503.69ドルで終了。全30銘柄中、上昇は23、下落は7。中東情勢への懸念一服や主要企業の決算への期待感から幅広く買われた。通信ベライゾン(+2.85%)やクレジットカードのアメックス(+2.56%)、マイクロソフト(+1.65%)が買われた。小売ウォルマート(-1.75%)や医療保険ユナイテッド・ヘルス(-1.03%)は下げた。
    ナスダックは続伸し、同245.33ポイント高(+1.59%)の15696.64。全業種が上昇した。
    S&P500も続伸し、同59.95ポイント高(+1.19%)の5070.55。素材を除く全10業種が上昇した。
    (経済指標)                                    (発表値)
    4月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値  49.9(前回: 51.9)
    4月サービス業PMI速報値                  50.9(前回: 51.7)
    4月総合PMI速報値                        50.9(前回: 52.1)
    3月新築住宅販売件数(年率換算)       69.3万件(前回: 63.7万件) 

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]              
  • 2024/4/23 08:53 <IGM>米国株式 上昇 中東情勢の懸念一服や決算への期待感で
    <IGM>米国株式 上昇 中東情勢の懸念一服や決算への期待感で
    22日の米国株式市場の主要3指数は揃って上昇。ダウは3日続伸し、前日比253.58ドル高(+0.67%)の38239.98ドルで終了。全30銘柄中、上昇は25、下落は5。中東情勢の懸念一服や今週発表されるハイテク企業の決算への期待感から、幅広く買われた。金融ゴールマン・サックス(+3.30%)やJPモルガン(+1.94%)、日用品P&G(+1.52%)が買われた。通信ベライゾン(-4.67%)は大幅安。
    ナスダックは7日ぶりに反発し、同169.29ポイント高(+1.11%)の15451.30。全業種が上昇した。テスラ(-1.92%)は7日続落し、年初からの下落率が42.8%となった。
    S&P500も7日ぶりに反発し、同43.37ポイント高(+0.87%)の5010.60。全11業種が上昇した。
    (経済指標)                                    (発表値)
     なし

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]              
  • 2024/4/22 08:49 <IGM>米国株式 まちまち 好決算のアメックスが急伸 半導体は軟調
    <IGM>米国株式 まちまち 好決算のアメックスが急伸 半導体は軟調
    19日の米国株式市場の主要3指数はまちまち。ダウは続伸し、前日比211.02ドル高(+0.56%)の37986.40ドルで終了。全30銘柄中、上昇は21、下落は9。中東情勢への懸念や利下げ後ずれ観測が相場の重石となったものの、第1四半期決算の利益が市場予想を上回ったクレジットカードのアメックス(+6.23%)が急伸し、ダウを牽引した。銀行JPモルガン(+2.51%)や製薬アムジェン(+2.35%)も買われた。アマゾン(-2.56%)や半導体インテル(-2.40%)は下げた。
    ナスダックは6日続落し、同319.48ポイント安(-2.05%)の15282.01。半導体受託生産の台湾積体電路製造(TSMC)が2024年の半導体業界全体の生産見通しを引き下げたことを受け、エヌビディア(-10.00%)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD、-5.44%)など半導体株が急落し、指数を圧迫した。
    S&P500も6日続落し、同43.89ポイント安(-0.87%)の4967.23。公益、金融など6業種が上昇、IT、通信など5業種が下落。動画配信サービスのネットフリックス(-9.09%)が急落。1-3月期の新規会員数が930万人と、市場予想の2倍近い伸びとなったものの、四半期ごとの新規会員数の公表を停止すると発表したことが嫌気された。
    (経済指標)                                    (発表値)
     なし

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]              
  • 2024/4/19 08:50 <IGM>米国株式 ナスダック、S&P  2ヶ月ぶり安値  長期金利上昇が重石
    <IGM>米国株式 ナスダック、S&P  2ヶ月ぶり安値  長期金利上昇が重石
    18日の米国株式市場の主要3指数はまちまち。ダウは小反発し、前日比22.07ポイント高(+0.06%)の37775.38ドルで終了。全30銘柄中、上昇は15、下落は15。ウイリアムズNY連銀総裁が18日、「利下げを急ぐ必要性は感じない」と述べるなど、利下げ後ずれの思惑から米10年物国債利回り(長期金利)が上昇し、相場の重石となった。医療保険ユナイテッド・ヘルス(+2.96%)や保険トラベラーズ(+1.86%)が買われた一方、マイクロソフト(-1.84%)や半導体インテル(-1.79%)は下げた。
    ナスダックは5日続落し、同81.87ポイント安(-0.52%)の15601.49。ほぼ2ヶ月ぶり安値を記録した。指数に占めるウェイトが大きいハイテクの下げが重石となった。
    S&P500も5日続落し、同11.09ポイント安(-0.22%)の5011.12。ほぼ2ヶ月ぶり安値を記録した。通信、公益など7業種が上昇、IT、一般消費財など4業種が下落。
    (経済指標)                           (発表値)
    フィラデルフィア連銀製造業景気指数  15.5(前回: 3.2)
    新規失業保険申請件数(先週)      21.2万件(21.2万件)
    3月景気先行指数(前月比)            -0.3%(前回: +0.2%)
    3月中古住宅販売件数(年率換算)    419万件(前回: 438万件)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]              
  • 2024/4/18 08:47 <IGM>米国株式 下落 利下げ後ずれ観測やトラベラーズの急落が重石
    <IGM>米国株式 下落 利下げ後ずれ観測やトラベラーズの急落が重石
    17日の米国株式市場の主要3指数は揃って下落。ダウは反落し、前日比45.66ドル安(-0.12%)の37753.31ドルで終了。全30銘柄中、上昇は11、下落は19。利下げ後ずれ観測に加え、第1四半期の利益が市場予想を下回った保険トラベラーズ(-7.41%)の急落がダウの重石となった。半導体インテル(-1.60%)やアマゾン(-1.11%)も下げた。医療保険ユナイテッド・ヘルス(+2.15%)や金融ゴールマン・サックス(+1.78%)は買われた。
    ナスダックは4日続落し、同181.87ポイント安(-1.15%)の15683.37。銀行を除く全業種が下落した。ユナイテッド航空(+17.45%)は急騰。4-6月期の利益見通しが市場予想を上回った。
    S&P500も4日続落し、同29.20ポイント安(-0.57%)の5022.21。公益、生活必需品など4業種が上昇、IT、不動産など7業種が下落。
    (経済指標)                                    (発表値)
     なし

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]              
  • 2024/4/17 08:54 <IGM>米国株式 まちまち 利下げ後ずれ観測が重石
    <IGM>米国株式 まちまち 利下げ後ずれ観測が重石
    16日の米国株式市場の主要3指数はまちまち。ダウは7日ぶりに反発し、前日比63.86ドル高(+0.17%)の37798.97ドルで終了。全30銘柄中、上昇は11、下落は19。パウエル米FRB議長が利上げの後ずれを示唆したことが相場の重石となったが、1-3月期決算で売上高と1株利益が市場予想を上回った医療保険ユナイテッド・ヘルス(+5.22%)が急伸し、ダウを押し上げた。顧客情報管理セールスフォース(+1.65%)や航空機ボーイング(+1.63%)も買われた。ヘルスケアのジョンソン・エンド・ジョンソン(-2.13%)は第1四半期の売上高が市場予想を下回った。
    ナスダックは3日続落し、同19.76ポイント安(-0.12%)の15865.25。指数に占めるウェイトが大きいハイテクは小幅に上昇したものの、金融の下げが重石となった。
    S&P500も3日続落し、同10.41ポイント安(-0.20%)の5051.41。IT、生活必需品、ヘルスケアが上昇、不動産、公益など8業種が下落。
    (経済指標)                        (発表値)
    3月住宅着工件数(年率換算)  132.1万件(前回: 154.9万件)
    3月鉱工業生産(前月比)          +0.4%(前回: +0.4%)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]              
  • 2024/4/16 08:54 <IGM>米国株式 続落 中東情勢や長期金利上昇が重石
    <IGM>米国株式 続落 中東情勢や長期金利上昇が重石
    15日の米国株式市場の主要3指数は揃って下落。ダウは6日続落し、前日比248.13ドル安(-0.65%)の37735.11ドルで終了。全30銘柄中、上昇は10、下落は20。イスラエルとイランの緊張の高まりや予想を上回る米3月小売売上高を受けた米10年物国債利回り(長期金利)の上昇を受け、幅広く売られた。顧客情報管理セールスフォース(-7.28%)が大幅安。クラウド関連のインフォマティカの買収を検討していると報じられ、財務悪化の思惑が浮上した。アップル(-2.19%)やマイクロソフト(-1.96%)が下げた。金融ゴールマン・サックス(+2.92%)はしっかり。第1四半期が増収増益となった。
    ナスダックは続落し、同290.07ポイント安(-1.79%)の15885.01。全業種が下落した。
    S&P500も続落し、同61.59ポイント安(-1.20%)の5061.82。全11業種が下落した。下落率が大きい順にIT、不動産、通信となった。
    (経済指標)                (発表値)
    3月小売売上高(前月比)  +0.7%(前回: +0.9%)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]              
  • 2024/4/15 08:46 <IGM>米国株式 下落 ダウ3ヶ月ぶり安値 中東情勢や銀行決算が重石
    <IGM>米国株式 下落 ダウ3ヶ月ぶり安値 中東情勢や銀行決算が重石
    12日の米国株式市場の主要3指数は揃って下落。中東情勢への懸念や低調な銀行決算が相場の重石となった。ダウは5日続落し、前日比475.84ドル安(-1.24%)の37983.24ドルで終了。ほぼ3ヶ月ぶり安値を記録した。全30銘柄中、上昇は4、変わらずは2、下落は24。銀行JPモルガン(-6.47%)が大幅安。12日に発表した第1四半期の決算は増収増益となったものの、金利収入が2年9ヶ月ぶりに前期比で減少したことが嫌気された。半導体インテル(-5.16%)やディズニー(-2.68%)も下げた。アップル(+0.86%)や保険トラベラーズ(+0.32%)は買われた。
    ナスダックは反落し、同267.10ポイント安(-1.62%)の16175.09。全業種が下落した。
    S&P500も反落し、同75.65ポイント安(-1.45%)の5123.41。
    (経済指標)                (発表値)
    3月輸入物価指数(前月比)  +0.4%(前回: +0.3%)
    4月消費者態度指数・速報値 77.9(前回: 79.4)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]              
  • 2024/4/12 08:53 <IGM>米国株式 ナスダック最高値 予想下回る物価指標を好感
    <IGM>米国株式 ナスダック最高値 予想下回る物価指標を好感
    11日の米国株式市場の主要3指数はまちまち。ダウは小幅に4日続落し、前日比2.43ドル安(-0.01%)の38459.08ドルで終了。全30銘柄中、上昇は12、下落は18。この日発表された米3月卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回ったことが相場をサポートしたものの、医療保険ユナイテッド・ヘルス(-1.85%)や保険トラベラーズ(-1.77%)、ヘルスケアのジョンソン・エンド・ジョンソン(-0.94%)の下げがダウの重石となった。アップル(+4.33%)やスポーツ用品ナイキ(+3.37%)、アマゾン(+1.67%)は買われた。
    ナスダックは反発し、同271.83ポイント高(+1.68%)の16442.19。終値としての最高値を更新した。指数に占めるウェイトが大きいハイテクが2%超上昇し、指数を押し上げた。
    S&P500も反発し、同38.42ポイント高(+0.74%)の5199.06。IT、通信など5業種が上昇、金融、ヘルスケアなど6業種が下落。
    (経済指標)                            (発表値)
    3月卸売物価指数(PPI、前月比)   +0.2%(前月比 +0.6%)
    3月PPI(前年比)                 +2.1%(前回: +1.6%)
    新規失業保険申請件数(先週)  21.1万件(前回: 22.2万件)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]              
  • 2024/4/11 08:49 <IGM>米国株式 下落 強めのCPIで利下げ後ずれ観測強まる
    <IGM>米国株式 下落 強めのCPIで利下げ後ずれ観測強まる
    10日の米国株式市場の主要3指数は揃って下落。ダウは3日続落し、前日比422.16ドル安(-1.09%)の38461.51ドルで終了。全30銘柄中、上昇は8、下落は22。この日発表された強めの米3月消費者物価指数(CPI)を受けて6月の利下げ観測が後退し、相場の重石となった。ホームセンターのホーム・デポ(-3.00%)や半導体インテル(-2.95%)、金融ゴールマン・サックス(-2.42%)が下げた。小売ウォルマート(+1.39%)や石油シェブロン(+0.41%)は買われた。
    ナスダックは4日ぶりに反落し、同136.27ポイント安(-0.84%)の16170.36。全業種が下落した。
    S&P500は反落し、同49.27ポイント安(-0.94%)の5160.64。エネルギーを除く全10業種が下落した。
    (経済指標)                       (発表値)
    3月消費者物価指数(CPI、前月比) +0.4%(前回: +0.4%)
    3月CPI(前年比)                 +3.5%(前回: +3.2%)
    3月コアCPI(前月比)             +0.4%(前回: +0.4%)
    3月コアCPI(前年比)             +3.8%(前回: +3.8%)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]            
  • 2024/4/10 08:50 <IGM>米国株式 まちまち CPI発表を控えて様子見ムード
    <IGM>米国株式 まちまち CPI発表を控えて様子見ムード
    9日の米国株式市場の主要3指数はまちまち。ダウは小幅続落し、前日比9.13ドル安(-0.02%)の38883.67ドルで終了。全30銘柄中、上昇は21、下落は9。10日の米3月消費者物価指数(CPI)の発表を控え、積極的な商いが見送られた。保険トラベラーズ(-2.93%)やクレジットカードのアメックス(-1.91%)が下げた一方、ネットワーク機器シスコ・システム(+3.67%)やスポーツ用品ナイキ(+1.11%)が買われた。
    ナスダックは3日続伸し、同52.68ポイント高(+0.32%)の16306.63。指数に占めるウェイトが大きいハイテクが相場を押し上げた。
    S&P500は反発し、同7.52ポイント高(+0.14%)の5209.91。不動産など9業種が上昇、金融、資本財が下落。
    (経済指標)                        (発表値)
     なし

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]            
  • 2024/4/9 08:46 <IGM>米国株式 小動き イベント控えて様子見ムード
    <IGM>米国株式 小動き イベント控えて様子見ムード
    8日の米国株式市場の主要3指数はまちまち。ダウは小反落し、前日比11.24ドル安(-0.03%)の38892.80ドルで終了。全30銘柄中、上昇は12、下落は18。10日の米3月消費者物価指数(CPI)の発表を控え、積極的な商いが見送られた。5日の堅調な米3月雇用統計を受けた利下げ後ずれ観測は相場の重石となった。半導体インテル(-1.89%)や建機キャタピラー(-1.54%)が下落した一方、スポーツ用品ナイキ(+1.31%)やホームセンターのホーム・デポ(+1.17%)が買われた。
    ナスダックは小幅続伸し、同5.43ポイント高(+0.03%)の16253.95。指数に占めるウェイトが大きいハイテクは下げたものの、銀行、金融の上昇にサポートされた。
    S&P500は小反落し、同1.95ポイント安(-0.03%)の5202.39。不動産、一般消費財など5業種が上昇、エネルギー、ヘルスケアなど6業種が下落。
    (経済指標)                        (発表値)
     なし

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]            
  • 2024/4/8 08:43 <IGM>米国株式 反発 堅調な雇用統計で幅広く買われる
    <IGM>米国株式 反発 堅調な雇用統計で幅広く買われる
    5日の米国株式市場の主要3指数は揃って上昇。ダウは5日ぶりに反発し、前日比307.06ドル高(+0.80%)の38904.04ドルで終了。全30銘柄中、上昇は23、下落は7。この日発表された米3月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回るなど堅調だったことを受け、金利先安観が幾分後退したものの、平均時給の伸びが鈍化したことで安心感が広がり、幅広く買われた。アマゾン(+2.82%)や顧客情報管理セールスフォース(+2.64%)、建機キャタピラー(+2.57%)が買われた。半導体インテル(-2.57%)やマクドナルド(-1.26%)は下げた。
    ナスダックは反発し、同199.43ポイント高(+1.24%)の16248.52。通信を除く全業種が上昇した。
    S&P500も反発し、同57.13ポイント高(+1.10%)の5204.34。全11業種が上昇した。
    (経済指標)                          (発表値)
    3月失業率                          3.8%(前回: 3.9%)
    3月非農業部門雇用者数(前月比) +30.3万人(前回: +27.0万人)
    3月平均時給(前年比)               +4.1%(前回: +4.3%)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]            
  • 2024/4/5 08:56 <IGM>米国株式 下落 利下げ見送りや中東情勢への懸念で
    <IGM>米国株式 下落 利下げ見送りや中東情勢への懸念で
    4日の米国株式市場の主要3指数は揃って下落。ダウは4日続落し、前日比530.16ドル安(-1.35%)の38596.98ドルで終了。全30銘柄中、上昇は2、下落は28。米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が利下げに慎重な姿勢を示したことや、1日に在シリアの大使館を空爆されたイランがイスラエルに近く報復するとの懸念から、幅広く売られた。顧客情報管理セールスフォース(-3.48%)や事務・工業・事務製品3M(-2.84%)が下げを主導した。石油シェブロン(+0.16%)、小売ウォルマート(+0.12%)は小幅高。
    ナスダックは反落し、同228.37ポイント安(-1.40%)の16049.08。全業種が下落した。
    S&P500も反落し、同64.28ポイント安(-1.23%)の5147.21。全11業種が下落した。
    (経済指標)                      (発表値)
    2月貿易収支               -689億ドル(前回: -676億ドル)
    新規失業保険申請件数(先週)  22.1万件(前回: 21.2万件)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]            
  • 2024/4/4 08:47 <IGM>米国株式 まちまち 利下げを巡る思惑が交錯 インテルが大幅安
    <IGM>米国株式 まちまち 利下げを巡る思惑が交錯 インテルが大幅安
    3日の米国株式市場の主要3指数はまちまち。ダウは3日続落し、前日比43.10ドル安(-0.11%)の39127.14ドルで終了。全30銘柄中、上昇は7、下落は23。パウエル米FRB議長が「利下げを急ぐ状況ではない」と述べ、利下げ後ずれの思惑が相場の重石となった一方、前月から低下した3月ISM非製造業景気指数は利下げ期待を後押しする材料として好感された。半導体インテル(-8.22%)が大幅安。2023年の半導体製造部門の営業損失が前年の52億ドルから70億ドルに拡大した。ディズニー(-3.13%)や日用品P&G(-2.75%)も下げた。建機キャタピラー(+3.00%)や化学ダウ(+1.18%)は買われた。
    ナスダックは反発し、同37.00ポイント高(+0.23%)の16277.45。指数に占めるウェイトが大きいハイテクが相場を牽引した。
    S&P500は3日ぶりに反発し、同5.68ポイント高(+0.10%)の5211.49。通信、エネルギーなど7業種が上昇、生活必需品、公益など4業種が下落。
    (経済指標)                       (発表値)
    3月ADP全米雇用報告(前月比)  +18.4万人(前回: +15.5万人)
    3月ISM非製造業景気指数           51.4(前回: 52.6)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]            
  • 2024/4/3 08:50 <IGM>米国株式 下落 利下げ後ずれの思惑やテスラの下げが重石
    <IGM>米国株式 下落 利下げ後ずれの思惑やテスラの下げが重石
    2日の米国株式市場の主要3指数は揃って下落。利下げ後ずれの思惑や第1四半期の納入台数が約4年ぶりに減少した電気自動車テスラ(-4.90%)の下げが相場の重石となった。ダウは続落し、前日比396.61ドル安(-1.00%)の39170.24ドルで終了。全30銘柄中、上昇は7、下落は23。医療保険ユナイテッド・ヘルス(-6.44%)や製薬アムジェン(-2.41%)がダウの下げを主導した。化学ダウ(+1.77%)やディズニー(+1.06%)は買われた。
    ナスダックは反落し、同156.38ポイント安(-0.95%)の16240.44。全業種が下落した。
    S&P500は続落し、同37.96ポイント安(-0.72%)の5205.81。エネルギー、公益、通信が上昇、ヘルスケアなど8業種が下落。
    (経済指標)                            (発表値)
    2月雇用動態調査(JOLTS)求人件数  875.6万件(前回: 874.8万件)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]            
  • 2024/4/2 08:43 <IGM>米国株式 まちまち 強い景気指標で利下げ観測が後退
    <IGM>米国株式 まちまち 強い景気指標で利下げ観測が後退
    休場明け1日の米国株式市場の主要3指数はまちまち。ダウは3日ぶりに反落し、前日比240.52ドル安(-0.60%)の39566.85ドルで終了。全30銘柄中、上昇は9、下落は21。この日発表された米3月ISM製造業景気指数が2022年9月以来初めて景気の拡大を示す50を回復したことを受け、6月の利下げ観測が幾分低下し、相場の重石となった。ホームセンターのホーム・デポ(-4.06%)や航空機ボーイング(-1.81%)が下げを主導した。事務・工業・事務製品3M(+6.02%)は大幅高。1日付でヘルスケア事業の分社化手続きを完了したことや、同日に裁判所が飲料水汚染関連の集団訴訟の和解案承認を発表したことが材料視された。
    ナスダックは反発し、同17.37ポイント高(+0.11%)の16396.83。指数に占めるウェイトが大きいハイテクのみが買われた。
    S&P500は3日ぶりに反落し、同10.58ポイント安(-0.20%)の5243.77。通信、エネルギー、ITが上昇、不動産など8業種が下落。
    (経済指標)                       (発表値)
    (29日)
    2月個人消費支出(PCE、前月比)+0.8%(前回: +0.2%)
    2月コアPCE価格指数(前月比)  +0.3%(前回: +0.5%)
    2月コアPCE価格指数(前年比)  +2.8%(前回: +2.9%)
    (1日)
    3月ISM製造業景気指数  50.3(前回: 47.8)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]            
  • 2024/4/1 07:55 <IGM>米国株式 聖金曜日で休場
    <IGM>米国株式 聖金曜日で休場
    29日の米国株式市場は聖金曜日(グッド・フライデー)で休場。取引再開は4月1日。
        (経済指標)                            (発表値)
    2月個人消費支出デフレーター(前年比)     +2.5%(1月は+2.4%)
    2月個人消費支出コアデフレーター(前年比) +2.8%(1月は+2.9%)

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2024/4/26 17:25 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇して始まる
    26日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも上昇して始まった。25日に下落した米株式相場は、足元の時間外取引で反発しており、また、政府による経済対策への期待を背景に、本日の中国株も続伸、量的金融引き締めへの警戒も生じていた日銀の金融政策決定会合では現状の金融政策を維持することが決まり、日本株も反発した流れを受けて、欧州株も堅調に推移している。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.67%高の8,132.73。現在は0.53%高の8,121.53近辺。指数構成全100銘柄中、82銘柄が値上がり、16銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。第1四半期利益が予想を上回った銀行のナットウエスト・グループ(+3.21%)が買われており、投資会社のパーシング・スクエア・ホールディングス(+3.23%)や医薬品のヒクマ・ファーマシューティカルズ(+2.64%)なども上げている。一方、医療製品・テクノロジーのコンバテック・グループ(-5.73%)や銀行のバークレイズ(-2.02%)、教育事業のピアソン(-1.43%)などは安い。
    独DAX40指数は前日比0.02%高の17,920.73で寄り付き、現在は0.60%高の18,025.53近辺。指数構成全40銘柄中、25銘柄が値上がり、13銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。ソフトウェアのSAP(+2.47%)や医薬品製造機器のザルトリウス(+2.06%)などが上げている。一方、化学のBASF(-5.13%)やミュンヘン再保険(-2.84%)などは下げている。
    仏CAC40指数は前日比0.69%高の8,072.23で寄り付き、現在は0.26%高の8,037.55近辺。指数構成全40銘柄中、28銘柄が値上がり、12銘柄が値下がり。第1四半期業績が予想を上回ったガラス・建材のサンゴバン(+5.82%)が買われており、コールセンター等カスタマーケアのテレパフォーマンス(+2.60%)やファッション・アパレルのケリング(+2.05%)なども高い。一方、航空機製造のエアバス(-2.41%)やビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(-1.84%)などは下げている。

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  • 2024/4/26 07:54 <IGM>欧州株式 英株は4日間で3日目の最高値、独仏株は続落
    <IGM>欧州株式 英株は4日間で3日目の最高値、独仏株は続落
    25日の欧州株式市場は、反発に転じた英国株が2日ぶりに最高値を更新する一方で、独仏株は国債利回りの上昇を受けたハイテク株安が響き続落した。
    英FTSE100は反発し、前日比38.48ポイント(0.48%)高の8078.86で引けた。鉱業業界のM&Aや時価総額が大きい銘柄の好決算発表が追い風となり、上昇した銘柄数が2割強にとどまったにもかかわらず、直近の4日間で3日目の最高値更新となった。100銘柄中、上昇は23銘柄、下落は77銘柄であった。鉱業アングロ・アメリカン(+16.10%)は昨年6月15日以来の水準に急騰した。豪同業BHPグループから311億ポンド規模の買収提案を受けた。同業アントファガスタ(+2.82%)も大幅高となった。銀行バークレイズ(+6.73%)は第1四半期が12%の減益となったにもかかわらず、直近の7日間で6日目の上昇となった。時価総額2位の医薬品アストラゼネカ(+5.94%)は第1四半期が18%増益となり、同4位の日用品ユニリーバ(+5.67%)とともに指数押し上げに貢献した。医薬品ヒクマ・ファーマシューティカルズ(+2.26%)も堅調。一方、保険リーガル・アンド・ゼネラル(-6.36%)と資産管理セント・ジェームズ・プレイス(-5.18%)は配当落ちで急落し、資産運用シュローダーズ(-5.45%)は運用資産残高が予想を下回り、2013年3月以来の安値を更新した。
    独DAX40は続落し、同171.42ポイント(0.95%)安の17917.28で引けた。米独国債利回りの上昇で、ハイテク株や自動車株を中心に8割強の銘柄が下げた。40銘柄中、上昇は7銘柄、下落は33銘柄であった。化学シムライズ(-4.02%)は向こう5年間の事業見通し据え置きが嫌気された。医療機器ザルトリウス(-3.72%)、ソフトウェアSAP(-3.05%)、航空機エアバス(-2.31%)、商用車ダイムラー・トラック・ホールディング(-2.17%)、自動車ポルシェ(-2.12%)も大幅安となった。一方、第1四半期の10%増益を報告したドイツ銀行(+8.18%)は7日続伸で2018年1月以来の高値を更新し、半導体インフィニオン・テクノロジーズ(+3.60%)も急伸した。コメルツ銀行(+1.44%)も高い。
    仏CAC40も続落し、同75.21ポイント(0.93%)の8016.65で引けた。ハイテク株や高級ブランド株を中心に8割強の銘柄が下げた。40銘柄中、上昇は7銘柄、下落は33銘柄であった。ソフトウェアのダッソー・システムズ(-4.24%)、高級ブランドLVMH(-2.77%)と同エルメス・インターナショナル(-2.38%)、ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-2.69%)、酒造ペルノ・リカール(-2.45%)、電気設備ルグラン(-2.29%)が大幅安となった。一方、医薬品サノフィ(+4.47%)は第1四半期の売り上げ好調で急反発し、前日下落率トップのビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(+1.16%)も反発に転じた。半導体STマイクロエレクトロニクス(+1.12%)は22日につけた昨年11月初以来の安値から3日続伸した。
    (経済指標)                             (発表値)
    独5月消費者信頼感指数                   -24.2(4月は-27.3)

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  • 2024/4/25 17:25 <IGM>欧州株式寄り付き 英はしっかり、独仏は弱含みに推移
    <IGM>欧州株式寄り付き 英はしっかり、独仏は弱含みに推移
    25日の欧州株式市場寄り付きは、英は反発、独仏はほぼ横ばいで始まり、寄り付き後は英株はしっかりで推移している一方、独仏株は弱含みに推移している。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.59%高の8,088.00。現在は0.46%高の8,077.20近辺。指数構成全100銘柄中、26銘柄が値上がり、72銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。BHPグループからの買収提案が伝えられた鉱業のアングロ・アメリカン(+12.83%)が大幅高。鉱業のアントファガスタ(+2.08%)も高い。第1四半期利益が市場予想を上回った医薬品のアストラゼネカ(+5.59%)も買われている。一方、第1四半期業績の低調な結果で広告のWPP(-3.56%)は売られており、共に配当落ちの資産運用のセント・ジェームズ・プレイス(-2.93%)、保険・資産運用のリーガル・アンド・ゼネラル(-5.71%)なども下げている。
    独DAX40指数は前日比0.00%安の18,088.17で寄り付き、現在は0.42%安の18,012.80近辺。指数構成全40銘柄中、9銘柄が値上がり、31銘柄が値下がり。化学のシムライズ(-3.27%)や医薬品製造機器のザルトリウス(-2.29%)、医薬品のメルク(-1.18%)などが下げている。一方、医薬・農薬のバイエル(+1.09%)や電力のRWE(+0.73%)などはしっかり。
    仏CAC40指数は前日比0.03%高の8,094.55で寄り付き、現在は0.26%安の8,070.42近辺。指数構成全40銘柄中、11銘柄が値上がり、29銘柄が値下がり。酒造のペルノ・リカール(-2.48%)やスーパーのカルフール(-2.06%)、航空宇宙・防衛関連のタレス(-1.53%)などが安い。一方、第1四半期売上高が堅調であった医薬品のサノフィ(+3.38%)は買われており、水処理のヴェオリア・エンバイロンメント(+0.86%)や銀行のBNPパリバ(+0.37%)なども上げている。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2024/4/25 07:55 <IGM>欧州株式 反落 10年債利回りの上昇を嫌気し株高の連鎖止まる
    <IGM>欧州株式 反落 10年債利回りの上昇を嫌気し株高の連鎖止まる
    24日の欧州株式市場は反落した。前日の米ハイテク株高を好感する流れは維持されたが、英独仏の10年国債利回りがいずれも2023年11月以来の水準に上昇したことを嫌気する売りが優勢となり、週初からの主要3極の株高の連鎖は3日目で止まった。
    英FTSE100は小幅ながら6日ぶりに反落し、前日比4.43ポイント(0.06%)安の8040.38で引けた。軟調な動きが続いていた鉱業株の買い戻しもあり、前日更新したザラ場ベースの最高値8076.52を午後中盤まで上回ったが、その後は利益確定売りが優勢になった。100銘柄中、上昇は26銘柄、下落は74銘柄であった。特殊化学クローダ・インターナショナル(-4.79%)は第1四半期の二桁%の減収が嫌気されて大幅に続落し、前日上昇率2位のネット専業スーパーのオカド・グループ(-3.49%)は急反落に転じた。オンライン賭博エンテイン(-3.31%)、住建パーシモン(-3.19%)、前日上昇率3位のJDスポーツファッション(-3.05%)、仏同業ケリングの売上不振を嫌気した高級ブランドのバーバリー・グループ(-2.58%)も大幅安となった。一方、前日下落率2位の鉱業アングロ・アメリカン(+4.45%)と同業リオ・ティント(+2.50%)、第1四半期に予想を超える増収増益となった消費財レキット・ベンキーザー・グループ(+2.92%)は急伸した。
    独DAX40は3日ぶりに反落し、同48.95ポイント(0.27%)安の18088.70で引けた。不動産株や金融株など6割強の銘柄が下げた。40銘柄中、上昇は15銘柄、下落は25銘柄であった。ドイツ証券取引所(-4.01%)とオンライン衣料販売ザランド(-3.97%)の下げが目立ち、不動産ヴォノヴィア(-1.67%)、郵便ドイツ・ポスト(-1.56%)、保険アリアンツ(-1.40%)、医薬品バイエル(-1.37%)も軟調。一方、インフィニオン・テクノロジーズ(+5.45%)は世界的な半導体株高に便乗し、防衛機器・自動車部品ラインメタル(+1.17%)、医療機器シーメンス・ヘルシニアーズ(+1.15%)もしっかり。
    仏CAC40も3日ぶりに反落し、同13.92ポイント(0.17%)の8091.86で引けた。素材株や高級ブランド株の不振が目立った。40銘柄中、上昇は19銘柄、下落は20銘柄、1銘柄は変わらずであった。ビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(-7.73%)は第1四半期の売上高が予想に届かず、昨年7月末以来の高値から急反落した。高級ブランドのケリング(-6.87%)はグッチの中国の売上減で2017年10月以来の安値を更新した。前日下落率3位の通信オランジュ(-3.58%)、工業用ガスのエア・リキード(-2.32%)は大幅安となり、保険アクサ(-1.92%)、医薬品サノフィ(-1.29%)も下げた。一方、半導体STマイクロエレクトロニクス(+5.39%)は22日につけた昨年11月初以来の安値から大幅に続伸し、前日上昇率トップのホテルチェーンのアコー(+2.93%)、自動車ルノー(+2.43%)も大幅高。
    (経済指標)                             (発表値)
    独4月IFO企業景況感指数                    89.4(3月は87.9)

    [インフォーマ  ファイナンシャル  インテリジェンス]
  • 2024/4/24 17:25 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも寄り付き後はしっかり
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも寄り付き後はしっかり
    24日の欧州株式市場寄り付きは、英は続伸、独仏は前日比小動きで始まり、寄り付き後はいずれもしっかりで推移している。引き続き中東情勢悪化への過度な警戒感が緩和し、リスク回避的地合いが後退していることなどが相場底堅さをもたらしている。また、業績改善期待で半導体関連への買いも目立つ
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.40%高の8,076.84。現在は0.36%高の8,073.69近辺。指数構成全100銘柄中、45銘柄が値上がり、53銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。第1四半期利益が予想を上回ったトイレタリー用品等のレキット・ベンキーザー(+4.21%)が買われており、鉱業のリオ・ティント(+2.97%)や航空宇宙・防衛関連のBAEシステムズ(+1.79%)なども上げている。一方、仏ケリングが上半期の大幅減益見通しを示した影響で、ファッションのバーバリー・グループ(-2.79%)が売られており、第1四半期が24%減益となった銀行のロイズ・バンキング・グループ(-1.64%)も下げている。
    独DAX40指数は前日比0.01%高の18,140.19で寄り付き、現在は0.39%高の18,208.97近辺。指数構成全40銘柄中、20銘柄が値上がり、20銘柄が値下がり。米テキサス・インスツルメンツが、市場予想を上回る第2四半期売上見通しを示し、オランダのASMインターナショナルも、第2四半期売上見通しを上方修正し、2024年度の強気な見通しを示した影響で、半導体のインフィニオンテクノロジーズ(+6.73%)が買われており、ソフトウェアのSAP(+1.18%)や医療機器のシーメンス・ヘルシニアーズ(+1.11%)なども高い。一方、医薬品製造機器のザルトリウス(-1.41%)やオンライン衣料販売のザランド(-0.98%)などは下げている。
    仏CAC40指数は前日比0.01%安の8,105.22で寄り付き、現在は0.12%高の8,115.23近辺。指数構成全40銘柄中、28銘柄が値上がり、12銘柄が値下がり。半導体のSTマイクロエレクトロニクス(+5.87%)が買われており、ソフトウェアのダッソー・システムズ(+1.69%)や鉄鋼のアルセロール・ミタル(+1.11%)なども上げている。一方、上半期の大幅減益見通しを示したファッション・アパレルのケリング(-7.77%)は大幅安。ビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(-5.26%)や通信のオランジュ(-2.08%)なども下げている。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2024/4/24 07:52 <IGM>欧州株式 主要3極の株高の連鎖で続伸 英国株は連日の最高値
    <IGM>欧州株式 主要3極の株高の連鎖で続伸 英国株は連日の最高値
    23日の欧州株式市場は続伸した。中東情勢の緊張緩和をテーマとする週初からの主要3極の株高が連鎖し、英国株は連日の最高値更新となった。
    英FTSE100は5日続伸し、前日比20.94ポイント(0.26%)高の8044.81と最高値で引けた。前日同様に鉱業株以外の幅広い業種が買われ、ザラ場ベースでも2023年2月16日の高値を上回って最高値を記録した。100銘柄中、上昇は71銘柄、下落は26銘柄、3銘柄は変わらずであった。衣料・食品小売アソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズ(+8.98%)は2018年6月以来の水準に5日続伸した。上半期の39%増益/配当引き上げ/通期の強気見通しの発表が好感された。ネット専業スーパーのオカド・グループ(+5.41%)は直近12週間の売上が前年比12.5%増となり、16日に更新した2017年12月以来の安値からの回復局面を維持した。JDスポーツファッション(+3.76%)は米小売ヒベットの買収を発表した。資産管理セント・ジェームズ・プレイス(+2.97%)は大幅に5日続伸し、建機レンタルのアシュテッド・グループ(+2.91%)、航空機エンジンのロールス・ロイス(+2.68%)も大幅高。一方、製紙スマーフィット・カッパ・グループ(-2.37%)、鉱業アングロ・アメリカン(-2.27%)、前日下落率2位の同アントファガスタ(-2.09%)は大幅安となった。
    独DAX40は続伸し、同276.85ポイント(1.55%)高の18137.65で引けた。ハイテク株、ヘルスケア株、金融株が堅調な流れを牽引した。40銘柄中、上昇は32銘柄、下落は6銘柄、2銘柄は変わらずであった。医療機器ザルトリウス(+6.77%)はバークレイズの目標株価引き下げにもかかわらず大幅に続伸した。時価総額トップのソフトウェアSAP(+5.27%)は第1四半期のクラウド事業の売上高が予想を上回った。医薬品メルク(+4.03%)、ミュンヘン再保険(+3.94%)、前日上昇率2位の航空機エンジンMTUエアロエンジンズ(+3.08%)、コメルツ銀行(+2.78%)も大幅高。一方、消費財ヘンケル(-2.65%)は5日ぶりに急反落し、化学シムライズ(-0.62%)、前日下落率2位の電力RWE(-0.44%)も軟調。
    仏CAC40も続伸し、同65.42ポイント(0.81%)高の8105.78で引けた。金融株や工業株を中心に9割弱の銘柄が上昇した。40銘柄中、上昇は35銘柄、下落は5銘柄であった。ホテルチェーンのアコー(+2.76%)、広告ピュブリシス(+2.50%)、前日下落率トップの電機シュナイダー・エレクトリック(+2.22%)、ビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(+2.19%)、銀行BNPパリバ(+2.15%)が大幅高となった。一方、鉄鋼アルセロールミタル(-2.65%)は急反落し、食品ダノン(-0.57%)、通信オランジュ(-0.14%)も安い。
    (経済指標)                             (発表値)
    英4月製造業景気指数(速報値)            48.7(3月は50.3)
    英4月サービス業景気指数(速報値)        54.9(3月は53.1)
    独4月製造業景気指数(速報値)            42.2(3月は41.9)
    独4月サービス業景気指数(速報値)        53.3(3月は50.1)
    仏4月製造業景気指数(速報値)            44.9(3月は46.2)
    仏4月サービス業景気指数(速報値)        50.5(3月は48.3)
    ユーロ圏4月製造業景気指数(速報値)      45.6(3月は46.1)
    ユーロ圏4月サービス業景気指数(速報値)  52.9(3月は51.5)

    [インフォーマ  ファイナンシャル  インテリジェンス]
  • 2024/4/23 17:22 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇して始まる
    23日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも上昇して始まった。中東情勢悪化に対する過度な警戒が後退し、また、低迷していた米ハイテク株が22日に持ち直した米株式相場は、直近の時間外取引でも堅調に推移している影響もあり、欧州株もしっかりで推移している。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.48%高の8,062.59。現在は0.45%高の8,059.92近辺。指数構成全100銘柄中、79銘柄が値上がり、17銘柄が値下がり、4銘柄は変わらず。上半期39%の大幅増益で、通期利益にも強気な見通しを示した衣料小売・食品のアソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズ(+9.14%)が買われており、同業の米Hibbett Incへの買収提案が伝えられたスポーツウェア等小売りのJDスポーツ・ファッション(+5.61%)や食料品価格上昇率の下落傾向が好感されたネット専業スーパーのオカド・グループ(+5.05%)なども上げている。一方、鉱業のアングロ・アメリカン(-2.04%)やリオ・ティント(-1.87%)、貴金属のフレスニーヨ(-1.62%)などは下げている。
    独DAX40指数は前日比0.00%高の17,861.20で寄り付き、現在は0.69%高の17,984.73近辺。指数構成全40銘柄中、26銘柄が値上がり、13銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。第1四半期のクラウド事業売上高の堅調な伸びが好感されソフトウェアのSAP(+4.13%)が買われており、コメルツ銀行(+1.26%)や医療機器のフレゼニウス(+1.24%)なども上げている。一方、家庭用品のヘンケル(-2.03%)や航空用エンジンのMTUエアロ・エンジンズ(-0.55%)などは安い。
    仏CAC40指数は前日比0.30%高の8,064.32で寄り付き、現在は0.27%高の8,061.73近辺。指数構成全40銘柄中、30銘柄が値上がり、10銘柄が値下がり。ビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(+1.92%)やホテルのアコー(+1.48%)などが高い。一方、自動車のルノー(-0.74%)や鉄鋼のアルセロール・ミタル(-0.75%)などは下げている。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2024/4/23 07:48 <IGM>欧州株式 上昇 中東情勢の緊張増幅回避を好感 英株は最高値
    <IGM>欧州株式 上昇 中東情勢の緊張増幅回避を好感 英株は最高値
    22日の欧州株式市場は上昇した。週末にイスラエル/イランの緊張状態が一段とエスカレートしなかったことを好感する買いが優勢となった。特にタカ派のラムスデン英中銀副総裁が19日に英インフレ率の安定推移を予測し、短期金融市場が8月の利下げ観測を完全に織り込んだことでポンド安が進んだこともあり、英国株は2023年2月20日以来の最高値更新となった。
    英FTSE100は4日続伸し、前営業日比128.02ポイント(1.62%)高の8023.87で引けた。小売株やヘルスケア株を中心に9割強の銘柄が上昇した。鉱業株は売られた。100銘柄中、上昇は91銘柄、下落は8銘柄、1銘柄は変わらずであった。小売マークス・アンド・スペンサー(+4.39%)はRBCが業界の最有望株として取り上げた。同Jセインズベリー(+3.94%)とテスコ(+3.45%)も大幅高となった。ヘッジファンドのパーシング・スクエア・ホールディングス(+4.15%)は急反発し、携帯電話ボーダフォン(+3.91%)、航空インターナショナル・エアラインズ・グループ(+3.36%)も大幅高となった。一方、鉱業フレスニロ(-2.49%)は中東情勢の緊張緩和を受けた金相場の急反落で大幅安となった。同アントファガスタ(-2.18%)と資産運用インターミディエート・キャピタル・グループ(-2.00%)も大幅に続落した。
    独DAX40は反発し、同123.44ポイント(0.70%)高の17860.80で引けた。医薬品株、資本財株、銀行株の堅調が目立つ一方、公益株やハイテク株の一角が売られた。40銘柄中、上昇は30銘柄、下落は8銘柄、2銘柄は変わらずであった。医薬品バイエル(+3.76%)、航空機エンジンMTUエアロエンジンズ(+2.60%)、前日上昇率2位のバイオテクノロジーのキアゲン(+2.58%)、消費財ヘンケル(+2.52%)、通信ドイツ・テレコム(+2.13%)が大幅高となった。一方、オンライン衣料販売ザランド(-2.79%)は急落し、電力RWE(-1.17%)も軟調。半導体インフィニオン・テクノロジーズ(-1.10%)は3日続けて下落率3位となった。
    仏CAC40は4日ぶりに反発し、同17.95ポイント(0.22%)高の8040.36で引けた。8000台の引けは3日連続。40銘柄中、上昇は32銘柄、下落は8銘柄であった。ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(+3.20%)、前日下落率トップのバウチャー発行サービスのエデンレッド(+2.70%)、商業用不動産ウニベイル・ロダムコ(+2.24%)、広告ピュブリシス(+2.21%)、小売カルフール(+2.19%)、高級ブランドのケリング(+2.12%)は大幅高となった。一方、前日下落率2位の電機シュナイダー・エレクトリック(-1.82%)、前日上昇率トップの化粧品ロレアル(-0.89%)、自動車ルノー(-0.54%)は軟調。
    (経済指標)                             (発表値)
    なし

    [インフォーマ  ファイナンシャル  インテリジェンス]
  • 2024/4/22 17:19 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇して始まる
    22日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも上昇して始まった。中東情勢悪化に対する警戒感が緩和し、19日に大幅に下落した日本株が反発し、足元の時間外取引で米株価指数先物も上昇していることなどが下支えた。もっとも独仏株には売りも目立ち、寄り付き後は伸び悩んでおり、仏株はマイナス圏に転じている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で1.04%高の7,978.25。現在は1.16%高の7,987.73近辺。指数構成全100銘柄中、95銘柄が値上がり、5銘柄が値下がり。ネット専業スーパーのオカド・グループ(+8.35%)や小売りのマークス・アンド・スペンサー(+3.42%)、小売等のJセインズベリー(+3.17%)などが高い。一方、貴金属のフレスニーヨ(-2.24%)や鉱業のアングロ・アメリカン(-0.85%)、スタンダードチャータード銀行(-0.75%)などは下げている。
    独DAX40指数は前日比0.00%高の17,738.04で寄り付き、現在は0.28%高の17,787.32近辺。指数構成全40銘柄中、25銘柄が値上がり、15銘柄が値下がり。医薬・農薬のバイエル(+4.62%)や医療機器のフレゼニウス(+2.97%)、バイオテクノロジーのキアゲン(+2.20%)などが上げている。一方、セメントのハイデルベルク・マテリアルズ(-1.83%)や自動車のポルシェ(-1.09%)、フォルクスワーゲン(-0.99%)などは安い。
    仏CAC40指数は前日比0.57%高の8,068.14で寄り付き、現在は0.13%安の8,012.34近辺。指数構成全40銘柄中、25銘柄が値上がり、14銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。電気機器のシュナイダーエレクトリック(-0.94%)や半導体のSTマイクロエレクトロニクス(-0.83%)、化粧品のロレアル(-0.62%)などが下げている。一方、バウチャー発行サービスのエデンレッド(+4.07%)やスーパーのカルフール(+2.00%)、コールセンター等カスタマーケアのテレパフォーマンス(+1.97%)などは高い。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2024/4/22 07:53 <IGM>欧州株式 英国株は早期利下げ観測で3日続伸 独仏株は3日ぶりに反落
    <IGM>欧州株式 英国株は早期利下げ観測で3日続伸 独仏株は3日ぶりに反落
    19日の欧州株式市場は、英国株が3日続伸する一方で、独仏株は3日ぶりに反落した。いずれも中東情勢の緊張増幅が売り材料となったが、市場予測を下回る英3月小売売上高やタカ派寄りのラムスデン英中銀副総裁がインフレ見通しの下振れリスクに言及したことで英中銀の早期利下げ観測が強まり、英国株を押し上げた。
    英FTSE100は3日続伸し、前日比18.80ポイント(0.24%)高の7895.85で引けた。買収を巡る報道で製紙・包装大手が上昇/下落率のトップを占めた。100銘柄中、上昇は48銘柄、下落は52銘柄であった。製紙モンディ(+9.30%)は同業DSスミスに対する買収提案の事実を否定した。前日下落率トップの害虫駆除レントキル・イニシャル(+2.37%)は急反発に転じた。飲料コカ・コーラHBC(+1.91%)、オンライン賭博エンテイン(+1.60%)、食品サービスのコンパス・グループ(+1.57%)、上下水道ユナイテッド・ユーティリティーズ(+1.52%)もしっかり。一方、DSスミス(-10.26%)は暴落し、JDスポーツファッション(-2.79%)、雑貨小売B&Mヨーロピアン・バリュー・リテール(-1.85%)は英3月小売売上高が前月比横ばいにとどまったことが嫌気された。
    独DAX40は3日ぶりに反落し、同100.04ポイント(0.56%)安の17737.36と3月6日以来の安値で引けた。ハイテク株や素材株の軟調が目立った。40銘柄中、上昇は16銘柄、下落は24銘柄であった。素材コベストロ(-2.90%)が急落し、医療機器ザルトリウス(-2.62%)は昨年11月16日以来の安値を更新した。直近の3日間は下落率3位、トップ、2位となった。前日下落率3位の半導体インフィニオン・テクノロジーズ(-2.43%)、ソフトウェアSAP(-2.00%)も急落した。前日上昇率2位の自動車部品コンチネンタル(-1.80%)、総合テクノロジーのシーメンス(-1.46%)も軟調。一方、化学シムライズ(+1.74%)、バイオテクノロジーのキアゲン(+1.19%)、ドイツ銀行(+1.04%)はしっかり。
    仏CAC40は小幅ながら3日続落し、同0.85ポイント(0.01%)安の8022.41で引けた。消費財株、公益株、ヘルスケア株の買いでプラス圏に転じる場面があった。40銘柄中、上昇は18銘柄、下落は21銘柄、1銘柄は変わらずであった。前日上昇率トップのバウチャー発行サービスのエデンレッド(-6.88%)は2022年6月以来の水準に急反落し、同2位の電機シュナイダー・エレクトリック(-3.23%)も急反落に転じた。前日下落率トップの半導体STマイクロエレクトロニクス(-2.30%)は昨年11月1日以来の水準に大幅続落した。自動車ルノー(-2.23%)も急落した。第1四半期の売上が予想を上回った化粧品ロレアル(+5.04%)は大幅に3日続伸し、前日下落率3位の医薬品サノフィ(+1.95%)、通信オランジュ(+1.64%)も堅調。
    (経済指標)                             (発表値)
    英3月小売売上高・前月比                  0.0%(2月は+0.1%)

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  • 2024/4/19 17:16 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも反落して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも反落して始まる
    19日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも反落して始まった。台湾の半導体受託生産大手のTSMCが、2024年の世界の半導体市場の伸び率予測を下方修正したことが、半導体関連を中心に重荷となっていることに加えて、中東情勢の緊迫化を伝える報道で、リスク回避的地合いが強まり、時間外取引で米株価指数先物が下落し、日本株は大幅に下げるなど株安の流れを受けて、欧州株も売り先行で始まっている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.37%安の7,847.78。現在は0.66%安の7,824.71近辺。指数構成全100銘柄中、13銘柄が値上がり、87銘柄が値下がり。航空のインターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ・グループ(-3.00%)やイージージェット(-2.45%)、投資信託のスコティッシュ・モーゲージ・インベストメント・トラスト(-2.67%)などの下落が目立つ。一方、飲料のコカ・コーラHBC(+1.08%)や特殊化学のクローダ・インターナショナル(+0.99%)、電気通信・モバイルマネーサービスのエアテル・アフリカ(+0.94%)などはしっかり。
    独DAX40指数は前日比0.01%安の17,834.83で寄り付き、現在は0.97%安の17,663.73近辺。指数構成全40銘柄中、5銘柄が値上がり、35銘柄が値下がり。重電・エネルギー関連のシーメンス・エナジー(-3.00%)や医薬品製造機器のザルトリウス(-2.22%)、商用車のダイムラー・トラック・ホールディングス(-2.11%)、自動車のポルシェ・オートモービル・ホールディング(-1.98%)などが安い。一方、アナリストが目標株価を引き上げた化学のシムライズ(+1.25%)は買われており、ドイツ銀行(+0.38%)や日用品・化粧品のバイヤスドルフ(+0.48%)なども上げている。
    仏CAC40指数は前日比0.64%安の7,971.68で寄り付き、現在は0.66%安の7,970.07近辺。指数構成全40銘柄中、4銘柄が値上がり、36銘柄が値下がり。自動車のルノー(-3.99%)やホテルのアコー(-2.18%)、半導体のSTマイクロエレクトロニクス(-1.70%)などが下げている。一方、第1四半期売上が予想を上回り、アナリストが目標株価を引き上げた化粧品のロレアル(+4.65%)は買われており、通信のオランジュ(+0.84%)や水処理のヴェオリア・エンバイロンメント(+0.49%)なども上げている。

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  • 2024/4/19 07:56 <IGM>欧州株式 続伸 英独仏株はいずれも上昇銘柄数が70%以上
    <IGM>欧州株式 続伸 英独仏株はいずれも上昇銘柄数が70%以上
    18日の欧州株式市場は続伸した。良好な業績見通しや好調な決算内容を示した銘柄が買われ、英独仏株はいずれも70%以上の銘柄が上昇した。
    英FTSE100は続伸し、前日比29.06ポイント(0.37%)高の7877.05で引けた。航空株、銀行株、保険株の堅調が目立つなかで、原油安を受けた石油株の売りで午後は小幅安を記録する場面があった。100銘柄中、上昇は79銘柄、下落は21銘柄であった。原油安で燃料コスト負担が減るとの見方で、航空インターナショナル・エアラインズ・グループ(+5.66%)とイージージェット(+2.28%)が急伸した。イージージェットは夏季の予約好調と3月までの半年間の損失が5000万ポンド強減少したことも好感された。保険株はプルデンシャル(+4.42%)とビーズリー(+2.84%)、銀行株はジェフリーズが目標株価を引き上げたスタンダード・アンド・チャータード(+2.86%)とバークレイズ(+2.25%)が大幅高となった。一方、害虫駆除レントキル・イニシャル(-7.61%)は急反落した。第1四半期の売上増が4.9%にとどまった。蒸気システムのスパイラックス・サーコ・エンジニアリング(-2.86%)、航空宇宙BAEシステムズ(-2.50%)も急落した。
    独DAX40も続伸し、同67.38ポイント(0.38%)高の17837.40で引けた。消費関連株、銀行株が引き続き買われた。40銘柄中、上昇は28銘柄、下落は12銘柄であった。スポーツ用品アディダス(+2.68%)は連日の上昇率トップとなり、2022年2月以来の高値を更新した。前日下落率トップの自動車部品コンチネンタル(+2.58%)、前日上昇率3位のコメルツ銀行(+2.49%)、ドイツ銀行(+2.04%)、電力RWE(+2.02%)も大幅高となった。一方、前日下落率3位の医療機器ザルトリウス(-15.41%)は暴落した。第1四半期の売上高と受注が予想を下回った。防衛機器・自動車部品ラインメタル(-4.02%)は大幅に3日続落し、半導体インフィニオン・テクノロジーズ(-1.94%)も安い。
    仏CAC40も続伸し、同41.75ポイント(0.52%)高の8023.26で引けた。銀行株、工業株、公益株が買われた。40銘柄中、上昇は30銘柄、下落は10銘柄であった。第1四半期利益が予想を上回ったバウチャー発行サービスのエデンレッド(+4.87%)が大幅に続伸し、電機シュナイダー・エレクトリック(+2.79%)、水・廃棄物処理ヴェオリア・エンバイロンメント(+2.47%)、銀行ソシエテ・ジェネラル(+2.28%)、同BNPパリバ(+2.04%)、電気設備ルグラン(+2.16%)も急伸した。一方、半導体STマイクロエレクトロニクス(-1.22%)、防衛・電子機器タレス(-1.18%)、医薬品サノフィ(-1.10%)は軟調。
    (経済指標)                             (発表値)
    なし

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  • 2024/4/18 17:21 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも続伸して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも続伸して始まる
    18日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも続伸して始まった。業績改善銘柄が買われており、また、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることも相場下支えになっている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.42%高の7,881.00。現在は0.47%高の7,884.59近辺。指数構成全100銘柄中、75銘柄が値上がり、25銘柄が値下がり。2024年夏季の堅調な予約状況が伝えられた格安航空のイージージェット(+3.78%)が買われており、航空のインターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ・グループ(+3.95%)も高い。ジェフリーズが目標株価を引き上げたスタンダードチャータード銀行(+2.99%)も上げている。一方、害虫駆除のレントキル・イニシャル(-4.70%)は売られており、いずれも配当落ちの航空宇宙・防衛関連のBAEシステムズ(-2.16%)、学生向け住宅サービスのユナイト・グループ(-1.81%)、特殊化学のクローダ・インターナショナル(-1.65%)などは下げている。
    独DAX40指数は前日比0.03%高の17,775.41で寄り付き、現在は0.24%高の17,812.88近辺。指数構成全40銘柄中、24銘柄が値上がり、16銘柄が値下がり。産業機器のシーメンス(+2.22%)や家庭用品のヘンケル(+1.74%)、自動車のフォルクスワーゲン(+1.69%)などが上げている。一方、第1四半期業績が市場予想を下回った医薬品製造機器のザルトリウス(-11.65%)は大幅安。オンライン衣料販売のザランド(-2.74%)や防衛・自動車部品のラインメタル(-2.48%)なども下げている。
    仏CAC40指数は前日比0.41%高の8,013.91で寄り付き、現在は0.48%高の8,019.60近辺。指数構成全40銘柄中、28銘柄が値上がり、11銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。第1四半期利益が予想を上回ったバウチャー発行サービスのエデンレッド(+4.56%)が買われており、電気機器のシュナイダーエレクトリック(+2.34%)やホテルのアコー(+1.61%)なども上げている。一方、半導体のSTマイクロエレクトロニクス(-0.75%)や航空宇宙・防衛関連のタレス(-0.86%)などは安い。

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  • 2024/4/18 07:50 <IGM>欧州株式 押し目買いで反発 鉱業株/消費関連株/高級ブランド株が牽引
    <IGM>欧州株式 押し目買いで反発 鉱業株/消費関連株/高級ブランド株が牽引
    17日の欧州株式市場は反発した。いずれも16日に1%台の下落率を伴って2月下旬から3月中旬以来の安値を更新しており、押し目買いで持ち直した。
    英FTSE100は3日ぶりに反発し、前日比27.63ポイント(0.35%)高の7847.99で引けた。第1四半期の生産/出荷が大きく減少したにもかかわらず、通年ベースの生産見通し据え置きが目立った鉱業株が上昇を牽引した。100銘柄中、上昇は61銘柄、下落は38銘柄、1銘柄は変わらずであった。鉱業株はアングロ・アメリカン(+3.51%)、フレスニロ(+2.91%)、通年ベースの生産見通しを維持したアントファガスタ(+2.76%)、通年の鉄鉱石の生産見通しを据え置いたリオ・ティント(+2.55%)の堅調が目立った。雑貨小売B&Mヨーロピアン・バリュー・リテール(+2.52%)、資産管理セント・ジェームズ・プレイス(+2.24%)も急反発に転じた。一方、不動産投信セグロ(-2.04%)はUBSとピールハントの目標株価引き上げにもかかわらず大幅に4日続落し、前日下落率2位の保険フェニックス・グループ(-1.83%)も大幅に続落した。ソフトウェアのセージ・グループ(-1.72%)はシティグループの目標株価引き上げにもかかわらず5日続落となった。
    独DAX40は小反発し、同3.79ポイント(0.02%)高の17770.02で引けた。消費関連株や銀行株の買いで141ポイント高まで反発幅を広げたが、下げに転じた米国株につれて大きく伸び悩んだ。40銘柄中、上昇は18銘柄、下落は22銘柄であった。スポーツ用品アディダス(+8.64%)は第1四半期利益が市場予測を上回り、今年度の利益見通しを引き上げた。発送電技術シーメンス・エナジー(+1.98%)、コメルツ銀行(+1.88%)、オンライン衣料販売ザランド(+1.56%)、保険アリアンツ(+0.93%)、化学BASF(+0.87%)も堅調。一方、自動車部品コンチネンタル(-5.47%)は第1四半期の業績が予想を下回り、医薬品メルク(-2.58%)、医療機器ザルトリウス(-2.51%)とともに大幅続落となった。
    仏CAC40も反発し、同48.90ポイント(0.62%)高の7981.51で引けた。40銘柄中、上昇は28銘柄、下落は11銘柄、1銘柄は変わらずであった。高級ブランドLVMH(+2.84%)は第1四半期決算が業界に対する不安を和らげる内容となり、同業エルメス・インターナショナル(+1.60%)も買われた。食品ダノン(+1.60%)、商業用不動産ウニベイル・ロダムコ(+1.59%)、酒造ペルノ・リカール(+1.11%)、水・廃棄物処理ヴェオリア・エンバイロンメント(+1.05%)はいずれも反発した。一方、前日上昇率2位のビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-2.70%)は急反落し、ソフトウェアのダッソー・システムズ(-1.34%)、コンサルティングのキャップジェミニ(-1.22%)は続落した。
    (経済指標)                             (発表値)
    英3月消費者物価指数・前年比              +3.2%(2月は+3.4%)
    英3月卸売物価指数(仕入)・前年比        -2.5%(2月は-2.2%)
    英3月卸売物価指数(出荷)・前年比        +0.6%(2月は+0.4%)
    ユーロ圏3月消費者物価指数・前年比        +2.4%(2月は+2.6%)

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  • 2024/4/17 17:17 <IGM>欧州株式寄り付き 英独は小甘く、仏は小じっかりに始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独は小甘く、仏は小じっかりに始まる
    17日の欧州株式市場寄り付きは、英独は小甘く、仏は小じっかりに始まった。寄り付き後はいずれも強含みとなりプラス圏で推移している。引き続き中東情勢悪化への警戒感や早期の米利下げ観測の後退などが重荷となっているが、前日の相場下落後で押し目買いも入っており、また、本日の上海株が大幅に反発したことも下支えになっている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.19%安の7,805.47。現在は0.14%高の7,831.32近辺。指数構成全100銘柄中、41銘柄が値上がり、56銘柄が値下がり、3銘柄は変わらず。貴金属のフレスニーヨ(+3.85%)や鉱業のアングロ・アメリカン(+2.70%)、リオ・ティント(+2.49%)などが上げている。一方、投資会社のパーシング・スクエア・ホールディングス(-1.65%)や航空宇宙・防衛関連のBAEシステムズ(-1.36%)、エンジニアリング企業等投資会社のメルローズ・インダストリーズ(-1.58%)などは下げている。
    独DAX40指数は前日比0.01%安の17,764.03で寄り付き、現在は0.21%高の17,802.78近辺。指数構成全40銘柄中、18銘柄が値上がり、21銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。第1四半期利益が市場予想を上回り、2024年度通期見通しを引き上げたスポーツ用品のアディダス(+6.62%)が買われており、コメルツ銀行(+1.45%)や化学のBASF(+1.17%)なども高い。一方、第1四半期業績が市場予想を下回ったタイヤ・自動車部品のコンチネンタル(-5.10%)は売られており、防衛・自動車部品のラインメタル(-3.83%)も安い。
    仏CAC40指数は前日比0.33%高の7,958.52で寄り付き、現在は0.70%高の7,988.36近辺。指数構成全40銘柄中、25銘柄が値上がり、15銘柄が値下がり。ファッション・アパレルのLVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(+2.83%)や高級ファッションブランドのエルメス・インターナショナル(+1.49%)、不動産のウニベイル・ロダムコ・ウエストフィールド(+1.95%)などが高い。一方、コールセンター等カスタマーケアのテレパフォーマンス(-1.51%)や銀行のソシエテ・ジェネラル(-1.19%)、ファッション・アパレルのケリング(-1.07%)などは下げている。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2024/4/17 07:53 <IGM>欧州株式 下落 英独仏180銘柄で上昇は10銘柄のみ
    <IGM>欧州株式 下落 英独仏180銘柄で上昇は10銘柄のみ
    16日の欧州株式市場は、軒並み1%台の下落率を記録した。中東情勢の緊迫状態が維持されていることに加えて、米国の利下げ先送り観測が強まっており、英独株はともに昨年7月6日、仏株は今年1月3日以来最大の下げ幅を記録した。
    英FTSE100は続落し、前日比145.17ポイント(1.82%)安の7820.36と3月20日以来の安値で引けた。一部のディフェンシブ銘柄が上げた以外、ほぼ全面安の商状となった。100銘柄中、上昇は4銘柄、下落は96銘柄であった。前日上昇率2位のネット専業スーパーのオカド・グループ(-5.77%)は急反落し、2017年12月以来の安値を更新した。バークレイズが投資判断/目標株価を引き下げた保険フェニックス・グループ(-4.66%)、銀行スタンダード・アンド・チャータード(-4.45%)、米同業インターナショナル・ペーパーによる買収で合意した製紙DSスミス(-3.96%)、資産運用インターミディエイト・キャピタル・グループ(-3.86%)、保険ビーズリー(-3.86%)も急落した。上昇したのは特殊化学クローダ・インターナショナル(+1.28%)、医療機器スミス・アンド・ネフュー(+0.36%)、前日下落率3位の電気・ガスのセントリカ(+0.35%)、オンライン賭博フラッター・エンターテインメント(+0.10%)のみ。
    独DAX40は反落し、同260.35ポイント(1.44%)安の17766.23と3月11日以来の安値で引けた。自動車株や工業株を中心に9割の銘柄が下げた。40銘柄中、上昇は4銘柄、下落は36銘柄であった。自動車ポルシェ(-3.09%)と同BMW(-2.96%)が急落し、セメントのハイデルベルク・マテリアルズ(-2.68%)、化学BASF(-2.36%)、航空機エアバス(-2.27%)、電力エーオン(-2.23%)も大幅安となった。上昇したのは慢性自己免疫疾患の治療で使用するバイオ後続品を米国で展開することが決定した医療機器フレゼニウス(+4.56%)、日用品バイヤスドルフ(+1.10%)、前日上昇率3位の素材コベストロ(+0.28%)、オンライン衣料販売ザランド(+0.11%)のみ。
    仏CAC40も反落し、同112.50ポイント(1.40%)安の7932.61と2月22日以来の安値で引けた。40銘柄中、上昇は2銘柄、下落は38銘柄であった。ドイツ銀行が投資判断/目標株価を引き下げた鉄鋼アルセロールミタル(-6.90%)が大幅に続落し、自動車ルノー(-3.85%)と前日上昇率トップの同ステランティス(-2.90%)、銀行BNPパリバ(-2.95%)と前日下落率トップの同ソシエテ・ジェネラル(-2.58%)、高級ブランドのケリング(-2.83%)も急落した。上昇したのは通信オランジュ(+1.11%)と前日下落率2位のビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(+0.75%)のみ。
    (経済指標)                             (発表値)
    英3月失業保険申請者数・前月比           -1.09万人(2月は+0.41万人)
    英12-2月期週間賃金・前年比              +5.6%(11-1月期は+5.6%)
    独4月ZEW景況感指数                       42.9(3月は31.7)
    ユーロ圏2月貿易収支                     +179億ユーロ(1月は+271億ユーロ)

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  • 2024/4/16 16:59 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも下落して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも下落して始まる
    16日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも下落して始まった。中東情勢悪化への警戒感からリスク回避的地合いは根強く、また、米利下げ観測の後退に加えて、本日発表された中国の複数の経済指標も、1-3月期GDP成長率は市場予想を上回ったものの、3月の鉱工業生産や小売売上高は市場予想を下回るなど強弱混在する内容で、依然として中国経済の不透明感は根強く、本日の中国株も下落したことなどを受けて、欧州株も売り先行となっている。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で1.35%安の7,858.21。現在は1.20%安の7,870.15近辺。指数構成全100銘柄中、3銘柄が値上がり、97銘柄が値下がり。バークレイズが投資判断、目標株価を引き下げた保険のフェニックス・グループ・ホールディングス(-3.28%)が売られており、投資信託のスコティッシュ・モーゲージ・インベストメント・トラスト(-2.84%)や自動車売買ウェブサイトのオート・トレーダー・グループ(-2.51%)なども安い。一方、製紙のモンディ(+0.89%)やトイレタリー用品等のレキット・ベンキーザー(+0.41%)などは上げている。
    独DAX40指数は前日比0.02%安の18,022.17で寄り付き、現在は1.40%安の17,773.38近辺。指数構成全40銘柄中、3銘柄が値上がり、37銘柄が値下がり。重電・エネルギー関連のシーメンス・エナジー(-2.95%)や自動車のBMW(-2.64%)、ポルシェ・オートモービル・ホールディング(-2.35%)などの下落が目立つ。一方、医療機器のフレゼニウス(+3.46%)や日用品・化粧品のバイヤスドルフ(+1.10%)などは高い。
    仏CAC40指数は前日比1.81%安の7,899.36で寄り付き、現在は1.42%安の7,931.10近辺。指数構成全40銘柄中、40銘柄が値下がり。指数構成銘柄全てが下落しており、鉄鋼のアルセロール・ミタル(-5.76%)や銀行のソシエテ・ジェネラル(-2.65%)、自動車のルノー(-2.73%)、ステランティス(-2.62%)、航空機製造のエアバス(-2.40%)などの下落が目立つ。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2024/4/16 07:57 <IGM>欧州株式 英国株はエネルギー株安で反落、独仏株は反発
    <IGM>欧州株式 英国株はエネルギー株安で反落、独仏株は反発
    15日の欧州株式市場は、英国株が中東情勢の緊張増幅が回避されていることによる原油相場の反落を受けたエネルギー株の下げで反落したが、独仏株は自動車株や防衛株の買いで反発に転じた。
    英FTSE100は反落し、前営業日比30.05ポイント(0.38%)安の7965.53で引けた。石油株、鉱業株、公益株の下げが目立った。100銘柄中、上昇は48銘柄、下落は49銘柄、3銘柄は変わらずであった。前日上昇率トップの鉱業フレスニロ(-3.94%)は直近の12営業日で2日目の下落となり、石油BP(-2.19%)と電気・ガスのセントリカ(-2.10%)も急落した。通信BTグループ(-1.96%)、ヘッジファンドのパーシング・スクエア・ホールディングス(-1.91%)、建機レンタルのアシュテッド・グループ(-1.66%)も軟調。一方、保険ビーズリー(+2.98%)、前日下落率3位のネット専業スーパーのオカド・グループ(+2.02%)は急伸し、エンジニアリングIMI(+1.98%)もしっかり。
    独DAX40は3日ぶりに反発し、同96.26ポイント(0.54%)高の18026.58で引けた。消費関連株や自動車株、防衛株が買われた。40銘柄中、上昇は24銘柄、下落は16銘柄であった。スポーツ用品アディダス(+4.18%)はモルガンスタンレーの投資判断の2段階引き上げで5日ぶりに急反発し、前日下落率トップの医療機器ザルトリウス(+2.24%)と素材コベストロ(+2.03%)も急伸した。総合テクノロジーのシーメンス(+1.88%)、連日上昇率2位の防衛機器・自動車部品ラインメタル(+1.58%)、セメントのハイデルベルク・マテリアルズ(+1.51%)も堅調。一方、UBSが目標株価を引き下げた医薬品バイエル(-1.87%)、バイオテクノロジーのキアゲン(-1.53%)、連日上昇率トップであった電力RWE(-1.51%)は下げた。
    仏CAC40は5日ぶりに反発し、同34.28ポイント(0.43%)高の8045.11で引けた。自動車株、高級ブランド株の持ち直しが目立った。40銘柄中、上昇は23銘柄、下落は16銘柄、1銘柄は変わらずであった。前日下落率トップの自動車ステランティス(+2.44%)が急反発し、高級ブランドLVMH(+1.74%)、同エルメス・インターナショナル(+1.45%)、ビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(+1.34%)、電機シュナイダー・エレクトリック(+1.29%)、医薬品サノフィ(+1.13%)もしっかり。一方、銀行ソシエテ・ジェネラル(-3.05%)は昨年9月以来の高値から急反落し、ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-1.50%)、石油トタルエナジーズ(-1.16%)も軟調。
    (経済指標)                             (発表値)
    ユーロ圏2月鉱工業生産・前月比            +0.8%(1月は-3.0%)

    [インフォーマ  ファイナンシャル  インテリジェンス]
  • 2024/4/15 17:21 <IGM>欧州株式寄り付き 英は下落、独仏は上昇して始まる
    <IGM>欧州株式寄り付き 英は下落、独仏は上昇して始まる
    15日の欧州株式市場寄り付きは、英は下落、独仏は上昇して始まった。イランによるイスラエルへの直接攻撃で中東情勢が緊迫化したが、更なる情勢悪化は避けられるとの見方から、リスク回避的な動きは一服しており、時間外取引で米株価指数先物が反発していることも下支えとなり、独仏中心にしっかりで推移している。独仏は欧州中央銀行(ECB)の利下げ期待の高まりも相場底堅さをもたらしている。一方、原油や貴金属相場の軟化で関連銘柄が売られるなどして英株は弱含みに推移。
    英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.29%安の7,972.00。現在は0.40%安の7,963.62近辺。指数構成全100銘柄中、40銘柄が値上がり、59銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。貴金属のフレスニーヨ(-3.13%)や石油のBP(-2.69%)、シェル(-1.46%)などが下げている。一方、格安航空のイージージェット(+1.59%)や保険のビーズリー(+1.53%)、エンジニアリング企業等投資会社のメルローズ・インダストリーズ(+1.55%)などはしっかり。
    独DAX40指数は前日比0.04%高の17,937.62で寄り付き、現在は0.72%高の18,059.06近辺。指数構成全40銘柄中、28銘柄が値上がり、11銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。モルガン・スタンレーが投資判断、目標株価を引き上げたスポーツ用品のアディダス(+3.82%)が買われており、産業機器のシーメンス(+2.55%)やポリマー等素材のコベストロ(+1.67%)なども上げている。一方、UBSが目標株価を引き下げた医薬・農薬のバイエル(-2.69%)は下げており、電力のRWE(-0.95%)や化学のシムライズ(-0.72%)なども安い。
    仏CAC40指数は前日比0.50%高の8,051.26で寄り付き、現在は0.53%高の8,053.23近辺。指数構成全40銘柄中、30銘柄が値上がり、10銘柄が値下がり。自動車のステランティス(+2.11%)やバウチャー発行サービスのエデンレッド(+1.50%)などが上げている。一方、広告のピュブリシス・グループ(-1.21%)や石油のトタルエナジーズ(-0.87%)などは下げている。

    [インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
  • 2024/4/15 07:50 <IGM>欧州株式 英国株は反発、独仏株は続落 中東情勢の緊張高まる
    <IGM>欧州株式 英国株は反発、独仏株は続落 中東情勢の緊張高まる
    12日の欧州株式市場は、英国株がイスラエル/イラン情勢の緊迫化を受けた原油高を受けたエネルギー株と金への逃避資金流入を好感する鉱業株の買いで反発に転じたが、独仏株は中東情勢を警戒する売りで続落した。
    英FTSE100は反発し、前日比71.78ポイント(0.91%)高の7995.58と昨年2月20日以来の高値で引けた。100銘柄中、上昇は49銘柄、下落は50銘柄、1銘柄は変わらずであった。鉱業株はフレスニロ(+7.61%)が直近の11日間で10度目の上昇となり、ジェフリーズが目標株価を引き上げたグレンコア(+5.10%)、アングロ・アメリカン(+3.67%)も急伸した。石油BP(+3.67%)、電気・ガスSSE(+3.64%)、RBCが投資判断を引き上げた住建テイラー・ウィンピー(+3.34%)も大幅高となった。一方、地政学的リスクの増幅で売りが続く空運株はイージージェット(-4.25%)とインターナショナル・エアラインズ・グループ(-3.81%)がそれぞれ4日続落、2日続落し、ネット専業スーパーのオカド・グループ(-3.62%)も急落した。
    独DAX40は続落し、同24.16ポイント(0.13%)安の17930.32と3月11日以来の安値で引けた。自動車株やハイテク株を中心に6割の銘柄が下落し、公益株や防衛株は買われた。40銘柄中、上昇は16銘柄、下落は24銘柄であった。医療機器ザルトリウス(-3.07%)、自動車ポルシェ(-2.52%)、同BMW(-2.14%)、半導体インフィニオン・テクノロジーズ(-2.26%)が急落し、スポーツ用品アディダス(-1.70%)、化学シムライズ(-1.69%)も軟調。一方、電力RWE(+3.67%)は連日の上昇率トップ、防衛機器・自動車部品ラインメタル(+1.95%)は連日の上昇率2位となった。航空機エンジンMTUエアロエンジンズ(+1.64%)もしっかり。
    仏CAC40は4日続落し、同12.91ポイント(0.16%)安の8010.83と3月6日以来の安値で引けた。自動車株、ハイテク株、高級ブランド株の不振が目立った。40銘柄中、上昇は17銘柄、下落は23銘柄であった。自動車ステランティス(-3.23%)、ホテルチェーンのアコー(-2.03%)はいずれも大幅に続落し、ソフトウェアのダッソー・システムズ(-1.31%)も安い。前日まで2日続けて下落率トップのバウチャー発行サービスのエデンレッド(-1.30%)は6日続落で2022年7月以来の安値を更新し、高級ブランドのケリング(-1.30%)とLVMH(-1.18%)も軟調。一方、銀行ソシエテ・ジェネラル(+2.10%)と石油トタルエナジーズ(+2.05%)は大幅高となり、電気・ガスのエンジー(+1.70%)も上げた。
    (経済指標)                             (発表値)
    英2月GDP・前月比                         +0.1%(1月は+0.3%)
    英2月鉱工業生産・前月比                  +1.1%(1月は-0.3%)
    英2月貿易収支                            -142.12億ポンド(1月は-140.97億ポンド)
    独3月消費者物価指数・前年比              +2.3%(2月は+2.7%)
    仏3月消費者物価指数・前年比              +2.4%(2月は+3.2%)

    [インフォーマ  ファイナンシャル  インテリジェンス]

・NQN=日経QUICKニュース
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